秋期はキノコ採りや秋の行楽等で山に入る人はご注意下さい

残暑お見舞い申し上げます。
朝晩はだいぶ涼しくなりました。セミから主役がかわり、鈴虫やコオロギ、ムシオイなど秋の虫たちの合奏が草むらから鳴り響いています。

クマ達の世界では、冬ごもりに備えての「荒食い」の時期に入りました。
ドングリやクリ、ブナの実などの堅果類や、ヤマブドウやサルナシなどの漿果類が山にたわわに実るまでは、
里に出没して、スウィートコーンやデントコーン、モモやリンゴ、梨、柿などに被害をおよぼす可能性が高くなります。
最近では、ツキノワグマが田んぼの稲を食害する例も各地でみられるようになりました。
山や緑地に接している田畑や果樹園は特に注意が必要です。
水田の見回りや畑の見回りの際に、クマに襲われる被害が発生する危険性が高いうのこの時期です。
農作物やデントコーン、果樹被害の防除には、
クマ被害防除簡易電気柵をお勧めします。

一足先に秋を迎えている山々では、既にキノコのシーズが始まりました。
春の山菜採りの時期に次いで、クマによる人身被害が多いのがキノコ採りの時期です。
キノコ採りでクマの生息地に入った人々が、クマと遭遇して襲われるという事故が毎年のように発生しています。

岩手県内だけでも、平成16年度と平成15年度にキノコ採りでクマに襲われる事故が、それぞれ3件発生しています。
秋田県では今年の8月中に、キノコ採りでクマに襲われる事故が既に2件発生しています(平成17年8月28日現在)。
クマの生息地に仕事やレジャーなどでどうしても入り込む人は、できるだけ複数で行動しましょう。

熊避けの鈴やホイッスルなど音を出しながら移動するして、クマと出合わない工夫が必要です。
さらに、クマとの遭遇に備えて、元祖・クマ撃退用の唐辛子スプレー『
カウンターアソールト』の携帯をお勧めします。
平成17年の4月、北海道上磯町在住のご夫婦が、近くの山林で山菜採りの最中にヒグマの親子と至近距離で遭遇しました。
雌グマとその子グマは一塊りとなり、毛を逆立てながら男性に向かって突進してきたそうです。
幸い男性は当社の元祖・クマ撃退用の唐辛子スプレー『
カウンターアソールト』を持っていたので、それをヒグマに向けて噴射し、
ヒグマを追い払うことに成功、事故に遭わずに済んでいます(直接ご本にお会いしてお聞きした話です)。

何事も自己責任、自分の安全は自分で確保しましょう。

                                               平成17年8月28日

          spray.gif
      元祖・クマ撃退用の唐辛子スプレー『カウンターアソールト』


gif.山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイスに戻る



gif. ご意見・ご感想・ご質問等のメールお待ちしています!
outback@cup.com


outback.cup.com/に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権はアウトバックに帰属します。
Copyright1998. OUTBACK No reproduction or republication without written permission.