原田純夫さんの作品紹介 
HARADA SUMIO


 友人の原田純夫さんの作品(著作)を紹介します。

 原田純夫さんは静岡県生まれの野生動物写真家(Wildlife Photographer)で、マウンテンゴート(シロイワヤギ)の撮影をライフワークにしています。北米のロッキー山脈に生息するマウンテンゴートを撮影するために、1994年からご家族で米国モンタナ州のグレイシャー国立公園の近くに移り住んでいます。
 米国の『NATIONAL GEOGRAPHIC』誌 (ナショナル・ジオグラフィック協会) 1995年4月号に、原田純夫さんの撮影したマウンテンゴートの写真が掲載になりました。『NATIONAL GEOGRAPHIC』に作品が掲載された日本人の写真家は、故星野道夫氏、岩合光昭氏と原田純夫さんの3人だけです。

 なお、著者の原田純夫さんからお寄せいただいたメッセージもお載せいたしました。(アウトバック)


●ロッキーの掟
●モンタナの風
●感動!アカリスの森
●パパは動物カメラマン
●MOUNTAIN GOATS OF GLACIER NATIONAL PARK  米国の出版社から2008年1月に発売になったばかりの新刊写真集。まもなく入荷予定!gif

●ネイチャーフォトグラファー・原田純夫さんのオフィシャルサイト  
http://www.photorocky.com/


『ロッキーの掟 大自然に生きる動物たちの知恵』  (世界文化社)

   

タイトル:『ロッキーの掟 大自然に生きる動物たちの知恵』
文・写真:原田純夫

発行:2002年8月
発行所:世界文化社
ISBN:4418025154

ロッキーの自然にこだわり撮影を重ねてきた著者の、エッセイと野生動物や風景のカラー写真で構成された作品集。「家庭画報」に1年間連載されたフォトエッセイ「ロッキー動物記 〜生命の輪〜」に加筆した13編。グリズリー、エルク、マウンテンゴート、オオカミなど14種類の動物にスポットを当て、彼らがロッキー山脈の豊かな自然の中で、他の動物や環境とどのように関わり合って生きているかが、著者の実体験を元に描かれている。本物の「野生」が凝縮された一冊。
(原田純夫さんのオフィシャルサイトから引用)



『モンタナの風』 (新潮社)

   モンタナの風

タイトル:『モンタナの風』
文・写真:原田純夫

発行:2002年4月20日
発行所:株式会社新潮社
    162-8711 東京都新宿区矢来町71
    TEL:03-3266-5111(読者係)
ISBN4-10-453501-X

チョットだけ・・・一言

 
米国モンタナ州に家を建て、家族と生活を共にしながら野生動物の写真を撮り続けている、野生動物写真家・原田純夫さんが執筆した『モンタナの風』(新潮社/1,800円)が4月20日に出版されました。本書は『シンラ』(新潮社)に連載されていた『モンタナ風土記』(1997年1月号〜1998年12月号)をまとめたものですが、新たに3話加筆されました。
 筆者の原田純夫さんはとてもユーモアのある方で、いつも楽しいメールを送ってくださいます。『モンタナの風』のあちらこちらにも、原田さんらしいウィットにとんだひねりが加えられています。読み進むうちに、しだいに眉間の皺が消え、肩こりも治り、心がさわやかになっていく・・・、そんな素敵な本です。しかも、モンタナの雄大な自然やそこに棲むグリズリーベアやマウンテンゴート、オオカミ、バイソンなど多くの野生動物、人々の暮らしなどの写真もたくさん掲載されているので、写真集として眺めているだけでもじゅうぶん楽しめます。

 index:
 プロローグ
 第1話「晴れときどき曇り、ところによって一時雨か雪」
 第2話「トムの背中を見つめるジェッド」
 第3話「ハクトウワシの消えた理由」
 第4話「恐竜の骨を発見してきました」
 第5話「インディアン・ダンスに共振した日」
 第6話「ウマにささやく人」、第7話「コヨーテの孤独」
 第8話「意外なモンタナの環境意識」
 第9話「新案、クマ撃退法」
 第10話「北海道ヒグマ役人の驚きとぼやき」
 第11話「ナヤフキ『走る少女』』
 第12話「電力会社のミサゴ対策」
 第13話「89ドルのハックルベリー」
 第14話「なるか、オオカミの復活」
 第15話「丘陵のハンティング」
 第16話「住みたいところを作る夫婦」
 第17話「クロアシイタチの絶滅」
 第18話「中古物件は奥が深く、屋根が薄い」
 第19話「アカリスの子育て日記」
 エピローグ

 原田さん一家はグリズリーベアが出没する地域に住んでいらっしゃいますが、特に第9話ではカレリアン・ベアドッグによるクマ対策が紹介されています。また第10話には、北海道からモンタナへクマ対策の視察に来た、ある同庁職員に同行したときの話が紹介されています。クマ対策の先進地といわれている米国・モンタナ州と、ヒグマと人の軋轢が特に問題となっている北海道渡島半島地域の実状の違いを知るにはとても良い内容です。

 なお、原田純夫さんは米国の写真月刊誌・『NATIONAL GEOGRAPHIC』(THE NATIONAL GEOGRAPHIC SOCIATY・刊/日本語版も日経ナショナルジオグラフィック社から発売中)に写真が掲載された、日本人で3番目の野生動物写真家です。ロッキー山脈に生息するマウンテンゴートに魅了され、その生態を撮り続けることをライフワークとしています。そのマウンテンゴートの素晴らしい写真が、特別に掲載されています。野生動物や自然の好きな方、アウトドアや環境問題に興味のある方、肩こりや頭痛にお悩みの方、仕事や人生に悩んでいる方には(もちろん、その他の方にも)ぜひお薦めしたい1冊です。ぜひご一読下さい。




『感動!アカリスの森』〜ロッキー山脈の四季〜 (芳賀書店)

   

タイトル:『感動!アカリスの森』〜ロッキー山脈の四季〜
文・写真:原田純夫

発行:2001年4月1日
発行所:株式会社芳賀書店
    〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-7
    TEL:03-3263-1956(代)
URL:http://www.ny.airnet.ne.jp/~hagabook/index.html
定価:1,600円(税別)

チョットだけ・・・一言

 お薦めは、4匹の赤ちゃんリスに授乳している時の、恍惚としたお母さんリスの寝顔です。
 4匹の赤ちゃんリスが、お腹を上えにしている寝姿も、なんかいいですね。
 頑張っているアカリスのお母さんを見ているうちに、
 すっごく幸せな気持ちにしてくれる・・・そんな素敵な1冊です。


著者からのメッセージ

「モンタナの自宅の庭から続く森の中で、
 アカリスの生活を追いかけた作品集です。

 木々の中を駆け回り、子どもを育て、
 冬のために餌を貯め込むリスの健気な姿。
 森の季節の移ろい。自然の不思議さ。

 そんなものがお伝えできればと思います。
 アカリスの森を、是非のぞいてみて下さい。

 原田純夫」



『パパは動物カメラマン』〜北米大陸ファミリー・キャンプ旅行記〜 (地球丸)

   

タイトル:『パパは動物カメラマン』〜北米大陸ファミリー・キャンプ旅行記〜
著者:原田純夫
発行:1996年10月2日
発行所:株式会社地球丸
    〒105 東京都港区新橋6-14-5 共生ビル
    TEL:03-3432-7901(営業部)
振替口座:00130-3-42987
定価:1,450円(本体1,408円)


チョットだけ・・・一言

 僕が原田さんと、原田さんのファミリーを知るきっかけとなった本です。
 野生動物写真家にあこがれたときがあったけれど、
 その夢を実現させるって、凄いことだし、大変だと実感。
 夢にむかって頑張っている人を、応援してくれる1冊です。


書籍紹介

 「どうしてもマウンテンゴートの写真集を作りたい!そんな夢を追って、著者は会社
 を10ヶ月も休職して、北米ロッキー山脈に向かった。だが彼には1歳半の娘がいる。
 家事と育児は半々にという条件で、中古のバンに家族3人が寝泊まりしながら、大自
 然の中でマウンテンゴートを追う日々が始まった。

 お金はない。写真集ができる保証もない。将来写真が売れる保証も何もない。それで
 も夢は諦めなかった。

 夢を追うとは、自分らしく生きるとは、そして家族とは何かを、問いかける一冊。」





gif. クマ本
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