icon クマ本を読んで、クマとの事故を未然に防ぎましょう!

 

 今年は既にクマが冬眠から目覚め、山の中ではエサを求めて活動をはじめています。この冬の暖冬と暖かい春の影響で、山では融雪が例年よりも早まっている地域は注意が特に必要です。ある専門家の調査によると、融雪の早い年にはクマによる人身事故が増えるとのことです。また、気象庁の予報によると、エルニーニョ現象の影響で今年は長雨と冷夏になる可能性が高いそうです。そのような年はクマの餌になる堅果類も不作・凶作になる可能性が高いので、夏から秋にかけて熊の異常出没になる可能性も高いと言えます。
 昨年は北海道でヒグマによる死亡事故が3件、ツキノワグマによる死亡事故が岩手県と新潟県で各1件発生しております。また、各地でクマの出没や被害が多発した年でもありました。岩手県では24人がツキノワグマによって死傷していますし、クマの異常出没に見舞われた秋田県では、400頭以上のクマが有害駆除で捕殺されております。

 クマと遭遇しない、運悪く遭遇しても事故に遭わないためには、事前にクマの生態を学習したり、地元のクマ情報を知ってくことも大切です。
ぜひアウトバックが自信を持ってお薦めするクマ本を読んで、クマとの事故を未然に防いでください!


 
アウトバックが販売しているクマ本
                                               2002年3月25日現在

書籍名

著者

訳者

出版社

価格

内容

山でクマに会う方法

米田一彦

山と渓谷社

1,238円
(税別)

ツキノワグマを追うこと27年、ツキノワグマとの出会い1000回以上の著者が、クマの生態やクマと出会わないため(出会うため)の注意点、被害防除法などを分かりやすく解説したベストセラー。

生かして防ぐクマの害

米田一彦

(社)農山漁村文化協会

2,095円
(税別)

日本ツキノワグマ研究所代表の著者が、行政担当者のクマの保護管理・被害対策のテキストとして書きあげた専門書。内容が詳しくてとても濃い。クマ被害に合われている農家、林業家、養蜂業者をはじめ、猟友会関係者にもお勧めします。

ツキノワのいる森へ

米田一彦

(株)アドスリー

1,800円
(税別)

フィールドワーク30年。日本のツキノワグマ研究の第一人者である著者が、ツキノワグマと人間との共存と軋轢解消を祈念して書きあげました。写真点数が多くて一般にも分かりやすい内容です。

ベア・アタックス 上巻 

スティーブン・ヘレロ

嶋田みどり
大山卓悠

北海道大学図書刊行会

2,400円
(税別)

動物行動学の専門家の著者が、北米における1000件以上のクマの人身被害を調査分析し、その原因と被害防除策、クマの保護管理などについて一般にも分かりやすく解説しています。クマの研究書のバイブル的存在です。

ベア・アタックス 下巻

スティーブン・ヘレロ

 

嶋田みどり
大山卓悠

 

北海道大学図書刊行会

 

2,400円
(税別)

 

星野道夫氏の信奉者でもあるスティーブン・ヘレロ博士(カナダ・カルガリー大学名誉教授)は、日本版のために「星野道夫の死」と題した補章を、下巻に特別に書き下ろしています。


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