カレリアン・ベアドッグは、ヨーロッパのカレリア地方で、数世紀にわたってクマ猟犬として改良され続けてきました。種類としては、ライカ犬の仲間とされています。その優秀な能力が注目され、ソビエト時代には国外持ち出しが制限されたほどです。
かつてモンタナ大学でクマ撃退スプレーの研究チームの一員でもあった、グリズリーベアの専門家のCarrie Huntさんが、カレリアン・ベアドッグを利用した、新しいクマ対策のプログラム（"Partners In Life" Program)を開発し、カレリアン・ベアドッグを利用したクマ対策を米国とカナダで始めています。既にアメリカやカナダでは成果を上げ、その効果が高く評価されています。具体的な方法は、「SINRA」４月号（新潮社・平成１０年３月１０日発売号）のモンタナ風土記（p108~p114）で、動物写真家の原田純夫氏が紹介しています。
カレリアン・ベアドッグを利用したクマの保護管理プログラムについて、平成１２年６月に米国モンタナ州に視察してまいりました。カレリアン・ベアドッグを利用したグリズリーベアの移動放獣の写真を、Bear
Gallery 2に展示しています。ぜひご覧下さい。
●Carrie Huntさんが来日して長野県軽井沢町で講演をしました。 (Japanese)
●キャリーさん達とカレリアン・ベアドッグの活動を紹介した本が、2002年に米国で出版されました。 (Japanese)
An Book about Karelian Bear Dog of Carrie Hunt was published in USA. (English)
●Karelian Bear Dog Pictures in Montana in 2000
●Link:カレリアン・ベアドッグのウェブページ
Karelian Bear Dog and Carrie Hunt (left) of the reader of Wind River Bear Institute (2000 The State of Montana, USA)
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