過去の新規情報 VOL.2-3



赤鉛筆 過去の新規情報 (2000.01.11〜2000.06.23)


2000/06/23   クマの人身被害(岩手県)icon6月22日午後0時半頃、岩手県安代町の山林で、山菜採りをしていた地元の農家のYさん(70歳・女性)が、熊に遭遇して攻撃を受け負傷した。ご主人と2人で自宅の裏山でフキを採っていたところ、背後から熊に攻撃を受け、額や左足をひっかかれた。

2000/06/23   
モンタナ州のクマの保護管理策icon6月7日から2週間の日程で、有限会社アウトバック代表取締役の藤村が米国モンタナ州に、クマの保護管理策の視察に行き、20日に帰国しました。ロッキー山脈の東側山麓地域と、西グレイシャー地域の2カ所でモンタナ州野生生物保護管理局が行っている熊の捕獲放獣作業と、民間団体が州政府と共同で行っている特殊犬を使用したクマの追い払い作業にボランテェアとして参加する機会に恵まれました。詳細は別の機会に紹介しますが、野生のグリズリーベア4頭とアメリカンブラックベア6頭に接することができました。

2000/06/23   
クマが交通事故死icon6月8日に岩手県紫波町の国道4号線で、熊とトラックの衝突事故が発生しました。8日午前2時10分頃、紫波町二日町の国道4号線で、道路を横断中のツキノワグマが大型トラックにはねられ、即死しました。現場付近で7日早朝から相次いで目撃された熊と見られる。(岩手日報 平成12年6月8日)

2000/06/07   大場満郎さん情報icon「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000」を終了し、帰国した大場満郎さんからお手紙が届きました。それによると、出発から35日目にして、無事北磁極に到達することができたそうです。大場満郎さんら一行は、5月30日に帰国しました。今年の夏に、NHKの番組で放送される予定があるそうです。今回もホッキョクグマがやってきましたが、NHK取材班が使用していたスノーモービルの音などに驚いて、逃げていったそうです。

2000/06/07   
WWFの助成事業icon財団法人世界自然保護基金日本委員会(WWF Japan)の2000年版助成事業が発表されました。48ある助成事業の中で、クマに関連するものは、「クマの森プロジェクト・クマの畑」(宮城県/ツキノワグマと棲処の森を守る会)と「奥多摩山地における地域と連携したツキノワグマの適切な保護管理に向けての試行」(東京都/奥多摩ツキノワグマ研究グループ)の2つだけでした。

           
WWF Japan では、皆様のご支援をお持ちしております。 0120-366-505

2000/06/07   
熊鈴・クラシックが入荷しましたiconカナダ製のクマ避け鈴・「熊鈴・クラシック」(\1000)が入荷しました。新色レモンイエローが加わり、全6色になりました。

2000/06/07   
クマを語る集いicon「第8回クマを語る集い in 仙台」(同実行委員会主催)の宿泊・参加者の募集開始になりました。詳細はクマ関連イベントのコーナーをご覧ください

2000/06/07   
岩手県釜石市内にクマ出没icon5月末頃岩手県釜石市の中心部に、程近い場所にクマが出没しました。

2000/06/07   
秋田県でクマによる死亡事故icon秋田県の鳥海山で、6月4日に男性の遺体が発見された。秋田県県警矢島署の調べによると、死亡した男性は秋田県大内町のK氏(62歳)と判明した。同署はクマに攻撃を受け、死亡したとみている。(日経新聞 2000年6月5日)

2000/06/07   PS2にクマが出没!?icon超人気テレビゲーム機、ソニーのPlayStation2用のゲーム・「」は格闘ゲームです。実は、この隠れキャラとしてクマがとパンダが登場します。クマ(ホッキョクグマ?グリズリーベア?)動きは今ひとつですが、さすがにパワフルでワイルドな技を見せてくれます。

2000/05/29   母子グマが雄に追われて樹上に籠城icon5月25日付けの神戸新聞(朝刊と夕刊)によると、雄グマに追われた母子グマが、樹上に4日間も籠城したという記事が載っていました。場所は兵庫県養父郡関宮町大久保の氷ノ山山ろくでした。

5月から8月上旬まではクマの交尾期であり、交尾を迫る雄グマがじゃまな子グマを殺す可能性も高いので、子供を連れた雌グマにとっては、

2000/05/26   
熊撃退スプレーが入荷icon諸般の事情により、入荷が遅れていた熊撃退スプレー・カウンターアソールトが入荷しました。お待たせして申し訳ございませんでした。ただ今、商品の検品と整理をしている最中です。ご予約を頂いているお客様・お得意先には順次発送しておりますので、もうしばらくお待ちください。

2000/05/26   
クマの調査ボランティア募集icon(株)野生動物保護管理事務所では今年の8月、9月に野外調査を手伝ってくれるボランティアを2人募集しています。主な仕事はツキノワグマの捕獲と追跡調査の補助ですが、他の大型・中型哺乳類の研究に参加することも可能です。ボランティアですのでお金は支払えないそうです。フィールドワークを通じて、様々な経験が得られます。将来、野生動物の調査や研究の方面に進みたいという人にとっては、自分の適正を確かめるチャンスになるでしょう。野生動物の調査の経験がない型でも大歓迎、ただし、野生動物と自然保護に深い興味のある方に限ります。自炊になりますが、調査地は山梨県。場所は野生動物保護管理事務所富士ステーション(山梨県河口湖)。募集締切は平成12年6月25日。詳細、募集要項申し込みについては下記に直接お問い合わせください。

          ●お問い合せ先 野生動物保護管理事務所富士ステーション
                  山梨県南留郡河口湖船津1203 TEL&FAX:0555-72-4484
担当者:ケイトリン・アンジェリ


2000/05/23   
大場満郎さん情報icon「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000事務局」からの情報です。現地時間5月20日(木)AM08:00の交信で、大場満郎タイガ北極圏内にいることが確認できました!今回の試みは成功しました!詳細はこちらをご覧ください。弊社は冒険家の大場満郎氏に熊撃退スプレー・カウンターアソールトを提供しております。

2000/05/20   
クマ出没情報をゲットする方法iconこのホームページを御覧になった方から、クマの出没状況の質問が弊社に寄せられることがたまにあります。しかし、弊社で入手した情報と、弊社に寄せられた情報以外は分かりません。そこで、最新のクマ出没情報をゲットするための問い合わせ先をリストアップしてみました。興味のある方はこちらをご覧ください。

2000/05/20   Linkicon飯豊朝日山岳遭難対策委員会山岳救助隊中央班長が飯豊連峰と朝日連峰における安全で快適で感動のある山行を願い作成したウェブサイト、「飯豊朝日連峰の登山者情報」と相互リンクしました。山好きの方、飯豊連峰や朝日連峰の登山を予定されている方は必見です。運営者の井上邦彦氏は”昭文社エアリアマップ飯豊山”の執筆者です。

2000/05/20   大場満郎さん情報icon「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000事務局」からの情報です。現地時間5月11日(木)PM11:00頃に、第2回目の補給を無事完了しました。詳細はこちらをご覧ください。弊社は冒険家の大場満郎氏に熊撃退スプレー・カウンターアソールトを提供しております。

2000/05/20   Linkicon青森県弘前市で埋蔵物の調査などをしているHHさんのホームページ・「H.H の ホ ー ム ペ ー ジ」と相互リンクしました。HHさんがクマと遭遇したときの恐怖体験などが紹介されています。

2000/05/20   Linkicon東邦大学の理学部生物学科で学ばれている、熊が大好きなhanaさんのホームページと相互リンクしました。環境教育の活動もされている方で、ウェブサイトにはカワイらしいイラストが満載です。ぜひご覧ください。

2000/05/20   洋書が50%引きicon東京都文京区にある財団法人自然環境研究センターでは、移転に伴いブックセンターを5月31日で閉店します。そこで、5月12日〜5月31日まで在庫一層セールを行っています。全ての洋書の店頭在庫を50%引きです!ブックセンターで取り扱っている洋書は、野生動物や自然環境などに関連するものがほとんどです。詳しくは下記にお問い合わせください。掘り出し物があるかも。早い者勝ち・・・かな?

             ●財団法人自然環境研究センター・ブックセンター
              東京都文京区湯島2-29-3 TEL. 03-3813-8809


2000/05/16   
山梨県でクマの人身被害(死亡)icon5月13日午後2時25分頃、山梨県西八代郡市川大門町の山林内で男性が倒れていおり、その近くにクマがいるとの通報が、山梨県警市川署に寄せられた。市川署員と出動を要請された地元猟友会員らが現場に駆けつけると、現場には同町の男性K氏(会社員67才)が倒れており、ツキノワグマがK氏の上にのしかかるようにしていた。そこで威嚇射撃をして一旦クマをK氏から離れさせた。K氏は救出されたが、既に死亡していた。クマに頭や胸などをかまれ、出血多量で死亡したとみられる。そして、約1時間後に猟友会のハンターによってツキノワグマは射殺された。 K氏は13日午前6時半頃から一人で山林へフキを採りに出かけたが、帰宅が遅いのを心配した弟夫婦が捜していて、山林内で倒れているK氏と近くにいるクマを見つけ、市川署に通報した。射殺されたツキノワグマ(雄、推定年齢5才)は体重約120キロ。山菜採りをしていたK氏がクマと突然遭遇、何らかの事情で攻撃を受けたとみられる。現場はJR見延線市川駅の南約1キロ、県道四尾連湖公園線から東へ約100メートル入った山林内の沢で、約1キロ離れたところには集落がある山間地。K氏が鈴などのクマ避けを所持していたかについては不明。

2000/05/16   
クマと環境ホルモンicon平成11年10月29日に環境庁は「平成11年度第1回内分泌攪乱化学物質問題検討会」を開き、平成10年度環境ホルモン緊急全国一斉調査の報告を行った。今回の緊急調査は、生物の生殖機能への悪影響が指摘されている内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)による汚染状況全国レベルで調べた初めてのものだった。そして、調査結果を環境庁のホームページなどで公表した。調査対象は大気、水質、底質、水生生物、土壌、野生生物で、特に野生生物ではクマ(ヒグマ:5サンプル、ツキノワグマ:12サンプル)、タヌキ、クジラ、アザラシなど12種類について、環境ホルモン25物質について蓄積状況の調査と影響調査が行われた。それによると、25物質のうち19物質(PCBなど)が検出されたが、過去の調査結果を上回ると判断できた物質は1物質のみだった。また、一部の個体に組織学的変化が見られたが、これらの変化と化学物質の体内への蓄積との関係については、今回の調査結果からは不明と報告された。詳細については環境庁のホームページ(検索しないと見つかりません)をご覧ください。調査対象の野生生物サンプル全てと、その体内から検出された環境ホルモンのデータを PGFファイルでダウンロードできます。

2000/05/13   
EVENTicon5月28日に北海道大学苫市で、ヒグマの会のイベント、”ヒグマのすめる森づくり”が開催されます。参加費は無料です。「アイヌは森をどう守り、育て、活用してきたか」について、アイヌ文化の伝承者・萱野茂さんの語りなどが予定されています。詳細はこちらをご覧ください。

2000/05/13   
Booksicon「クマ本ライブラリー」に、西中国山地の餌付け熊の現状などについても取材した『西中国山地〜動物たちは今・・・』(中國新聞社編集)が加わりました。それによると、広島県加計町では昭和61年頃から、仕出し業者が山に設けた生ゴミを処理場に、クマが餌付いていたそうです。

2000/05/12   
長野県のクマ状況icon信州ツキノワグマ研究会のニュースレター『信州ツキノワグマ通信』No17が発行になりました。信州ツキノワグマ研究会は長野県内各地で、ツキノワグマの捕獲お仕置き放獣を実施し、クマの生態研究や被害防除を行っている民間団体です。それによると、軽井沢で起きた昨年のクマ騒動は、スポーツ紙にまでも取り上げられ、テレビ放送も4局あり、大きな騒ぎになりました。キャンプ場の閉鎖や別荘地の生ゴミ処理問題に発展。国内有数の観光地、上高地のホテル関係の餌付け熊のゴミ対策は、ほぼ完璧になりました。1995年以来同研究会が朝日村で行ってきた、ツキノワグマの捕獲お仕置き放獣・追跡調査の状況説明と今後の見通しについて、昨年7月に開かれた朝日村クマ対策協議会で同研究会から発表されました。その中で、「野生のクマは自然環境の一部であり自然環境そのものである。クマは朝日村の、自然環境の豊かさの象徴。クマによる農業被害は、自然環境の人間による改変が影響している。栽培作物の変更や適切に管理された電気柵の設置などで、ほとんどの被害が防除できる。現在の日本の農業が抱える問題は確実に野生動物にも影響を与えている。その影響下では人とクマとの共存も難しいが、調査を継続して事実を把握し、それを元に問題解決に向けて努力していく必要がある。」と述べられています。その朝日村で有害駆除が再開され、調査中のクマも捕殺されてしまいました。捕殺されたクマと被害との関係は明確にされていません。

2000/05/12   
生ゴミとクマ問題icon全国各地で野生のクマが人間の生活活動域に出没し、様々な問題を引き起こしています。現在日本クマネットワーク(JBN)のメーリングリスト上で、この問題について活発な意見交換・情報提供が行われています。クマが出没する大きな原因は、人間が出す生ゴミがクマを誘引していることです。クマ出没や農業被害に困っている住民や農家自身が、クマを誘い込む原因を作っているわけです。この問題を解決するには、行政は住民や農家の意識を変える努力を行い、生ゴミや廃棄農作物の処理を徹底させるしかありません。また、コンポストの普及も、クマを誘引する大きな原因になっています。クマ出没地域では生ゴミの処理をミミズや電気を使用した方法に変更し、コンポストを廃止する方向に、行政は変えていく努力が必要です。

2000/05/12   
洞窟遺跡からクマの骨が出土・その2icon岩手県岩泉町ひょうたん穴遺跡からは、縄文時代(9000年〜1万年前)のクマやイノシシ、シカなどの獣骨も多数発見されています。保存状態も大変良く、専門家による鑑定の結果が楽しみです。なお、昨年の第5次までの発掘成果をまとめた報告書(1部2000円+送料200円)が作成され、一般にも販売になりました。報告書はA4版全22ページ、調査の概要、遺跡の平面図、出土品目録、石器や獣骨の写真も多数掲載になっています。申し込みは下記まで。

          報告書申込先・東北旧石器文化研究所/宮城県多賀城市八幡2-8-17 鎌田方
                            1部2000円+送料200円を添えて申し込みください。

2000/05/12   岩手県のクマ情報icon岩手県遠野市で連続していたニワトリの食害被害は、現在止まったそうです。ただし、米がクマに盗まれる被害は続いています。北上市内の親子グマは、5月9日に北上市の口内町でも住民に目撃されました。

2000/05/12   
EVENTicon5月20日に信州大学理学部(長野県松本市)で開催される第3回「信州ツキノワグマシンポジウム」のプログラムが発表になりました。詳細はこちらをご覧ください。

2000/05/09   
クマ出没情報(岩手県)icon弊社のウェブサイトを御覧になったK氏から、貴重なクマ情報が寄せられました。場所は岩手県北上市の北東部、東和町よりの方です。5月5日の午後、自宅の裏に子グマが3頭出没したそうです。その時K氏は不在でしたが、裏山から子グマが走って来るのを家の中にいたお母様が見たそうです。自宅の裏に野菜くずをたい肥にするため入れている箱があって、そこをクマが覗き込んでいたので、お母様が大声を出して追い払ったそうです。その後、家から数キロ離れた隣の北上市更木町では、リンゴをクマに食べられる被害が発生しているそうです。この方面にお出かけになる方はご注意ください。

2000/05/09   
クマ出没情報(北海道)icon函館の取引先から連絡がありました。今年の北海道(道南)は山間部の雪解けが遅れており、その関係なのかヒグマが山麓やその周辺部の、比較的雪どけの早い地域に多数出没しているそうです。この方面に行かれる方は注意が必要です。

2000/05/09   
Linkicon野生生物メーリングリストで知り合った、福岡県在住の野生動物写真家・栗原智昭さんのホームページです。この度相互リンクいたしました。なんと、栗原さんはアフリカの国立公園で環境教育官や野生生物調査官として勤めていたことがあるんですよ。栗原さんの撮影したアフリカや九州の野生動物の写真や、彼の書いたアフリカを舞台にした素敵な小説、アフリカ情報(サファリ入門 サファリ・国立公園情報 マラウィ生活情報)などが満載です。 ぜひご覧ください。

2000/05/07   
急激感染拡大警報!icon「VBS.LoveLetter.A(ラブレター)」と名付けられた新種のワーム型ウィルスが、世界中で猛威を振るっています。5月4日に感染被害が確認され、その被害は世界中で急速に広がっています。ウイルスタイプはワームで、昨年、大きな話題となった「Melissa」と同様、起動時にMicrosoft Outlook のアドレス帳に登録されたメールアドレスのすべてに対して、“LOVE-LETTER-FOR-YOU.TXT.vbs” というワームプログラム自身を添付したメールを自動送信し、相手のファイルを破壊します。使用プラットフォームはWindowsです。日本では偶然にもゴールデンウィーク中だったために、被害は欧米ほど広がっていません。ただし、連休明けの5月8日から被害が急激に拡大する恐れがあり、WindowsPC環境の企業、官庁、研究機関、大学、個人ユーザーなどは特に警戒が必要だと思います。
          対応策は、ウィルス対策ソフトを最新のものに更新する。不審なメールは開かず、メールごと削除する。特に、心当たりのないメールにプログラムファイルなどが添付されていたら削除するのが無難です。 この問題に興味のある方は、下記のホームページをご覧ください。


          ●日経のホームページ      
http://www.nikkei.co.jp/
          ●トレンドマイクロ株式会社   
http://www.trendmicro.co.jp/
          ●シマンテック コーポレーション 
http://www.symantec.com/region/jp/

2000/05/06   
洞窟遺跡からクマの骨が出土icon旧石器時代の化石人骨発見が期待されている、岩手県岩泉町の洞窟遺跡・ひょうたん穴の第6次発掘調査団(藤村新一団長)が、5月3日の中間報告で石器12点と獣骨3点の出土があったことを発表した。年代は特定されていないが、地層から見て約5万年前の中期石器時代のものと考えられる。昨年に続いて獣骨と石器のセット出土例が積み重なったことで、洞窟最奥部で人類の痕跡が一段と濃厚になった。今回発見された獣骨は、約4〜10万年前のものとみられるクマの基節骨と、年代が特定されないイノシシの腰の部分と上腕骨。5月7日には現地説明会が予定されている。(岩手日報 平成12年5月4日)

2000/05/06   軽井沢のクマ騒動iconWMO clubの会報・『フィールドノート』の最新号に、「軽井沢クマ騒動の渦中で」という現地の研究者からの投稿が掲載されていました。さて、長野県軽井沢は避暑地として世界的に有名ですが、そこで起きているクマ騒動は意外と知られていません。人間の出した生ゴミや残飯の味を覚えたツキノワグマが(このようなクマを「餌付け熊」と呼びます)、人間を恐れなくなり、観光施設施設や別荘地、キャンプ場、民家にまで出没し、人間が見ているのも気にかけずにゴミ荒らしをしています。幸い、人身被害は起きていませんが、カムチャッカで写真家の星野道夫氏を死亡させたヒグマも、同じような「餌付け熊」です。昨年の軽井沢は、いつ大事故が起きても不思議ではない状況でした。行政の対応もあまり良くないそうですが、はたして今年はどうなることでしょうか?


2000/05/06   
MAGAZINEicon(株)フォーバーフォーマガジン社の『4X4 MAGAZIE』2000年6月号(4月26日発売)に、(有)アウトバック代表取締役・藤村のレポート「クマとテレメトリー調査の四駆な関係」が掲載になりました。藤村も所属する民間のクマ研究団体が行っている、県から委託されたツキノワグマ調査の概要と、クマ被害防除の簡単なレクチャー(リスク管理と危機管理)などについて書かれています。書店で見つけたらぜひご覧ください。

2000/05/06   
Booksicon「クマ本ライブラリー」に収録されたクマ関連書籍が56冊になりました。クマの被害を防ぐには、クマの生態を知ることが大切です。大いに勉強してください。

2000/05/06   
Booksicon昨年来日した国際的クマの研究者・ヘレロ博士夫妻の、奥多摩町(東京都)での講演録「クマを知っていますか」(WWF広報室・発行)がWWF日本委員会のホームページから、PDF形式でダウンロードできるようになりました。なお、ヘレロ夫妻講演録「クマを知っていますか」はWWF日本委員会で1部400円(印刷実費+送料)で販売していますし、弊社でも同額で販売しております。弊社はWWF日本委員会の法人会員です。

2000/05/03   TV Programicon5月6日(土)のPM9:00~9:50にNHK総合で、NHKスペシャル「ツキノワグマ 知られざる生態を追う」− 中国山地・落葉樹林の四季 −が放送になります。本州の落葉広葉樹林の森にすむ最大の野生動物、それはツキノワグマです。現在1万〜1万5000頭のツキノワグマが本州、四国、九州に生息しています。近年、人里にまでしばしば出没し、農作物や果樹・養蜂などに被害を及ぼし、毎年約1000頭以上のツキノワグマが有害鳥獣駆除されています。その一方では、落葉樹林の減少で生息地域が狭まり、九州・四国・西中国山地・東中国山地・紀伊半島・下北半島などでは絶滅が心配されています。ツキノワグマと私たち人間との共存はどのようにしたら可能まのでしょうか?
         しかし、それを探るのに欠かせないツキノワグマの野生の生態は、これまでほとんど記録されてきませんでした。そこで
NHKスペシャル「ツキノワグマ 知られざる生態を追う」では、中国山地の森の中に1年間にわたってカメラを据え、知られざるツキノワグマの自然の生態を追いました。春の訪れとともに冬眠から覚め、好物の蟻を食べあさる姿。夏、子グマに木登りを教えようとする親グマのほほえましい姿。秋、栗を食べて満腹となり、樹上で昼寝をするのほほんとした姿。そして、冬、雪降る山中で冬眠のためのねぐらを探す厳しい姿。時にはクマと遭遇する危険にあいながらも、カメラは、四季につれて移り変わる落葉樹林の恵みの中で生きるツキノワグマの珍しい生態をとらえることができました。ツキノワグマの生態をカメラが追うことによって、映像を通して人とクマとの共存のあり方を探っていく番組です。ぜひご覧ください。なお、この番組の製作には、クマ追い人の米田一彦氏(日本ツキノワグマ研究所・代表)が全面的に協力しております。(有珠山爆発などの大事件発生によっては、放送日が変更になる場合もありますので、予めご了承ください)

2000/05/03   クマが米泥棒iconニワトリの食害が8件続いた岩手県遠野市へ5月1日に行き、現地を視察してまいりました。ツキノワグマに襲われたニワトリ小屋は、どこも民家の庭先にありました。愛玩用や卵を取るために、ニワトリを数羽飼育していたそうです。一晩のうちに跡形もなく喰い殺され、ニワトリ小屋の中には飛び散った羽だけが散乱していました。家族同様に大切に飼育いていたニワトリが殺されたのと、ツキノワグマが敷地内に侵入していることで、住民はとても不安になっています。警戒を続けている有害駆除隊のハンターの話では、残された足跡や犯行の手口から、同じクマが犯行を続けていると見られています。
          それとは別のクマが、農家の納屋に夜間2日続けて侵入し、餅米を盗むという事件も岩手県遠野市で発生しています。事件が起きたのは4月29日、30日の晩。納屋の板でできた窓を開け(通常はドアや窓を壊して侵入する)、米を入れておいた樽の蓋も、きちんと立てかけていたので、最初は人間の米泥棒にやられたと、その農家の人たちは思ったそうです。翌晩も同じように被害に遭ったので、おかしいと思って納屋の裏にまわると、地面に米が散乱し、クマの足跡や糞も残されていたので、犯人がツキノワグマだと初めて気がついたそうです。


         コメント:クマが家や建物に上がり込むような事件は岩手県遠野市にかぎらず、北海道や島根県、広島県など各地で起きている。人に追われて逃走中に民家の中を通り抜けた(岩手県花巻市)、道に迷って(?)保育園に上がり込んだ(岩手県久慈市)などの例もあるが、クマが危険を冒してまで民家や建物に侵入する原因は「食べ物」である。クマの嗅覚は犬のようにとても優れているので、食べ物の臭いをかぎつけやってくる。クマを引き寄せる「誘引物」を取り除かない限り、クマに再び侵入される可能性が高い。近年、生ゴミ対策として各自治体ではコンポストを推奨しているが、そのコンポストに入っている生ゴミが、クマを引き寄せる原因になっている例が多いのではないだろうか。岩手県釜石市では庭におかれているコンポストが、軒並みクマに荒らされているという話を昨年聞いた。今回、クマにニワトリを襲われた農家8軒と、米を盗まれた農家2軒を見てまわったが、そのほとんどの家の庭に、緑色したプラスチック製のコンポストが置かれていたのが、とても気になっている。

2000/05/03   大場満郎さん情報icon「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000事務局」からの情報です。現地時間4月29日(土)PM3:40~PM5:00に、第1回目の補給を無事完了しました。詳細はこちらをご覧ください。

2000/05/03   クマ目撃情報(広島県芸北町)!icon当社のホームページを御覧になったお客様(広島県在住のH氏)から、貴重なクマ目撃情報をお寄せいただきました。どうもありがとうございます。ご本人の承諾が得られましたので、皆様にもご紹介いたします。

          H氏は4月16日(日)の6時頃から広島県芸北町橋山川の沢で、あまごを釣りをしていたそうです。これまで何度も入渓している沢ですが、今年は初めてでした。時間をかけて10時頃に道路に置いた車に戻ってくると、左前方約30メートルに黒い動物が3頭走って林に向かっているのが見えました。一瞬その正体が何かは判断できませんでしたが、ツキノワグマだと分かりました。H氏はいつも熊よけ鈴と、音楽を流しながら入渓するので、熊のほうが先に(H氏を)気が付き、逃げてくれたのだと思ったそうです。逃げた熊は、林の木の陰からこちらを伺っていました。この場所は、道路沿いに民家(近くにはあまり無い)があり、その裏に畑がありますので、畑を荒らしていた模様です。その民家の人によると2,3日前から畑を荒らし始めたそうです。当日は、この近くの沢にも入渓する予定でしたが、恐ろしいので、他の場所に移動しました。それでも、釣の最中は常に気を使っていました。
          「私は、渓流釣を始めて3年目ですが、昨年から熊に関する知識をHPや書籍で、勉強していらっしゃいます。今年からカウンターアソールトも携行していますが、まず、熊に出会わないようにこちらの存在を知らせるのが一番有効だと実感しました。」とのメッセージを、H氏からいただきました。どうもありがとうございます。H氏には「クマを知っていますか」(WWF広報室・発行)と熊よけホイッスルを送らせていただきます。


2000/05/03   緊急!マタギ小屋存続の嘆願書icon当ウェブサイトとリンクしている源流岩魚写真館2000では、仙北マタギ(秋田県)の最後のシカリ・故藤沢佐太治翁の意志を継ぎ、秋田森林管理署が撤去を予定している「マタギ小屋」の存続を願う嘆願書・運動を始めました。皆様のご協力をお願いいたします。

          マタギは、主に東北・北陸・中部地方の山間地で野生鳥獣の狩りを生業とする人々で、その歴史は600年とも700年ともいわれています。狩猟法の制定以来、狩猟期間や狩猟鳥獣が限定されたこともあり、現在では専業のマタギはほとんどいなくなりましたが、各地にマタギ集落は現存し、昔からのマタギ言葉や風習、伝統が継承されています。秋田県内では阿仁や鳥海、仙北地方にマタギ組と呼ばれる小グループがあります。仙北マタギは岩手県境に連なる朝日岳や和賀岳、薬師岳の本県側山域を狩り場とするグループです。藤沢佐太治氏は仙北マタギの中の豊岡マタギのシカリ(統率者)でした。動物作家の戸川幸夫氏は、仙北マタギに取材した著書『マタギー狩人の記録』(新潮社・1962年)の中で、「現代に生きる名マタギの1人で、彼がゆくところにクマの方から寄ってくる、といわれるほどクマの習性に通じている」と藤沢シカリを紹介しています。マタギは町場のハンターとは異なる狩猟者です。マタギは鳥や獣も獲るが、野生動物の保護や自然環境の保護も行ってきました。彼らは野生動物の生態や自然について高度な知識を持ち、独特の自然観を持ったスペシャリストです。

         マタギ小屋は、マタギ達が山中に籠もって猟をするときに寝泊まりする狩り小屋で、洞窟などが使われることもある。問題となっているマタギ小屋は、和賀山塊の国有林の中にある。元はカツラの大木の根元に開いた空洞を小屋代わりにしていたが、これが朽ちたため1960年ごろ、隣接地に小屋を建て、さらに1972年に現在のトタンぶき、合掌造りに建て替えた経緯がある。マタギの狩り小屋といっても、『山には山菜採りや釣り人も入る。だれが泊まっても良いように錠などつけないのがお助け小屋だ』と藤沢シカリ言い、この小屋は「桂小屋」「お助け小屋」の名でマタギのほか登山者たちにも利用されてきた。そのマタギ小屋を秋田森林管理署が撤去することになった。様々な理由があると思うが、詳しくは
源流岩魚写真館2000をご覧ください。主旨に賛同の方は、ぜひこの嘆願書にご協力ください。よろしくお願いいたします。

2000/04/26   
EVENTicon第4回東中国山地ツキノワグマフォーラムの日程が決まりました。詳細はこちらをご覧ください。

2000/04/26   
EVENTicon哺乳類学会平成12年大会の日程が決まりました。詳細はこちらをご覧ください

2000/04/26   
gif.EVENTicon5月20日に長野県松本市の信州大学内で、第3回信州ツキノワグマシンポジウムが開催されます。詳細はこちらをご覧ください。
2000/04/26   
クマがニワトリを食害icon岩手県遠野市でクマがニワトリを食害する事件が続いています。岩手日報の25日付朝刊によれば、遠野市上郷町では4月16日に佐比内で3羽、20日にも佐比内で5羽、23日には細越でチャボが4羽が食害を受け、24日には平倉の民家で飼育していた9羽のニワトリが犠牲になった。クマはよるから早朝にかけて出没し、鶏舎を壊して侵入していた。遠野市営農振興課は防災無線を使って注意を呼びかけているが、同市内でクマによるニワトリの食害は初めて。遠野市では猟友会にクマの捕獲を要請する予定。

          コメント:クマがニワトリを食害する事件は珍しいが、遠野市以外でも発生している。正確な年は調べないと分からないが、岩手県内では金ヶ崎町で養鶏場が親子のツキノワグマに襲われ多数のニワトリが食害を受けているし、平成7年8月に釜石市でも今回と同じように民家で飼育されていたニワトリが4〜5羽、鶏舎の金網を破って侵入したクマによって食害を受けている。また、平成11年9月には岩手県花巻市の福祉作業所でも、採卵用に飼育していた700羽のニワトリの約半数がクマに食害されるという事件も発生している。この他にも福島県内でニワトリがクマに食害された例もある。


2000/04/24   
熊撃退スプレーicon熊撃退スプレー『カウンターアソールト』のページに、カウンターアソールトの発射画像を4枚アップしました。

2000/04/22   シカの死骸を食べるツキノワグマの親子icon4月18日付の岩手日報・朝刊に、岩手県大船渡市の五葉山山麓で、地元の自然愛好家のI氏が撮影した、冬眠から覚めて間もないとみられるツキノワグマの親子3頭の写真が掲載になりました。環境庁の自然保護指導員も務めているI氏は、私たち岩手県ツキノワグマ研究会のメンバーや、シカやニホンザルの研究者達がいつもお世話になっている方です。新聞に掲載されたツキノワグマの親子の話を、21日にI氏から直接電話で詳しく聞くことができました。それによると、そのクマの親子を初めて見たのは4月上旬で、車で五葉山山麓の近くにある畑に行く途中でした。沢沿いの斜面に3頭の熊がおり、死んだシカの肉を食べていたそうです()。I氏は沢を挟んで15メートルまで近づき、自分のカメラで撮影したとのことでした。21日もクマを見に行ってきたそうです。親子のクマはシカの死骸をまだ食べていて、骨をかじる音が聞こえるほど近くまで寄って行ったそうです。「大丈夫ですか?」と尋ねると、「クマも自分に気が付いているが、またあの親父が来たと思ってかえって安心しているのだろう、向かってくることはなかった。」そうです。もちろん万が一に備えて、I氏は当社の熊撃退スプレーを携帯しています。

          
補足:ツキノワグマもヒグマも食料の大部分は植物質であることが、多くの専門家の調査で明らかになっています。ただし、カモシカの死体を食べているツキノワグマを何人ものマタギが目撃しています。また、北海道の道東や岩手県の五葉山、栃木県の足尾山などシカが増えすぎている地域では、シカの死体をクマが食べている証拠が見つかっています。私もI氏から、シカの体毛が混ざっているクマの糞をもらったことがあります。クマが家畜を食害のは特異な事例だと思いますが、動物の死体を食べることは自然界ではごく普通のことです。また、I氏はクマの親子と5メートルぐらいまで接近したこともあるそうですが、沢を挟んでいたので、クマも安心していたのだろうと話していました。普通の人には大変危険ですから、絶対にまねをしないでください。

2000/04/21   
Linkicon当社の商品を扱っていただいている福島県のビッグフットさんと、鳥取県のストリームさんのホームページを、アウトドアリンクのコーナーにリンクしました。それから、DTPのお仕事をしている有限会社 ジオ・ブレーンさんとも相互リンクをしました。

2000/04/20   国際的な詐欺事件icon国際的詐欺事件(通称419事件)について、(財)日本貿易振興会では以下のような警告を発しています。

          
419事件とはナイジェリアをはじめとするアフリカ地域を中心に起きている詐欺事件(通称「419事件」・「ナイジェリア詐欺事件」)については、本会では再三にわたり注意の呼びかけ及び被害の防止に取り組んでおりますが、未だに被害の報告が後を絶ちません。当初、「419事件」の発生は、ナイジェリアを中心とした地域に限られたものでしたが、最近では詐欺事件の発生地域の拡大、詐欺の手口の多様化も見られます。本事件は日本のみならず、欧米、東南アジア及びアフリカ諸国など世界各地で発生しており、各国政府も詐欺被害発生防止に取り組んでおります。しかしながら、被害の発生が続いている現状では、詐欺にかからないようみなさまの注意が欠かせません。 今後はインターネット・電子メール等の媒体の普及に伴い、詐欺団が新たな電子メディアを利用してアプローチしてくることも予想されます。 現在、「419事件」の代表的な詐欺の手口等を、下記URLにてご案内しておりますので、ご参照していただければ幸いです。/(財)日本貿易振興会

          
コメント:弊社にも毎年数件の419事件に該当する怪しい手紙が、ナイジェリア、ガーナ、東アフリカ、イタリア、Prepablic TOGOLAISEから送られてきます。何年経ってもどこから来ても、コピーされた同じ文面に名前だけが直筆でサインした紙が1枚はいているだけです。よくこんなものに騙されるもんだなぁと、逆に感心する程度のものです。動植物の切手や珍しい切手が貼ってあるので、私の場合は封を切らずに国際詐欺団(?)から送られてきた封書をコレクションしています。最近は電子メールで送られてくることが増えていますよ。参考のために、今年の4月に届いた国際詐欺団からの手紙をウェブサイトで公開します。皆様も甘い話に騙されんようにしましょう。

2000/04/20   
ヒグマ保護管理計画icon北海道の「渡島半島地域ヒグマ保護管理計画」について、4月18日の朝日新聞朝刊に論説が掲載になりました。それによると、道南部の渡島半島には推定500頭のヒグマが生息し、人間とヒグマの生活圏が接しているので接触頻度が高い。1991年以降6年間に捕獲されたヒグマ207頭の胃の内容物分析の結果、14%のヒグマからハムや魚の骨などの生ゴミの形跡が確認された。ヒグマ保護管理計画ではヒグマを「北海道を代表する野生動物の一つで、将来に渡って生存を確保していく必要がある」と位置づけている。ただし、ヒグマの危険性と被害を最小にするため、有害性の高いヒグマの駆除する予防策に力を入れる。計画期間は2000年から10年間で、5年後に見直す。当面の具体策として電気柵による農地の囲い込み、農水産廃棄物・生ゴミなどのヒグマを誘い出すものの管理、ヒグマ出没時の情報伝達マニュアル作成と訓練の実施、必要な駆除体制の整備などを上げ、北海道は今年の5月にも「渡島半島地域ヒグマ保護管理計画」を策定する。

          保護管理計画によると、ヒグマの個体群管理のためには、生息状況など科学的調査データ収集し、計画で管理されたヒグマ捕獲(コントロール・キル)を目指す。住民から要望の出ている春熊の予察駆除による個体数調整(渡島半島地域のヒグマ生息数は横這いから微増傾向にある)も検討するとされている。それに対して、論説では
実施体制の不備を指摘している。なぜならば、道はヒグマ対策に効果を上げている斜里町役場をモデルに想定し、原案では計画の主体は「支庁、市町村や猟友会」と、従来通りであった。斜里町役場にはヒグマの専門家が何人もいるが(クマ対策のエキスパートを抱えている役場は、日本では北海道の斜里町、羅臼町、広島県の戸河内町ぐらいだろう。専門官がいない役場ではクマ対策はかなり難しい/アウトバックのコメント)、クマの専門家がいない地元の市町村側から不満の声が上がっていた。研究者のサイドからも「専従の管理官や現地の対応組織をおくべき」と強く要求が出され、3月23日の検討委員会では「新組織の設置を検討」を計画盛り込むように提言されている。広域市町村圏でヒグマ対策組織を運営する案なども出ている。

          事故のたびにヒグマに対する恐怖感が増強されているが、詳しく調査をすると、人間の対応次第で事故を予防できる例も少なくない。とはいえ、ヒグマに対する住民感情は極端に悪い。農業被害の他にも精神的な被害が大きく、道が計画する「ヒグマとの共存」に対して、地元住民の反発は強い。
ヒグマ保護管理計画の成否は、住民の不安に答える強力な体制を組織できるかどうかにかかると、論説ではまとめています。

          コメント:米国やロシアの政府機関では、クマ対策の専門官をおいています。米国のモンタナ州では、グリズリーベアの出没と被害の多い東モンタナと西モンタナに野生動物と国立公園を管理する現地事務所を置き、クマの専門官を派遣しています。昨年視察したサハリンでは、サハリン州野生動物保護局の狩猟官が、ヒグマ対策を担当し、私たちが訪れた日にも、市内の貯水池にヒグマが出没したので彼らが出動したそうです。米国やロシアにできることが、なぜ日本ではできないのでしょうか?できないのではなく、国も地方自治体も「やらない」だけではないでしょうか。
          また、3月に西中国山地ツキノワグマフォーラム2000に参加したときに、戸河内町役場の担当者から聞いた話です。西中国山地でクマ被害が多い、広島県の戸河内町・吉和村・芸北町と島根県の匹見町では、国や県をあてにせず、4町村合同の独自の協議会を作り、クマ対策について協議をしているそうです。日本でも
広域行政圏でクマ対策組織を運営する地域が現れているのです。北海道もそれを見習うか、あるいは、渡島半島の各市町村は国や道をあてにせず、独自の協議会やクマ対策組織を設置し、共同でクマの専門家を雇い入れるなどの道もあると思います。クマの研究や調査に情熱を燃やしている若者達が、我が国にはたくさんいるのですから!

2000/04/19   
Productsiconクマ対策食料コンテナのページに新しく画像を4点加えました。米国製のクマ対策食料コンテナは、クマの生息地を移動するときに、大切な食料をクマから守るための専用ケースです。北米の国立公園や知床国立公園で使用されています。


2000/04/19   大場満郎さん情報icon「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000事務局」からの情報です。大場満郎さんとその一行は、現地時間16日正午(日本時間17日午前2時頃)に、予定よりも2日遅れで北磁極に向けて出発しました。当初1日20キロ進む予定でしたが、16日は半日で20キロ進みました。現在地は北緯74°44’、西経95°29’です。氷の状態も良く、順調に歩いています。メンバー達は氷点下20度の中で頑張っております。皆様のご声援、ご協力をお願い申し上げます。今後の予定はこちらをご覧ください。

2000/04/19   河野兵市さんの北極情報 Vol.5icon河野兵市さんから帰国の便りが4月12日に届きました。それによると、今年の北極海は雪が深くて気温も高く、歩くのが大変だったそうです。北極熊に3回も遭遇(!)したそうですが、幸い距離が離れていたので熊撃退スプレー・カウンターアソールトを使用せずに済みました。そのかわり、ライフル銃を発砲してクマを脅したそうです。また、今度の計画(Hyoichi Kohno Expedition Office Japan)の発表が5月10日にあります。

          
●ホッキョクグマ対策として当社は河野兵市さんに熊撃退スプレー・カウンターアソールトを提供しております。
          
●河野兵市さんに関したお問い合せ先/ Hyoichi Kohno Expedition Office Japan   FAX 81-89-960-0591

2000/04/19   NEW PAGESicon「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000」の記録をまとめたページと、冒険家・河野兵市さんの情報をまとめたページをアップしました。

2000/04/18   
ヒグマが作る「緑の回廊」iconある1頭のヒグマがきっかけとなり、北海道の勇払原野に「緑の回廊」を作ろうという運動が始まりました。主人公は「寅次郎」と名付けられた野生のヒグマです。北海道大学苫小牧演習林の青井俊樹助教授(現・岩手大学農学部教授)達が、電波発信機付の首輪を付けたこのヒグマのテレメトリー調査を数年前から継続しています。その結果、寅次郎と名付けられた雄のヒグマは、樽前山西側の白老台地から交通量の多い道路やJR線、苫小牧市を横切り、日高山脈との間を行き来していることが初めて判明しました。そして、寅次郎の行動範囲が樽前山西側の白老台地から穂別の森にかけての650平方キロということも分かりました。
          そこで、移動ルートにあたる五団体(ヒグマの会、雑木林育林コンペ、学校のドングリの子孫を残す会、旧厚真漁協青年部、ほべつ町民劇場)が手を結び、「寅次郎」が移動する森を守るために、野生動物が自由に行き来する「緑の回廊」を育て、人間との共生の道を探るために、「野生動物がすめる森づくり活動のネットワーク(愛称・トラネット)」を設立しました。同ネットの設立総会は、2月27日に北大苫小牧演習林で開かれ、代表に青井俊樹氏が選出され、今後の活動方針などについて話し合われました。ヒグマがきっかけとなり、「緑の回廊」を作るために人々が協力し合うなんて、素敵な話ではありませんか。


2000/04/18   なんたってモバイルicon絶対にお薦めの雑誌が本日発売になります。『MACLIFE』(発行・エククシードプレス)というアップル・コンピューター専門の月刊誌ですが、「春、モバイル日和」(Palm & PowerBook 最前線!)という特集は、Macintoshユーザーのみならず、Winユーザーの方にもお奨めできる内容です。とにかくこれを読んだらビックラコケルことまちがいなし。
           Palm OS搭載のPDA(Personal Degital Assistant)は、1992年にPalmComputing社が設立されて以来、1997年には100万台出荷、1998年には200万台出荷、そして1999年には世界中で500万台が出荷されるほどの大ベストセラー(業界用語で「化け物」)機です。Palm OS 日本語版が開発され、日本でも日本IBMからIBM WorkPadの名称で1998年に発売になり、大きな反響を呼んでいます。4月18日からPalmをデジカメに変身させるユニークなPalmPixがコダック(株)から発売になります。また、コーシングラフィックシステムズ社では、ソニーのロボット犬・AIBOをPalmでコントロールするソフトを開発中です。そんな面白いネタがギョーサン詰まっていますよ、『MACLIFE』5月号(980円)の中には。

2000/04/17   
ENENTiconクマに関わる様々人々との交流と、人とクマとの共存策、被害防除法などについて学び、語り合う集まり、第8回「クマを語る集い」(主催/同実行委員会、宮城ツキノワグマ研究会、岩手県ツキノワグマ研究会)の開催日が決まりました。8月26日、27日に宮城県仙台市で開催します。内容について検討中ですので、詳細と募集要項が決まりましたら改めてお知らせいたします。

2000/04/17   BOOKSicon発行が延期されておりました『ベア・アタックス』(カナダの研究者が書いたクマ被害とその対策の本)が、いよいよ今年の5月から6月にかけて出版されます。詳細は出版元の北海道大学図書刊行会(Tel 011-747-2308 Fax 011-746-8605)にお問い合わせください。なお、エコネットワーク(札幌市)でも予約を受付ています。 TEL: 011-737-7841 FAX:011-737-9606。

2000/04/17   
萩原直樹/シーカヤックのDesign WorkiconA/X inc.では優れたデザイナーの作品を紹介するプロダクト・ラインの第1弾として、萩原直樹氏のシー・カヤックのDesign Worksの展示(4月17日〜4月21日)、並びに試乗会(4月23日)を開催します。詳細は[http://www.axinc.com]をご覧ください。

          Design Works/会場 a2 Gallary 東京都新宿区新宿5-1-1 ローヤルマンション4F Tel/Fax 03-3359-6846
試乗会/横浜市金沢区、海の公園、少雨決行

2000/04/07   有珠山噴火とクマ牧場icon有珠山噴火から1週間が過ぎ、関連したニュースが連日新聞やテレビで報じられています。先日、朝日 新聞で報じられたことですが、あるクマ牧場とそこに飼育されているヒグマの動向が、関係者の間で注目されています。有珠山の間近にある昭和新山には、昭和新山クマ牧場という民間経営の観光施設があります。そこには91頭のヒグマが飼育されいるのですが、避難対象地域に指定されているので、飼育関係者も避難しており、ヒグマだけが獣舎に取り残されました。そこで、ヒグマを心配した警察職員や牧場関係者が特別の許可を得て、1日1回水と食料をクマ牧場に運び入れ、ヒグマに給餌をしています。今後どのような事態になるか分かりませんが、獣舎の壁は4.5メートルの厚さがあるので、クマが逃げ出すことは当面心配はないが、危機管理策について道庁内で話し合われているそうです(北海道自然環境課 011-231-4111 内線24-319)。
          ただし、クマ牧場にはロシア産のヒグマも飼育されており、北海道産のヒグマとの交雑種が混ざっているとの情報も得ています。もしも、交雑したヒグマが逃げ出した場合(考えられませんが、緊急事態で放獣された場合)には、遺伝子レベルの汚染が広がることが危惧されます。
          有珠山噴火が早く収まり、被災者の方もヒグマも安心できる状態になることを祈るばかりです。


2000/04/07   ヒグマのビデオ上映会icon札幌市のアースウィング(日本山岳ガイド連盟公認山岳ガイド)では、4月14日(金)に旭川さん・アザレアで、『Bear Aware』ビデオ上映会を開きます。時間は午後6:30〜8:00。『Bear Aware』はカナダで製作された、クマに遭遇しないための方法や、出遭ってしまったときの対処法が分かりやすく描かれた、「人とクマ」を守るためのビデオです。アースウィングでは「ヒグマ・ウォッチング」(痕跡観察会)や、ヒグマの専門家が講師で参加する「ヒグマ対処マニュアル体験ツアー」も企画しています。詳細はアースウィングにお問い合わせください。

          
●アースウィング/札幌市中央区大通り西11丁目4−27 ダンケ大通りビル6F
                   Tel. 011-207-8080 Fax. 011-207-8081 E-mail. yokosuka@rose.ocn.ne.jp


2000/04/07   ヒグマ対処マニュアル体験ツアーicon札幌市のアースウィング(日本山岳ガイド連盟公認山岳ガイド)では、4月16日(日)に登別橘湖で、「ヒグマ対処マニュアル体験ツアー」(有料)を行います。講師は登別クマ牧場ヒグマ博物館学芸員の前田菜穂子さん(ヒグマの会事務局)です。詳細はアースウィングにお問い合わせください。

          
●アースウィング/札幌市中央区大通り西11丁目4−27 ダンケ大通りビル6F
                   Tel. 011-207-8080 Fax. 011-207-8081 E-mail. yokosuka@rose.ocn.ne.jp


2000/04/07   TY ProgramiconNHKの新番組『未来への教室』の第2話・「チンパンジーが教えてくれたこと」が、4月8日午後8:00〜8:45に放送(教育)になります。出演はチンパンジーの研究と保護に生涯をかけている女性研究者、ジェーン・グドール博士と彼女の友人のチンパンジーたちです。再放送は4月13日深夜0:15〜1:00に総合で放送になる予定です。ぜひご覧ください。

2000/04/07   TY ProgramiconNHKスペシャル「落葉樹林の森にツキノワグマを見た」という西中国山地のツキノワグマ生態を扱った番組が、NHKから放送される予定です。ただし、当初の3月5日(日)放送予定は延期になり、NHK盛岡放送センター視聴者コーナーにさきほど電話で確認したところ、4月15日の放送予定も再度延期になってしまったそうです。次の放送予定は5月6日(土曜)となっていますが、有珠山の噴火など緊急のニュースがあれば、これもまた延期になる可能性があるそうです。新聞の番組欄をチェックしていてください。

2000/04/04   
大場満郎さん情報icon「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000事務局」からただ今入った情報です。大場満郎さん達の準備も順調に進み、予定通り平成12年4月6日(木)に成田空港から出発するそうです。有珠山の噴火や小渕総理大臣の緊急入院、政局の混迷など暗い話題が続いている今だこそ、どうか皆様のご声援を宜しくお願いいたします。
          なお、弊社は
「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000」をサポートしております。

          
スタッフ募集!/「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000」のホームページ制作を手伝ってくれるボランティア・スタッフを募集しています。特に海外向けの英語版ホームページを手伝ってくれる人を捜していると、大場満郎さんからの要望がありました。詳細は下記の事務局にお問い合せください。事務局は東京都上野の時計会館にあるので、「大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000」に興味のある方は気軽に立ち寄ってくださいとのメッセージもいただきました。

          マスコミ関係の皆様へ/大場満郎さんの出発の日程
                     1.期日 平成12年4月6日(木)
                     2.日程 成田発 18:30 (マレーシア空港)

          お問い合せ先/大場満郎とめざす北磁極冒険ウォーク2000事務局
                 東京都台東区上野1−11−5 時計会館1F TEL:03-5812-3755 FAX:03-5812-3756


2000/04/04   
南部熊鈴の画像を4枚追加icon日本のアウトドア業界に、「クマ避け鈴」ブームを作ったと言われている当社の「南部熊鈴」は、毎年多くの方に好評いただいております。南部熊鈴関連の新しい画像を4枚追加しました。

2000/04/03   
必見!秋田の羽後鷹匠を紹介するWebサイトicon秋田・源流釣友会のホームページ・「源流岩魚写真館2000」がデザインを一新し、大幅に更新しました。特に秋田の羽後鷹匠を 紹介するページが圧巻です(現在はデモ版ですが、平成12年5月頃公開予定)。最後の羽後鷹匠・武田宇市郎氏とクマタカ「高松号」の生き様を、14年間も密着取材して撮り続けた野沢博美の写真集をもとに製作されたものです。クマタカの育て方や狩りの様子などが、写真と解説文で克明に紹介されていました。凄いです、凄い内容です! 久々に感動しています。ぜひ皆さん御覧ください。羽後鷹匠だけでなく、羽後町上仙道集落に伝わるマタギの文化についても紹介されています。また、「秋田県仙北マタギの死と形見の小屋撤去の記事」についても、ホームページで紹介されています。
          最近はクマタカの存在が愛知万博をはじめ、各地で林道建設や様々な開発にブレーキをかけています。しかし、貴重な日本の伝統的狩猟文化・羽後鷹匠を、私たちが絶滅させたことを忘れてはなりません! 「郷土の伝統習俗を次代に残すために、クマタカを捕獲し育てたい」と、昭和57年に武田宇市郎氏や武田氏の支援者が、環境庁長官に鷹の捕獲申請を陳情した。「伝統保存か自然保護か」で論議をよんだが、環境庁や一部の自然保護団体の反対で、ついに許可は下りなかった。民俗文化財の指定の願いも文化庁から断たれた。昭和61年、最後の羽後鷹匠・武田宇市郎氏は鷹匠の廃業を宣言し、日本の伝統的狩猟文化の一つが「絶滅」したのだった。日本の野生動物保護や自然保護は、はたして正しいのだろうか、と あらためて考えさせられました。なお、秋田・源流釣友会のホームページ・
「源流岩魚写真館2000」と当社のホームページは相互リンクしております。

          
●「源流岩魚写真館2000」/http://www.asahi-net.or.jp/~jf3t-sgwr/
          
●秋田の羽後鷹匠を 紹介するページ/http://www.asahi-net.or.jp/~jf3t-sgwr/toppage/index2.htm

2000/03/30   岩手県がツキノワグマの検討会を開くicon3月23日に岩手県盛岡市で、県の第2回ツキノワグマ侵出防止技術検討会が開かれた。今回は県が作成中の「奥山放獣マニュアル」などについて意見交換が行われた。会議は非公開だったが、終了後に県自然保護課を通じて会議の内容が公表された。それによると、県が平成10年から行っている個体追跡調査(テレメ調査)の結果、クマは日中、夜間とも活動し、行動圏は雄で40〜220平方キロ、雌で32〜140平方キロだった。捕獲場所から遠い場所に放した方が、近い場所に放すよりも捕獲場所周辺への回帰率は低い傾向があった。捕獲場所から放獣場所までの距離が長くなると、行動面積が広がる傾向があった。また、放獣しないで射殺(有害鳥獣駆除)した場合、数日後に別のクマが現地の畑に出没する例が多いとの観察例も出された。平成11年度は12頭を放獣したが、このうち11頭に発信機を取り付け、放獣後の行動を調査した。現在行動追跡しているクマは4個体。他は、成長が著しい若齢個体には脱落式の首輪を付けたので、途中で脱落してしまった。平成12年度は4頭の調査を継続するほかに、6頭を奥山に放獣する予定。捕獲個体調査は10頭を予定し、胃の内容物なども調べる。(盛岡タイムス 平成12年3月26日)

          ●コメント/岩手県が行っているツキノワグマの
奥山放獣(移動放獣、捕獲お仕置き放獣、条件付け放獣)には、当社の熊撃退スプレー「カウンターアソールト」が利用されております。

2000/03/27   
お仕置き放獣(奥山放獣・移動放獣)の効果icon西中国で始まった奥山放獣は、現在は北海道、岩手県、山梨県、長野県などの全国各に広がっています。罠(一般にはドラム缶を2連結した罠が使用される)で捕獲したクマを、麻酔で眠らせて各種計測や調査、サンプル採取を行い、放獣する直前に唐辛子スプレー(当社が輸入している熊撃退スプレー・カウンターアソールト)をかけ、その激烈な刺激で人間の怖さ(里や人間に近づくと痛い目に遭うこと)をクマに学習させる方法です。その効果については、(1)放獣後には捕獲された場所に戻ってこない。(2)戻ってきても再被害を出さないか、再被害を出しても軽微。と、専門家は説明しています。信州ツキノワグマ研究会のホームページに、お仕置き放獣後の効果について、調査した結果が掲載されています。興味のある方はぜひご覧ください。

2000/03/27   
グジャラート州のナマケグマicon奥多摩ツキノワグマ研究会の公式ホームページ「東京のクマ」に、貴重なインドのグジャラート州に生息しているナマケグマのレポートが掲載されています。東南アジアに生息しているクマについては、専門家による研究もあまり行われておらず、情報が少ないのも保護が遅れている原因の一つです。

2000/03/27   
坂本龍馬倶楽部icon近代日本を誕生させた立て役者、惜しくも江戸幕府の終演を見ることなく、暗殺者の手に掛かり惜しくも逝ってしまったヒーロー・「坂本龍馬」先生をたたえる有志が集うのが「坂本龍馬倶楽部」です。事務局は高知県桂浜にある高知県立坂本龍馬記念館にあります。屋上からは桂浜と太平洋を一望できます。会館の中にはiMacが置かれてあり、坂本龍馬先生の歴史を学ぶことができます。その「坂本龍馬倶楽部」から坂本龍馬記念館便りの「飛騰」第32号が届きました。それによると、子供に坂本龍馬さんとその激動の歴史を知ってもらうための、子供を対象としたユニークな企画展「龍馬を知っちゅう?」が、高知県立坂本龍馬記念館4月3日から8月31日まで開催されます。季節もイイし、桂浜をぶらぶら歩くも良し(波打ち際に行くと、美しい五色玉が見つかりますよ!)ぜひお子さまを連れてご覧くださいませ。

          
●お問い合せ/高知県立坂本龍馬記念館 TEL 088-841-0001、FAX 088-841-0015

2000/03/23   
西中国山地ツキノワグマフォーラム2000・その1icon3月18日〜19日に広島県佐伯郡戸河内町で、「西中国山地ツキノワグマフォーラム2000」(主催/環境庁)が開かれ、青森県から九州までの各地より、約250名の参加者がありました。18日は戸河内ふれあいセンターで全体会が開かれ、米田正明(ヨネタマサアキ/財団法人自然環境研究センター研究主幹・九州大学大学院客員教授)氏の基調講演「日本のクマはどこへ」とパネルディスカッションが行われました。19日は3つの部会に参加者が分かれ、討論やエクスカーションが行われた後、全体で部会報告が行われました。私は第1部会「ツキノワグマの保護管理対策と課題」に参加しました。戸河内町のクマ被害地に、棲み分けを目的に設置された、延長約1.4キロの電柵(ガラガー製電気牧柵)を視察した後、参加者45名が一人ずつ感想や意見を発表しました。西中国山地ツキノワグマフォーラムは行政関係者を主体とした集まりですが、クマ問題に真剣に取り組んでいる人たちが、行政の中にもたくさんいるんだと実感しました。私にとってはこのことが大きな収穫でした。行政と研究者、NGO、猟友会関係者、地域住民(被害者)が連帯して問題解決に努力することが、今後は益々必要になると思います。

2000/03/23   
クマ目撃情報(九州) icon、九州でクマが目撃された!!/唐津市のT氏より、貴重なクマ情報が寄せられました。どうもありがとうございます。
                       大分県、宮崎県の県境にある傾山(1602m)で、3月18日までに砂防ダムの建設現場に向かっていた複数の作業員が、ツキノワグマの親子を2頭目撃しました。九州のツキノワグマはほぼ絶滅していると環境庁ではみているが、
1998年11月には大分県の傾山の、北斜面にある砂防ダムの堰堤で、クマらしい動物の爪痕が見つかっている。また、約4年前にも親子グマが目撃されており、「複数のクマが繁殖している」という見方も出てきた。目撃したのは大分県緒方町の建設作業員のWさん(59才)。3月17日午前8時半頃、同町内の建設現場から約2キロ下の林道で、W氏の約5メートル先をのし歩く体長約1.5メートルと約70センチの2頭の親子グマを発見した。クマはまもなく雑木林の中に去った。同じころ、他の作業員も近くの林道で親子グマを目撃している。さらに、3月16日朝には、建設現場の物置の陰にあったアメの袋が破られていた。九州のツキノワグマは1941年に祖母・傾山で捕獲例があるが、その後目撃情報はない。1987年に大分県緒方町で、ツキノワグマがハンターによって射殺されているが、野生のクマかどうかの確認はできなかった。

                       
(コメント)祖母・傾山山系に野生のクマが生息している信じ、調査を続けている研究者や民間団体も少なくないが、民間のクマ牧場からの逃亡・繁殖説や、外部からの導入(放獣)説も存在します。今回目撃されたツキノワグマの親子が、野生のクマか否かは、クマを捕獲した後に、骨格や遺伝子レベルの科学的調査を行わない限り、判断を下すことは難しいと思います。でも、九州にもまだクマが生き残っていたとしたら、そして繁殖しているとしたら、それはまさに奇跡に近いものでしょう。20世紀最後の大発見になるのでしょうか。山狩りのような荒っぽいことはしないで、専門家による環境庁の緊急調査を要望したいものです。今後の推移を温かく見守りたいものですね。

2000/03/23   河野兵市さんの北極情報 Vol.4icon3月18日に、レゾリュートの河野兵市さんから電子メールが届きました。グリスフィヨルドは雪が深くて歩けず、途中でストップするのが確実なので、早めにきりあげレゾリュートに引き返したそうです。ただし、体、装備のほうはなんの問題もないので、18日に200kmほど離れたデボン島まで運んでもらい、そこから歩きはじめる予定です。そちら側のほうが、グリスフィヨルド側よりもホッキョクグマがかなり多いそうです。謙虚な、気持ちで歩いくと、メールには書かれてありました。

          
●ホッキョクグマ対策として当社は河野兵市さんに熊撃退スプレー・カウンターアソールトを提供しております。
          
●河野兵市さんに関したお問い合せ先/ Hyoichi Kohno Expedition Office Japan   FAX 81-89-960-0591

2000/03/16   
Link iconフライフィッシングや海水魚の飼育、ダイビングが大好きな江戸っ子のOさんの、とっても素敵なホームページFMS for Biginnersと相互リンクを貼らせていただきました。フライフィッシングやダイビング、海水魚飼育の初心者を対象にした、親切で分かりやすいコンテンツです。ぜひご覧ください。

2000/03/14   
クマ目撃情報(青森県) iconK様よりクマ目撃情報が寄せられました。3月4日午後1時10分頃に、青森県八甲田大岳山頂付近で、クマ1頭が登山者2人によって目撃されたという、貴重な情報です。八甲田にはクマがいないと長らく考えられてきましたが、ここ数年クマが目撃されています。貴重な情報をお寄せいただきまして、どうもありがとうございました。

2000/03/14   
20000カウントを達成!icon3月10日に20000カウントを達成しました。20000人目のお客様は記念品を贈らせていただきます。これからもよろしくお願いいたします。

2000/03/10   カナダ・バンフ国立公園のクマ事情iconクマを誰が殺したのか?/1999年8月16日と19日に、バンフ国立公園内で2頭のアメリカン・ブラックベアが、人間に対する危険性が大きいと判断され、パークス・ワーデンによりライフルで抹殺された。1頭は“ジンジャー”の愛称を持つBear No.19の推定5歳のメスで、5年前にパークスにより無線発信機がつけられ行動を観察されてきた。人間の生活圏に出没したので過去2回遠方にリロケート(強制移動)されたているが、いずれも戻ってきてしまい失敗に終わっている。射殺された直接の動機は、ミネワンカレイクのキャンプ場で、中で人が寝ているテントを噛みついたことだが、それ以前から昼間でもキャンプ場に堂々と姿を現したり、ハイカーの後をつけ回したりとトラブルを頻繁に起こし、ワーデンに通報が何度も寄せられていた。人を襲うような行動は見せたことがなかったが、パークスがゴム弾(ゴム製の非殺傷スラグ弾/12番口径の散弾銃で発射)等で何度か脅したが効果がなく、テント事件をきっかけに、もはや人間と共存するための限界線を越えてしまったと関係当局に判断され射殺された。ジンジャーは1998年秋に食べ物を求めバンフの住宅地を毎日のように徘徊し、地元の話題となった。その事件によって、行政当局がゴミ処理に対する取締まり強化を実施、国立公園管理局と連携してクマとゴミ問題のキャンペーンに乗り出した。

          もう1頭の”クリス”の愛称を持つBear No.4の推定6歳オスは、キャステル・マウンテンのゴミ埋め立て場で見られていたが、1999年7月、ジョンソン・キャノン・リゾートの食糧庫に侵入し、アイスクリーム(バケツ1杯)を食べる事件を引き起こし、パークスによって8月19日に射殺された。このリゾートは食糧保管及びゴミ処理不適切で訴えられ、1999年9月2日出廷となっている。パークスは1週間1日24時間体勢でこの問題グマの行動を監視しており、ゴミ置き場やキャンプ場などに近寄ったら豆袋をぶつけて脅し、人間とその施設近寄らないように学習させようと努力をしたが、もはや効果がないと判断した。ただし、バンフの環境活動団体「BEAR Society」では、クリスは1999年4月に列車事故で怪我をしてから、簡単に手に入る食糧を求め人間の施設に頼るようになってしまったコメントしている。(バンフ・タイムス 1999年9月上旬号)


         
(コメント)バンフ国立公園と同じ様なトラブルは、北海道、東北地方、北陸、関東、中部、関西、中国地方の日本各地で既に発生しています(あまり知られていませんが、各地のキャンプ場やリゾート地、国立公園などにクマが出没しています)。人間の食べ物や残飯などに誘引され、それに異常に執着したクマは、人間を恐れなくなり、人間の生活圏に堂々と出没するようになります(豚舎や牛舎、人家にさえ上がり込むクマがいます)。初期の段階では危険性が少ないとしても、それがしだいにエスカレートしていき、人間に危害を与える危険な状況へと発展します。カムチャッカ半島で写真家の星野道夫氏を殺害したヒグマも、そのような人慣れし、人間の食べ物に強い執着心を持った問題グマでした。ただし、そのような危険な問題グマを生み出してしまった原因は人間の側にあることを忘れてはなりません。そのような危険なクマは、最後には有害鳥獣駆除で処分(殺す)するしか方法がありません。
         クマの生息地でのゴミの投げ捨ても、危険なクマをつくる原因の一つです。米国やカナダでは、国立公園や国有林内でのゴミの投げ捨ては処罰の対象になります。その中には生ゴミの不適切な処理も含まれます。また、行政の取り組みの不備、住民や利用者の意識欠如、国立公園や国有林の管理体制の不備なども、危険なクマを作る原因になっています。バンフで行われているような、徹底した「クマとゴミ問題のキャンペーン」の実施や、1週間1日24時間体勢でのクマの監視を、日本ではどこで行っているのでしょうか!? おそらくそれに近いことを、北海道の斜里町役場は実施しています。日本全国でたった一つですよ、こんな事でよいのでしょうか。

2000/03/10   クマ追い払い犬がカナダ・バンフ国立公園に登場icon米国の国立公園(モンタナ州グレイシャー国立公園など)では既に実績を上げている、特別の訓練を積んだ犬を利用したクマ排除法が、1999年8月中旬からカナダのバンフ国立公園でも実施されている。専門チームによって特別に訓練された犬はカレリアン・ベアドッグ(Karelian Bear Dog/フィンランド産)です。最初の1週間はトレーナーとワーデンが問題となっているクマの出没地を見回り、バンフとレイクルイーズ間のハイウェイ(52km)を重点的に、8月末からの活動拠点とすることを決めた。バンフ国立公園でベアドッグを使うのは初めての試みである。ベアドッグは、人間の生活域に出没したクマを彼らの生息地域に追い返した後、すぐにトレーナーのもとに帰ってくるよう訓練されており、他のクマを追い払う手段(花火弾やゴム弾など)と一緒に適用され、その場所がクマにとって来てはいけない場所であるとクマに学習させる画期的な対策法である。
         トレーナーのカリー・ハントさんは、クマの生態研究を20年以上も続けている女性研究者で、世界で唯一のベアドッグチームを繁殖、訓練、所有している。1997年にはヨセミテ国立公園とグレーシャー国立公園などのアメリカ北西部において、16頭のグリズリーを含む56頭のクマにベアドッグチームで対処し、その結果ほとんどが問題を起こさず秋には無事に冬眠に入ったと言う。バンフ国立公園でのベアドッグによる成果が、大いく期待されている。(バンフ・タイムス 1999年9月上旬号)


          
(コメント)カレリアン・ベアドッグを紹介するページを作っているのでぜひご覧ください。犬を使ったこのような取り組みを、日本でも唯一斜里町役場が知床国立公園で実施しています。昨年の秋に見せていただきましたが、3頭のアイヌ犬が斜里町知床管理センターで飼育されていました。ヒグマが公園内に出没すると、知床管理センターや役場の担当者、猟友会関係者が、クマ追い犬を連れて現場に急行します。状況に応じてアイヌ犬でクマを追い払い、さらにゴム弾や花火弾などの非殺傷弾(12番口径の散弾銃で発射)を発射し、再び出没しないように脅しをかけます。太古より人は犬を使って狩りをしたり、危険な野生動物から身を守ってきました。この優れた方法を利用しない手はありません。ただし、クマ対策に適応できるのは、特殊な訓練を行った犬だけです。その訓練のノウハウを米国のカリー・ハント博士が持っています(カリー・ハント博士は熊撃退スプレー「カウンターアソールト」を開発したスタッフ一人です)。クマ追い犬を利用したクマの排除法が、クマ出没や被害で困っている全国各地へも普及することに期待したいものです。

2000/03/09   
河野兵市さんの北極情報 Vol.3icon3月8日に、グリスフィヨルド(Grise Fiord)にいるの河野兵市さんから電子メールが届きました。レゾリュート(Resolute)からグリスフィヨルドまでは定期便(ツインオッター機)で移動しましたが、3月8日にグリスフィヨルドを出発し、レゾリュートまでの約500キロの北極海を徒歩で縦走する予定です。メールには、「天気の方は、よいのですが、雪が、かなり深く苦戦しそうです。予想どうり白熊は、たくさんおります。謙虚に歩きたいと思います。」というメッセージが添えられていました。これから35日〜40日間はメールを送信できないそうです。
          河野兵市さんは、北極点から日本間での1万5,000キロを歩いて帰ってくるという壮大な計画、
『河野兵市 2001年からの旅』 From North Pole to Japanを2001年に開始します。氷上はそりを引き、氷が溶けているところではシーカヤックで渡ります。北極圏の島々、カナダ北極圏沿岸、アラスカ、ベーリング海、ロシア、サハリンを経て、6年間の予定で日本を目指すという、まさに壮大な計画です。今回の北極圏500キロ・トレーニングの主な目的は、2001年の出発に備えたもので、耐寒トレーニング、各種装備テスト、衛星電話(イリジューム)によるベースキャンプ(レゾリュート)や日本との通話テスト、インターネット(イリジューム利用)によるリアルタイムな情報発信テストなどです。日本への帰国は4月20日の予定です。詳細は河野兵市さんのホームページをご覧ください

          ●ホッキョクグマ対策として当社は河野兵市さんに熊撃退スプレー・カウンターアソールトを提供しております。
          
●河野兵市さんに関したお問い合せ先/ Hyoichi Kohno Expedition Office Japan   FAX 81-89-960-0591

2000/03/09   
BOOKSicon昨年9月に”ヒグマとシマフクロウの研究交流団”の一員として、(有)アウトバック代表取締役の藤村も参加したロシア・サハリン州での紀行文が、「4X4MAGAZINE」2000年4月号(フォーバイフォーマガジン社・発行)に掲載(P186~187)されました。”総輪駆動トラックで行くオホーツク海沿岸の快適な(!?)ドライブ”というタイトルですが、サハリンに生息しているヒグマのことや、街の様子、四輪駆動車事情、巨大なヒグマがウヨウヨ徘徊するタイガでの探検についてまとめてみました。書店やコンビニで取り扱っているので、見かけたらぜひ読んでくださいね。

2000/03/08   必見! クマ目撃情報(群馬県) icon当社のホームページを御覧になった「沼田傲慢山岳会 計画係」様から、貴重なクマ目撃情報が寄せられました。ご本人の承諾が得られましたのでクマ情報のコーナーに転載します。ツキノワグマが目撃されたのは今年の3月4日で、場所は群馬県利根郡水上町湯桧曽川・赤倉沢出会の上流 約500m位(谷川岳の東側)です。今シーズン初の岩魚釣りのため、湯桧曽川を遡行中に目撃したとのことでした。幸い同行した友人共々被害はなかったそうですが、『帰宅後、熊の情報について調べたら、「熊を見たら、とにかくそっと静かに、背中を見せずに逃げる」ことが鉄則と知り、私達の行動は、無茶なものであったと知りました・・・「知らぬが仏」のまま、仏になるところでした。』とのことです。貴重な情報をお寄せいただきましてどうもありがとうございます。

2000/03/08   
北海道の渡島半島地域ヒグマ管理計画icon北海道が本年度内に予定していた「渡島半島地域(渡島、檜山管内と後志南部三町村)ヒグマ保護管理計画」の策定が、4月以降にずれ込むことが必至となった。道のヒグマ保護管理計画は人間とヒグマの共存をめざしたもので、今年2月に骨子がまとまった。しかし、人間とクマとの生息域を分ける「米国型」を導入するには無理があることが判明し、道が提示する人身被害や農作物被害対策の具体的な方策についても、電気牧柵作の設置や農水産廃棄物(クマの誘引物)の除去などにとどまっているために、地元住民や関係自治体、地元猟友会関係者からは強い反発を招いている。道は3月23日に予定している専門家による検討委員会を開いた後に、関係自治体の首長を交えた協議会で、保護管理計画を決めたいと希望している。(北海道新聞 平成12年3月7日)

2000/03/08   道がヒグマ保護の意見を募集icon道環境生活部は「渡島半島地域ヒグマ保護管理計画(案)骨子」に対する道民の意見を募集している。募集期間は3月14日まで。郵送、FAX、電子メールで受け付けている。詳しくは、北海道のホームページをご覧ください。

                       (募集要項)
                        
http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks-kskky/yasei/yasei/higumayoko.html

                       ( 骨 子 )
                        
http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks-kskky/yasei/yasei/higumakossi.html

2000/03/08   
ホームページが紹介されましたicon旬のホームページを集めたインターネット情報誌・『ホームページガイド』Vol.8・2000年春号(発行/ゴマブックス/\980)に、当社のホームページが紹介されました。掲載場所は「野生動物」(p101)のホームページを紹介するコーナーです。暮らしに役立つ最新の情報を満載した、人気の高い1000ホームページを本誌では紹介しています。主なジャンルはショッピング、美容・健康、旅行、コンピュータ、ファッション、レジャー、メディア、動物、カルチャー、暮らし、音楽・映画、アミューズメント、地域情報などです。書店で見つけたら、ぜひご購入ください!

2000/03/04   
EVENTicon3月18日,19日に広島県で、西中国山地ツキノワグマフォーラム(主催/環境庁、西中国山地ツキノワグマフォーラム実行委員会、他)が開催されます。西日本地域のツキノワグマについて、様々な立場の人々が、ツキノワグマを取り巻く状況を共通認識し、ツキノワグマによる諸問題の解決の糸口を模索することが開催の目的です。

2000/03/04   
河野兵市さんの北極情報 Vol.2icon3月4日午前11時35分に、レゾリュート(カナダ)の河野兵市さんから電子メールが届きました。明日の朝、グリスフィヨルドに出発するそうです。気温は-40度だとのこと! 北極海の氷上に歩き出すのは3月7日の予定です。それから、レゾリュートで見る夕日の素敵な電子画像が、メールに添付されてきました(転載許可を受けていないのでお見せできないのが残念です)。

          
●ホッキョクグマ対策として当社は河野兵市さんに熊撃退スプレー・カウンターアソールトを提供しております。
          
●河野兵市さんに関したお問い合せ先/ Hyoichi Kohno Expedition Office Japan   FAX 81-89-960-0591

2000/03/03   
EVENTicon3月3日まで東京国際展示場・東京ビッグサイトにおいて、第8回"SECURITY SHOW 2000"(日経新聞社主催)が開催されています。主な展示内容は、CCTV関連製品、監視用映像機器・システム、画像処理・電送装置・システム、入退室管理システム、個人識別システム、一般防犯機器、護身具、情報ネットセキュリティ、防災用品などです。特にCCTV関連製品や、インターネットや通信回線などのネットワークを利用したシステムに、多くの企業が力を入れていました。もちろん、対象は人間と人間社会であり、鳥獣被害防除・対策を対象とした製品やシステムは、見た限りでは一つもありませんでした。ただし、どれもかなり高度な水準に達しており、野生鳥獣の調査や研究、被害対策・防除にも応用できるものがたくさん見受けられました。それらのなかから、いくつかの製品やシステムについてレポートします。

2000/02/29   河野兵市さんの北極情報 Vol.1icon2001年に予定している「北極点〜瀬戸町間、徒歩とシーカヤックの旅」に向けて、カナダでトレーニング中の冒険家・河野兵市さんから電子メールが届きました。それによると、レゾリュートの外気は−35℃で、とても良い天気だそうです。心配されていた荷物も無事届き、トレーニングに向けて準備で大忙しです。今回は河野さんのほかに遠征隊はいないそうです。3月4日にグリスフィヨルドに移動し、2、3日滞在してから出発するそうです。

          ●ホッキョクグマ対策として当社は河野兵市さんに熊撃退スプレー・カウンターアソールトを提供しております。
          
●河野兵市さんに関したお問い合せ先/ Hyoichi Kohno Expedition Office Japan   FAX 81-89-960-0591

2000/02/29   
国際クマ・シンポジウムicon昨年の10月26日、27日に韓国のソウルで、第3回国際クマ・シンポジウムが開催されました。主催は韓国環境省、IUCN(国際自然保護連合)のクマ専門家グループ、トラフィックイーストアジアで、参加者は100名を越えました。日本からは北海道大学に留学中のジョー・モール氏が「北海道における狩猟文化とクマの価値」について講演し、トラフィック・ジャパンからは、現在行われている熊胆(ゆうたん/漢方薬の原料)取引の調査と、日本のクマの生息状況が報告されました。シンポジウムでは漢方薬業界関係者と自然保護団体、動物愛護団体が同じ場所で意見を交わしての交流が図られました。次回は日本で開催してはどうかとの意見が参加者から出されました。(WWF日本委員会・会報「WWF」平成12年1月2月合併号より)
          
■日本の環境庁からの参加はなかったようですが、次回は日本での開催を期待したいものです。

2000/02/29   
、クマは冬眠中も活動するの?icon1月から2月にかけて長野県や神奈川県、山梨県などの各地から、ツキノワグマの目撃情報や遭遇情報が寄せられています。今年は暖冬の影響でしょうか?はっきりしたことはまだ分かりませんが、冬眠中でもクマは活動することがあるので、クマの生息地に行かれる方は注意が必要です。

2000/02/29   
クマ型ロボット(?)登場icon今年の春は玩具メーカー各社から、アニマル型ロボット玩具が登場します。トミーからは5月に、クマ型ロボット「クマッチーノ」(体高約7センチ)が発売になります。イタリアの玩具メーカー、ジョッキプレジオッチ製でICを内蔵し、時々鳴き声を出し、付属のほ乳瓶からミルクを飲む音を立てたりする。希望小売価格は1280円で、色はピンクや黄色など6種類。タカラからは3月末に、ネコ型ロボット玩具「ジャレット」(体高約10センチ/2480円)を発売する。光センサーを内蔵し、付属の猫じゃらしをセンサー部分にかざすと、右の前脚でじぇれつくしぐさをし、「ミャー」と鳴き声を出す。(日本経済新聞 2000年2月22日)

2000/02/17  
MacWorld Expo Tokyo 2000icon2月16日から19日まで幕張メッセ(千葉県)の特設会場で、恒例のMacWorld Expo Tokyo 2000が開催されています。16日のトップを飾り、アップルコンピューターiCEO(最高責任者)スティーブ・ジョブズ氏の基調講演が行われました。その中で、アップルの各製品は順調に売上を伸ばしており、iMac,iBook,G4 PowerMacintosh,PowerBookの新製品が、2月19日から日本で発売になることが発表されました。続いてAirMac(ワイヤレスネットワーキング/インターネットにワイヤレスで接続)とiMovie(ホームムービーが手軽に編集できる)のデモンストレーションが行われ、しめくくりにMac OS X(マック・オーエス・テン/時期新世代オペレーションシステム)の発表と説明がなされ、集まった観衆を熱狂させました。詳細は日本アップルコンピューターのホームページをご覧下さい

  
icon MacWorld Expo Tokyo 2000の写真を7枚アップしました。写真点数を徐々に増やす予定ですので、ご期待下さい。

2000/02/15  
八ヶ岳での熊との遭遇情報icon2月11日に山梨県の八ヶ岳でツキノワグマと遭遇したO@登山者さん(匿名にしています)から、電子メールで『八ヶ岳での熊との遭遇情報』をお寄せいただきました。ご本人の承諾を得ましたので、ここに転載させていただきます。なお、O@登山者さんからは「日本人登山者に注意を呼びかけたい(中略)。キャンプ場に木に吊す網やストレージがあるのは当たり前でなければならないし、炊事場所と寝る場所を分けなければならないことをキャンパーに徹底したいものです。(冬はつらいですけどね)目立つ看板も必要ですね。」というメッセージをいただいております。クマが冬眠中だと思っていても、安心はできないという事実を、どうか記憶してください。詳細は熊情報のコーナーをご覧ください。

2000/02/12  注目される野生動物保護管理計画の動向icon2月10日付の朝日新聞の”主張・解説”欄に、『野生動物の保護管理計画/被害に合わせ柔軟に』というタイトルで、企画報道部のS記者の文章が掲載された。昨年改正された「鳥獣保護及ビ狩猟ニ関スル法律」(通称・鳥獣保護法)では、2000年度から地域の状況に応じて特定の野生動物(クマ、シカ、サルなど)個体群を科学的・計画的に保護管理(Wildlife Management)するために、都道府県が保護管理計画をつくることが決まった。地方自治体が作成する保護管理計画には、「自治体独自で作成する保護管理計画」と「環境庁の計画作成マニュアルに沿って作成する公定保護管理計画」の2種類がある。前者については、既に広島県・山口県・島根県・長野県・青森県・秋田県・和歌山県・兵庫県・北海道がクマについての保護管理計画を作成している。また、ニホンザルについては栃木県・千葉県等が、エゾジカについては北海道等が、地方自治体独自の保護管理計画を作成している。後者については、環境庁の「計画作成マニュアル」が出来上がってから、各自治体で動きが出始めると予想される。

         さて、朝日新聞の”主張・解説”では、既に実施されている各県の保護管理計画(栃木県・千葉県/ニホンザル、北海道/エゾジカ、広島県・長野県/ツキノワグマ)を検証し、それぞれが抱えている問題点について指摘している。たとえば次の通りである。、栃木県が行っているニホンザルの捕獲・排除は、民家付近での銃器使用の法的制限やハンターの高齢化、経験不足などで難航。エゾジカについては先進的な北海道のシカ対策が効果を上げ、着実に被害が減少している。一方、ツキノワグマについては広島県・山口県・島根県では「有害鳥獣駆除」で殺さず(非殺傷)に唐辛子スプレー等でお仕置きをして山に放す「奥山放獣」が続けられた結果、「西中国山地に放獣されたツキノワグマが百頭を越え、生息数増加の局面が予想される」と専門家も指摘している。同じく、民間研究団体(信州ツキノワグマ研究会)が独自に「捕獲お仕置き放逐」を60頭以上実施している長野県では(ただし、長野県は信州ツキノワグマ研究が実施している「捕獲お仕置き放逐」に対して、財政的援助を一切行っていない!全てボランティアで行われている。これが悲しい日本の現状である)、捕獲数の上限を年間150頭とする自主規制を始めたが、1999年度はクマの出没や被害が多発した結果、捕獲数は上限を超えそうだ(
※1999年10月25日の時点で178頭のツキノワグマが有害鳥獣駆除によって捕獲されている!読売新聞1999年11月7日 )。

         朝日新聞の”主張・解説”を読んで残念に感じたことは、「鳥獣保護及ビ狩猟ニ関スル法律」がなぜ改正されたのかについての説明が欠けていたことだ。ここ10年以上前から、特にシカ・クマ・ニホンザル・イノシシによる農作物や林業被害、人身被害、民家付近への出没や侵入などの野生動物と人間(地域住民)との軋轢が年々増大し、社会的にも経済的にも大きな問題となってきた。国も効果的・現実的な方策を打ち出さず、地方自治体も非科学的な方法(有害鳥獣駆除)で対処してきた結果、問題はより深刻化(野生動物による慢性的な被害発生により、中山間地の過疎化・農業生産率や生産意欲の低下・後継者不足などがより進行)していった。また、国際的にも国内的にも野生動物の保護圧が強まり、日本政府の取り組みに対して内外から数々の批判が出されていた。これらのことを踏まえ、野生動物による被害防除・対策と野生動物の保護を両立させるためには、科学的・計画的な『特定野生動物個体群の保護管理計画』が必要だった。さらに、朝日新聞は問題点の指摘にとどまり、「ではどうしたらよいのか」といった明確な”主張”が欠けていたも残念だった。次回には、もっと掘り下げてこの問題について書いていただきたいし、ぜひ取材された記者の”主張”もお聞きしたいと思う。

         最後に、これはマスコミ報道全体に言えることだが、「鳥獣保護及ビ狩猟ニ関スル法律」を「鳥獣保護法」と省略する書き方は、読者に誤解を与えてる可能性が高いので止めていただきたい。私は法的な専門知識は持ちあわせていないが(昨年から実猟は始めました)、「鳥獣保護及ビ狩猟ニ関スル法律」は「鳥獣保護法」と「狩猟法」が合体した法律だと解釈している。本来は二つに分けるべきではないだろうか。なぜならば、「鳥獣保護及ビ狩猟ニ関スル法律」が作られた最初の目的は、野生鳥獣の保護を目的としたものではないからである。「狩猟鳥獣(獲物/ターゲット)をいかに獲り尽くさないように狩猟を継続するか」といった、「狩猟」を管理する目的で作られた。これまでも「鳥獣保護」の流れに沿って徐々に改訂されてきたが、昨年の改正によってより「鳥獣保護を目的とした」法律に成長した。ただし、純粋な「鳥獣保護法」ではないため、改正法案が国会を通過するまでには、多くの批判が研究者やNGOなどから出されている。そのようないきさつを持つ「鳥獣保護及ビ狩猟ニ関スル法律」を「鳥獣保護法」と表記すれは、読者はこの法律は「鳥獣を保護する法律」と誤解する。書く側の都合で省略せずに、正しく表記するべきではないだろうか。

2000/02/12  
盛岡市でクマのミニ研究発表会icon2月10日に岩手県盛岡市の盛岡市動物公園にて、ミニ研究発表会「岩手県のツキノワグマ」(主催・岩手県ツキノワグマ研究会/非公開)が開催されました。平成10年度・平成11年度に岩手県から委託を受けている、ツキノワグマの生息実態調査のうちで、平成11年度の調査報告が8人の研究者から発表され、調査に関わった研究者や行政担当者、猟友会関係者から活発な質問や意見が出された。

2000/02/12  
今年は大凶作、それとも豊作?/氷柱の太さで米の作柄を占う岩手県石鳥谷町大瀬川の「たろし滝」が、2月11日の測定日を前に氷柱が落下していることが、たろし滝測定保存会によって7日に判明した。今年の暖冬の影響だが、過去には、平成5年に氷柱が全くできず測定不能だった。そして、その年の大凶作を的中させた。ところが、平成8年は今年と同様に測定日を前に氷柱が落下したが、たろし滝測定保存会でご託宣は並作と占い、その年は豊作だった。(岩手日報 平成12年2月9日)

         
コメント/はたして今年はどうなりますか? 平成5年は米不足で日本中がパニックになり、外米の輸入や米泥棒の多発など、大変な年でした。その年はドングリやクリ、ブナの実などの堅果類も不作で、全国的にクマの出没や、人身被害、農作物被害が増えた年でした。

2000/02/09  岐阜新聞が誤解をまねく報道icon平成12年1月24日付けの岐阜新聞に掲載された”駆除か保護か,ツキノワグマに揺れる根尾村,「クマはぎ」被害深刻”という記事の内容について、野生動物メーリングリストと日本クマネットワーク・メーリングリスト(JBNML)で、ホットな論議が交わされています。岐阜新聞が記事の中で引用している米田一彦氏(日本ツキノワグマ研究所代表・「山でクマに会い方法」「生かして防ぐクマの害」などの著者)のコメントは、実は本人にとって不本意な形で流用されたものだったことが、JBNMLで明らかになりました。
         記事では「捕獲したクマを人里から離れた山中に放す「奥山放獣」など個体数を維持する対策が必要と強調している。」(岐阜新聞 平成12年1月24日)と書かれていますが、岐阜県で問題になっている剥皮被害(クマがスギなどの針葉樹の樹皮を剥ぎ、木を枯らしたり、木材としての価値を下げる被害)に、「奥山放獣」が有効であるとは、取材に対してコメントしていないと、米田一彦氏はメーリングリストで発言されています。現在日本クマネットワーク・メーリングリストでは、マスコミ報道のあり方、取材の応じ方などについて意見が交わされています。マスコミの報道を鵜呑みするのも考えものです。

2000/02/09  
北海道がヒグマ保護管理計画をまとめるiconヒグマによる人身事故や農業被害防除の対策として、北海道庁は2月1日までに「ヒグマ保護管理計画」案をまとめた。計画案はヒグマと人との軋轢が大きな社会問題になっている渡島半島地域を対象としている。それによると、事故や被害を減らすための予防策(電気牧柵や誘因物質〜生ゴミ〜の排除)を積極的に行い、「人間とヒグマの共生」を図つつ、フグマは北海道を代表する野生生物として、同地域に生息すの地域個体群の維持を図ることを目標にしている。 有害鳥獣駆除も行うが、従来のようにそればかりには頼らず、被害を発生させるようなクマを作らない努力をすることに力点を置く。

2000/02/09  
T.V. Progrumiconサハリンの「ヒグマとシマフクロウの研究交流」に、昨年9月に一緒に行った北海道放送のN氏から、ニコルさんが出演するテレビ番組『ガイアの囁き』(北海道放送製作のドキュメンタリー番組)の案内が届きました。実は、ニコルさんもクマにこだわりを持っている人で、信州ツキノワグマ研究会が信州大学で開いたシンポジウムにも、ボランティアで講演して下さいました。この番組に熊が出演するかは不明です。ぜひご自分の目で確かめてください。

                 『ガイアの囁き』C.W.ニコルの新極北探検
                 2月27日(日) PM2:00 TBS系で放送
                 詳細は北海道放送(HBC)のホームページをご覧下さい。   
http://www.hbc.co.jp/nicol/

2000/02/09  
19000アクセス達成icon1998年2月22日にホームページをアップしてから、ほぼ2年間で19000アクセスを達成しました。これも皆様のおかげです。感謝、感謝、どうもありがとうございます。20000アクセスまで後少しです。大手のマスコミにも紹介されないようなクマネタが、突然アップすることもあります。ぜひブックマークやお気に入りに印を付けてくださいね。これからも、よろしくお願いします。

2000/01/28  クマの出産シーズン到来iconクマには着床遅延という、不思議な出産生理機能が備わっている。6月〜8月上旬に交尾し、妊娠したクマは秋に着床し、冬眠中の1月下旬から2月中旬にかけて、1〜3頭の赤ちゃんを出産する。今年もいよいよクマの出産シーズンを迎えた。秋田県北秋田郡阿仁町の阿仁町熊牧場(春まで休園中)では、ツキノワグマの出産生理などについて、大学の研究者と共同で科学的な研究を行っている。超音波で調べた結果、今年は11頭の赤ちゃんグマが生まれる可能性があるそうだ。

2000/01/28  
EVENTicon岩手県盛岡市愛宕町にある盛岡市中央公民館では、新春特別展「南部家の稀覯(きこう)本ー蝦夷地資料」展を、平成12年2月29日まで開催中。盛岡藩は完成11年(1799年)〜文化11年(1814年)と、安政2年(1855年)〜慶応3年(1867年)の2度にわたって、幕府の命令で蝦夷地警護を担当した。その時に南部家が収集した近世の蝦夷地に関する資料を中心に百余点を展示している。アイヌのクマ撃ちやアザラシ猟を描いた「東蝦夷地図巻」や「クナシリ島建屋図」(原本)なども公開されている。(岩手日報 平成12年1月27日夕刊) 

            
盛岡市中央公民館 電話 019-654-5366
            入場料/一般 150円、高校生 100円、小中学生 50円、月曜日・祝日休館


2000/01/21  日本クマネットワークicon2000年1月15日に「日本クマネットワーク(JBN)」(代表・青井俊樹/北海道大学教授/年会費2000円)のニュースレター、”Bear Japan”(Vol.1 No.1 2000年1月号)が創刊になりました。主な内容は、1)代表の挨拶 2)シンポジウム報告(ヒグマの会フォーラムin羅臼、ヒグマとツキノワグマの生態研究と保護管理の最前線、日本哺乳類学会1999年大会、野生生物保護学会第5回大会) 3)活動現場から(軽井沢で発生したゴミ箱に餌付いたツキノワグマへの対策、奥地放獣と地域住民) 4)学術報告(エゾヒグマの高山帯利用時期と確認頭数の年次変化、エゾヒグマの行動に及ぼす人の影響) 5)クマ伝言板 6)総会報告・・・等です。”Bear Japan”(非売品)はJBN会員のみに、年4回配布になる予定です。日本クマネットワークは、日本国内の主なクマ研究者が参加している民間団体です。日本クマネットワークについて詳しく知りたい方は、日本クマネットワーク設立趣意書をアップしましたので、そちらをご覧ください。

2000/1/21   まだまだ続くY2Kicon年末年始を無事乗り切っても、コンピューター西暦2000年問題はまだまだ続きます。」といった記事が、弊社が所属している商工会の会報に掲載されていました。例えば、平成12年1月31日、2月28日、3月31日などが危険日です。詳細はY2K問題のページをご覧ください。 (都南商工会・会報となん第141号12/1月号)

2000/01/21  
NEW PRODUCTicon2000年1月15日に東北セルラー電話(本社仙台市)は、デジタルセルラーホン「D207K」に新機種のデズニーキャラクターモデル”クマのプーさん”と”ミッキーマウス”を発売した。フリップにそれぞれのキャラクターのレリーフがプリンとされている。デスプレーにもキャラクターが表示される。デズニーの着信メロディーも搭載。約63グラムの超軽量、超小型がウリ。約120分連続通話・約250時間連続待ち受けが可能。受信メール表示機能付き。(岩手日報 平成12年1月15日) 

2000/01/17  
EVENTicon2000年2月4日(金)の午後3時から、北海道室蘭市・室蘭工業大学講義棟にて、”映画と講演の集い”が開かれます。上映される映画は「イヨマンテ−熊おくり」(1977年度民族文化映像研究所作品)で、民族文化映像研究所長の姫田忠義氏が講演します詳しくは熊イベントのページをご覧ください。

2000/01/17  トラブル発生icon心配されていたY2K問題も、生活や経済活動に直接影響を及ぼすような大きなトラブルは、今のところなかったようですね。新聞各紙でもY2Kを検証した記事が掲載されるようになりました。さて、私の身近なところでY2Kによる2件のトラブルが発生したので、Y2K問題のページにレポートしました。興味のある方はご覧ください。

2000/01/11  
冒険家・河野兵市氏がトレーニングを開始icon1997年5月2日に日本人初の(世界で3番目)北極点単独徒歩到達を達成した冒険家の河野兵市氏(愛媛県)が、2001年に予定している「北極点〜瀬戸町間、徒歩とシーカヤックの旅」に向けて、今年の2月から4月にかけて北極圏でのトレーニングを開始します(日本出発は2月21日の予定)。河野兵市氏は1999年9月19日に、沖縄県沖縄市〜愛媛県松山市までの約1300キロをシーカヤックで漕破する"1999 EXPEDITION TOKARA"を達成しています。なお、河野兵市氏からの要請により、当社では前回と同様にホッキョクグマ対策の目的で、熊撃退スプレー・カウンターアソールトを提供する事に本日決定いたしました。

                        ●お問い合せ先/河野兵市遠征隊事務局  河野兵市
                        愛媛県松山市東石井町102−5  ディアス石井205
                        TEL:089-905-1121 FAX: 089-960-0591
                     E-mail ZVA01330@nifty.ne.jp

2000/01/11  冒険家・大場満郎氏が再度北極海にアタックicon1997年6月23日に世界初の北極海単独徒歩横断の偉業を達成した冒険家の大場満郎氏(山形県最上市)が、”北磁極を目指して計画・準備・実践を参加メンバー自身が行い、目的を成し遂げたときの感動、満足感を通して自分に自信を持つこと!”を目的とした、「大場満郎と北磁極を目指す冒険ウォーク2000」を今年4月に開催する予定です。参加者は高校生から大人までの一般約10名。新年早々に大場満郎氏の出身地山形県最上市で、厳冬季トレーニングが行われました。大場満郎氏は1986年の2月〜4月にかけて、カナダ北極圏を歩き、北磁極への往復900Kmを単独徒歩行にも成功しています。現在故郷の山形県最上市で、最上市の全面協力を得て、大場満郎さんの長年の夢、”冒険学校”を建設中です。なお、昨年の暮れに大場満郎氏から要請があり、当社では前回と同様にホッキョクグマ対策の目的で、熊撃退スプレー・カウンターアソールトを大場さんに提供しております。

2000/01/11  
EVENTicon1月15日に山梨県甲府市で、民間団体「人と野生動物を知るつどい」に主催による講演会・「クマと被害を知るつどい」が開催されます。講師として「鳥獣害の防ぎ方」農文協・「山でクマに会う方法」山と渓谷社・「生かして防ぐクマの害」農文協などの著者、米田一彦氏(日本ツキノワグマ研究所代表)が広島県よりお越しになります。詳しくは熊イベントのページをご覧ください。
            ●お問い合せ先/「人と野生動物を知るつどい」事務局
                    山梨県北巨摩郡高根町清里の森4-16-5 杉山 慎二 
                    TEL&FAX 0551-48-3240


2000/01/11  
岩手県が電話によるクマの安全ガイド開始icon岩手県では2000年1月1日からテレフォンガイドいわてを開始しました(FAXによる情報サービスも有)。その中で自然保護課では、音声による「山でクマに会わない方法」を提供しています。電話番号は019-629-6911、コードは974です。なお、当社のクマに対する安全対策情報も参考にされております。



gif. Old Bear Information 2-3-2 (2000.07.01~)

gif. Old Bear Information 2-2 (1999.10.04~1999.12.24)

gif. Old Bear Information 2-1 (1999.01.17~1999.09.28)

gif. Old Bear Information 1-1 (1998.03.06~1998.12.14)

gif. indexに戻る


grizzly foot small
有限会社アウトバック