アイコンクマ関連イベント情報 2003

 

野生生物保護学会第9回大会 (2003.12.12-14) (終了しました)
クマフォーラム「西日本におけるツキノワグマの保護管理の現状と課題」(2003.12.21) (終了しました)
2003年ヒグマの会クマフォーラム in 富良野 (2003.9.12−13) (終了しました)
日本哺乳類学会2003年度大会 (2003.9.20〜9.23)(終了しました)
シンポジウムズーラシア「ヒトと野生動物は、共に生きていけるのか?」(2003.8.3)(終了しました)
ヒトと野生動物の関係を考える集い 「ヒトとクマとが安心して住める地域づくり」(2003.8.9)(終了しました)
クマを待つだけの時間  大雪山黒岳周辺(野生動物教育研究室WEL企画)(2003.8.22-24)(終了しました)
5月の東京アースウォッチの会 「マニトバのホッキョクグマ」(2003.5.31)(終了しました)
2003年6月期名古屋哺乳類研究会例会 「シンポジウム :ツキノワと共栄を目指して」(2003.6.8)(終了しました)
第9回日本野生動物医学会大会 (終了しました)
講演会 「鮭を食べられるヒグマはどれほどいるか?」〜人とクマの共生をテーマとして〜 2003.2.4(終了しました)
第10回日本ツキノワグマ集会『クマを語る集い IN 蔵王の里・村田』(予報)2003.5.31-6.1 (終了しました)
イベント『クマってどんな動物?〜人とクマの関係を探る』 2003.02.09 (終了しました)
講演会 『鳥獣保護法と関東地域のツキノワグマ〜人と野生動物との共存は可能か〜』 2003.01.25 (終了しました)

2002年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
2001年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
2000年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
1999年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
1998年 クマ関連のイベント (過去のデータ)

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野生生物保護学会第9回大会  (終了しました)

会期:2003年12月12日(金)〜14日(日)

日程:
12月12日(金)自由集会、委員会
12月13日(土)一般講演(ポスター発表・口頭発表)、総会、シンポジウム、懇親会
12月14日(日)一般講演(ポスター発表・口頭発表)

会場:愛知県犬山市国際観光センター「フロイデ」
住所:〒484−0086 犬山市松本町四丁目21番地
TEL:0568−61−1000 FAX:0568−63−0156
名鉄犬山線犬山駅より東へ徒歩約3分、駐車場完備
名鉄新名古屋駅より犬山駅まで特急で23分
名神高速道路小牧ICより北進10km、20分

大会シンポジウム
12月13日(土)
14:45-17:45
場所: 4Fフロイデホール

『日本の将来と野生鳥獣』

「拡大するイノシシ問題」 高橋春成(奈良大学)
「コウノトリにみる絶滅危惧種の復活運動」 池田啓(コウノトリの郷博物館)
「野生生物保護基本法の制定に向けて:その概念と取り組みについて」 草刈秀紀(WWFジャパン)
「ニホンザルの交雑問題:移入種問題の経緯と取り組み」 川本芳(京都大学)


自由集会
12月12日(金) 16:00-18:00
コウモリと戦争遺跡
世話人: 佐野明 (三重県科学技術振興センター)
安井さち子(NPO法人東洋蝙蝠研究所)
場所: 2F多目的研修室
12月12日(金) 13:00-16:00

海獣談話会 トド・アザラシの保全の現状と課題
世話人: 和田一雄
場所: 2F多目的研修室

12月14日(日) 13:30:16:30
ニホンジカ・ツキノワグマ問題を考える
世話人: 古林賢恒(東京農工大学)
場所: 2F多目的研修室

詳しくは大会HPをご覧下さい。
http://www.wcsjpn.org/

 

【事務局】
京都大学霊長類研究所 
ニホンザル野外観察施設
田中俊明
E-mail:toshiaki@pri.kyoto-u.ac.jp



クマフォーラム「西日本におけるツキノワグマの保護管理の現状と課題」 (終了しました)

主催:日本クマネットワーク

開催主旨:
 1999年の鳥獣保護法改正による特定鳥獣保護管理計画制度の創設以来、ツキノワグマの生息地を抱える府県では同制度に基づく保護管理計画の導入が検討され、西日本でも複数の県でこれが施行されている。これらの計画の策定の過程ではさまざまな問題について議論がおこなわれ、そのいくつかは計画に反映され、またいくつかは将来の課題として今後の議論を必要としているものと思われる。また、実際の計画の運用にあたっても、出没・捕獲時における対応の体制、モニタリングの手法と実施体制など試行錯誤の段階にあるものも多く、制度の円滑な導入と運用を目的として作成された技術マニュアル(出没・捕獲対応等)についても実例を経験するほどに改善すべき点が浮き彫りにされてきたというのが現状であろう。

 本会は、近畿・中国地方を主とした西日本におけるツキノワグマの保護管理の現状について情報を交換するとともに問題点を整理し、議論することで保護管理体制の改善に資することを目的として開催されるものである。実務的な事柄を中心に議論を進めるため、自治体職員、研究者、狩猟者、被害農家、NGO等、ツキノワグマの保護管理の実務にかかる関係者を主な対象者とする予定である。

スケジュール・発表者(タイムテーブルは変更の可能性があります)

9:00− 9:30  受付、パネル展示(会場に展示ブースを設けます)

9:30− 9:40  開催趣旨説明(実行委員)

9:40−10:00  話題提供1(西日本におけるツキノワグマの現状について)
               話題提供者 大西 尚樹氏(森林総合研究所関西支所)

10:00−10:20 話題提供2(クマ類の保護管理における実務事例について)
               話題提供者 田中 純平氏 (ピッキオ(長野県))

10:20−10:30 休憩

10:30−10:45 京都府のツキノワグマの現状と特定鳥獣保護管理計画策定上の課題につい
               上萩 寛氏 (京都府農林水産部森林保全課)

10:45−11:050 兵庫県におけるツキノワグマの保護管理
               大道 武氏 (兵庫県農林水産部農林水産局森林動物共生室)

11:00−11:15 西中国山地ツキノワグマ特定鳥獣保護管理計画策定について
            −広島・島根・山口 3県共同−
               橋本 幸彦氏 (財)自然環境研究センタ―

11:15−11:25 四国地域の現状(仮題)
            谷地森 秀二氏 (NPO四国自然史科学研究センター)
            大原 一宏氏 (ネットワーク佐川)



11:25−12:00 討論

※司会       :横山真弓(兵庫県立人と自然の博物館)
※コーディネーター:大井徹(森林総合研究所関西支所)・高柳敦(京都大学)

★[エクスカーションのご案内]
JBNおよび関連行事参加者を対象に希望者を募り、半日のエクスカーションを実施する予定です。京都市周辺のクマの出没地や兵庫県立人と自然の博物館の館内ツアーなどを企画する予定です。内容の詳細は11月下旬ごろに
JBNのホームページ〔試験公開版〕等でご案内します。また、JBNの会員には12月初旬ごろに総会案内と同時に案内を送付します。

お問い合せ:

日本クマネットワーク(JBN)事務局
片山 敦司 KATAYAMA ATSUSHI
〒651-1303  神戸市北区藤原台南町4-10-6
野生動物保護管理事務所関西分室内
E-Mail:katayama@wmo.co.jp

URL
http://www.geocities.jp/tsukinowakun/index.html


2003年ヒグマフォーラム (終了しました)

主催:ヒグマの会
テーマ:
『普通のマチのためのクマ対策ュ現場対応から情報公開まで』

各地でヒグマの出没、農作物被害が相次いでいますが、一部を除き、自治体にスタッフはおらず、担当者が苦労しながら手探りで対応しているのが現状です。「ヒグマとの共存」という総論は普及しつつありますが、実際に被害に遭い、リスクを負う市町村や被害農家には、そのための技術や人員、情報がまだまだ不十分なままです。
道内外で行われている先進事例や、防除対策に悩む現地報告などを基に、現場の役に立つ情報を提供すると共に、今後の長期的なヒグマ対応のあり方を考えます。

会期:2003年10月12日(日)午後1時〜13日(月・祝)午後1時
会場:12日 富良野市生涯学習センター
   13日 富良野市文化会館大会議室

■テーマ

普通のマチのためのクマ対策−現場対応から情報公開まで

プログラム:
★時間帯や演者・演題は変更されることがあります

■1日目 

10月12日(日曜)午後0時30分、富良野市生涯学習センター(富良野市山部)集合

第1部 現地視察 富良野市近郊の出没・被害地

第2部 午後2時から、生涯学習センター会議室

  各地からの現地報告(実務・研究者向けですが一般参加可能)

  1,ビザなし交流国後島ヒグマ調査団報告 間野勉(道環境科学研究センター)

  2,電気牧柵を使った農業被害対策の試み 佐藤喜和(浦幌ヒグマ調査会)

  3,道南における出没個体識別の試み   早稲田宏一(ヒグマ対策情報センター)

  4,知床地域の住民クマ意識アンケート  藤原千尋(北大大学院)

  5,カレリアンベアドッグによる追い払い 田中純平(ピッキオ=長野県軽井沢町)

第3部 交流会 午後7時予定(会費2000円)

富良野市産業研修センター宿泊棟(学習センターから徒歩5分)=宿泊も同じ


■2日目

10月13日(体育の日)午前9時30分−午後1時、富良野文化会館大会議室(市役所隣)

上記テーマの一般市民向けフォーラム(実践報告とパネル討論)

★渡島半島地域保護管理計画と市町村の対応  釣賀一二三(道南野生生物室)

★斜里町のヒグマ対策の現状と人材育成研修  中西将尚(知床財団)

★岩手県におけるツキノワグマの移動放獣の現状と問題点 

  青井俊樹(岩手大学農学部)・藤原千尋(北大大学院)・岩手県、岩手大学ツキノワグマ研究会

★小樽の狩猟者有志による個体識別防除の試み

★富良野での出没・農業被害と駆除の経過   富良野市担当者

   ☆パネル討論 ヒグマ対策の現状と将来像  上記演者と地元関係者ら

☆展示 写真解説、クマカルタなど教育普及用品、電気牧柵、防除用品ほか

 ◇13日午後から希望者を対象にエクスカーション(東大演習林など)を予定しています。
 ◇フォーラムはいずれも参加自由、無料
 ◇12日交流会は2000円、宿泊は交流会・朝食こみ3000円(学生2000円)。  

  11日の前泊は研修センター宿泊棟で1000円


【ヒグマの会】ヒグマと人間のよりよい関係を考えるため1979年に設立。会員は研究者や狩猟者、一般市民ら約200人。会長は金川弘司・北大名誉教授。ほぼ毎年、道内各地でクマフォーラムを開き、地域に根ざしたテーマの情報提供と議論の場を提供しているほか、クマに荒らされないゴミ箱の試験製作、保護管理政策に関する道知事への提言などを行っている。

【申込み・お問い合せ】
ヒグマの会・事務局/前田
FAX:0144-87-4360 E-mail: kuma-n@h3.dion.ne.jp
(氏名・連絡先・交流会・宿泊の希望の有無を明記すること)

富良野フォーラムの現地連絡先:山本牧(富良野市若松町14-1、tel&fax 0167-22-5744)
E-mail: maki@ta2.so-net.ne.jp



日本哺乳類学会2003年度大会 (終了しました)

9月20(土)〜23日(火・祝日)まで、岩手大学にて日本哺乳類学会2003年度大会(大会長・三浦真悟/事務局長・青井俊樹)が開催になります。9月21日(日)PM 15:00~17:30には岩手大学人文社会科学部大講堂にて、公開シンポジウム「野生哺乳類の個体数推定法 〜一致点と課題〜」(コーディネイター/三浦真悟)が開かれます(入場無料)。

クマに関連する発表は以下の通りです。なお、公開シンポジウム以外の発表を聴講するには(日本哺乳類学会2003年度大会に参加するには)参加費が必要になります。
詳細については
日本哺乳類学会2003年度大会公式ウェブページをご覧下さい。なお、有限会社アウトバックは日本哺乳類学会2003年度大会の協賛企業です。

■口頭発表 9月21日(日)午前 A会場 09:00~11:45

「保護管理計画における3つの管理の位置づけ」 高柳敦(京都大学大学院・農・森林科学)
「赤外線センサー作動カメラで撮影した写真からの耳標マーキングの視認性」 小金澤正昭(宇都宮大学・農・演習林)
「ツキノワグマのヘアートラップ法による個体識別の検討」 森光由樹・名矢結香・片山敦司・泉山茂之(株式会社野生動物保護管理事務所)
「岐阜県根尾村におけるニホンツキノワグマの生息推定法」 岡野司(岐阜大・連合獣医)・白濱直樹(岐阜大・連合農)・吉田洋・村瀬哲磨・坪田敏男(岐阜大・農)
「京都府の二つのツキノワグマ個体群への捕獲圧について」 大井徹・瀬川也寸子(森林総研・関西)・山田文雄・北原英治(森林総研)
「島根県におけるツキノワグマの捕獲実態と問題点」 金森弘樹・澤田誠吾(島根県中山間地域研究センター)
「ブナの不作がツキノワグマの人里域出没を決めるか?」 岡輝樹(森林総研・東北)・三浦真悟(森林総研)・正木隆(農林水産技術会議)・鈴木和次郎(森林総研)・大住克博(森林総研・関西)・齊藤正一(山形県森林研究研修センター)
「ツキノワグマ個体群の遺伝的な構造・西日本個体群と新潟個体群の比較」 大西尚樹(森林総研・関西)・齊藤隆(北大・フィールド科学センター)・石橋靖幸(森林総研・北海道)・北原英治(森林総研)・金森弘樹(島根県中山間地域研究センター)・西信介(鳥取県林業試験場)・大井徹(森林総研・関西)
「ニホンツキノワグマ頭骨の本州西部における地理的変位」 下稲葉さやか(京大・理・動物)・大井徹・島田卓哉(森林総研・関西)・北原英治・山田文雄(森林総研)・鳥居春己(奈良教育大・自然環境教育センター)
「ニホンツキノワグマ頭骨縫合の閉鎖の進行とその年齢形質としての可能性」 天野雅男(東大・海洋研・沿岸センター)・大井徹(森林総研・関西)・早野あづさ(京大・理・動物)
「北海道手塩地方研究林におけるヒグマの長期モニタリング」 青山智彦・筒井涼子・尾崎光宏(北大・農)・高山琢馬(北大・水産)・村田圭祐(北大大学院・理)・山本岳男(美深町)・日野貴文(北大・農)・鈴木雅博(北大大学院・農)・佐藤友香(北大・獣)・北大ヒグマ研究グループ

■ポスター発表 9月21日(日)午前〜9月23日(火・祝)午前 P会場

「ヘア・トラップ法を用いたヒグマ加害個体の識別(予報)」 釣賀一二三・富沢昌章(北海道環境科学研究センター)・早稲田宏一(En Vision)・橋本和彦(北海道渡島支庁)
「北海道渡島半島地域におけるヒグマテレメトリー調査 〜1999-2002年度の追跡調査」 早稲田宏一(En Vision)・釣賀一二三・富沢昌章・間野勉(北海道環境科学研究センター)
「四国におけるツキノワグマの生息状況の現状」 谷地森秀二・金澤文吾・金城芳典・山崎晃司(NPO法人四国自然史科学研究センター)
「アンケート調査結果による北海道のヒグマの生息分布の予測」 間野勉(北海道環境科学研究センター)・鈴木透(北大大学院・農)
「ツキノワグマの単木レベルにおける樹皮剥ぎ対象木の選択基準」 原田林太郎・高柳敦(京大大学院・農)
「ツキノワグマの食痕からDNA抽出法の検討」 齊藤正恵(岩手大学・農)・山内貴義(岩手県環境保健研究センター)・岡輝樹(森林総研・東北)・青井俊樹(岩手大学・農)・辻本恒徳(盛岡市動物公園)
「岩手県における野生哺乳類(ニホンツキノワグマ・ニホンジカ)の生息分布状況」 山内貴義・工藤雅志・小澤洋一(岩手県環境保健研究センター)・阿久津仁美(岩手大学・獣医・解剖学)
「岩手県におけるツキノワグマの捕獲状況及び被害発生状況の解析(北奥羽地域個体群と北上高地地域個体群の比較)」 工藤雅志・山内貴義(岩手県環境保健研究センター)

          ●お問い合せ
           日本哺乳類学会2003年度大会事務局
           〒020−8550 岩手県盛岡市上田3-18-8 岩手大学農学部農林環境科学科 青井俊樹
           Tel.019−621−6136,Fax.019−621−6136
           E−mailによる問い合わせ先:deguchi@iwate-u.ac.jp


           日本哺乳類学会2003年度大会 
http://news7a1.atm.iwate-u.ac.jp/~deguchi/mammal.html
           日本哺乳類学会 
http://www.mammalogy.jp/japanese/
           岩手大学 
http://www.iwate-u.ac.jp/index-j.html




シンポジウムズーラシア「ヒトと野生動物は、共に生きていけるのか?」(終了しました)
〜軽井沢と北米のクマ保護管理の事例に〜

 多くの野生動物が急速に絶滅への一途をたどっている一方、ヒトと野生動物の間には様々な軋轢が起こっています。その責任は動物たちだけにあるのでしょうか?住民とクマ、その双方を守る軽井沢でのツキノワグマ保護管理を事例に、お話や紙芝居を通じ、野生動物と共に生きる未来を探ります。(小学校高学年くらいからご参加頂けます。)

[日時] 8月3日(土) 11:00−14:00 
[会場] よこはま動物園ズーラシア 多目的ホール
[対象] 親子、一般
[受付] 事前申し込み(方法は*を参照)
[会費] 400円(資料代として;入園料は別途必要)
[定員] 80名

[講演者]
・増井光子(よこはま動物園園長)
・栗原七保子(よこはま動物園)
・キャリーハント氏(Wind River Bear Institute代表)
・田中純平(NPOピッキオ準備委員会)

[共催] NPOピッキオ準備委員会、横浜市立よこはま動物園
[協賛] (株)インディ

[申し込み方法] FAXにて申し込み
住所、氏名、年齢、電話番号、お持ちの方はFAX番号をお書き添えの上、下記までFAX送信をお願いいたします。横浜市立よこはま動物園 管理課 「シンポジウム参加」係(FAX)045-951-0777

※ 昼食をはさんでのプログラムとなりますので、各自昼食をご用意(ご持参)ください。

 

【お問い合せ】よこはま動物園 管理課 経営企画課 経営企画係 
(TEL)045−951−5115 (担当:栗原)


ヒトと野生動物の関係を考える集い (終了しました)
 「ヒトとクマとが安心して住める地域づくり」
〜北米で活躍するクマ対策犬・カレリアンベアドッグ〜

【日時】8月9日(土) 15:00−17:30 
【会場】東京大学 弥生講堂
【対象】日本の職業犬関係者、獣医、一般
【受付】当日受付(14:00−)
【会費】1000円(資料代として)
【定員】300名
【主催】NPOピッキオ準備委員会 
【共催】ヒトと動物の関係学会、日本野生動物医学会
【協賛】(株)インディ

【講演会のスケジュール】

司会進行:
林 良博 氏 (東京大学農学生命科学研究科教授)

◆開会の挨拶(5分)

NPOピッキオ準備委員会 代表 南 正人

◆話題提供(25分)

「軽井沢町における人とクマとの共生に向けた取り組み」とベアドッグ導入の経緯
NPOピッキオ準備委員会 田中 純平

◆基調講演(80分:逐次通訳付き、ビデオ映像あり)

「北米で活躍するクマ対策犬 カレリアン・ベアドッグ」
Carrie L. Hunt( Wind River Bear Institute 代表 )

◆休憩(5分)

◆質疑応答(30分)

◆閉会の挨拶(5分)

ヒトと動物の関係学会事務局長 太田光明 氏

 キャリーハント氏率いるWind River Bear Institute(以下、WRBI)は北米でクマ対策の特殊犬、カレリアン・ベアドッグを使用し、野生動物との共生を念頭においた「クマを生かす保護管理」を実行している民間団体です。“WRBI”ではアメリカ合衆国やカナダ、州政府の野生生物保護管理機関、民間団体等と連携し、クマ対策事業を行っています。クマを生かして人への被害を防ぐ“WRBI”の取組みとその功績は、世界各国で多くの方に賞賛されるものです。カレリアンベアドッグは合衆国政府公認の職業犬でもあります。これらの対策は日本のクマ問題を解決し「人とクマとの新たな共生の姿」を導き出すためにも非常に興味深い取り組みです。

 今回、WRBI代表のハントさん来日にあたり、特に職業犬(盲導犬や介助犬、災害救助犬など)に関わる仕事をされている皆様や獣医師の皆様、犬やクマ、野生動物に興味のある皆様を対象に“講演会「人とクマとが安心して住める地域社会を目指して〜北米で活躍するクマ対策犬 カレリアン・ベアドッグ〜(仮題)」”を企画しております。クマ対策の特殊犬「カレリアン・ベアドッグ」たちの仕事ぶり、彼等の有用性や可能性をご紹介すると共に「野生動物と人との正しい付き合い方やクマがクマとして、人が人として、安心して住める地域を如何にして創り上げていけるのか」を考える良い機会になればと思います。

【お問合せ先】
NPOピッキオ準備委員会
田中 純平 (ツキノワグマ保護管理部門)
TEL/FAX 0267-46-3818
E-mail junpei@picchio.co.jp


◇野生動物教育研究室WEL企画◇

クマを待つだけの時間  大雪山黒岳周辺 (終了しました)

 北海道にはヒグマがいます。しかし、ヒグマと出会う機会はめったにありません。例えば、知床の海岸沿いで草を食べるクマ、河川に遡上するサケを食べにくるクマ、そして高山草原に草を食べに登ってくるクマが、数少ないチャンスです。ヒグマを見てみたい!安全に!!と思っている方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか? アラスカまで行かなくても、北海道でも実現できるかもしれません。

 北大ヒグマ研究グループでは、大雪山黒岳周辺での夏期ヒグマ調査を1991年より継続して行っています。その調査から、8月後半から9月上旬は比較的ヒグマを見やすい時期であることがわかっています。高山草原のハクサンボウフウというセリ科草本の花や根を掘って食べたり、ハイマツの実が主な食べ物です。クマ研がホームフィールドとしている大雪山黒岳で、見やすい時期を選んで、調査体験にでかけます。

 この「クマを待つだけの時間」は今年は2回目。昨年は、最終日に立派なメスの成獣を観察することができました。今年も待ちます!! 見晴しのよい草原で双眼鏡やフィールドスコープを使ってひたすらヒグマを探し、出現した時にはその行動を記録をします。また、植物の開花状況や分布、融雪の状態なども調べます。合間にヒグマの生態レクチャーや安全な付き合い方について学びます。ヒグマが必ず見られるという訳ではないので、御了承願います。

 今まで漠然とながめていた山の連なりが、ヒグマを始めたくさんの生き物を育む豊かな地として見えてくるのではないでしょうか? 高山の雄大な山の空気の中で、ヒグマという美しい生き物をぜひ一目見て頂けたらと思います。日頃恐ろしい面が強調されるヒグマですが、山でひっそりと謙虚に暮らすヒグマの素顔に触れ、キムンカムイー山の神―として畏敬の念を呼び起こす姿を心に刻んで頂けることを願っています。


「クマを待つだけの時間」・大雪山黒岳

[日時] 2003年8月22日(金)〜24日(日)

[集合・解散] 上川町 層雲峡ビジターセンター  

[時間] 集合22日13時/解散24日正午

[参加費]38,000円(テント2泊、朝2昼1夕2食代込、)

[宿泊] 黒岳キャンプ場 テント2泊

[定員] 8名

●ツアー日程

1日目 ロープウェイ&リフトで7合目まで。黒岳山頂に登り、キャンプ場まで約2時間の登山です。テント設営し、夕方キャンプ場からクマを探しましょう。

2日目 調査の朝は早い!夜明け前にテントを出て、定点観察ポイントお鉢平でクマを探します。もしもクマが見つかれば、じっくりと生態を観察しましょう。合間を見て、植生調査や生態講義をします。

3日目 最終日、最後のチャンスです。桂月岳で御来光を仰ぎ、対岸の陵雲斜面にクマが出てくることを祈りましょう。朝食を食べてから、下山。どんな気持ちで黒岳を後にできるでしょうか?温泉につかり、層雲峡ビジターセンターにてふりかえり。昼解散です。

【お問い合わせ・お申し込みは】

北海道自然体験学校NEOS
〒064-0805 札幌市中央区南5条西8丁目ア−バンビル2階
TEL:011-520-2066 FAX:011-520-2067 E-mail:hes@neos.gr.jp
URL: http://www.neos.gr.jp


5月の東京アースウォッチの会 (終了しました)

テーマ:  マニトバのホッキョクグマ (Polar Bears of Manitoba)
スピーカー:厚目葉子さん
日 時:  5月31日(土)15:00〜17:00
場 所:  地球環境パートナーシッププラザ
      東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学1階
最寄り駅: 営団地下鉄 銀座線表参道駅下車徒歩5分、
       JR渋谷駅より徒歩10分
内 容:
「オスのホッキョクグマの社会生活における遊びの役割とエコツーリズムの影響の調査」へ昨年10月に7日間、ボランティアとして参加した厚目さんがその体験を報告します。

■プロジェクト概要

 チャーチルはホッキョクグマが世界で一番多く集まる場所として知られている。夏が来てハドソン湾の氷が溶けると1,200頭を越えるホッキョクグマがこの地にやって来て、11月から12月に再び氷が張るのを待つ。クマは海が凍れば、沖までアザラシ狩りに出かけることができる。したがって、チャーチルがホッキョクグマを見たいと思う人々のメッカになっているのは不思議ではない。人々は数千人単位でやって来て、クマのすぐそばまで近づける特別仕様の"ツンドラバギー"に乗って氷上に出かけるのである。

 観光客が最も興奮するものの1つがオスグマの模擬戦である。クマは後足で立ち上がり、前足で取っ組み合い、叩き、爪で引っかくが、互いに傷つけ合うことはない。彼等は春になると繁殖相手をめぐって氷の上で真剣な戦いを繰り広げる。それでは、秋の戦いは何のためなのか? 春に本気で戦わなくても済むように、互いの力を試しているのか? 社会的序列を確立しているのか? それとも単に体調を保つためなのか? 中部フロリダ大学のジェーン・ウォーターマン、ジェームズ・ロスの両博士はボランティアの協力を得て、この疑問に対する答を見つけたいと考えている。彼等の調査には、模擬戦の目的と影響を理解することと、観光客がクマに及ぼす影響を明らかにするという、2つの大きい目的がある。人間がすぐそばに近づいても、クマの行動は変化しないのだろうか? 海氷は薄くなり、地球温暖化が彼らを脅かすようになった今日、彼らは陸上で過ごす期間がより長くなり、必然的に人間の目に曝される期間も長くなるという状況にうまく対応しなければならない。だからこそ、これは重要な問題なのである。ホッキョクグマは危険な立場にある。どんな形にせよ、これ以上彼等に不安を与えれば、重大な結果を招くであろう。

 ボランティアはデジタルビデオカメラとスチールカメラで武装したツンドラバギーで出動、ホッキョクグマの全行動の記録、個体の識別、人間とクマの位置関係の記録をとる。暖房の効いた快適な車内から、オスグマの模擬戦を調査し、それぞれの勝負がどれくらい続いたのか、どのクマとどのクマが戦ったのか、どれほど激しく戦ったのかなどを記録する。

■2003年の空きのあるチーム(7日間)
チーム1:2003年10月17−23日
チーム3:2003年10月31日−11月6日
チーム4:2003年11月6−12日

■研究分担金
$3,595(これ以外に現地までの渡航費などがかかります)

■アースウォッチとは
世界各地で行われている最前線の野外科学調査を「資金と人手」の両面で支援する国際NGO(本部アメリカ)。科学の現場に一般市民をボランティアとして派遣します。支援している研究調査は年間100件以上40ヶ国、絶滅の危機にある生態系、生物多様性、海洋、気象変動、世界の衛生と健康、文化の多様性、考古学の7分野にわたります。

アースウォチ・ジャパンは93年から日本で活動を始め、天然資源と人類の文化遺産の持続的保全への動機付けと理解の促進のために、地球上に起きている変化を科学的に調査研究する野外探査ならびに環境教育を支援することを目的として今年3月にNPO法人格を取得しました。国内の短期調査プロジェクトも開催しています。

■今後のアースウォッチの会
東京:7月9日(水) 18:45〜20:45
「ケニヤの希少植物」長尾知佳子さん
(環境パートナーシップオフィス 会議室)

関西:7月12日(土) 15:00〜17:00
「日光国立公園の生態系、富士山のチョウなど国内プロジェクト全般」
鷹取 澄さん
(西宮市国際交流協会)

■問い合わせ
NPO法人 アースウォッチ・ジャパン
〒102-0075 東京都千代田区三番町24-25
三番町TYプラザ5F
Tel: 03-3511-3360 Fax:03-3511-3364
e-mail: info@earthwatch.jp
URL:
http://www.earthwatch-japan.gr.jp/


2003年6月期名古屋哺乳類研究会例会 
 (終了しました)

2003年6月期名古屋哺乳類研究会例会を下記のように開催します.
参加費は無料です.


シンポジウム「テーマ:ツキノワグマとの共栄を目指して」

日時:2003年6月8日(日)

会場:名古屋大学農学部講義棟第3講義室 (休憩と懇親会は第2講義室)

13:00 開場

13:30 開演の挨拶

13:40〜14:25 岐阜大学の坪田敏男先生の講演(45分)

14:40〜15:25 日本ツキノワグマ研究所の米田一彦先生の講演(45分)

15:25〜15:45 休憩

15:45〜16:45 パネルディスカッション 司会:長谷川明子(ビオトープを考える会)

 パネラー:坪田敏男,米田一彦,子安和弘(愛知学院大学),杉本利幸(愛知県環境部)

16:45  閉会の挨拶

17:00〜 懇親会(参加費 \1000)

 

当日は名古屋大学祭です.午前中は各種のイベントをお楽しみください.例年のように書籍,名古屋大学大学院生命農学研究科附属山地畜産実験実習施設の特製牛肉も販売されます.(名古屋大学大学院生命農学研究科動物管理学研究分野・織田銑一)



第9回日本野生動物医学会大会 (終了しました)

第9回日本野生動物医学会大会のご案内です。

 あわせて,大会ホームページもご覧下さい。
http://homepage1.nifty.com/kunigami/jzwm/


第9回日本野生動物医学会大会 開催概要
http://homepage1.nifty.com/kunigami/jzwm/

会期:2003年6月26日(木)〜6月29日(日)
会場:琉球大学農学部ならびに大学会館
大会長:川島由次(琉球大学農学部教授)

演題申込,事前参加申し込み締切:2003年4月25日(金)

日程:
6月26日(木) 各種委員会,理事会
6月27日(金) シンポジウムT, シンポジウムU,シンポジウムV,評議員会,総会
6月28日(土) 一般講演, ポスター討論,学生部会総会,自由集会T,懇親会
6月29日(日) 公開特別講演,自由集会U

主な企画:
公開特別講演:(一般公開・入場無料)
「琉球列島と東南アジアの動物相」 安間繁樹氏(JICA派遣専門家)

シンポジウムT:
「創ろう交流の輪・東アジアの野生動物医学ネットワーク −台湾,韓国と日本の野 生動物医学の現状−」

シンポジウムU:
「国策としての生物多様性:「新・生物多様性国家戦略」を学ぶ」

シンポジウムV:
「移入種対策・法的基盤づくり」

自由集会:T.
「沖縄における野生動物救護の現状と課題」−希少野生動物の棲む島の未来へ向けて−

自由集会:U.
第3回学生集会「学生集会への新風〜理学・農学・教育〜」

エクスカーション:
6月29日夕刻より一泊で「ヤンバルクイナ探鳥会(30日早朝)と沖縄美ら海水族館見学 (30日)」を予定。


【お問い合せ】
第9回日本野生動物医学会大会・事務局
小倉剛(おぐらごう) gurago@agr.u-ryukyu.ac.jp
亜熱帯動物学講座
琉球大学 農学部 生産環境学科 
903-0213 沖縄県 中頭郡 西原町 字千原 一番地
098-895-8779(電話とファックス兼用)


講演会 「鮭を食べられるヒグマはどれほどいるか?」〜人とクマの共生をテーマとして〜(終了しました)

講師 桑原禎知氏(くわはら ともあき)

趣旨 近年、川に遡上した鮭をヒグマが捕食することによって、鮭の栄養分が森林に持ち込まれることが話題になっています。また、先住民アイヌの木彫りでもヒグマと鮭の関係はモチーフとされて来ました。
しかし21世紀の北海道において、一体どれだけの川で、ヒグマが鮭を食べることができるのでしょうか?
「ヒグマと鮭の関係」を通して、人間による自然改変と本来の生態系を考えてみます。

日時 2月4日(火) 1時間30分程度
会場:かでる2・7 聴覚質
参加費:一般1000円 学生500円
主催:NPOアース・ウィンド

第10回『クマを語る集い』 IN 蔵王の里・村田町』(終了しました)

第10回『クマを語る集い』 in 蔵王の里・村田町(主催: 『クマを語る集い in 蔵王の里・村田町』実行委員会、代表:佐藤善幸)を、 2003年5月31日(土)〜6月1日(日)に宮城県柴田郡村田町の宮城県クレー射撃場・宮城県狩猟者 研修センター研修室にて開催することになりました(参加費:500円)。現在参加申込みを受け付け中です。詳細は下記をご覧下さい。

平成15年5月25日 
プログラムを掲載いたしました。

●期日:平成15年5月31日(土)、6月1日(日)

●会場:宮城県クレー射撃場・宮城県狩猟者研修センター研修室
   (宮城県柴田郡村田町大字足立字太平山1−24 TEL: 0224-84-6551)
    東北自動車道 村田I.C.を下りて、「ポートピア川崎」方面に進行する。「狩猟者研修センター」「クレー射撃場」の看板が目印です。東北自動車道村田インターから車で15分。

    
宮城県クレー射撃場 http://www.pref.miyagi.jp/sizenhogo/sisetu/clay.htm



●入場料:1,000円(2日間)

●宿泊、懇親会について
 宿泊される方には、会場の近くにある「谷山温泉」をご用意しています。
 宿泊参加(懇親会、朝食付): 10,000円
 懇親会のみの参加: 5,000円
 ※会場から送迎バスを用意しています。

●プログラム 
gif

 1日目プログラム(5月31日/土)
 午後1:00〜
 実行委員長あいさつ

 ◎北蔵王の自然を守る会 丹野 恵次氏
 「蔵王北部の森と川とツキノワグマ」

 ◎ツキノワと棲処の森を守る会 板垣 悟氏
 「蔵王山麓での試みークマの畑」

 ◎アメリカ・モンタナ州立大学 生態学部 亀山 明子氏
 「アメリカの最新のクマ事情」

〜〜休憩〜〜

 午後3時〜

 ◎ツキノワグマの会 長谷川 淳氏
 「ツキノワグマの観察記」〜貴重な生態の映像とその解説〜

 ◎
群馬県・(社)桐生猟友会 会長 岩崎 国広氏を予定しておりましたが、
  
都合により他の講師の方に変更になります

 事務局からの連絡事項

 終了予定:午後5:00
----------------------------

 第2日目プログラム(6月1日/日)
 午前9:00〜

 ◎柴田郡猟友会 会長 桜中 良寿氏
 「蔵王山麓の狩猟と駆除の実状」

 ◎農業、ハンター、実行委員長 佐藤善幸氏
 「ワナは狩猟者をダメにする。安易なワナによる捕獲を問う」

 ◎岩手県ツキノワグマ研究会 藤村 正樹氏
 「第10回目を開催して」
 〜この10年間の保護、被害対策、種の保存意識と法律の変遷、環境教育や調査研究、保護管理の充実、そして今後の課題など〜

 実行委員長あいさつ

 正午終了予定


問い合わせ・申込み先

クマを語る集い in 蔵王の里・村田町実行委員会
第1事務局 〒982-0012 宮城県仙台市太白区長町南2丁目15-21-3号室
      TEL&FAX: 022-246-0493 (常駐していません。FAXが有効)

第2事務局 〒020-0401 岩手県盛岡市手代森16-27-1 アウトバック内
      TEL:019-696-4647 FAX:019-696-4678
      E-mail outback@cup.com

連絡先
ツキノワと棲処の森を守る会
982-8692 新仙台郵便局私書箱9号
TEL&FAX: 022-295-1320 携帯電話:090-9033-4525(イタガキ)

資料
1.クマを語る集い 開催主旨

  日本という大地には1億2千万の人々と共に、貴重な大型哺乳類のツキノワグマ(本州、四国)とヒグマ(北海道)が暮らしています。戦後日本が経済において先進国となった裏では、人間優先の開発が全国で押し進められてきました。環境問題に国民の高い関心が集まり、経済的活力も既に鈍化の傾向にも関わらず、自然林の伐採、リゾート開発、道路整備などの各種開発行為は止むことがありません。
 昔話や寓話、童謡、伝承などに、古くから日本人にも馴染みの深い動物として親しまれてきたツキノワグマや、神として太古よりアイヌの人々に崇められてきたヒグマの生息地は、今も破壊され続けています。森を追われたクマは、その活動範囲を人里に接近させ、その結果各地で、農作物や果樹、養蜂、養魚、林業などに相当な被害をもたらし、時には、人身被害も引き起こすようになりました。無主物のクマが発生させた被害に補償はありません。そのため、経済的、精神的に相当なダメージを被害者が受けることもあり、耕作意欲や生産意欲が低下、そして後継者不足の原因にもなる場合もあります。
 行政はその対策として、猟友会に委託した有害獣駆除を主に行ってきました。最近になって、一部の猟友会が自主的に、捕獲した熊の放獣を実施するようになりましたが、有害獣駆除で捕獲されたほとんどのクマは、その生命が断たれてきました。
 しかし、『日本の生態系の重要な構成要素』であるクマを、ニホンオオカミやエゾオオカミの二の舞だけはさせてはならないと考えます。
 被害対策についても駆除や除殺のみに重点を置いてきたため、生息数に減少の傾向がみられ、環境省の『緊急に保護を要する動植物の主の選定調査』によって、地域個体群が絶滅や絶滅危惧と判断された地域もあります。「種の保存」や「生物多様性の保全」の重要性が、国際的に高まっているように、地域個体群の激減、劣化や絶滅は小規模であれ、日本のみならず、全地球的視野から見ても大きな問題です。
 本来の生息すべき森の減少が、人里への接近や被害発生、生息数減少の最大の原因であると認識できるものの、現状を鑑みると、日本の経環境教育は先進諸外国と比較して大変遅れており、ツキノワグマやヒグマを含めた鳥獣保護行政の重要性に、多くの人々は認識が不足し、関心も希薄です。そのことが、鳥獣保護行政の進展と森林の保全と回復を行う施策に、様々な障害をつくり、人とクマとの共存策は、わずかしか前進していないのが実状です。
 加えて、『都市中心で当事者不在、都会発信の偏った保護意識の高まり』や『愛護』と『保護』「保護管理』の混同にも大きな問題を抱えていることも事実です。
 第4回目より「日本ツキノワグマ集会」から「クマを語る集い」へと名称を改めたこの集いでは、それまで以上幅広い各方面からの意見、提言、主張、苦言、調査研究、被害防除、その他多くのクマに関する題材を出し合い、語り合います。
 ツキノワグマとヒグマへの関心の高揚を図ると共に、種としての存続、人との共存策や将来のあるべき姿を考え、また、多くの問題解決の糸口を探っていこうとするものです。皆さんの知恵をお借し下さい。人もクマも幸せに暮らせる明日について、一緒に語り合いましょう。

2.これまでに開催地(開催年)

  第1回 宮城県鳴子町(1993年) 「日本ツキノワグマ集会」の名称で開催
  第2回 岩手県遠野市(1994年) 
「日本ツキノワグマ集会」の名称で開催
  第3回 山形県山寺 (1995年) 
「日本ツキノワグマ集会」の名称で開催
  第4回 岩手県盛岡市(1996年)
  第5回 宮城県蔵王町(1997年)
  第6回 秋田県阿仁町(1998年)
  第7回 青森県むつ市(1999年)
  第8回 宮城県仙台市(2000年)
  第9回 岩手県盛岡市(2001年)


icon「クマってどんな動物?〜人とクマの関係を探る」(終了しました)
 東京都多摩動物公園(園長/小川泰和)では、日本クマネットワーク(代表/青井俊樹)と共同でクマの生態・現状を紹介し、人間との共存について考える催しを開催します。イベントによっては事前申込みが必要なもの、自由参加、当日受付が必要なものがあるのでご注意下さい。

1 特別企画「クマってどんな動物?〜人とクマの関係を探る〜」

(1)お話「親子で考える、クマの暮らしとヒトの暮らし」(
要・事前申込み

1. 日時 平成15年2月9日(日)13時00分〜15時00分

2. 場所 ウォッチングセンター 動物ホール

3. 内容 日本クマネットワークのクマの専門家の方たちが、以下のような内容でお話します。
      「ヒグマのトラ次郎の話」
      「知床でのヒグマ管理の取り組み」
      「軽井沢でのツキノワグマ管理の取り組み」
      「奥多摩町での野生動物管理の取り組み」

4. 定員 250名(小学生以上)

5. 応募方法

 往復はがき、FAXまたはE-mailで参加者全員の氏名・年齢、代表者の住所・電話番号(FAX、E-mailでお申込みの方は、それぞれFAX番号、パソコンのE-mailアドレスも)を記入し、下記までお送りください。なお、応募多数の場合は抽選となりますが、当落にかかわらずお知らせします。

【宛先】:〒191-0042 日野市程久保7−1−1
     多摩動物公園「クマの暮らしとヒトの暮らし」係

【FAX】:042−593−4351

【E-mail】:tama-zoo@po.gws.ne.jp

6.
締切 平成15年2月5日(水)必着


(2)多摩動物公園クマ・ワークショップ 

1. 日時 平成15年2月9日(日) 10時00分〜15時00分

2. 場所 ウォッチングセンター(動物ホール・アニマルラボ)ほか

3. 内容
 日本クマネットワークのクマの専門家の方たちが、クマについて分かりやすく解説します。

タイムスケジュール・内容および参加方法

1)「調べてみよう!クマの食べ物」    長縄今日子+クマゼミ有志
   
参加方法 先着順 40名

開催場所 アジア園モウコノウマ上広場

開催時間 13:00〜14:00

内容   ツキノワグマの糞を洗い、その糞内容物を観察し、クマの食性を紹介する。

2)「冬眠のひみつ」           佐藤喜和+浦幌ヒグマ調査会
   
参加方法 自由参加

開催場所 アジア園モウコノウマ上広場

開催時間 12:00〜13:00

内容   ヒグマの実物大冬眠穴を使って、寸劇などを交えてクマの冬眠について紹介する。

3)「東中国クマのトランクキット」    東中国クマ集会 望月義勝
   
参加方法 先着順 小学生およびその家族 60名

開催場所 ウォッチングセンター 動物ホール

開催時間 11:00〜12:30

内容   クマ学習キットを使用したクマの学習会。

4)「クマはなぜ町に出てきたの?」    ピッキオ 小山克・田中純平
   
参加方法 自由参加(時間中、自由閲覧)担当者による説明あり

開催場所 ウォッチングセンター エントランス

開催時間 10:00〜16:00

内容   軽井沢のクマの現状、ごみとの関わりなどをパネルや実物を展示して分かりやすく説明する。

5)「山でクマに会わない方法そっと教えます」 アウトバック 藤村正樹
   
参加方法 自由参加

開催場所 @アジア園シフゾウ広場
     Aウォッチングセンター 動物ホール

開催時間 @10:30、11:30の2回 
     A15:00

内容   サブタイトル:クマによる人身事故防除対策。
     クマ撃退スプレー(トレーニング用カプサイシンを含まないもの)の噴射デモンストレーションあり。

6)「つくってみよう クマの足形・歯形」 山崎晃司
   
参加方法 先着順 小学生およびその家族 10組

開催場所 ウォッチングセンター パネル展示室

開催時間 13:30〜15:00

内容   奥多摩で駆除されたツキノワグマの実物標本から型どりした足形、歯形を使って、実際に石膏型を製作する。



(3)クマのスタンプラリー
(要・当日受付)

1. 日時 平成15年2月9日(日) 9時30分〜15時00分

2. 受付 ウオッチングセンター前 情報テント

3. 内容 ヒグマ、マレーグマ、クマゼミ、クマタカなどのスタンプを集めて回ります。

4. 定員 先着500名


(4)キーパーズトーク「マレーグマの話」
(自由参加)

1. 日時 平成15年2月9日(日) 11時30分〜12時00分

2. 場所 マレーグマ舎前

3. 内容 マレーグマについて、飼育担当者がお話をします。

●問い合わせ先
    多摩動物公園
    電話 042−591−1611


icon講演会 『鳥獣保護法と関東地域のツキノワグマ〜人と野生動物との共存は可能か〜』(終了しました)

 2002年春、カタカナで読解が難しい鳥獣保護法(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律)がひらがなの法律に変わりました。鳥獣保護法は、2年後の2004年には、抜本的な改正が行われる予定となっております。

 ツキノワグマは、日本を代表する大型哺乳類です。しかし森林の荒廃などによりその生息数は減り続けています。その一方でツキノワグマと人間のトラブルは増えています。思わぬ遭遇によるケガ、あるいは畑に出没して農作物に被害を与える。場合によっては「有害鳥獣」として駆除されることさえあります。
 本来保護されるべきツキノワグマが捕獲(駆除)されています。なぜこのような矛盾が起こるのか、その背景には何があるのでしょうか。
 私たちツキノワの会は、クマをテーマに講演会を開きます。講師はツキノワグマの調査研究を続けている茨城県自然博物館の山崎 晃司さんです。
 実際のフィールドでの興味深いお話、クマを取り巻く最新情報などを聞きながら、どうしたら人とクマが共存していけるのか、一緒に考えていきたいと思います。併せて2002年春に改正された鳥獣保護法の内容についても報告させて頂きます。
 皆様のご参加を、お待ちしています。

■主 催  ツキノワの会 −人と野生動物との共存を考える−
■日 時  2003年1月25日(土)14時から17時
■場 所  若松地域センター3階ホール
      新宿区若松町12番6号 若松区民センター内(都営地下鉄大江戸線若松河田駅河田口から徒歩約3分)
      TEL:03−3209−6030
若松地域センター地図
http://www.mapion.co.jp/here/kokosp/021217/mapi1321199021217104859.html

■参加費  500円(資料代)
■講 師  山崎 晃司  (茨城県自然博物館、奥多摩ツキノワグマ研究グループ)
■スケジュール
    14:00 開会
    14:15 改正・鳥獣保護法の問題点(ツキノワの会)
    15:10 講演:関東地域のツキノワグマ事情(山崎 晃司さん)
    16:30 質疑応答
    16:50 閉会

■問合わせ ツキノワの会 草刈
    TEL/FAX:0424−72−3757
    E-mail kusakari-h@jcom.home.ne.jp



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