過去の新規情報 VOL.1-1


赤鉛筆 過去の新規情報 (1998.3.6〜1998.12.14)

98/12/31 大場満郎氏が南極点到達に成功しました! おめでとうございます!
     
山形県出身の冒険家・大場満郎さんは、1998年12月31日(日本時間の午後8時20分頃)に、11月9日に出発以来、2ヶ月弱の徒歩とスキーによる単独徒歩行のすえ、南極点に無事到達しました。徒歩南極点到達は日本人で初めて、世界でも2人目の快挙です。今後は南極横断に向けて頑張るそうです。ゴールのエイツ海岸に到達すれば世界初の単独両極徒歩横断に成ります。詳細は大場さんのホームページをご覧下さい。
●大場満郎さんのホームページ http://ohba.online.co.jp/
98/12/30 icon〜森の新聞第20号〜 
『ヒグマの原野』(青井俊樹・著/フルーベル館・発行)が出版されました。
98/12/16 iconヒグマの会が監修したヒグマの本、『ヒグマと人間』が苫小牧民報社から出版されました。
98/12/15 iconツキノワグマの写真(撮影者・米田一彦/日本ツキノワグマ研究所長)をアップしました。

98/12/14 鳥獣保護法改正の答申がついに出された/シカなどの野性動物による農林業被害対策などを検討してきた、環境庁の自然環境保全審議会野生生物部会(部会長・岩槻邦男立教大学教授)は、生息状況の科学的調査に基づく、個体数の計画的な管理を柱とする、鳥獣保護法改正を14日に答申した。環境庁は改正案を時期通常国会に提出する予定。自然保護団体などからは「安易に有害鳥獣駆除が行われ、狩猟規制の緩和につながる恐れがある」と、反発が出ている。

 分かりやすく説明すると、ある地域で野性動物が増えすぎると、農林業に大きな被害を出す場合が多い。従来はその対策として、(科学的な調査をほまったく行わずに)(なぜその野性鳥獣が増えたのかとか、なぜ被害が発生したのかの原因究明はまるっきり行われずに)有害鳥獣駆除という名目で、公的に捕獲許可が一般人のハンターに出され、ハンターによって対象となる野性動物(例えば、ホンシュウジカ、エゾジカ、ツキノワグマ、ヒグマ、ニホンザル、イニシシ、タヌキ、キツネ、カラス、キジバトなど。一部地域では特別天然記念物のカモシカも有害駆除されている)が捕殺され続けてきました。もちろん役所から動物殺しを委託されたハンターにとっては、義務ではなくて、仕事を休んでの大変なボランティア活動です。しかも、野性鳥獣を捕殺すれば、(役所から委託されたにもかかわらず)自然保護団体から悪者にされてしまいます。ところが一向に被害は減らず、むしろ野性鳥獣による農林業の被害は、ますます増加する一方で、大きな社会問題になってしまいました。そこで、国会議員のある団体から「環境庁は何とかせぇ!」と声が上がり、やっとこ環境庁も重い腰を昨年あげたわけです。
 そもそも、「有害鳥獣駆除だけでは、野性鳥獣の被害は防げない」ということは、昔から専門家によって指摘され続けてきたことです。例えば、昭和40年から平成7年までの15年間だけでも73,970頭のクマ(ツキノワグマとヒグマ)が捕獲され、その内のやく57%の42,197頭は有害駆除による捕獲(奥山放獣された個体も含む)です。これだけのクマの血が流されたにもかかわらず、全国各地でクマの出没や農林業、養蜂業などへの被害はむしろ増加しています。そこで当社は、「被害がとりあえず減れば、殺される野性動物も減る = 野性動物の保護」という発想で、10年前から被害防除機器の販売と、「被害防除によるクマの保護と管理」といった講演を各地で行なうなどの啓蒙活動を続けています。今回の答申を見て、何もいまさら・・・という気もしますが。答申では、野性鳥獣の個体数を、科学的に調整するための管理計画を、自治体が独自で作成することになっています。でも、職員に野性鳥獣の専門家を抱えている自治体や、そのような野性鳥獣の調査研究が可能な研究機関を持つ自治体は、日本にはごく少数しかありません。そんな状況で、カッコエエ事ばかりを言っている答申に対して、鳥獣法改正問題に取り組んでいる民間団体、「
鳥獣保護法<改正>を考えるネットワーク」などは、とても批判的です。もっと詳しいことを知りたい方は、次のウェブ・サイトをご覧下さい。

● 
鳥獣保護法<改正>を考えるネットワーク
● 
環境庁
● 農林水産省(鳥獣害関係のホームページ)

98/12/10 12月10日発売の「BE-PAL」1999年1月号(小学館)に、叉鬼山刀の製作者、西根正剛氏が登場しています。岩手県沢内村につたわるコヨリ(マタギが使用するのナイフ)のルーツを求めて、モンゴルの鍛冶屋巡りをしている女性ライターの、「とほほ糞闘旅1000km、旅の終わりも大ドンデンガエシ」に登場します。モンゴルの鍛冶職人が、西根さんのために作ったモンゴルナイフを、西根さんから9月20日に見せていただきました。詳しくは「BE-PAL」をご覧下さい。p175に当社の広告も掲載されています。

※実はここだけの話しです韓国にが・・・
叉鬼山刀と似ているナイフ(狩猟刀)が、もあるという話しを、先月訪韓したときに、韓国の研究者から聞きました。
次ぎに訪韓するときに、ぜひ実物を見たいものです。


98/12/09 北海道の「滝」を紹介したウェブ・サイトが1998年12月3日にアップしました。
         
「滝の飛沫」 http://plaza2.mbn.or.jp/~haluca/

98/12/07 icon12月6日放送(岩手県、秋田県は12月5日放送)の「所さんの目がテン!」(日本テレビ系)で、当社の熊撃退スプレー・カウンターアソールトが紹介されました。どうもありがとうございます。

98/12/07 大場満郎さん南極大陸をパラセールを利用して横断中。/詳しくは大場満郎さんのウェブ・サイトをご覧下さい。それから、大場満郎さんは衛星電話を携帯しているので、NHKラジオ第一で毎週金曜日夜10時からのNHKジャーナル の番組で、1人で元気に頑張っている大場さんの生の声を聞くことができます。

98/12/01 iconツーリングマガジン「OutRider」1999年1月号(ミリオン出版/12月1日発行)の好評の連載「へなちょこ探検隊の野山海川バイク旅」で、当社の熊撃退スプレーなどのクマ避け商品と、叉鬼山刀が紹介されています。今回の旅の目的は、岩手県松尾村のブナの森で、2泊3日のキャンプをしながらクマの痕跡を捜すことでした。アウトバック代表の藤村もアドバイザーとして参加しました。ぜひご一読下さい。

98/12/01 クマ研究家の米田一彦氏(日本ツキノワグマ研究所長)が、
新刊『月の輪熊は山に帰った!』(発行・大日本図書 1300円・税別)を出版しました。ぜひご一読ください。

98/11/29 ホッキョクグマなど北極圏に生息する、野生動物の生態などを紹介する番組の撮影中のNHK取材班が、ロシア北極圏のウランゲリ島で、悪天候のために島から出ることができずに孤立しています。(岩手日報 1998年11月30日)
以前同じウランゲリ島でNHKの取材班は、当社が納入したカウンターアソールトを使用して、小屋の周囲をうろつくホッキョクグマの撃退に成功しています。取材班の皆様が無事救出されることをお祈りしています。
(無事救出されました。良かったですね。)

98/11/28 「クマを追う」、「山でクマに会う方法」、「生かして防ぐクマの害」等の著者としても有名な、クマ研究家の米田一彦氏がこのほどを「十和田市文化賞」受賞しました。その受賞及び出版祝賀会が、11月28日に青森県十和田市で開催されました。

98/11/26 韓国の智異山での、ツキノワグマ初冬痕跡調査を終え、当社の藤村が帰国しました。ツキノワグマの新しい痕跡は発見できませんでしたが、カワウソやオオヤマネコ、ノロジカ、キバノロなど貴重な野生動物の、足跡や糞などの痕跡を発見しました。また、国際クマシンポジウムでは『岩手県におけるツキノワグマの保護・管理の変遷』について発表を行いました。初めての訪韓でしたが、韓国にたくさんの友人もでき、ささやかな民間外交も行ってまいりました。

98/11/26 
岩手県の増田知事・快挙! 奥産道工事を中止。/岩手県の増田知事は11月18日の県庁での記者会見で、県営工事による八幡平国立公園の原生林破壊で、注目を浴びている県道雫石東八幡平線(通称・奥産道)について、正式に事実上の中止を表明した。国庫補助を受けている、大型林道工事の中止は異例のこと。増田知事の英断に、林道建設に反対してきた自然保護団体も一様に拍手を送っている。尚、奥参道の建設が予定されていた地域は、ツキノワグマなど野性動物の生息地としても、大変貴重な自然が残されている。

98/11/22 米田一彦氏(日本ツキノワグマ研究所長)が中心となって、大韓民国の環境庁と研究者・NGO、日本のクマ研究者と一緒に日韓ツキノワグマ合同調査プロジェクトが進められています。今年も韓国の智異山国立公園にて、11月23日に第2回目の初冬痕跡調査が、日韓のクマ研究者と、NGOや一般のボランティアによって実施されます。さらに、11月22日には国際クマシンポジウムが大韓民国全羅南道求禮郡で開催されます。
 なお、智異山初冬痕跡調査、国際クマシンポジウムに参加するために、11月19日から11月26日まで当社の藤村が訪韓します。

98/11/14 
第4回日本クマネットワーク(JBN)総会in奈良が、奈良県の奈良教育大学で開催されました。日本クマネットワーク(代表・青井俊樹北海道大学教授、会員数102名)は日本全国の主だったクマ研究者が中心となり、「人とクマとの問題を解決する」などを目的とした民間組織です。事務局は当社の藤村が勤めております。興味のある方はお問い合せください。(E-mail outback@cup.com)

98/11/09 広島県吉和村でクマによる人身被害が発生し、「クマ保険」が日本で初めて適用されました。
98/11/09 
大場満郎さんが南極のブルーワンに到着し、南極海横断単独徒歩行の挑戦を開始しました。
なお、アウトバックは大場満郎さんの4回にわたる北極海横断単独徒歩行をサポートしてきました。当社の熊撃退スプレーで「北極熊」(シロクマ)を計3回撃退に成功しています。

98/11/09 月刊「シンラ」(11月10日発売12月号/新潮社)に、
「カナダの雨林に住む幻の聖なる白いクマ」というタイトルで、珍しい白いアメリカ・クロクマについて4ページにわたって紹介されています(p82〜p85,カラー写真5点)。ぜひご覧ください。
 なお、この貴重なクマ達の生息地が、森林の伐採によって危険にさらされています。そこから切り出される木材の、最大の輸入国は、恥ずべき事か私たちの日本なんですよ! どこの商社、企業が輸入を企て、お金儲けをしてるんでしょうね!?

98/11/09 
あの未確認生物イェティ(雪男)はヒマラヤグマだった!?という衝撃的な記事が、月刊「シンラ」(11月10日発売12月号p162/新潮社)に掲載されています。発表者は世界的に有名なイタリアの登山家ラインフォルト・メスナー氏。
 メスナー氏は「Yeti」という本を最近出版し、その中で「1986年にチベット東部の森で遭遇した、イェテェらしい謎の黒い生き物は、どうやらヒマラヤグマらしい・・・」と書かれてあるそうな。ヒマラヤグマは日本に生息するツキノワグマの親戚(本家)で、詳しい生態はいまだに不明。
 なお、ラインフォルト・メスナー氏も当社の熊撃退スプレー「カウンターアソールト」を使用して、北極海横断徒歩行の最中に遭遇したシロクマを、平成7年に撃退しています。

98/11/02 
「午後は◯◯思いっきりテレビ」(日本テレビ)で、当社のクマ避け商品が紹介されました!
98/10/31 鳥獣保護法「改正」に関連するシンポジウム報告書ができました。有料で配布しています。
98/10/30 山形放送の朝のラジオ番組「井原義光のさわやかジャーナル」に電話出演しました。
     当社のクマ避け商品を紹介させていただきました。どうもありがとうございました。
     
http://www.ybc.co.jp

98/10/21 10月15日発売の月刊誌山と渓谷社11月号(山と渓谷社)の特集・「山の常識大研究」で、「山でクマに会ったら死んだふりをすれば助かるか? 助からないか?」について、米谷一彦氏(日本ツキノワグマ研究所代表)が答えています。答えを知りたい方は本を購入してp38〜p40をご覧ください。当社の熊撃退スプレー「カウンターアソールト」も写真入りで紹介されています。

98/10/13 動物写真家・久保敬親氏の兄弟ヒグマの素晴らしい写真(表紙含み11枚)、「知床の兄弟グマ」が「SINRA」11月号(新潮社)に掲載されています。ぜひ皆さんもご覧ください。以前、写真集の出版記念会の際に、久保氏の友人で青森市在住の山岳写真家から、当社の熊撃退スプレー「カウンターアソールト」を久保敬親氏がプレゼントされたことがあります。本文(p18)の中でも当社の熊撃退スプレーの事が書かれていました。どうもありがとうございました。

98/10/10 本日発売の月刊誌
「OUTDOOR EQIPMENT」11月号(ネコ・パブリッシング)で、特集「秋山入門」の「冬眠前のクマに山で出会わないために」という記事の中で、当社の熊撃退スプレー「カウンターアソールト」が写真入りで紹介されました(p21)。どうもありがとうございます。

98/10/10 本日発売の月刊誌
「BE-PAL」11月号(小学館)p208に、当社でも販売しているアウトドア用ワイングラス・「GSI Lexanワイングラス」が写真入りで紹介されてました。商品も10月13日に入荷予定ですので、御注文をお待ちしています! 

98/10/09 今月末から「南極横断単独徒歩行」に挑戦する、大場満郎さんの壮行会が東京プリンスホテル・ガーデンアイランドで開催されました。約300人にも及ぶ大場満郎さんの支援者やファンの方が全国各地から集い、大場満郎さんのトーク、装備の説明、インターネットのホームページや、昨年世界で初めて成功した「北極海横断単独徒歩」のビデオ上映等で大いに盛り上がりました。その壮行会の写真入りのレポートが、大場満郎さんのホームページに掲載されました。
 10月25日前後に日本を出発する予定です。南極大陸横断単独徒歩行の様子は、11月1日から開始されるイリジウム(衛星電話)を利用して、NHKラジオやインターネットのホームページで紹介される予定です。

●問い合わせ・カンパの送り先/大場満郎・南極横断単独徒歩行支援事務所
               東京都台東区上野1-11-5 時計会館4F(〒110-0005)
               
TEL:03-5688-5265 FAX:03-5688-5365

98/10/02 新製品! クマ対策携帯用食料コンテナ (Bear Resistant Food Container)を紹介します。
     クマ対策携帯用食料コンテナは早ければ今月中に入荷する予定です。


98/09/29 各地で人身被害が発生!
今月に入って、岩手県、山形県、新潟県、福井県などで、クマによる人身被害が発生しています。

98/09/27 大場満郎さんの南極大陸横断単独徒歩行のシンボルマークができました。デザインは東北芸術工科大学教授・馬場雄二氏です。シンボルマークのデザインには、北極と南極シンボル的動物である「北極熊」と「ペンギン」をモチーフにしています。そして、大場満郎さんの愛郷心(山形県)を象徴する「サクランボ」がバックに画かれています。このマークのついたTシャツを、10月9日(金)の壮行会で販売し、今回の探検の一部にします。なお、アウトバックは大場満郎さんの4回にわたる北極海横断単独徒歩行をサポートしてきました。当社の熊撃退スプレーで「北極熊」(シロクマ)を何度も撃退しています。

98/09/27 熊撃退スプレー「カウンターアソールト」が入荷いたしました。
     ご予約いただいている方には、9月28日から徐々に出荷いたしますので、もうしばらくお待ち下さい。
98/09/25 NHKスペシャル 「海。知られざる世界」第5集「クジラだけが知っている」のお知らせ。
     ヲ放送 総合テレビ 9月27日(日)21:00〜 ヲ再放送 総合テレビ 10月10日(土)15:35〜

98/09/21 「母なる干潟 日本の湿地を守ろう!!」署名運動を、日本湿地ネットワーク(JAWAN)が展開中です。
     問い合わせ先:日本湿地ネットワーク(JAWAN) 代表 山下弘文 TEL:0957-23-3740 FAX:0957-23-3927
                               辻 淳夫 TEL:052-777-2326 FAX:052-777-2395
署名運動に関するお問い合せ・送付先:〒815-0032 福岡市南区塩原3−17−12−205 松本悟 TEL:092-542-5515 FAX:092-542-5514
98/09/17 9月17日発売の朝日新聞(岩手版)から、「クマと人と森 共存のために」という連載が始まりました。執筆するのは森林総合研究所東北支所の大井徹研究官(理学博士)です。

98/09/17 9月17日発売の週刊「モーニング」(講談社)10月1日号(No.42)に「ツキノワ」(作・海谷和秀)というマンガが載りました。人間に飽きた男性と、クマに飽きたクマが入れ替わる、楽しいストーリーです♪
98/09/13 岩手県湯田町で、山で親子連れのクマに遭遇した男性が、クマの攻撃を受けて負傷しました。
1998/09/13 スズメバチに要注意! 9月12日に岩手県一戸町で、スズメバチに刺されて男性が死亡しました。
      取引先のアウトドアショップ(札幌市)の話しでは、北海道でも今年はスズメバチが多く発生し、死亡事故も起きているそうです。

1998/09/13 「第6回クマを語る集いIN阿仁」が、9月19日、20日に秋田県阿仁町で開催されます。
1998/09/13 大場満郎氏が南極横断単独徒歩行に10月末に出発します! http://ohba.online.co.jp/
      大場満郎氏は北極海横断単独徒歩行に、昨年世界で初めて成功しています。

1998/09/07 クマのイベント情報に「日本哺乳類学会1998年度大会」と、
      
「鳥獣保護法「改正」に関連するシンポジウム」のご案内が加わりました。
1998/08/21 
ツキノワグマに食い荒らされたデントコーン畑の写真を載せました。
1998/08/21 クマを語る集いIN阿仁(第6回日本ツキノワグマ集会)のご案内。
1998/08/21 新製品/アウトドア用
GSIワイングラスを紹介するページを作りました。
1998/08/21 米国のアップルコンピューターから8月15日に全米で発売された噂のパーソナルコンピューター
「iMac」が、いよいよ8月29日(土)に、日本でも発売になります。気になるメーカーの小売価格は、20万円前後という大方の予想が外れ、なんと嬉しい178,000円(税別)!!
詳細はアップルの公式ホームページをご覧下さい。
http://www.apple.co.jp/
1998/08/08 「クマ情報」のコーナーに、新しくヒグマ情報・ヒグマ被害防除のページを設けました。
1998/08/08 遠野市立博物館では、第37回特別展
「山と暮らし ヤマダチ 失われゆく狩りの習俗」を、8月1日から9月23日まで開催します。貴重なマタギの狩猟用具など多数展示されています。当社の叉鬼山刀(マタギナガサ)、南部熊鈴、カウンターアソールトなども展示されています。
1998/07/24 古い「新規情報」・「更新情報」・「Coffee Break」を、
「過去の新規情報&更新情報」のコーナーに移動しました。
1998/07/21 熊撃退スプレー専用のケース、「専用ホルスター&専用バックルホルスター」をご紹介します!
1998/07/14 新製品ミニ・クロック・スティック(ナイフ・シャープナー)を特別価格で奉仕中!
 友人のカスタム・ナイフメーカーも、「簡単に良く研げる」と絶賛!

1998/07/10 「岳人」7月号(東京新聞出版局)では北海道の特集を組んでいます。その中で、前田菜穂子氏(のぼりべつクマ牧場ヒグマ博物館学芸員)の「ヒグマとの事故を防ごう」という特別寄稿文が掲載されています。当社の熊撃退スプレーも紹介されています。
1998/07/01 「東中国山地のツキノワグマ」同パンフレット作成委員会)のパンフレットを紹介するコーナーを新設しました
●1998/06/29 当社のホームページが「日経ネットナビ」1998年8月号(p259)でご紹介いただきました!
「日経ネットナビ」1998年8月号の夏休み特別企画:夏休みお助けサイトの中で、当社の「山でクマに出会わない・襲われないためのアドバイス」のページが紹介されています。その他にも、アウトドア関連、交通関連、イベント関連、テーマパークや旅行関連の情報を満載した、多数のホームページが紹介されています。ぜひお近くの書店でご購入ください。
「日経ネットナビ」1998年8月号(発行・日経PB出版センター/790円/CD-ROMの付録付き)
6月10日に農文協から、クマ被害防除の新刊「生かして防ぐ クマの害」(米田一彦・著)が出版されました。
新製品! ミニ・クロック・スティック(釣り針も研げる、便利な携帯用ナイフ・シャープナー)が入荷しました。
●ヒグマの番組が放送されます:6月1日(月)、NHK総合テレビで午後11時45分からの「未来派宣言」で、知床で人とヒグマの共存をめざし、日夜奮闘されている山中正実氏が出演します。
●5月30日、クマ情報のコーナー新しいクマ情報が5本掲載になりました。
環境庁のホームページに「鳥獣管理・狩猟制度検討会報告書」が掲載されました。(1998/5/14
 「トピックス」→「新着情報」→「98年5月18日」の順に探していくとたどり着きます。
●4月28日、「取扱商品のコーナー」にアメリカ製のヒグマとオオカミの足跡 のレプリカをアップしました。
 取扱商品のコーナーに
「野生動物被害防除機器」を新設しました。
●4月26日、岩手県でツキノワグマによる人身事故が発生しました。詳しくはクマ情報のコーナーをご覧ください。
 3人のフィールド・サイエンティストが、世界遺産に登録された白神山地の意味を語る「白神の意味。」(発行/自湧社)が3月26日に出版されました。
 日本ツキノワグマ研究所からの緊急のお願い。 (隣国・大韓民国のツキノワグマが危ない!)
● 
「北海道の渓流21」(4月1日発行・つり人社)に、のぼりべつクマ牧場・ヒグマ博物館の学芸員、前田菜穂子さんの「知っておきたいヒグマの話し」が掲載されています。当社の広告も載っています。今年北海道で釣りを予定してる方にお薦めの1冊。
● 「アウトドア」コーナーが新しくできました! 岩手県内のキャンプ場リストを掲載しました。(1998/03/24)
● 「
電気牧柵」(野生動物被害防除用)のコーナーがアップしました!(1998/03/24)
● 
クマ情報のコーナー(BEARinfowave)をアップしました!(1998/03/24)
● MAGELLAN GPS XL3000を使った
ツーリングレポートと、MAGELLAN GPS 3000 XLの紹介コーナーをアップしました。
SINRA4月号(3月10日発売・新潮社)のモンタナ風土記に、クマ猟犬を使った新しいクマ撃退法が紹介されています。
●マタギ研究家の田口洋美氏(日本狩猟文化研究所代表)が来社しました(1998/03/06)。





gif. Old Bear Information 2-2 (1999.10.04~1999.12.24)

gif. Old Bear Information 2-1 (1999.01.17~1999.09.28)

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coffee break icon 過去のCoffee Break
●今日はちょっとビターティストのコーヒーブレイクです。
 9月19日、20日に秋田県阿仁町で開かれた「第6回クマを語る集いin阿仁」に参加した。阿仁町には町営のクマ牧場(ツキノワグマ102頭、ヒグマ1頭飼育)がある関係で、今回の大きなテーマは「クマの飼養とクマ牧場の現状と将来」だった。クマを語る集いに参加した後、講師のJoseph Moll(元モンタナ州野生生物局のグリズリーベア専門官)とOscarC. Huygens(信州ツキノワグマ研究会)をサファリにお乗せして、十和田八幡平国立公園の八幡平を縦断する八幡平アスピーテラインをドライブした。岩手県松尾村にあるブナ林に囲まれた松川温泉郷で、日本の自然と温泉を楽しんでもらう計画だ。

 途中、秋田県側に設置されている十和田八幡平国立公園ビジターセンター(環境庁の施設)に立ち寄った。建物の中にある、八幡平の自然を紹介する展示物を一通り見てから、道路を隔てた向かい側にある土産物店を兼ねたドライブインに、何か大きな動物を飼育している檻があるのに気がついた。3人でそこに行ってみると、鉄格子で囲まれたその暗くて不衛生な、狭い檻の中に、1頭のツキノワグマがいた。彼(彼女)は神経質そうに背中をこちらに見せて頭を右左に大きく降っていたが、そのうちに狭い檻の中をグルグル回りだした。グルグル回る行為は、以前阿仁のクマ牧場でも見たことがある。専門家の話では、ストレスが溜まったときの異常行動ではないかと言うことだ。そのクマは、私たちが立ち去ってもグルグル回り続けていた。

 雄大な八幡平の自然に囲まれているにもかかわらず、死ぬまで狭い檻の中に閉じこめられたまま、グルグル回り続けるツキノワグマ。目の前には環境庁のビジターセンターが建っている!?この矛盾した構図に気がつく観光客は、果たして何人ここを訪れるのだろうか?

 「秋田県では個人に対してクマの飼育を許可していません。」と、秋田県猟友会の幹部が胸を張って発言したその日の午後に、私たちは「秋田県内で個人に飼育されているツキノワグマ」を見てしまったのだ。9月20日は動物愛護週間の初日でもある。21日に電話で確認したところ、秋田県の自然保護課でも、そのドライブインでクマが飼育されている事実を把握していなかった。結局、秋田県の動物管理センターといところが、飼育の許可を出していたことが判明した。霞ヶ関の環境庁にも電話を入れたが、環境庁の施設の目の前で、国際的にも問題になっている劣悪の環境下でのクマの飼育が堂々と行われていることをご存じなかった。これが日本の自然保護行政、環境行政の悲しい事実なのです。

 「射殺された方があのクマにとって幸せだ・・・」と言ったときの、元モンタナ州野生生物局のグリズリーベア専門官の暗い、悲しい、苦痛に満ちた表情が、忘れられない。

●7月18日・19日に、新潟県山北町山熊田集落で開催された、「第9回ブナ林と狩人の会」(マタギサミット)に参加しました。「ブナ林と狩人の会」は各地のマタギ集落の代表が、持ち回りで各集落に1年に1回集って、情報交換や親交を深め、マタギ文化・狩猟文化の継承を皆で確認し合う集まりです。最近は民俗学や文化人類学の研究者やクマの研究者との交流も深まりつつあります。今回も東北を中心に全国から約80名近くの狩猟関係者が集まりました。2日目のシンポジウムでは、狩猟者の後継者不足問題と、畑を荒らすニホンザルの猿害問題が、ほとんどの地域で共通した問題になっていることを確認しました。
 ところで、「山熊田」の地名のいわれですが、山からの恵みが6割、熊からの恵みが3割、田からの恵みが1割で、この集落は成り立っているからだそうです。山熊田の人々は、昔からまさに「自然と共存した生活」を営んでいるのです。山熊田の特産品の一つが「しな布」です。しなの木の樹皮をはぎ、想像のつかないような苦労の末、樹皮繊維から織糸を作り出し、3メートルを越す積雪のある冬の間に「しな布」を織り上げます。その作業のほとんどが女性の仕事です。原料となるしなの木の樹皮をはぐのも、秋にトチの実を採るのも、年に2日間だけと決められています。山の恵み(資源)を持続可能な範囲で利用するための、先人達から受け継いできた知恵です。その日になると、集落の人達は総出で山に入ります。山菜やタケノコ、茸、山野草などを、見つしだい根こそぎ持ち去る都市の住民とは対照的です。
 奥三面のマタギ集落が、ダム建設の犠牲となって消滅した今では、山熊田は新潟県内で唯一、熊の巻き狩りを行うマタギ組織が残っています。捕獲されたクマも、集落の各戸に均等に分けられるそうです。今は廃校となった分校の講堂の壁に、マタギ達が捕獲した大きなツキノワグマを、けぼかい(解体)している光景を表した版画がかかっていました。卒業記念に生徒達が共同で作った大作です。とても印象的でした。


●7月になりました。平成10年度から(実質的には7月から)岩手県で、ツキノワグマの調査が4年間にわたって行われます。調査内容はテレメトリー調査、奥山放獣、アンケートによる県内の生息数調査などです。特に、ツキノワグマのテレメトリー調査は岩手県で始めてのことです。歴代の岩手県自然保護課の苦労(予算獲得)が、ようやく報われました。拍手!(July 1998)

●5月下旬のある日、岩手県川井村にある大峠養蜂場に、クマ被害防除の仕事で訪れました。代表の大峠長一氏は昭和30年から養蜂を始め、国有林にトチの苗木を植林したり、国際的な養蜂家の会議にも岩手県代表として参加されるなど、養蜂の振興にとても熱心な方です。この日も、養蜂をはじめたいという若い人が、ちょうど来ていました。そこで、彼を交えてクマ被害防除の電柵の設置について、簡単にレクチャーしました。そのあと、大峠氏が自費で最近開設した養蜂資料室に案内していただきました。私たちが「蜂蜜」として普段口にしているのは、花の蜜そのものではなく、花の蜜をミツバチが加工して作ったものであると知りました。その蜂蜜は、保存さえ良ければ数千年も保つことも知りました。蜂の生成する物質には様々働きがあり、ガンを始め様々な医療にも有効であることも知りました。ところが、「蜂蜜」と表示され、日本で販売されているものの90%以上は海外から輸入物そうです。密源となるトチノキは伐採され、レンゲなどの花畑もどんどん少なくなっているそうです。日本の自然はクマにとっても、ミツバチにとってもどんどん棲みにくい環境になっています。花粉症、地球温暖化、ダイオキシン、環境ホルモン・・・結局は人間にも益々住みづらくなるんですね。
(May 1998)

●5月24日に信州大学で開かれた「第2回信州ツキノワグマシンポジウム」で、CW ニコルさんにお会いしました。ニコルさんの森にもツキノワグマが遊びに来るようになったと嬉しそうに話していました。講演後にニコルさんに挨拶をしたら、「クマスプレーを頼もうと思っていた」とジョークを言われて、思わず私の目は点になってしまいました。(May 1998)

●3月下旬のある日、野生ニホンザルの生態調査のお手伝いで、前の晩から泊まりがけで五葉山(岩手県大船渡市)に行って来ました。残念ながらニホンザルの姿や痕跡も見つけることができず、鳴き声も聞けませんでした。でも、雪の上に残された沢山の野生動物のフットプリントや、冬の間にホンシュウジカによって食害された樹木を観察することができました。マンサクの花も咲き、五葉山の中腹にも春が訪れていました。(March 1998)


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