鳥獣保護及び狩猟制度の改正について
今ホットな話題は、環境庁で鳥獣保護及び狩猟制度について検討されていることです。野生動物の研究者や自然保護NGO関係者の間では、現行の法律の改悪か改善かと、とても関心を持たれています。
平成9年6月から3月末で、環境庁の中に研究会(鳥獣管理・狩猟制度検討会)が設置されていましたが、話し合いは非公開だったために、様々な憶測が飛び交っています。既に、鳥獣管理・狩猟制度検討会は解散し、環境庁で報告書がまとめられています。この報告書は一般にも公開される予定です。
この報告書をベースとして、さらに別の研究会(検討会)で検討が進められ、鳥獣保護及び狩猟制度の改正案が国会で審議されることになるでしょう。
この件に関しては、既に新聞などで報じられているようですが、あまり一般には知られていないような気がします。しかし、野生鳥獣の被害に苦しむ農林関係者や酪農家、養蜂業者や、ハンター、自然保護NGO関係者、アウトドア愛好家、地方自治体の農林畜産関係者、全国の農協関係者、野生鳥獣の研究者などは、最も関心を持つべき問題ではないでしょうか。
4月24日に、狩猟鳥獣の捕獲の禁止及び制限の変更等に関する公聴会が開催されます。詳細は下記をご覧下さい。また、この鳥獣保護及び狩猟制度や報告書に関しては、環境庁自然保護局野生生物課鳥獣保護業務室に直接お問い合せ下さい。
■環境庁自然保護局野生生物課鳥獣保護業務室
東京都千代田区霞ヶ関1-2-2
TEL:03-3581-3351(内線6471)
FAX:03-3581-7090
H10年4月3日(金)の官報(大蔵省印刷局発行)第2354号
公聴会
狩猟鳥獣の捕獲の禁止及び制限の変更等に関する公聴会開催について
(環境庁)
狩猟鳥獣の捕獲の禁止及び制限の変更等に関する公聴会開催について
鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律第1条の4第4項の規定に基づき、下記によ
り公聴会を開きます。
傍聴希望者は、あらかじめ東京都千代田区霞が関1丁目2番2号環境庁自
然保護局野生生物課鳥獣保護業務室(電話番号東京03-3580-7027)へご連絡
ください。
なお、詳細については、同室へお問い合わせ下さい。
平成10年4月3日
環境庁長官 大木 浩
記
1 日時 平成10年4月24日(金)午後2時から3時30分まで
2 場所 東京都千代田区霞が関1丁目2番2号 中央合同庁舎第5号館
22階 環境庁第1会議室
3 案件
(1) タヌキ、キツネ、テン(ツシマテンを除く。)オスイタチ、アナグ
マ及びシカの捕獲を禁止及び制限する期間を廃止することについて
(2) シカの捕獲を禁止及び制限する頭数を変更することについて
(3) メスジカの捕獲を禁止する区域を変更することについて