急報!知床国立公園ではヒグマが毎日出没中!! (2002.07.23)


 知床国立公園では連日、知床自然センター(斜里町)のクマ対策スタッフが、道路沿いや遊歩道沿いに出没するヒグマへの対応に追われています。毎日、クマを見ない日が珍しいぐらいの状況で、クマを見かける確率は米国のイエローストーン国立公園と大差ないほどです。
 さらに、クマを見たさに車を停めるマナーの悪い観光客が後を絶たず、これまたイエローストーン国立公園などと同じ「ベアジャム」(クマを見るために観光客が路肩に次々と車を停めることによって起こる交通渋滞)が発生しています。

日本クマネットワークは財団法人知床財団と共同で、年々増える知床国立公園を訪れる観光客やキャンパー向けに、ヒグマによるトラブルを未然に防ぐためのマニュアル「ヒグマとの遭遇回避と遭遇時の対応に関するマニュアル」(著者・山中正実/(財)知床財団事務局長、発行・日本クマネットワーク)を制作し、一般向けに販売しています。北海道旅行や知床国立公園に行く予定の方は、知床自然センター又は日本クマネットワーク( JBN )で購入し、常に携帯されることをお薦めいたします。

以下はその抜粋です。(2008.10.3更新)


『ヒグマとの遭遇回避と遭遇時の対応に関するマニュアル』(抜粋)

1)知床では交通量の多い道路沿いや人通りの多い遊歩道でも、どこでもヒグマがいる。常にクマに対する注意を怠ってはならない。

2)野生のヒグマへの餌やり、残飯などのゴミ捨ては厳禁、殺人行為と同等である。残飯やヒトの食べ物の味を覚えたクマは大変危険。

3)車で移動中にクマを見ても、絶対に近づいたり、車外に出てはならない。不用意に近づくと危険である。親子連れのクマは特に危険。

4)決められたキャンプ場、野営指定地以外でキャンプしてはならない。

5)登山者・釣り人など知床で野外活動をする人は「
クマスプレー必携」。

6)知床連山の登山者はテント内の調理・食事・食料保管は厳禁。野営指定地に設置されている
金属製の食料保管庫を利用すること。

7)シーカヤックなどキャンプ場での宿泊が困難な人は、「
フードコンテナー」を利用すること。


※詳しくは
「ヒグマとの遭遇回避と遭遇時の対応に関するマニュアル」(山中正実著、日本クマネットワーク発行/一冊525円)を購入して御覧ください。
 (財)知床財団のオフィシャルページに載っている「
ヒグマとのトラブルを防ぐ対処法」をご覧下さい。
 当社のウェブページに掲載している「
山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」もあわせてご覧下さい。


「ヒグマとの遭遇回避と遭遇時の対応に関するマニュアル」の購入先

●(財)知床財団 
 〒099-4356北海道斜里郡斜里町字岩宇別531番地
 知床自然センター内
 TEL:0152-24-2114  FAX:0152-24-2115  info@shiretoko.or.jp
 
http://www.shiretoko.or.jp/

●日本クマネットワーク(JBN)
 
http://www.japanbear.org/cms/

gif. ホームに戻る

gif. Go BearInformation




有限会社アウトバック