過去の新規情報 VOL.2-4-3




赤鉛筆 過去の新規情報 (2001.08.02〜2001.12.28)

2001/12/28   叉鬼山刀のお知らせicon 西根打刃物製作所製の新しい叉鬼山刀(鍛造師・西根 登)の写真をアップいたしました。なお、叉鬼山刀の偽物が出回っているので、お買い求めになる際にはご注意下さい。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/12/21   
超密度の濃い獣害対策学習会icon 12月22日,23日に兵庫県芦屋市の総合研修センター六甲ハウスで開催される『第5回獣害対策学習会』の演題一覧がリリースされました。それによると口頭発表が48件、ポスター発表が27件とものすごい内容です。単純には比較できませんが、先週兵庫県三田市で開催された野生生物保護学会2001年大会(口頭発表16件、ポスター発表16件)よりも、かなり発表数が増えています。なお、獣害対策学習会・事務局では22日、23日の参加者を募集しています。獣害被害にお困りの方や行政の担当者、獣害対策や野生動物に興味のある方はぜひこちらをご覧下さい。

2001/12/21   岩手のクマの問題が放送されましたicon 12月19日午後6:20〜IBC岩手放送のニュースエコーで、クマの特集が放送になりました。今年は岩手県内全域で、ツキノワグマの出没や被害が頻繁におき、大きな問題となりました。特集「クマは何を訴える?」では、遠野市のハンター(今年の「第9回クマを語る集いin盛岡」でも 講演していただいた方です)が同テレビ局の若い女性リポーターを山に案内 し、山が開発や伐採によって荒廃してしまった現状や、クマが人里に下りて来るよう になった原因、なぜ被害が起こるのか、有害駆除への批判、クマとの共生への方策な どを語っています。弊社に取材に来られたときに、「今回の取材でとても勉強になった」と、担当されたレポーターの方が話されていました。内容も構成や編集がとても良い作品に仕上 がっていると感じられました。
 また、今年県内では24人の人身被害(内1人死亡・死亡事故は27年ぶり)が発 生し、最悪の記録を更新してしまいました。また、有害駆除で捕殺されたクマも127頭にのぼ り、25年ぶりに100頭を越えたことが、番組の中で説明されていました。


2001/12/21   今年の岩手のクマ騒動についてicon 12月20日付けの朝日新聞岩手版に掲載された「’01 記者回顧」に、盛岡支局の井上裕一記者の『相次いだクマ騒動 被害者は悲しみ一色 共生による解決願う』と題した記事が掲載になりました。今年1年間クマ騒動の取材を続けて得られた貴重な経験を通して、今年は例年の3倍近い24人の死傷者が出たが、人里に下りてきたクマを殺せば解決する問題ではないと述べられてます。広葉樹林の伐採によりクマの生息地が狭められ、クマを餌付かせる原因となる食べ物の残りを、山中に捨てる不心得者もいると指摘し、クマをおびき寄せる理由は私たち人間の側にもあるのではないかと問いかけています。
 クマ被害の問題は、加害者のクマにとっても、被害者やその遺族にとっても深刻な問題だと思います。ただクマを保護すればよいという問題でも、クマを駆除すれば解決するという問題でもありません。私たち一人一人が、自分自身の問題(人類が地球という惑星に存在している意味)として真剣に捉えなければ解決しない問題だと思います。
 井上記者も『来年はもう悲しい現場は見たくな い。人とクマの共生の「現場」を探そうと思う。』と、記事の中で結ばれていました。

2001/12/19   
クマの特集icon 12月19日午後6時20分からIBC岩手放送が放送予定のニュースエコーで、「クマは何を語りかける?」という特集 が放送になります。お近くの方はぜひご覧下さい。

2001/12/19   
春グマ駆除再開に待った!icon 北海道が来年から再開を予定している春グマ駆除に対して、日本クマネットワーク(代表・岩手大学教授 青井俊樹)は12月14日に、北海道知事宛に「北海道における春グマ駆除(管理捕獲)再開に関する要望と提言」を提出しました。この内容は12月17日に道庁内の記者クラブにも発表されました。日本クマネットワークについての詳細はこちらをご覧下さい。
2001/12/12   東中国クマ集会12月拡大公開定例会icon 12月15日(土)に「兵庫県立人と自然の博物館」(兵庫県三田市)で開催される野生生物保護学会に合わせて、東中国クマ集会の定例会が拡大公開定例会として開催されます。話題提供者として"のぼりべつクマ牧場"の前田菜穂子さん(北海道/ヒグマの会事務局)とJBN事務局として"アウトバック"代表の藤村(岩手県/岩手県ツキノワグマ研究会事務局)が参加し、それぞれの地域でのクマ保護管理の取り組みに発表を行い、参加者と情報交換を行う予定となっています。一般公開(参加費無料、定員60名)ですので一般の方も参加することができます。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/12/11   
クマを知るためのパンフレットicon 奥多摩ツキノワグマ研究グループ(代表:山崎晃司)ではWWFジャパンの助成を得て、このほど『クマを知っていますか?』というパンフレットを作成しました。主な内容は東京都奥多摩町に生息しているツキノワグマの生態や、各地のクマについての情報、クマとのトラブルを避けるための情報(クマと遭遇しないために、クマを誘引しないための工夫・心得、クマと遭遇したときの対処について)などが記載されています。また、クマをもっと知りたい方向けに、クマ関連の書籍やインターネットのホームページ(当社のサイトも紹介されています)なども記載されています。今後は奥多摩を訪れる観光客や登山者などに配布を予定しているそうです。お問い合せは下記までお願いいたします。

          お問い合わせ:奥多摩ツキノワグマ研究グループ
                 茨城県岩井市大崎700
                 茨城県立博物館 動物研究室内
                 e-mail: CXP05426@nifty.ne.jp
                 
http://www.asahi-net.or.jp/~xi1k-ymzk/

2001/12/11   
一粒の人魚の涙が意味するもの icon 2001年もあと21日で終わろうとしておりますが、WWFジャパン(財団法人世界自然保護基金日本委員会)では年末寄付のキャンペーン”一粒の人魚の涙が意味するもの”を行っています。
 童話『人魚姫』は有名なアンデルセンの作品ですが、海に生息している哺乳類のジュゴンを見た昔の船乗りが、それを人魚だと想像したのでした。日本のジュゴンは絶滅したと考えられていましたが、沖縄の海にも生息していることが近年確認されています。ところが、WWFの調査によると「海洋生態指数」は1970年から2000年までの30年間で35%も減少し、海の環境が悪化していることが分かりました。また、地球上で発見されてる生物種は180万種ですが、絶滅の恐れが高いと危惧されている種は、動物種が5,435種、植物種が5,611種もあります。そして、野生生物の生息地や生活、生命を脅かしている最も大きな原因は、残念ですが私たち人間の存在とその活動です。かといって、私たちが絶滅するわけにもまいりません。
 さて、お寺の本堂に飾られている極楽と地獄の絵を眺めていると、「生きているときに功徳を積めば、死後は極楽に行くことができます。生前悪いことばかりしていると、死後は地獄へ行くことになりますよ」と、お坊さんから教えられた経験はありませんか?皆さんのご寄付によって、たくさんの野生生物が絶滅から救われます。なお、
WWFジャパンはこれまでにもたくさんのクマの研究団体の活動をサポートしています。皆様のご協力をお願い申し上げます。WWFジャパンについてはこちらをご覧下さい。WWFジャパンのサイトでは、『野生のジャイアントパンダ 〜日本語版』のダウンロード・サービスを行っています。

         
WWFジャパンへの寄付の送り方
         1.郵便振込:最寄りの郵便局から振り込み用紙で送金する方法
           口座:00100-4-95257
           加入者名:WWF JAPAN

         2.クレジットカード利用(フリーダイヤルを利用する方法)
           電話:0120−366−505
           FAX:03−3769−1717

           
※WWF ジャパンへのご寄付は所得税法上の免税の対象となります。

2001/12/11   
白いクマが受賞icon 12月7日に仙台市で東北写真記者協会は、今年の優れた報道写真に贈る協会賞と部門賞を発表しました。その内新聞部門一般ニュース部門賞には、岩手日報社木村晴行氏の「白いクマ悠々と」が受賞しました。今年の5月に盛岡市の近郊で目撃されていた白いクマ(アルビノのツキノワグマ)が、木にもたれながらのんびりと昼寝をしている、微笑ましい写真です。(平成13年12月08日 岩手日報

2001/12/10   
新・生物多様性国家戦略を考えるicon 環境省では12月10日に新・生物多様性国家戦略の骨子案が検討され、平成14年1月に素案をまとめる予定です。それに合わせてWWFジャパン(財団法人世界自然保護基金日本委員会)では全国各地から「新・生物多様性国家戦略」策定に向けて幅広く、様々な方々から意見を集め、国家戦略の内容に反映できるように働きかけています。具体的には「生物多様性国家戦略」(環境省生物多様性センターのサイトで公開)についての意見書の募集(12月11締切、ギリギリ12月13日中必着)と、12月16日にシンポジウム『新・生物多様性国家戦略を考える』を開催します。シンポジウムの詳細はこちらをご覧下さい。お問い合わせはWWFジャパンまで。なお、弊社はWWFジャパンの法人会員として、WWFジャパンの活動をサポートしております。

          
●お問い合せ:WWFジャパン 自然保護室
                〒105-0014
              東京都港区芝3-1-14 日本生命赤羽橋ビル6F
              Tel:+81-3-3769-1772  Fax:+81-3-3769-1717 URL:
http://www.wwf.or.jp/

2001/12/07   
ポリタンク・コンピューターicon アップル・コンピューターのデスクトップ、G3 PowerMacintoshシリーズはそのデザインから「ポリタンク」の愛称で呼ばれています。実は、ポリタンクにPowerMacintosh 8100のロジックボードをのせ、本当のPC"ポリタンク"を製作した方がいらっしゃいます。世界に一つしかないポリタンク・コンピューターは、「electric Tough Art Club」のサイトからご覧下さい。

2001/12/07   
クマ保護プロジェクトicon 野生生物保護法制定をめざす全国ネットワーク の「クマ保護プロジェクト」の提案が、以下のサイトにアップされていますので、興味のある方はご覧下さい。
                        
http://www.asahi-net.or.jp/~zb4h-kskr/wildlife/bear.html

2001/12/06   
ツーリング・ライフicon モト・ライダーにはぜひ読んでいただきたい本を紹介します。もちろん、全ての方にお薦めの本です。小説家でエッセイストの斎藤純さんが、春秋社から『ツーリング・ライフ』というエッセイ集を出版しました。不況やテロなど、世の中は息苦しい出来事ばかりで窒息しそうですが、『ツーリング・ライフ』を読んで心の扉を開き、青空が広がる自由な世界へと心のツーリングに出かけてみませんか(本書の中ではツキノワグマの話題も載っています)。『ツーリング・ライフ』についての詳細はこちらをご覧下さい

2001/12/06   
学会のリンク集icon 「学会」というと、チョットお堅い雰囲気がただよいますね。でも、多くの学会では一般の方にも門戸を開いており、どなたでも参加することができます。自然や野生生物に関連した約30の学会のホームページのリンク集を作りました。試しに、あちらこちらの学会のサイトを除いてみませんか。

2001/12/05   
縄文人のペンダントicon 岩手県東和町の「東和町ふるさと歴史資料館」では、12月9日(日)まで第5回特別企画展『縄文の装飾品展』を開催しています。岩手県内28遺跡から出土した耳飾り、ネックレス、ペンダント、腕輪など約200点を展示。縄文人の「晴れ」の文化を探ります。
 装飾品は縄文時代以前から存在しています。材料には石、土製品、骨、歯、貝など様々なものが使われています。中にはツキノワグマの牙(犬歯)を加工したペンダントもあります。本州最大の猛獣としての強さが投影され、身につけた人の威信を示す装飾品といえます。後に流行する勾玉(まがたま)のペンダントは、牙の形を模したものとされます。
 開館は午前9時〜午後5時。入館料は一般200円、小・中・高校生100円。お問い合せ先は東和町ふるさと歴史資料館(TEL:0198-42-3056)まで。(平成13年12月03日夕刊 
岩手日報

(コメント)三種の神器(八咫鏡、草薙の剣、八尺瓊勾玉)の一つ「八尺瓊勾玉(ヤサカニノマガタマ)」は、クマの牙を模したものだという説を、以前なにかの本で読んだことがあります。クマが冬になると冬眠し(大地にもぐる)、春に冬眠から目覚める(大地から出てくる)ことを、古代の人々は「クマは死んでも再び復活する」と考えていたというのです。クマは死んでも蘇る、不老不死の不思議な力を持っている生き物として崇められていた。そして、「天皇家は滅びることがなく、未来永劫継承される」象徴として、ツキノワグマの牙を模した「八尺瓊勾玉」が三種の神器に加えられたと述べられていました。そう言われてみると、何となく納得してしまいますね。
 それから、
岩手県東和町は「エコミュージアム」(地域全体が博物館、住民全員が学芸員)という国際的な文化活動にも取り組んでいます。また、東和町に出向中だった農林省キャリアの女性職員が、エリートコースを捨てて役場の職員に転職したりと、県の内外からも注目されている町です。

2001/12/04   
シカを美味しく食べるicon 本州では12月1日からシカ猟が解禁になりました。私も12月2日に先輩のハンター8名と共に、岩手県大船渡市(旧三陸町)の海が見える猟場へと初猟に出かけまして。そして、3シーズン目で、初めて雄のホンシュウジカを仕留めることができました。その場で血抜きを行い、解体は戻ってから皆で手分けして行いました。鹿肉の分配は射手も勢子も均等に行います。マタギの世界では、肉の一切れまで計りで計測しながら、猟に参加した人全員に均等に分けるそうです。これを「マタギ勘定」といいます。鹿肉の配分が終わった後は、リーダーの自宅で山の神様に感謝をしながら、取れたてのシカ肉を肴に祝の園が開かれました。
 自分で仕留めたシカを自ら解体し、その鹿肉を自分で料理して家族に食べてもらうことが、私の長年の夢でした。その夢がやっと実現しました。3日の晩は鹿肉のステーキ「ミセスマリーのお勧めシカステーキ」を作り、家族で美味しく頂きました。調理方法は
(社)エゾジカ協会のサイトの「レストラン蝦夷鹿亭」のレシピを参考にさせていただきました。なお、鹿肉すなわちベニソンは最高級のジビエ(狩猟鳥獣肉)で、超高級食材です。毎年大量の鹿肉がニュージーランドから輸入され、日本人の胃袋におさまっています。

2001/12/04   熊撃退スプレーでヒグマを撃退したレポート!!icon 今年の6月、北海道の知床国立公園でヒグマにアタックされ、熊撃退スプレー「カウンターアソールト」でそれを追い払った野生動物写真家のレポート"My Close Encounter"が、彼のホームページに掲載されています。

 平成13年6月12日午後2時頃、野生動物写真家のDavid B. Jack氏は知床国立公園内の古い林道を歩いていました。やがて、前方約30メートル先に道をふさぐように大きな木が倒れており、その木の後方にとても大きなヒグマの頭を発見しました。すぐにDavid B. Jack氏は、子グマがいないことを確認するために辺りを見回し、そのヒグマは単独であると判断しました。そして、クマに自分の存在を知らせるために叫びました。すると、ヒグマは左右に動き続け、明らかに警告のサインを発しました。しかし、David B. Jack氏はそれが警告のサインだとは気がつかず、クマを撮影するために三脚にカメラをセットしていました。でも、撮影する状況ではないとすぐに気がつき、登ることができる木を捜したのですが、近くに適当な気がありませんでした。そこで、クマより高い場所に身を置くために、左側の高い場所に移動しました。そして、自分の存在をクマに知らせるために、移動する間も音を立て続けました。その場所から離れれば、クマは安心すると考えたそうです。しかし、不幸にもクマも丘に移動して、David B. Jack氏に向かってきたのでした。David B. Jack氏は迷彩色の服装に身を包んでいたので、クマは自分に気が付かないと思い、さらに大きな音を出し続けたですが、クマは警告無しに突進してきました。
 しかし、幸いにもDavid B. Jack氏は
唐辛子スプレー(カウンターアソールト)をホルスターから抜いており、いつでも発射できる態勢を整えていたのでした。ヒグマは大きく口を開けており、その頭部はとても大きく見えたのを覚えているそうです。それは彼の肩幅よりも大きかったそうです!
 そして、クマがおよそ12メートルの距離に接近したときに、David B. Jack氏は
唐辛子スプレー(カウンターアソールト)をクマめがけて発射しました。熊撃退スプレーは赤い霧(pepper cloud)でクマを包み込みました。するとヒグママはクルリと向きを変え、後退していきました。その際にDavid B. Jack氏も誤って自分自身に唐辛子スプレーのガスをかけてしまいましたが、幸い被害は少なくて済みました。当のクマは、彼の後方でグルグル回っていましたが、その間も、こちらを気にしているようでした。やがてクマはその場から離れていき、姿を消しました。(以下省略)

 David B. Jack氏のサイト
"WELCOME TO DAIVID B JACK'S PHOTOGRAPY ONLINE"にはヒグマやオオカミなどの野生動物や自然、スポーツ、海外のの写真がたくさん掲載されています。また、上記のヒグマ遭遇レポートには、なぜそのヒグマはDavid B. Jack氏を襲ったのかについての、彼の分析と考察にも紹介されています。さらに、熊撃退スプレー(カウンターアソールト)を製造しているカウンターアソールト社に対しての謝辞も述べられています。

2001/12/01   
マサカリでクマ即死icon 11月30日午前1時頃、岩手県大東町大原字堰ノ上の林業菅原修一さん(50)のお宅で、ツキノワグマが鳥小屋の中に入り、飼育中の鳥(菅原さんはウコッケイなどの鳥15羽を飼育)を食害した。鳥が騒ぐので菅原さんがマサカリで小屋を叩くなど威嚇すると、クマは小屋から出てきて菅原さんに向かってきた。そこで菅原さんはマサカリでクマの顔を一撃すると、クマは即死した。菅原さんに怪我はなかった。仕留めた後も「クマに襲われそうになり、とても怖かった」と語っている。
 クマは体長約130cm 、体重約100キロの雄の成獣。現場は町役場から約5キロ北東の山間で、数日前から付近にクマが出没していた。菅原さんのお宅でも、柿の木を荒らされ、地元猟友会関係者に有害駆除について相談していた最中の出来事だった。森林総合研究所東北支所の岡輝樹主任研究官は「クマは冬眠に既に入ったか、まだ入っていないかギリギリの時期。まだであれば、冬眠に備えて『どか食い』をしている。山にエサがないため、里に下りたのではないか」とコメントしています。(平成13年12月01日 
岩手日報

2001/12/01   警告・新型ウィルスが蔓延!MagLight icon 11月24日に新型コンピューターウィルス(W32.Badtrans.B@mm)が専門機関で確認されました。私が登録中の複数のメーリングリストでは、その話題で持ちきりです。W32.Badtrans.B@mmはかなり蔓延していると危惧されます。W32.Badtrans.B@mmについての情報及び対策については、以下のサイトをご覧下さい。

・シマンテック株式会社
 
http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/w/w32.badtrans.b@mm.html

・マイクロソフト
 
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/topics/badtrans.asp

・情報処理振興事業協会 セキュリティセンター(IPA/ISEC)
 
http://www.ipa.go.jp/security/topics/newvirus/badtrans-b.html

・トレンドマクロ株式会社
 
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/default3.asp?VName=WORM%5FBADTRANS%2EB

・日本ネットワークアソシエイツ株式会社
 
http://www.nai.com/japan/virusinfo/virB.asp?v=W32/Badtrans@MM

2001/12/01   4X4 MAGAZINEicon 『4X4 MAGAZINE』2002年1月号(11月26日発売/フォーバーフォーマガジン社)では、有限会社アウトバック代表の藤村(同誌エリアレポーター)の林道ツーリング参加のレポート『みんなで走れば怖くない・陸奥岩手林道アタック顛末記』が掲載されています。内容は岩手ランドローバーオーナーズ・クラブの企画した、ツーリング&タスク競技会に参加したときのものです。今号の『4X4 MAGAZINE』には、日産サファリ・パトロール誕生50年を記念した特集や、今回で38回目を迎え、米国ラスベガス・コンベンションセンターで開催されたSEMA SHOW(自動車関連アフターマーケット展示会)の特集、好評連載中の自動車盗難事件追跡ルポ第22弾「四駆が消える!イモビライザーはどこまで安心か?」など内容が盛りだくさんです。


2001/11/25   野生生物保護学会icon 平成13年12月14日〜16日まで兵庫県立人と自然の博物館にて野生生物保護学会2001年大会が開催されます。クマに関連するのは次の通りです。口頭発表:「ニホンツキノワグマの糞から出現した種子の形態的特徴」(小池伸介、古林賢恒/東京農工大、羽澄俊裕/野生動物保護管理事務所)、ポスター発表:「ニホンツキノワグマのヘアートラップ法による個体識別の検討と応用」(森光由樹、濱崎伸一郎、岸本真弓、岡野美佐夫、片山敦司/野生動物保護管理事務所)、公開シンポジウム:「ヒグマ牧場の示した意味:野生動物と経済動物の間にあるもの」(前田菜穂子/のぼりべつクマ牧場・ヒグマ博物館)。野生生物保護学会2001年大会の詳細についてはこちらをご覧下さい

2001/11/22   
熊撃退スプレー入荷!icon 熊撃退スプレーカウンターアソールトが入荷いたしました。今回入荷分が本年最後の入荷となります。ただ今御注文を承っております。

2001/11/22   
ヘアートラップを岩手県内に設置icon 平成13年11月18日付の朝日新・岩手版の「ニュース・グラフ」に、『白いクマのなぞ 追え』という記事が載りました。それによると、独立行政法人森林総合研究所東北支所の岡 輝樹主任研究官は、北上山地と奥羽山脈のツキノワグマの違いを調べています。そのために岡氏は、北上山地の各所にヘアートラップを設置し、遺伝子を分析するための毛根を集めています。手作りの体毛を採集するための仕掛け(ヘアートラップ)の仕組みは、リンゴを金網で包み、木に縛り付ける。さらに、その周りに有刺鉄線を巻、リンゴを食べに来たクマが有刺鉄線に引っかかり、体毛が取れるというわけです。さらにクマを呼び寄せるための仕掛けとして、クマの好物の蜂蜜とビールを紙コップに入れ、木に吊します。12月上旬までにこの仕掛けを50カ所に設置します。集まった体毛をDNAなど詳細に分析し、白いクマの謎に挑みます。

2001/11/17   
危機意識が欠如している日本MagLight icon 17日付の日本経済新聞に興味深い文章が2つ載っていました。どちらも、日本には危機管理に対する意識が欠如しているし、危機管理態勢が不十分であるといった内容でした。私も同感です。昨日東京で某警備会社の方と親交を持ったのですが、その方も「自分の両親が住んでいるマンションで、(同じマンションに住む)変質者が包丁を振り回したり、子供を殴っても、住民どうしの対応は不十分だし警察もその変質者を逮捕できないでいる」例を引き合いに出し、「日本では国も警察も国民も危機管理意識が欠けている」と述べておりました。もちろん、日本では野生動物の被害に対する危機意識も欠如しているし、被害対策も不十分です。日本経済新聞に載った記事については、こちらをご覧下さい。

2001/11/17   
防犯機器の展示会&セミナーMagLight icon 11月14日〜16日まで東京の池袋サンシャインシティ・文化会館にて、「SECURITY SYSTEM 2001 Fair」(防犯防災先端機器展2001)が開催されました。また、ワールドインポートマート6階のセミナールームでは、「『虹彩』本人認証システム」、「セキュリティシステム構築のノウハウ」「ADA及びハイセキュリティファンクション」「デジタル防犯装置を使う」などのセミナーが開かれました。

2001/11/15   
クマのシンポジウムicon 2001年12月1日(土)午後1時〜5時、YMCAアジア青少年センター9階ホール(東京都千代田区)にて”「日本のクマ」を考えるシンポジウム”(主催:世界動物保護協会<WSPA>地球生物会議<ALIVE>)が開催になります。講師と演題は、バーバラ・マース氏(ニュージーランド自然保護省、生物学者)「檻の向こうのクマたち−行動学的知見から引き出される福祉の重要性」、ヴィクター・ワトキンス氏(世界動物保護協会WSPA野生生物部長)「世界各国におけるクマのサンクチュアリー設置について」、米田一彦氏(NPO日本ツキノワグマ研究所代表)「クマの駆除の実態と保護政策について」、坂元雅行氏(野生生物保全論研究会事務局長)「クマの保護と野生生物保護法の必要性」、野上ふさ子氏(地球生物会議代表)「クマの保護と法律・基準の改正の必要性」、コメンテーターは小原秀雄氏(女子栄養大学名誉教授)です。なお、当日は同時通訳が行われます。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/11/12   
白いクマを撃たないで!icon 11月6日(火)に岩手県盛岡市の都南文化会館「キャラホール」にて、(社)岩手県猟友会の平成13年度狩猟事故防止研修会と狩猟登録証の交付が行われました。今年の岩手県はクマによる事故や出没が例年よりも増えたために、有害駆除の申請が盛岡管内の11市町村だけでも90数件あり、昨年(46件)の倍以上に増えたと、盛岡地方振興局の担当者が話されていました。また、猟友会からは、今年5月に白いツキノワグマ(アルビノのツキノワグマ)が盛岡市近郊に出没して話題になったが、「猟期に見つけても発砲しないように」、という要望が出されました。専門家によると、アルビノのクマは動作がのろく、人を襲うことは少ないとのことです。
 参加者には狩猟登録証と一緒に会報『猟友いわて』11号が配布されました。その会報の中でも話題になった白いクマについて触れられていました。以下は
「お願い『白いクマ』の捕獲自粛を」(岩手県猟友会報より)からの抜粋です。
 「(省略)さて、クマ猟を含む狩猟の解禁がまもなく訪れますが、白いクマとて狩猟獣に変わりはなく捕獲できるわけですが、しかし、あの愛くるしい姿が全国にテレビ放送され、報道を見た大方の人たちは、岩手で「そーっと見守って長生きさせてほしい、生き抜かせてほしい」との心情を持ったと思われます。
 このような状況の中で、本年度、盛岡猟友会通常総会(代議員制)においても話題となり、この珍獣を「皆で遠くからそっと見守っていこう。」との申し合わせをしました。要は、ハンターの心の問題とも思います。
 昔から「マタギ」仲間では「白いクマと皆黒(みなぐろ・月の輪のないクマ)は撃たない」との掟があるとも聞きます。
 特にこれまで、人間社会に悪さもしません。ご協力を!!」
 平成13年度の狩猟の解禁は、北海道では11月1日から、本州では11月15日からです。以前長野県内で皆黒のツキノワグマが捕獲されたことがあります。黒姫在住の作家のC.W.ニコルさんや、彼の友人達の働きかけでそのクマは助けられ、秋田県阿仁町にあるクマ牧場へ運ばれました。白いクマには生き延びてもらいたいものです。

2001/11/12   
白いクマは局所的絶滅の前兆?icon 11月10日付朝日新聞に『白いツキノワグマ 生態系危機の前兆?』という記事が掲載になりました。それによると、岩手県では北上山系と秋田県境の奥羽山系とクマが生息しており、両山系の間は近いところで10キロしか離れていない。ところが、東京大学大槌臨海研究センター助手・天野雅男さんが独立行政法人森林総合研究所東北支所との共同研究で、北上山系のクマの頭骨76個と、奥羽山系のクマの頭骨62個を細かく計測した結果、北上山系は丸顔で、奥羽山系は鼻面が長いことが分かった。「骨の形から両者は全く違い、遺伝的な交流はほとんどない」と天野さんは話す。
 また、今年4月下旬から5月中旬にかけて、盛岡市郊外の梁川の山林などで白いクマが目撃されている。人の姿を見てもあまり気にせずうろついていた。アルビノは視覚の発達が十分でなく、動作も散漫だといわれる。森林総研東北支所の岡輝樹・主任研究官の調査では、岩手県内で白いクマは1985年以来10件の目撃報告があり、同一個体を除くと7頭発見されている。全て北上山系だった。奥羽山系では1頭もない。北上山系で白いクマの出現率が高い理由について、「生息地が分断されて、クマに好適な森が狭くなり、血縁個体と出会う機会が増加したのではないか」と、岡さんは指摘している。さらに、近親婚のリスクは種によって大きく異なるというが、「北上個体群が局所的に絶滅する恐れも否定できないだけに、遺伝的な解析を慎重に進めていく必要がある」という。
 岩手県内には約1,000頭のツキノワグマが生息し、有害駆除と狩猟で年間150頭前後が捕獲されている。1993年から2000年まで、狩猟は奥羽山系の102頭に対し、北上山系は479頭と圧倒的に多かった。
 森林総研関西支所の大井徹・生物多様性研究グループ長は「北上山系ではクマの生息圏が人の生活圏と重なっていて、人身事故も北上山系が奥羽山系の3倍にのぼる。今後も被害が出る可能性が高い。」と話す。(平成13年11月12日 
朝日新

2001/11/12   東北地方でクマの被害が急増icon 東北地方で今年、ツキノワグマの被害が急増している。青森県では、クマによる人身被害が10月27日現在で5人、ここ10年で最も多い。岩手県でも1人死亡し、過去最多の22人が負傷、秋田県でも14人が怪我をするなど昨年を大きく上回っている。農作物やニワトリの被害も深刻だ。
 青森県西目屋村の三上勘市さん(72)は10月6日早朝キノコ採りに自宅近くの山に入った。5メートルほど先にクマを見かけた。横の竹藪を手で払うと、体長1.5メートルの親グマがいた。「うわーっ」と叫んだ途端、大きなつめが頬をかすめた。とっさに身をかわし、走って逃げて、かすり傷で済んだ。「小さい頃から山に入っているが、あんなに近くでクマを見たのは初めて」と身を震わせる。
 青森県鰺ヶ沢町では10月9日、洋なし300個が食害され、8月には横浜町でトウモロコシ720本、長ネギ370本などが被害を受けた。岩手県では9月24日に花巻市郊外で、クリ拾いから帰宅途中の女性ら4人が、クマに次々襲われた。6月に死亡事故が起きた遠野市では、150万円の予算を計上し、市内の小中学生2,500人にクマ避け鈴を配布した。秋田県では、7月上旬に比内町でニワトリ85羽が殺された。五城目町でも8月から9月にかけて142羽が食害されている。
 青森県にある下北野生生物研究所の森治所長は、「昨秋、ブナやミズナラなどの実が豊作だったため、出産するクマが多かった」ことを要因に挙げる。クマは初夏に交尾して秋に栄養をとり、冬ごもり中の1〜2月に出産する。秋の栄養状態が悪ければ出産しない。クマは子グマがいると神経質になりやすい。子育て期間は約1年半。森さんは、「子グマに近づくな!が鉄則」と話す。
 岩手大学の青井俊樹教授によると、クマは本来は食肉目。だが、実際には「ほぼ完全な植物食」だという。秋の主食は木の実だ。森所長らによると、クマの被害は増加傾向にある。林道が山奥まで延びてクマが人に慣れてきたことや、人の捨てた残飯で里の味を覚えたことが背景にあるという。今年被害が特に多いのは、昨秋は木の実が豊作でクマが多く生まれたのに、今秋は不作だったためということもあるようだ。
 被害を避けるには、「有害鳥獣駆除」の許可を得て、おりを仕掛けて生け捕りにしたりする。秋田県で有害駆除されたクマの数は、10月24日現在で348頭。昨年は狩猟を含めても137頭だった。駆除されたクマは大半が殺されるが、「かわいそう」といった声もある。岩手県では、捕獲したクマを山に放す「奥山放獣」という方法の手引き書を作り、本格的に取り組みはじめた。だが、県の担当者は「『捕まえたものを、なぜわざわざ放すんだ』という地元感情も根強い」と戸惑う。(平成13年10月28日 
朝日新聞 青森県版

2001/11/08   「叉鬼山刀」の販売を再開します!icon 「叉鬼山刀」の製作者、西根稔さんの死去に伴い、弊社では「叉鬼山刀」の販売を中断してまいりました。この度、故西根稔さんの奥様である西根誠子婦人が西根打刃物製作所を引き継ぎ、西根稔さんの弟弟子である西根登氏が新たに「叉鬼山刀」を鍛造することになりました。つきましては、公私ともに大変お世話になりました西根稔さんの恩に報いるためにも、弊社でも「叉鬼山刀」の販売を再開することに致しました。今月中に徐々に入荷する予定ですので、本日より予約を承わります。今後とも「叉鬼山刀」をよろしくお願い申し上げます。なお、詳細についてはこちらをご覧下さい。

2001/11/08   
西根稔さんの追悼特集icon 「叉鬼山刀」の製作者、鍛造師西根稔(三代目西根正剛)さんの追悼特集が、『ナイフマガジン』12月号(ワールドフォットプレス発行)に掲載されています。多くの方に愛されていた西根稔さんの思い出や、「袋ナガサ」誕生の秘話など、興味深い内容がぎっしりと詰まっています。是非ご一読下さい。

2001/11/08   
iPodの発表が延期icon アップルコンピューターによると、注目のデジタルデバイス"iPod"の発売日が、当初予定していた11月10日(土)から11月17日(土)に延期になりました。詳細につきましてははアップルコンピューター社のホームページをご覧下さい。

2001/11/05   
岩手山に初冠雪icon 昨日の朝、窓を開けると岩手山(2,038m)の頂上が白くなっているのが見えました。今朝の新聞によると、平年よりも22日遅い初冠雪だったそうです(盛岡地方気象台より)。同気象台によると、4日は一時的に冬型の気圧配置となり、県内各地で気温が上がらず、この秋一番の寒い日になりました(4日の最高気温は玉山村薮川で3.6度、盛岡市で9.4度)。私も遠野市周辺の林道を四駆でツーリングしていましたが、六角牛山((1,294m)の頂上も白くなっているのを確認しました。この日は冷たい風が吹いており、肌寒い一日でした。ただし、山々は黄色や赤、オレンジ、茶色・・・と、とても美しく色づいていて、とても楽しいツーリングとなりました。
 なお、夜間通行止め中の八幡平アスピーテラインと八幡平樹海ラインは、路面凍結のために4日午前8時半から終日通行止め、5日午後5時から冬季間の閉鎖になります。いよいよ冬の到来です。

2001/11/04   
臨時休業のお知らせicon 社員研修のため以下の期間業務をお休みいたします。お客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

          臨時休業期間: 
平成13年11月9日(金)〜11月11日(日)
                  なお、11月12日(月)は平常通りに業務を行います。

2001/11/03   
ピッキオで2002年度のスタッフを募集中icon ピッキオ/星野ワイルドライフリサーチセンターでは、2002年度スタッフ(実習生、アルバイト)を募集しています。ピッキオとは、長野県軽井沢で野生動植物との共存を目指し、ネイチャーイベントやエコツアー、野生動植物の調査研究、野生動物の保護管理などを行っている、民間企業の一部門です。募集要項などの詳細は、下記のサイトをご覧下さい。

          ピッキオのサイト:
http://www.hoshinoresort.com/piccchio/index.html
          募集要項のサイト:
http://www.hoshinoresort.com/staff/index.html

2001/11/03   
Nimdaの亜種ウィルスが発生!MagLight icon 世界中で猛威を振りまいているコンピュータウィルス「Nimda」(W32.Nimda)の亜種、「Nimda.Dワーム」(W32.Nimda.E@mm)が10月29日に出現しました。特にWindows環境のPCユーザーの方は注意が必要です。感染すると10日後に大量メール送信を再開するなどのトラブルが起こります。詳細は下記のサイトをご覧下さい。

          ●IPA情報処理振興協会のサイト
          
http://www.ipa.go.jp/security/topics/newvirus/nimda.html
          ●シマンテック社のサイト
          
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.nimda.e%40mm.html
          ●トレンドマイクロ社のサイト
          
http://www.trendmicro.co.jp/virusinfo/default3.asp?VName=PE_NIMDA.E

2001/11/02   
公開シンポジウムicon 12月8日(土)に長野県軽井沢町にて公開シンポジウム「長野県におけるツキノワグマ保護管理と各地のクマ対策事情」(主催:星野リゾートピッキオ、協賛:軽井沢ワイルドフォレスト、後援:軽井沢町、信州ツキノワグマ研究会、日本クマネットワーク、テレビ信州、長野放送、 朝日新聞長野支局、エフエム軽井沢)が開催になります。受付開始は12:00からです。星野リゾートピッキオはバードウォッチングや生き物の観察会などのネイチャーイベントの開催、アニマルウォッチングやネイチャースキーなどのネイチャーツアーを開催しているほかに、ツキノワグマやニホンザルの受託調査やニホンジカや軽井沢の動植物などの基礎調査・学術調査を行っています。参加費は300円、事前の参加申込みが必要です。シンポジウム申し込み締め切り日は11月30日(金)です。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/11/02   祝・アクセスカウンタ70,000達成!icon 11月1日にアクセスカウンタが70,000回を達成いたしました!! 皆様のご協力に感謝感謝しております。どうもありがとうございました。今後もコンテンツの充実と更新に努めてまいりますのでよろしくお願いいたします。

2001/10/29   
クマにとっても受難が続く岩手県icon 28日午前7時43分頃、岩手県紫波郡紫波町中島のJR古館駅付近で「クマを見た」と110番通報があった。紫波署と町で周辺を捜したところ、同町高水寺の大東貨物紫波営業所敷地内の立木で子グマを発見。町役場では緊急に県から有害駆除の許可を取得し、地元猟友会に委託して駆除した。現場は住宅が密集する古館ニュータウン内で、古館駐在所の目の前。古館駅からは1キロほどしか離れておらず、古館小学校や古館保育所のすぐそば。
 紫波警察署によると、子グマは体長約60センチ。高さ3メートルほどの立木に登ったまま、立ち去ろうとしなかった。同日は日曜日のため児童らの通学がなく、大きな騒ぎにはならなかった。住宅密集地のため慎重に駆除した。古館ニュータウンでは昨年の6月にも、成獣のツキノワグマ2日間にわたり徘徊。近くの国道4号線でトラックにはねられ即死している。今回は親グマの目撃情報はないが、同署は引き続き警戒しながら、住民に注意を呼びかけている。
 紫波町環境課は、「現場は住宅密集地で昨年も出没した経緯がある。捕獲が難しいため駆除を決めたが、子グマでもあり忍びなかった」としている。(平成13年10月29日  
岩手日報

2001/10/29   
人身被害発生、クマも射殺(岩手県)icon ツキノワグマによる人身被害が相次ぐ岩手県で、主婦がクマに襲われ怪我を負う事故が発生しました。
 10月26日午前10時50分頃、岩手県花巻市北笹間のリンゴ畑で近くの主婦(53)がクマに襲われ、顔を引っ掻かれ重傷を負った。事故が発生した現場は県道盛岡和賀線近くの民家が点在する地域。先月24日に4人がクマに襲われた場所から約2キロ離れた距離。
 花巻署の調べでは、主婦が幼い孫を連れて畑で野菜の収穫作業をしていたところ、そばの川からクマが現れた。近くには子グマもいて、襲った後は再び川に逃げていった。主婦は軽トラックを運転して自宅に戻り、救急車で盛岡市の岩手医大付属病院に運ばれた。現場で遊ばせていた孫の男児(2)に怪我はなかった。
 通報を受けた同署や消防、地元の猟友会などが警戒していたところ、正午頃に近くの川で2頭の子グマを発見、射殺したという。親グマは南に向かう姿が目撃されていて、北上市付近の林に逃げ込んだらしい。猟友会の1人は「子グマと離れ、親グマは気が立っているだろう」という。
 4人が襲われた近くの笹間一小学校は、教師が全児童を自宅近くまで車で送った。(平成13年10月27日 
朝日新聞岩手版、 岩手日報

2001/10/25   
アップルコンピューターがiPod発表!icon 米国時間で23日、アップルコンピューター(米国)は5GBハードディスク内蔵のMP3プレイヤー「iPod」を発表しました。iPodは革新的なMP3プレイヤー(MP3形式の音楽ファイルの再生装置)で、アップルコンピューター社製PCとFireWireで接続し、PCにインストール済みのソフト「iTunes 2」を使って、CD1枚分の音楽をわずか10秒以下でダウンロード可能です。5GBハードディスク内蔵により、CD100枚分(約1,000曲)をポケットサイズ(61.6 × 102 × 19.9 mm)、185g(ソニーの人気デジタルカメラ DSC-P5ととほぼ同じ重さ!)のiPodの中に、わずか10分足らずでダウンロードすることができます。さらにiPodに内蔵されたリチャージャプル・リチウムポリマーバッテリーは10時間もの連続再生を可能にしています!iPodの登場によって、お気に入りの1,000曲を、ポケットに入れてどこえでも持ち歩くことが可能になりました。やったぜアップル!!

 システム条件はOS 9.2以降、OS X v10.1以降が必要になります。価格は47,800円、購入後90日間の製品保障がつきます。 iPodの販売は、平成13年11月10日(土)よりアップルコンピューター社のオンラインストア「Apple Store(http://www.apple.com/japanstore)」及びiMac/iBookデモ展示販売店などで販売されます。また、アップルストアーで月々1,500円の分割払いでも購入可能です。詳細は
アップルコンピューター社のホームページをご覧下さい。

          ●MacWireではiPodのファーストインプレッションを掲載しています。詳しくは以下のサイトをご覧下さい
           
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0110/24/r_pierre3.html

2001/10/22   祝・アクセス数69,000達成!icon 本日、当社のウェブサイトのアクセス数が69,000回を達成しました。これもひとえに、私たちの活動を支持してくださいます皆様方のおかげです。お礼の気持ちを込めまして、『目指せ70,000達成キャンペーン!!」を本日から始めます。アクセスカウンターがジャスト・70,000に達成したお客様には、 ハンドスプリング社の人気Palm OS PDA、「Visor Edge」を1台と、副賞としてお楽しみプレゼントを差し上げます。今後とも有限会社アウトバックのウェブサイトをよろしくお願いいたします。

2001/10/22   
相次ぐクマ被害、共存の道は!?(岩手県)icon 岩手県内ではクマの人里出没が今年多発しているが、秋が深まっても人身被害が相次いでいる。今秋はクマの餌になる山のブナ、ミズナラ(ドングリ)の実が昨年と一転して極端な不作。冬眠を前に空腹の子連れグマの行動圏が広がっていると見られる。研究者は「クマと人間の生活域は既に重なっている。11月いっぱい警戒が必要」と注意を促す。
 岩手県警地域課の9月末現在のまとめでは、クマ目撃情報は378件と昨年同期より193件も多い。人身被害も遠野市で6月に男性が襲われ死亡。けが人は昨年を12人上回る19人となっている。
 例年春から夏にかけての遭遇例が多い。しかし、今年は10月に入っても、野田村で15日に男性が子連れグマに襲われて怪我をするなど被害が絶えない。盛岡市にある独立行政法人森林総合研究所東北支所によると、昨年はブナなどが数年ぶりの大豊作で出産も増加。春から夏にかけて子連れグマが多く目撃される要因となった。今秋は昨年の反動で極端な不作で、エサを求めて広い範囲を行動しているという。山の豊凶作は数周期。研究者の間では、豊作の場合は翌4〜7月、不作の場合は9〜11月が特に注意が必要で、「クマ警報システム」が必要との意見もある。
 北上山地の奥山には、植林された杉やカラマツが成長し、広葉樹林を好むクマの生息域が狭まっていることが根本的な原因との見方もある。
 岩手県は本年度から2カ年計画でクマの生息調査12年ぶりに実施。
2002年度は被害防止策や捕獲目標の設定、出没した場合の対応などの特定鳥獣保護管理計画を策定する。
 森林総合研究所の岡輝樹主任研究官は「北上山地では適した生息場所が少なくなり、クマは山にいるものという考え方を見直すべきだ。クマのことをよく知り、共存の道を探りたい」と語る。(平成13年10月21日 
岩手日報

2001/10/22   
26年ぶりの死亡事故発生(新潟県)icon 新潟県内では今秋、クマの出没が相次いでいる。10月20日までの新潟県警のまとめで、9月以降の出没件数は10件。人身被害は26年ぶりに死者を出したほか、重軽傷者も4人に達している。山間部だけでなく、平場でも目撃されているため、住民からは「不安でしょうがない」との声が出ており、県警などでも警戒している。
 新潟県警によると、クマに襲われ死亡した男性(75)は今月16日、新潟県新発田市上赤谷の山中で。栽培中のナメコを収穫中、背後からクマに襲われ、手や足を噛まれた。9月24日に、南蒲原郡下田村、東蒲原郡上川村でクリ拾いや農作業中の男女が噛まれるなどで怪我をして以降、岩船関川村、同山北町でも重傷者が相次いだ。
 本年度に入って新潟県内のクマ出没は、県警調べで15件、このうち秋に10件が集中し、18日には中蒲原郡村松町、19日には北蒲原郡中条町でもクマが出没、中条では1頭が射殺された。賀茂市でも何度も目撃。通報がないケースも多いという。特に下越地区を中心に出没が確認されている。
 動物の生態に詳しい、日本哺乳類学会員の野紫木洋さん(69)は、「被害にあっているのは多くは山中。食料を探しに住宅地などに迷い込むこともあるが、多くが冬眠前に食料を体に蓄えようとするクマに遭遇しているのではないか。被害を防ぐには、秋の山に1人ではいるべきでない」と指摘する。
 新発田市など関係する各自治体では、注意を喚起する看板設置や地域内の防災無線などで警戒を呼びかけている。新潟県も17日、各保健所などに、クマ被害拡大の防止を促すよう通達した。
 クマ出没が増えていることに、野紫木さんは「キノコ採りなどで人間がクマの生息地に入っている。入る場合は、鈴や笛を身につけて移動して欲しい」と話している。(平成13年10月21日 
新潟日報

2001/10/18   
クマによる死亡事故発生(新潟県)icon 新潟県内でツキノワグマによる死亡事故が発生しました。情報をお寄せいただいた新潟在住のWさん、ありがとうございます。

 16日午後2時頃、新潟県新発田市上赤谷の山中で。栽培中のナメコを収穫していた同所、農業小柴政男さん(75)が背後からクマに襲われ、顔や手足に怪我を負い、出血多量によるショックで死亡した。
 新発田署の調べでは、小柴さんは県道から3キロ上った地点にある栽培場で、1人でナメコを収穫していた。突然背後からクマに抱きつかれた後、顔を爪で引っ掻かれ、手や足を噛まれた。自力でいったんは自宅に戻ったが、搬送先の病院で死亡した。
 県内では13日に岩船山北町で、女性が噛まれて重傷を負うなど、クマの出没が相次いでおり、県環境企画課などでは「ブナの実など山のエサが不足し、里近くに下りてくるケースが多くなっている」と、クマへの警戒を呼びかけている。(平成13年10月17日 新潟日報)


(アウトバックより)
※新潟県環境生活部環境企画課に問い合わせたところ、例年は人身事故は1〜2件発生しているが、今年は7件も発生している。クマの出没も今年は多いという話でした。
※今年は春先に北海道で3件のヒグマによる死亡事故と、6月8日に岩手県遠野市でツキノワグマによる死亡事故がそれぞれ発生しています。クマによる死亡事故が1年に5件も発生するのは、異常といえると思います。
※今秋は堅果類が不作もしくは凶作の地域が多いということです。山のエサが少ないときは、クマはかなり遠くまで移動することが、研究者の調査で分かっています。また、クマは冬眠に備えて大量の食べ物をこの時期摂取しなくてはなりません。山にエサになるような食べ物が少ない年には、食べ物を求めて人里や人家の周辺などに出没するクマが増える傾向があります。特に里山や人家周辺のクリ林や、庭の柿の木などにクマが出没する可能性が高いので注意が必要です。さらに、生ゴミやジュース類の空き缶、コンポスト、ドッグフード、ニワトリの配合飼料などはクマを誘引するので、管理を徹底する必要があります。
※阿仁マタギのシカリの話では、山のエサが少ない年は、クマが冬眠するのはいつもより早いということです。体力の無駄な消耗をふせぐためのクマの知恵でしょうか。ただし、冬眠前の栄養分が少ないと、流産する(卵子が胎盤に着床しない→胚が流出する)雌グマが増えるので、翌年の出産率は低下してしまいます(「
クマの着床遅延」参照)。クマにとって今年の冬は、生き残りをかけた苦難の季節になることでしょう。

2001/10/17   
人身被害情報(岩手県)icon 15日午前8時頃、岩手県野田村野田の山林で、近くの無職中村三郎さん(75)がクマに襲われ負傷した。久慈署の調べによると、中村さんはキノコ採りに山に入ったところ、突然子連れのクマが現れ、親グマに顔をひっかかれたという。中村さんは自力で家まで戻り、救急車を呼んだ。
 現場付近は今春からクマが目撃されていて、同署は村と住民に注意を呼びかけた。(平成13年10月16日 朝日新聞 岩手版)

2001/10/15   
クマの被害が急増(青森県)icon 青森県内でクマによる被害が急増している。10月9日までに青森県警のまとめによると、農作物などが食い荒らされた食害の申告は34件で、昨年1年間(3件)の10倍以上。また、クマによる人的被害も5件と過去10年間で最多を記録している。
 青森県警地域課のまとめによると、今年のクマによる食害は、7月23日から24日早朝にかけて佐井村で鶏小屋が荒らされ、10羽以上が殺されたのを始め、県内14市町村で発生している。月別では8月が26件と最も多く、ほぼ毎日のように申告があった。作物別ではトウモロコシが最多で22件、計2730本が被害にあった。この他にも養蜂箱、カボチャ、スイカ、モモ、ネギなど被害物はさまざま。また、人的被害も続出。10月9日に大間町の山中でキノコ採りをしていた男性が襲われ、顔面に大けがを負っている。また、6月下旬には、大間町の幼稚園グランドにクマが出没するなど、民家近くでの目撃情報も相次いでいる。
 食害などが今年増えていることについて、クマの生態に詳しい下北野生生物研究所(むつ市)の森治所長は、「昨年全県的に大豊作だったブナの実が、今年は皆無作の状態となっていることが原因。また、昨年の大豊作で出産数が多かったため、今年は子連れのクマが多かった。このことが人的被害が増えた要因だと思う。」と分析している。その上で、「クマと遭遇しないため、鈴やラジオを用意するなど、十分な準備をして欲しい。また、クマは鼻がいいので、持ち込んだ食べ物は臭いがしないように管理し、食べかすを残さないように気を付けて」と話している。(平成13年10月10日 
東奥日報

2001/10/15   
恐ろしい生物兵器テロMagLight icon 米国各地で炭疽菌による感染者が相次いで見つかり、米国では国民の間で生物兵器テロの不安が広がっています。感染者は白い粉が入った不審な郵便物を受け取っており、ニューヨークタイムズ紙やニューヨークの国連本部、マイクロソフトの関連会社などにも同様の不審な郵便物が届いていたことが判明している。FBIのホームページでは、不審郵便物の取り扱いマニュアルがPDFファイルで掲載されています。生物兵器の怖ろしさやその対処法について興味のある方は、こちらをご覧下さい。

2001/10/12   
入荷情報icon 品切れでご迷惑をお掛けしておりました、熊撃退スプレー「カウンターアソールト」が入荷致しました。ご予約を頂いていたお客様から順次発送させていただきます。
 この製品は米国から直輸入しているので、米国で起きた同時多発テロとその報復攻撃の影響で、入荷時期が送れるのではないかと心配しておりました。しかし、割増運賃を当社で負担し、予定よりも早く出荷してもらったので、7日に始まった報復攻撃の影響を受けずに済んだようです。今回の輸入はヒヤヒヤもんでした。

2001/10/12   
アフガン難民緊急募金icon 財団法人日本ユニセフ協会では、長引く干ばつと紛争、米国で起きた同時多発テロの影響を受けアフガニスタンの国内外で難民生活をおくっている子供達と女性に対する「アフガン難民緊急募金」を行っております。詳細は財団法人日本ユニセフ協会のホームページ(http://outback.cup.com/i-modeindex.html)をご覧下さい。ホームページからも募金することができます。

2001/10/12   
狩猟者減少で有害駆除の担い手は!?icon 北米やロシアでは、行政機関の中に野生鳥獣の保護管理や被害対策、狩猟の管理などを行う組織やシステム、人材を備えます。ところが日本の行政には、そのような組織やシステムが未整備のままです。そのために、その役割(特に被害対策[有害鳥獣駆除])を、民間の組織(社団法人大日本猟友会及びその下部組織など)や一般の狩猟者(ハンター)に委託しています。日本の法律では、狩猟者(ハンター)が勝手に有害駆除を行い、野生鳥獣を捕獲(捕殺)することは認められていません。多くの場合には、都道府県知事もしくは市町村長の要請を受けてから、有害鳥獣駆除(以下「有害駆除」)が実施されています。しかし、頼りにされている狩猟者自身も、高齢化と狩猟者人口の減少という大きな悩みを抱えているのが実状です。例えば、日本最大の狩猟者団体である社団法人大日本猟友会(東京都千代田区)によると、昭和53年度に約43万人いた会員数が、平成12年度には約16万人と63%も減少しています。農業団体等から、加害鳥獣の有害駆除の依頼があっても、狩猟者の減少で駆除に参加できる人員の確保が困難な場合には、依頼に応じられない地域もあるという話です。このままでは、クマよりも先にハンターが絶滅してしまう、といったジョークさえ飛び交っています。

 社団法人大日本猟友会(以下「大日本猟友会」)の会報「大日本猟友会 会報」平成13年9月1日発行・第27号(非売品)によると、大日本猟友会は平成12年度の事業として、環境省からの委託を受けた
「野生生物の保護管理を担える狩猟者の減少防止対策」の基礎調査を実施しました。それによると、狩猟免許の手続きや審査が煩雑な上に狩猟に係る手数料や税金(入猟税、狩猟者登録税など)が高額、しかも、狩猟鳥獣や狩猟場所の減少によって狩猟に対する魅力も減少している。さらに、自然保護思想の高まりや、狩猟に対するイメージ悪化・・・などが狩猟者減少の実態として挙げられています。
 また、狩猟者減少防止策としては、狩猟場所及び狩猟鳥獣の確保、健全なスポーツとしての狩猟のPR、狩猟関係税金・手数料の引き下げ、狩猟免許試験の回数や受講者対象講習会の増加、国に「野生生物の保護管理を担える狩猟者」を育成する方策について検討を要請、都道府県や市町村に有害鳥獣駆除に参加した場合の助成を強化するように要請、国に対しても個体数調整など野生鳥獣の保護管理を請け負う専門家チームを猟友会の中で養成するための施策の検討を要請する・・・などが挙げられていました。

 興味深いのは、『今後は猟友会以外に有害駆除の専門組織を作って、有害鳥獣駆除をその組織にやらせたらどうか』という考え方があると、大日本猟友会も会報の中で認めている点です。そのような動きが実際にあることは、私も耳にしたことがあります。ただし、大日本猟友会の立場としては、あくまで猟友会の中に「有害駆除の専門チーム」を養成するとしています。しかし、アウトドアスポーツ(レジャー)として狩猟を普及していくのであれば、「趣味の狩猟」と「有害鳥獣駆除」を切り離すべきだと思います。
 野生鳥獣の保護管理と、被害対策や個体数調整を目的としたコントロール・キル(保護管理捕獲)を充実させるためには、専門的知識と技術や経験を有した多くのスペシャリスト、予算、調査研究の施設などが必要になります。それらは国や都道府県といった自治体が、責任を持って実施するべき領分であり、民間の狩猟者がボランティアで行うものではありません。私たち民間の狩猟者は(私も大日本猟友会の会員です)、必要があれば、彼らの仕事をサポートするだけでよいはずです。当然ですが、現行の狩猟に関する法令や規則とは別に(狩猟はあくまで個人の趣味なのですから)、保護管理捕獲に即した新たな法令を整備することも必要になるでしょう。急には変えられないかもしれませんが、段階的であっても良いので、関係官庁の方に検討をお願いしたいものです。


 大日本猟友会の会報のその他の主な内容は、「鉛弾中毒防止対策」、「安全で楽しい狩猟のために」(狩猟者 講習会・研修会資料)などが掲載されています。なお、狩猟に興味のある方、どのような仕組みで狩猟を行えるのか(講習会や必要な許可や資格など)を知りたい方は、こちらのホームページをご覧下さい。

2001/10/09   
イベント情報icon 独立行政法人森林総合研究所東北支所(岩手県盛岡市)では10月13日(土)AM10:00-PM4:00まで、内容が盛りだくさんの一般公開が予定されており、日頃の調査・研究の成果が展示されます。
 常設展示の説明の他に、特別展示としては衛星写真と空中写真から見る白神山地の移り変わり、スズメバチについて、森の樹の葉と実のクイズコーナー、マツボックリについて、森林環境教育の可能性について、東北の森鳥や、自動カメラで撮影した野生動物の写真などの説明が予定されています。
 また、ツキノワグマの捕獲に使用されている罠に、クマのぬいぐるみを着た人間が入り、送信措置を付けて放獣後(?)に、それを追跡するイベントも予定されています。クマの生態などを調べるのに各地で行われているテレメトリー調査について、参加者にもご理解いただけるのではないでしょうか。
 この他にも野外イベントとして、樹木の光合成を計測したり、キノコ汁、苗木のプレゼントもあるそうです。お問い合わせ及び交通案内は
森林総合研究所東北支所のホームページをご覧下さい。

2001/10/09   
イベント情報icon 11月10日〜11日岩手県安代町・安代林業センターにて、「第22回東北自然保護の集い」が開催になります。今回の統一テーマは「21世紀の人と自然との共生」です。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/10/09   
岩手山登山道を閉鎖icon 今年の7月から解禁されていた岩手山の登山道が、冬場に備えて10月8日(月)をもって再び閉鎖になりました。

2001/10/08   
ハチに刺されて死亡icon 10月6日午前11時頃、福島県河東町浅山の山林で、キノコ採り中の群馬県の男性(58)がハチに刺され、約2時間後に病院で死亡した。会津若松署などによると、男性は妻と2人で入山し、両足を1箇所ずつ刺された。自分の車で帰宅中に様態が悪化し妻が救急車をよんだ。死因はハチに刺されたショック死という。(平成13年10月7日 朝日新聞 岩手版)

 ハチ対策:ハチに即効性の殺虫スプレー、ハチノックの携帯をお薦めします。

2001/10/08   
クマ用威嚇弾をカラス対策に利用icon 青森県の東奥日報によると、カラスによる農作物被害に頭を痛めている青森県十和田市では、国道45号沿いの三本木稲吉地区で威嚇弾(※1)を使ったカラスの追い払い作戦に乗り出した。カラスが集まってくる夕暮れ時、猟友会などの協力を得て、花火のような閃光と爆音を放って驚かす。もともとは山中でクマを相手に行われてきた方法で(※2)、カラスに運用するのは青森県内でも珍しく、注目を集めている。今年9月の市議会の一般質問で、カラスによる被害問題について取り上げられたことから、市は農協などと対策会議を開き、クマ用の威嚇弾使用を踏み切ることを決めた。(平成13年10月7日 岩手日報)

(アウトバックの注釈)
※1:威嚇弾として国内では花火弾(ファイヤーシャル)とゴム弾(ラバーシェル)が使用されている。北米ではビーンバッグ弾もクマ対策として効果を上げている。米国のモンタナ州で実施された、威嚇弾を使用したクマ対策については
こちらをご覧下さい。
※2:威嚇弾は暴動鎮圧やテロ対策用として欧米で開発された、対ヒト用の非殺傷的目的の特殊散弾(散弾銃で使用)である。北米ではクマ対策(クマの追い払い)用として広く普及しているが、日本では法令の制約があるので、北海道の斜里町、岩手県の遠野市、群馬県の桐生市など、まだ極限られた地域でしか使用実績がない。むしろ日本では、サル害対策で威嚇弾が使用されている方が多いと思われる。ゴム弾は欧米から輸入されているが、花火弾は国内のメーカーでも生産している。許可が有れば銃砲店で購入できる。ただし、威嚇弾の取り扱いについては、各県警によって判断が異なるようなので、詳細については最寄りの警察署や都道府県の警察本部などにお問い合わせ下さい。

2001/10/08   ノートパソコンのセキュリティについてicon 10月6日22時 53分 更新のMacWireに、PowerBookやiBook、他社製のノートパソコンなどのセキュリティについて記事「ノートパソコンのセキュリティについて考えてみる」が掲載されています。使用している人は意外と気がつかない「のぞき見」とその対策や、電子メールへの署名・暗号化ソフトが紹介されています。

2001/10/06   
「くまちゃん」がフィリピンの子供たちを救う!icon 特定非営利活動法人アジア日本相互交流センター(ICAN)では恵まれないフィリピンの子供達を、少しでも教育の機会が与えられるように資金の援助をしたり、物資援助や現地のNGOの活動をサポートするなどの活動を行っております。それらの活動に一環として、昨年の7月に起きたパヤスタのゴミ崩落事故の被災者と住民の経済的自立を援助するために、現地の方が手作りしたクマのぬいぐるみ「くまちゃん」を日本で販売する活動を行っています。「くまちゃん」を1個買うことによって、現地の方にお米2.5キロ分の労賃がプレゼントされるそうです。まさに、「くまちゃん」がフィリピンの子供達を応援しています!

 ICANの活動や「くまちゃん」の購入方法については、こちらの
ホームページをご覧下さい。

2001/10/06   人身事故情報(岩手県)icon 10月4日午前9時頃、岩手県北上市和賀町横川目の杉林で、付近に住んでいる無職菊池勇孝さん(73)が、ツキノワグマによる人身被害を受け顔や頭を負傷した。北上署の調べによると、菊池さんが所有する杉林の枝打ちをしていて、次の杉に移ろうとしたところへ2頭の子グマを連れた親グマが現れた。菊池さんは親グマに襲われたらしい。菊池さんはバイクを運転して自力で下山し、救急車で運ばれた。
 この付近はクマの目撃情報が相次いでいた。北上署はパトカーで住民に注意を呼びかけた。(平成13年度10月5日 朝日新聞 岩手版)

2001/10/06   
地球の温暖化とホッキョクグマicon WWF ジャパン (財団法人世界自然保護基金日本委員会)の会報『WWF』10月号では、「どうなる!?温暖化問題 ボン合意と[京都議定書]」という特集を組んでいます。興味のある方には『WWF』10月号(1部300円)を無料で差し上げます。メールに氏名・郵便番号・送り先住所・電話番号(携帯電話も可)をご記入の上、弊社までお申し込みください。ただし、部数に限りがございますので、先着順に3人までとさせていただきます。送信先のアドレスはoutback@cup.comです。

 さて、会報『WWF』10月号に載っていた記事をご紹介します。今年発表されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)第3次報告書によると、世界の平均気温は1860年以来0.6度上昇し、そのほとんどが20世紀に見られています。このまま温暖化ガスの排出が続けば、北極の万年雪は夏の間に40%も減少し、ホッキョクグマの生息地も10〜15%減少してしまうそうです。


 
なお、WWF ジャパンは常時会員を募集しております。詳細はWWF ジャパンのホームページをご覧下さい。

2001/10/06   2002年度WWF ジャパン助成事業先募集中icon 今年で創立30周年を迎えたWWF ジャパン (財団法人世界自然保護基金日本委員会)では、これまでに自然保護に携わる国内の団体や個人への助成金交付事業を30年間続けております。その総額は3億2600万円以上にものぼり、621件の助成先(岩手県ツキノワグマ研究会をはじめ多数のクマ関連団体を含む)へ配分し、数々の日本における自然保護の成果を得ております。

 さて、WWF ジャパンでは2002年度の自然保護助成事業先の募集が10月1日に始まりました。対象になる方は、日本国内で自然保護活動を行っている団体と個人です。申請書提出締切は11月30日です。詳細は
WWF ジャパンのホームページご覧下さい。

2001/10/06   イベント情報icon 鳥獣保護法「改正」を見直しまで余すところ1年たらずになりました。民間団体「野生生物保護法制定をめざす全国ネットワーク」では、10月13日(土曜日)午後1時から、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都)の国際第1ミーティングルームにて、『野生生物保護法制定をめざす全国ネットワーク シンポジウム・野生生物保護法制定をめざして』(主催:同ネットワーク、後援:WWFジャパン、(財)日本野鳥の会、(財)日本自然保護協会)を開催します。ゲストにはカナダ自然連盟のローラ・テルフォード氏をお迎えします。また、発表者には、先日盛岡で開催した「第9回クマを語る集いIN盛岡」にもご出演していただいた板垣悟さん(ツキノワと棲処の森を守る会・代表)や、ツキノワグマのテレメ調査も行っている石田 健(東京大学大学院農学生命科学研究科)さんも含まれています。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/10/04   
Bear Gallery#3をアップしましたicon 今年の5月に視察した、イエローストーン国立公園(米国ワイオミング州)で撮影した画像ファイルを、Bear Gallery#3にアップしました。グリズリーベア、エルク、バイソンを御覧いただけます。

2001/10/04   保護された子グマの将来は?(秋田県)icon 交通事故で大けがをした子グマを保護、治療した秋田県秋田市の大森山動物園では、回復したクマの処遇に頭を痛めています。秋田県内ではクマによる人身事故が続いており、この春以来、10人が重軽傷を負っています。農作物への被害も深刻で、有害鳥獣駆除されたクマは、半年で約170頭にも上りました。
 動物園の手厚い看護のもとで、子グマはすくすく成長し、この3ヶ月で体長は約50センチから倍の1メートルにもなりました。人間の都合で助けたり、殺したり・・・。動物園の獣医師の表情も複雑です。(平成13年度10月4日 朝日新聞「青鉛筆」より)

2001/10/04   
多発するクマの被害(青森県)icon 青森県でクマの目撃された件数が、昨年1年間の2倍近くに増えている。青森県警のまとめによると、10月1日現在で139件にのぼり、昨年より63件多い。県警地域課によると、今年、クマによる人身被害は3人。9月20日には青森県相馬村でキノコ採りの男性(69)が子連れのクマと遭遇して襲われ、顔の骨を折る重傷を負った。また、乗用車の衝突事故は10件、トウモロコシなどの農作物被害も33件起きている。

 下北野生生物研究所長の森治さん(67)は、「被害件数の増加は春先から予測していた」と話している。それは、「ブナやナラの実が不作の年だから」だということだ。
 また、東北森林管理局青森分局は、ブナの実の調査をしている。青森県内の38カ所で、実が多い順に「豊作」「並作」「凶作」「皆無作」を職員が目視で判断している。それによると、今年は春先に花が咲かず、実がほとんど期待できないそうだ。森さんの話では、「長期的に目撃件数は増加の傾向にある」そうだ。1)山奥まで林道が通るなどしてクマが人を見る機会が増え、人間に慣れてきた。2)農作物の味を覚え、繰り返し畑に来るようになったーーなどが理由らしい。

 秋の栄養状態が悪いと母グマは出産しない。クマ避け鈴や熊撃退スプレーなどを取り扱う盛岡市の有限会社アウトバックの社長、藤村正樹さん(43)は「入山者が山に残す食べ残りなどを食べ、味を覚えるのも人里に来るきっかけになる」と話す。「クマは基本的に臆病な動物だ」と藤村さん。鈴や笛、ラジオをつけておくなどで自分の存在を知らせ、クマと遭わないようにするのが対策の基本。遭ったら冷静に対処する。パニックを起こしたり、背中を見せて逃げたりするのは、クマを刺激するのでかえって危険な場合が多いという。(平成13年10月3日 朝日新聞 青森版)


2001/09/29   当社のクマ避けグッズが紹介されています!icon 月刊誌『FlyFisher』2001年11月号(つり人社/980円)では北海道のつり特集を組んでいます。阿寒川、渚滑川、尻別川、知床での釣り場レポート、ロッドビルダーの村田孝二郎さんの「バンブーロッド・ビルダーにとっての北海道と釣り」や、「鱒に憑かれた男たち」等の記事、北海道で活躍中のフィッシング・ガイドの紹介など、FFマンにはたまらない魅力的な記事が満載です。

 北海道といえばもちろん「ヒグマ」。そこで、前田菜穂子さん(のぼりべつクマ牧場・ヒグマ博物館学芸員)が執筆している、「ヒグマはそこにいる」という、釣り人のためのクマに対策の必須アドバイスも掲載されています。北海道では今年ヒグマによる死亡事故が3件起きています。数年前にも、道南でつり人がヒグマに襲われ死亡しています。今年の北海道はヒグマの出没が例年よりも多いので、釣り人は十分注意が必要です。そこで、今月号のプレゼントコーナー(p126)では、当社のクマ避けグッズ(
カウンターアソールト南部熊鈴熊よけリンリン熊よけホイッスル)が紹介されています。ぜひご一読下さい。

2001/09/29   
お薦めの月刊誌icon 月刊誌『子供の科学』(誠文堂新光社/650円)2001年10月号には、「ヒグマはどんな動物か」という記事が載っています。執筆者はヒグマの研究者の間野勉さん(北海道環境科学研究センター)です。ヒグマの生態や生息地、着床遅延などについて、子供向けに分かりやすく解説されています。また、岡田秀明さん(斜里町知床自然センター管理事務所)のヒグマの写真もたくさん載っています。クマに興味をお持ちの方や、クマ好きの方にはお薦めします。
 その他には、シリコンを使ってフィギア作る方法の解説や、ピッチングマシンの作り方、文字が現れる不思議なお線香の作り方など、とても興味深い記事がたくさん載っています。


2001/09/29   在庫切れのお知らせicon ご好評頂いております熊撃退スプレー「カウンターアソールト」が品切れになっております。次回の入荷は10月ですが、詳しい入荷時期はまだ未定です。ご迷惑をお掛けして申しわけございません。入荷しましたらお知らせいたします。
 なお、ご予約いただいたお客様には、入荷次第に優先的に発送させていただきます。
予約お申し込み先はこちらをご覧下さい

2001/09/29   野田知佑さんと過ごす夕べicon 10月6日に岩手県安代町の安比高原にて、川遊びの達人・カヌーイーストの野田知佑さんのチーク&ハーモニカコンサート『野田知佑さんと過ごす夕べ』が開かれます。会場は安比プラザ(安比高原スキー場)で、料金は大人8,400円、子供6,300円です。お問い合わせ・チケットの申込みは「安比高原リゾートライフ営業部」 TEL:0195-73-6401まで。

2001/09/26   
人身被害情報(新潟県)icon 平成13年9月24日午前10時頃、新潟県南蒲原郡下田村大谷の山中でクリ拾いをしていた同村荻堀、無職西川次雄さん(62)がクマの襲われ、顔や右足などに全治1ヶ月の重傷を負った。三条署の調べでは、西川さんは1人で山に入っていた。クマは体長約1.6メートルのツキノワグマとみられる。(平成13年9月25日 新潟日報)

2001/09/26   人身被害情報(新潟県)icon 平成13年9月24日午前6時前、新潟県東蒲原郡上川村広谷の畑で、農作業中の長谷川俊子さん(73)が突然後ろからクマに抱きつかれた。クマのつめで両肩や顔に軽い怪我をした。津川署の調べでは、現場は集落から約300メートル離れた常浪川沿いの畑。長谷川さんが大声を出したところ、クマは山の方に逃げた。同村でクマが出没することは多いが、人身被害は珍しい。(平成13年9月25日 新潟日報)

2001/09/25   続・人身被害情報(岩手県)icon 平成13年9月24日朝、岩手県花巻市郊外で、クマに次々と襲われ、4人が怪我をする事故が起きたが、現場は自宅前や水田地帯の道路だった。1件目の事故は、花巻市轟木の盛川久子さん(70)が午前6時10分頃、自宅近くでクリを拾った帰りに襲われた。最初は5メートル先にいるクマを黒い犬だと思った。クマだと気がつき、「クマだ」と叫んで自宅に入ろうとしたところに、お尻にクマが衝突し、倒れたところで左足を噛まれた。
 2人目の被害はその10分後に発生した。近所の本館小百合さん(31)がジョギングの出発点に乗用車で出かけ、車から降りたところで、クマにほおや右手などを引っ掻かれ、お尻を噛まれた。
 3人目は午前7時20分頃に襲われた。現場は、最初の現場から1キロも離れていない水田が広がる道路。田を見回りに自転車で出かけた本館サカエさん(67)は、クマに襲われ頭や両手、お尻などを引っ掻かれた。
 4人目は午前8時過ぎに、同市太田の平賀登るさん(75)が自宅裏に出たところでクマの襲われた。左腕を噛まれて入院した。

 クマによる人身被害は、岩手県警地域課によると、今年4月から9月24日までに17件起きており、昨年同期より10件多い。目撃情報も8月末までに昨年の約2倍の349件に上る。6月には岩手県遠野市の男性がクマに殴られて死亡する事故も起きている。クマについて研究している森林総合研究所東北支所の岡輝樹主任研究官は、「今年はミズナラやブナの実が少なく、えさを探しに人里へ下りてきたのだろう。昨秋の(堅果類の)豊作の影響で子グマが増え、親グマが気が立っているため、被害が増えているのではないか」という。「クマは基本的に臆病な性格で、自分から人を襲うことはない」とするが、「何かで気が立っていて、最初に人を攻撃したあと興奮状態になっていたのかもしれない。
冬眠に向けたこれからの時期、民家近くのクリ林などは特に注意が必要だ」と話している。(平成13年9月25日 朝日新聞・岩手版)

2001/09/25   
人身被害情報(岩手県)icon 平成13年9月24日早朝に岩手県花巻市郊外で、人家付近に出没したツキノワグマが、4人を次々襲って負傷させ逃走するという事故が発生しました。

2001/09/24   
クマを語る集いに200人参加icon 平成13年9月22日、23日に岩手県盛岡市大沢河原の岩手女子高校で開催された、「第9回クマを語る集いIN盛岡」(主催:同実行委員会)に2日で約200人の参加者があった。研究者やNGOの代表者が研究結果や取り組みを報告した。「クマについての知識を深めることが共生へつながる」などの意見も出た。
 23日はパネルディスカッションがあり、( ※1.岩手県自然保護課と被害地の猟友会員の発表に続いて、「
星野リゾート・ピッキオ」から)長野県軽井沢町でクマがゴミ置き場を荒らしている問題などが紹介された。宮城県のNGO「クマと棲処の森を守る会」は、クマが農家の畑を荒らすのを防ぐため、クマのえさ場となるようなデントコーン畑を作っていることを説明した。
 北海道大学大学院の藤原千尋さんは、クマに対する住民のアンケート結果を発表。クマが出没する地域よりも、あまりクマが出没しない市街地の方が「クマはいない方がいい」と答える率が高かったことを説明(※2)。クマをよく知らないための恐怖と見て「行政や研究者は、もっとクマやその被害対策について(※3.地域住民に)知らせるべきだ」と共生への道を訴えた。(平成13年9月24日 朝日新聞・岩手版)


※1、※3:アウトバックの加筆箇所
※2:アンケートの対象は、岩手県遠野市の3箇所の地域で行われた。A地域は市街地から離れた孤立した集落で、クマの出没や被害も発生している地域。B地域はA地域よりもやや市街地に近いが、クマの出没や被害が発生している孤立した集落で、住民の中にクマに襲われた人がいる。C地域は市街地でクマの出没はほとんどみられない。アンケート調査の結果から、B地域の住民の多くは「クマはいない方がよい」と強く感じていることが分かった。また、農作物などに被害が起きていても、A地域のように「クマはいてもよい」「集落付近のクマは(悪さをしない)よいクマである」と、多くの住民が感じている地域もある。「人身被害」の住民に与える影響は、非常に強いと考えられる。



2001/09/21   第5回獣害対策学習会icon 平成13年12月22日、23日に、「第5回獣害対策学習会(芦屋大会)」が兵庫県芦屋市で開かれます。本年度は、「イノシシ」に重点をおいた内容となっています。また、ミニシンポの導入により、より充実した意見交換ができるように配慮いたしました。皆様ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。詳細はこちらをご覧下さい。

          
獣害対策学習会のサイト http://isweb19.infoseek.co.jp/animal/jyuugai/

2001/09/21   
イベント情報icon 西日本を中心に活動している民間団体「東中国クマ集会」では、9月23日神戸市において行われるイベント「りぶらぶあにまるず21〜21世紀の人と動物の共生へ向けて〜」に、『兵庫県のクマ』 というタイトルでポスター展示を出展いたします。お近くの方は是非お出かけ下さいとのことです。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/09/21   第9回クマを語る集いIN盛岡icon 9月22日(日)、23日(日)に岩手県盛岡市で『第9回クマを語る集いIN盛岡 〜おらほのクマ〜』(主催:クマを語る集い実行委員会)が開催になります。講演、クマの不思議な生態や被害についての発表、被害対策の各地の取り組み等についての発表、シンポジウムなどが予定されています。入場無料。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/09/18   
ツキノワグマ誘引防止のためのエサ対策icon クマが人家付近や別荘地、キャンプ場や旅館などの観光施設に出没する原因に、クマの誘引物(多くの場合それはクマにとって食物になるもの)の存在が上げられます。岩手県自然保護課では、平成13年5月に「ツキノワグマ誘引防止のためのエサ対策」を関係課・公所と市町村長に通知しました。その内容が5月18日にプレス発表されています。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/09/18   警告は活かされなかったのか!?icon 今年の6月9日に、岩手県遠野市でツキノワグマによる死亡事故が起きています。岩手県自然保護課は6月12日に「ツキノワグマによる人身被害防止」を、県関係課・公所と市町村長に通知しています(同日マスコミにもプレス発表)。自然保護課の通知は県内全ての市町村長に伝えられているのですから、その事が地元の住民にきちんと伝えられ、徹底されていたのならば、その後に起きた多くの人身事故は、未然に防ぐことができたかもしれません。
 たとえば、県の通知が被害者に正しく伝えられていたか、市町村は通知を受け取った後にどのように取り組んだのか、取り組みによってどのような結果を得られたのか・・・・といったことをきちんと調査できれば、今後の施策についての貴重なデータが得られると思います。

 岩手県自然保護課は6月の時点で、
「夏の交尾期にかけてさらに人身被害の多発が懸念される」と警告を発しています。それにもかかわらず、8月15日から9月16日の約1ヶ月間だけでも、ツキノワグマによる6件の人身事故(7人が負傷)が起きています。自然保護課の警告が活かされなければ人身事故はまた起きることでしょう。クマによる被害は、「人災」の側面を持つことも忘れてはなりません。

2001/09/18   同時多発テロ事件とMacicon  アップルコンピューターAmazon.comのウェブサイトを見ていたら、同時多発テロ事件の被災者をサポートするメッセージが、両サイトに表示されていました。普段なら新製品の大きな画像を載せているアップルコンピューターのホームページには、「9月11日に米国で起きた同時多発テロ事件の被災者の方々にお見舞いを申し上げますと同時に、犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。」と表示されていました。また、Amazon.comの日本語サイトには、「Amazon.comでは、アメリカ同時多発テロ事件の被災者への義援金を受け付け中。」という表示(バーナー)がありました(アップルコンピューターも米国赤十字をサポートしていると表示)。気になったので、他のPC関連のサイトも調べてみると、IBAPalm ComputingHandspringCompaq (ホームページには"WE STAND UNITED AND COMMITTED"と表示)、hewlette-packard(同時多発テロに被災したユーザーを対象に特別サポートを実施中)等も、それぞれのウェブサイトを通じて、同時多発テロの被災者救済を呼びかけていました。おそらく、米国はもとより、たくさんの国々の様々なウェブサイトが、同時多発テロの被災者の救済を働きかけているのでしょう。

2001/09/16   
日本哺乳類学会2001年度大会icon 10月5日〜8日まで沖縄県中頭郡西原町の琉球大学・沖縄国際大学にて、日本哺乳類学会2001年度大会が開かれます。クマに関係する口頭発表・ポスター発表と発表者(敬称略、所属略)は次の通りです。

 10月7日午前9:00~10:15/口頭発表:「捕獲資料による北海道渡島半島地域のヒグマ生息数と個体群動態の推定法」(間野勉、他)、「異常出没したツキノワグマの移動地選択・2000年に阪神地域で目撃された個体のGISによる解析」(三谷雅純、他)、「岩手県で行われたツキノワグマ『奥山放獣』の効果試験について」(大井徹、他)、「長野県におけるツキノワグマによる人身事故の発生状況」(橋本幸彦、他)、「日本産ツキノワグマの分子系統地理」(増田隆一、他)、「京都府産ツキノワグマ頭骨形態の地理的変異及び岩手県、石川県産との比較」(天野雅男、他)。

10月6日~8日/ポスター発表:「スギ人工林における揮発性物質の比較ークマハギ林分選択要因としての可能性ー」(高柳敦、他)、「四国におけるツキノワグマの生息状況の遷移と現状」(金澤文吾、他)、「島根県におけるツキノワグマの生息、被害および対策の実態」(金森弘樹、他)、「古代DNA分析による礼文島ヒグマ遺存体の起源:哺乳類学と考古学の接点」(増田隆一、他)

 日本哺乳類学会2001年度大会には学会員以外でも参加費を受付で支払えば聴講できます。詳細は大会事務局までお問い合わせ下さい。


 
日本哺乳類学会2001年度大会事務局:琉球大学理学部・海洋自然科学科生物系内
                   tel:098-895-8541, 8779 fax:098-895-8576

2001/09/16   
稲を喰らうツキノワグマicon 毎年クマによる様々な被害が日本各地で発生していますが、クマが稲穂を食べるという話を最近よく聞くようになりました。ツキノワグマは山地の森林地帯に強く依存している哺乳類ですから、昔から稲を食べていたとは考えられません。私はまだ被害現場を見たことがありませんが、稲穂をしごいて食べているそうです。最初に稲作被害について知ったのは、7,8年前に中國新聞が掲載したクマの特集記事を読んだときでした。数年前から岩手県内各地でも、クマによる稲作被害は起きています。クマの稲作被害が今後益々広がる可能性があるので、事態が深刻になる前に、その実態や原因・被害防除法などについて、専門家や公的機関による調査・研究を、早急に始めていただきたいものです。

2001/09/16   次は果樹園にクマが押し寄せる可能性あり!?icon 酪農地帯では家畜の飼料用に栽培しているデントコーン(とうもろこし)を食べに、クマが出没中です。あまりにも被害がひど過ぎて、収穫時期を10日も早め、泣く泣くデントコーンの刈り取りを行った農家もあると、ある農協のお客様が伝えてくださいました(収穫時期が早すぎると、飼料としての価値が下がる)。岩手県内では、あと10日から2週間でデントコーンの収穫が終わります。デントコーンが無くなれば、クマは次の食物を捜します。
 山に堅果類(ブナ、ミズナラ、コナラなど)がたくさん実れば、クマは一旦山に戻ります。堅果類が豊作の年であれば、そのまま山にとどまり、再び里に下りてくる心配は減ります。ところが、堅果類が不作であれば、クマは食物を求めて果樹園に出没したり、集落周辺に出没し残飯や生ゴミを食い荒らす可能性が高まります。さらに、庭の栗や柿の木に、クマが居着く可能性も出てきます。地域によっては、今年は堅果類は不作といわれています。クマの付近に生息している地域では、例年よりも注意が必要です。


2001/09/16   更新情報icon i-mode用のコンテンツを更新しました。クマ情報を2件と、「クマを語る集いIN盛岡」の開催案内をアップしました。gif
                  
gif.i-mode専用のURL http://outback.cup.com/i-modeindex.html

2001/09/13   
人身被害情報(岩手県)icon 9月12日午前11時半頃、二戸市足沢(たるさわ)の山林で、クマの有害駆除をしていた近くの農業上野末太郎さん(59)が、ツキノワグマに頭や顔などを噛まれ、重傷を負った。県自然保護課によると、有害駆除中に反撃されて怪我をした例は初めて(※1)。
 二戸署の調べによると、上野さんは「せこ」と呼ばれる追い立て役で、笹藪の中でクマを追い立てていたところ、クマにいきなり襲いかかられたという。クマは近くにいた別のハンターに射殺された。
 上野さん達は二戸地方猟友会の会員で、総勢13人で有害鳥獣駆除を行っていた。上野さんら5人がクマを囲むようにして進み、8人のハンターがいる場所までクマを追い立てていた。上野さんは銃を持っていなかった(※2)。
 この地区では8月下旬から、クマに畑のデントコーン(とうもろこし)を食べられたり、養鶏場のニワトリが食べられたりする被害が発生していた。二戸市は8月30日に県から有害鳥獣駆除の許可を得て、地元の猟友会にクマの駆除を委託していた。(平成13年9月13日 朝日新聞岩手県版)


(コメント・注釈)
※1. 以前岩手県雫石町でも、有害駆除中のハンターがクマに襲われるという事故が起きています。クマはハンターの銃に噛みつき、銃をハンターから取り上げました。結果的には、現場にいた警察官がクマに発砲してハンターを助け、銃を拾い上げた持ち主のハンターによって、そのクマは射殺されました。

※2. 今年の8月6日にも、宮城県白石市でツキノワグマの有害駆除を行っていたハンターが、クマに逆に襲われて大けがを負う事故が起きています。この時も襲われたハンターは銃を持っていなかったとマスコミは報じていました。クマ撃ちの経験を持つベテランのハンターによれば、銃を持たずにクマの駆除に参加すること自体、信じられない危険な行為だそうです。なお、有害駆除は市町村または都道府県の許可を得て行われる、公共の目的を持った行政からの委託行為です。このような事故が起こらないように、委託主体である自治体は受託者のハンターに対して、きちんと指導するべきだと思います。

 なお、
白石市で起きた事故に関して、事故を報じたマスコミ報道の一部に、誤りがあったことが判明しました。報道では有害駆除のためにクマを捜して林道を歩いてハンターの列にクマが襲いかかり、後方にいて銃を持っていなかったハンターがクマに襲われ大怪我を負ったと報じられていました。しかし事実は違っていました。最初にクマを見つけた仲間のハンターが発砲していて、弾が当たり手負いとなったクマが、銃を持っていないのハンターに襲いかかったということです。
 先週仙台市で会った友人からこの話しを聞き、地元の役場に電話で問い合わせて確認を取りました。何もしないのにクマに襲われたのと、手負にしたクマに襲われたのでは、意味合いが大きく異なります。このように、マスコミの報道であっても、事実が正しく報道されていない場合や、何かの事情で情報の一部が伏せられている場合があります。私たちもマスコミの報道を鵜呑みにせず、情報を正しく見極わめることが要求されていいます。

※訂正:その後、社団法人岩手県猟友会の事務局長さんから電話を頂き、二戸市で昨日クマに襲われ重傷を負ったハ ンターは、新聞報道とは異なり実際には銃を持っていたと教えていただきました。早速、二戸警察署の生活安全課に問い合わせたところ、上野さんは銃を所持していたということです。またしても、新聞の報道は事実と異なっていたわけです。
 なお、県猟友会の説明では、有害駆除の許可条件として、「銃の所持」は決められているとのことです。


2001/09/13   
有名ブランドのテディベア発売icon 伊勢丹は国内外の有名ブランドとの共同企画で、テディベアのぬいぐるみを10月31日に売り出します。これは、創業115周年を記念した企画で、東京の伊勢丹新宿本店での限定販売になります。
 「フェンディ」「クリスチャン・ディオール」「アナ・スイ」など有名14ブランドの他にも、伊勢丹のオリジナル商品も販売する予定。高さ15〜35センチ程度で、価格は1万5千円〜3万9千円。伊勢丹本店内の各ブランド店舗で販売します。(平成13年9月13日 日本経済新聞)

2001/09/08   クマの警報システムicon 9月8日付け朝日新聞(岩手県版)の「いわて論壇」に、『共生へクマの行動予測』という投稿が掲載になりました。投稿者は独立行政法人・森林総合研究所東北支所地域研究官の三浦慎悟農学博士です。それによると、今春から夏にかけて、例年になくツキノワグマによる人身事故が多発しているのは、昨秋にブナ、ミズナラなど堅果類がともに大豊作だったことが無関係ではないと指摘されています。なぜならば、堅果類の豊作年の翌春には雌グマの多くは出産することが調査や研究の結果から明らかになっているからです。逆に凶作年は流産などが頻繁に起こり、利用資源量に応じた巧みな育児制限ともいえる繁殖生理によって、翌春に出産する雌グマの数は減ります。
 また、豊作年の秋は山に食物が豊富にあるのでクマは奥山にとどまる傾向がある反面、凶作年は代用の食物をもとめて広範囲に動き回るために、人との遭遇頻度が増えます。これらのことから、(堅果類の)豊作年は翌春に、凶作年は秋に、クマへの警戒信号がともされます。 ただし、今秋は堅果類が全くと言っていいほど実を付けておらず、
今年はどうやら豊作と凶作が連続する最悪の巡り合わせとなるそうです。クマが冬眠するまで、まだまだ注意が必要です。

 クマの生息環境の変化に伴うクマと人との関係をうまく応用すれば、「クマの警報システム」が確立できそうだと述べられています。そのためには、堅果類の豊凶や、クマの繁殖や行動を予め正確に予測することが重要であり、どのようなスケールで、何を手がかりに予測できるか、そのシステムの構築には、解決するべき課題が多いとも付け加えられています。どうやら、「クマの警報システム」を作ることは可能でも、できあがるまでには時間がまだかかりそうです。
 ツキノワグマは危険な動物で、農林業への加害獣であるけれども、食物連鎖の頂点に立つ生態系のシンボルであり、豊かな自然環境のあかしでもあります。徹底した住み分けと適切な管理をしながら、共生の道を探ることが重要です。その努力を続けていきたいと、三浦慎悟さんは最後に述べられておりました。(朝日新聞岩手版 平成13年9月8日)


 なお、9月22日、23日に岩手県盛岡市で開かれる『第9回クマを語る集いIN盛岡』で、三浦慎悟さんには総括と総合討論の座長をお願いしております。お近くにお住まいの方、ご都合のつく方はぜひご参加ください。(「岩手クマ研」より)

2001/09/07   
人身被害情報(岩手県)icon 9月4日午前11時頃、岩手県岩泉町門の山林内で、同町の農業沢口平治さん(72)が親子連れと見られるツキノワグマに遭遇し、顔をひかかれて10日間程度の怪我を負った。岩泉署の調べでは、沢口さんは午前9時頃から所有する山林で草の刈り払い作業をして、昼食のための下山途中に、突然2頭のクマが現れ、1頭に前足で顔をひっかかれた。クマは体長1メートル前後の大きさだったという。(岩手日報 平成13年9月5日)

2001/09/07   
クマ型ロボットが登場icon いつか発売になるかと期待していたら、ついに子グマに似たデザインのペット型ロボットが登場しました。ソニーグループは「AIBO」の普及タイプのペット型ロボット2機種を、9月5日に発表しました。価格は1台98,000円(税別)。2機種はそれぞれ、素直でオットリタイプでボデーカラーが白い「ラッテ」と、陽気でやんちゃなボデーカラーが黒い「マカロン」とにネーミングされています。マカロンはツキノワグマの子グマで、ラッテは今春に岩手県盛岡市の山林でテレビ局のカメラで撮影され話題を呼んだ、アルビノのツキノワグマの子グマ・・・というイメージでしょうか。店頭販売はソニーグループの販売子会社ソニーマーケティングで、当初約100店で始める計画だそうです。詳細はソニーグループのこちらのサイトをご覧下さい。

2001/09/04   岩手県環境保健研究センターicon 今年の7月、盛岡市飯岡新田に開所したばかりの岩手県環境保健研究センター(環境研)を紹介します。環境研は岩手県衛生研究所と岩手県公害センターが統合されたもので、企画情報部、保健科学部、衛生科学部、環境科学部、地球科学部の新体制で発足しました。特に地球科学部には専任の野生動物の研究者が数名在籍しています。ツキノワグマの調査研究も範疇にはいることですので、今後の活躍に注目したいものです。なお、環境研のホームページの中で、『第9回クマを語る集いIN盛岡』についても紹介していただいております。

2001/08/31   
商品情報icon ご好評頂いております「熊鈴・クラシック」が本日入荷しました。在庫切れの状態が長く続き、お客様には大変ご迷惑をおかけして申しわけございませんでした。カナダから航空便で、6色(青、赤、緑、紫、オレンジ、黄色、各1,000円)そろったカラフルなクマ避け鈴が届きました。詳細はこちらをご覧下さい

2001/08/30   
人身被害情報(岩手県)icon 8月28日午後3時半頃、岩手県二戸市下斗米の大平原公民館付近のカラ松林付近で、キノコ採りをしていた同市在住の農業佐藤幸一さん(67)がクマに襲われ、重傷を負った。佐藤さんは自力で逃げ、県立福岡病院に運ばれたが、左手首や頭部、右腕、左ひざ、右耳などをひっかかれ重傷。二戸署の調べでは、クマは1頭で成獣とみられる。現場付近では今月中旬頃から子連れのクマが住民に目撃されていた。(岩手日報 平成13年8月29日)

2001/08/30   なんと1,980円のADSLが登場!icon 次世代ブロードバンドのプロバイダーBB.Onlineでは、ブロードバンドサービスADSL電話料込みプラン(1.5Mbps)を最長3ヶ月間1,980円で提供するキャンペーンを行っています。事前受付キャンペーンは8月31日まで。本申込み開始は8月31日からです。興味のある方はこちらをご覧下さい

2001/08/30   キャンプ場情報icon 岩手県川井村田代の区界高原に、区界高原ウォーキングセンターキャンプ場がオープンしました。国道106号線にも近く、周辺には兜明神岳(1,005m)や散策コース、自然学習施設などが整備されている。キャンプ場は6人用のテントサイト(10基)、野外調理場(バーベキュー炭焼きコンロ6台)、ウォーキングセンター(シャワー、浴室、体験学習室)等が整備されています。近くの道の駅ビーフビレッジでは、岩手短角牛や地元産の高原野菜などの配送サービスも行っており、食材を現地調達できます。キャンプ場は予約制で、利用期間は4月下旬から10月末日まで。テントを貸し出しており、今年度内は無料とのことです。予約申込みは同ウォーキングセンター(TEL 0193-77-2216)か川井村役場林政課(0193-76-2111)まで。(岩手日報 平成13年8月29日)

            
●その他の岩手県内のキャンプ場の情報はこちらをご覧下さい。

2001/08/29   
野生動物保護管理事務所のサイトicon Wildlife Management]とは、「野生動物」と「人間」と「生息環境」の3者の関係を調整する科学的な技術です。民間の野生動物調査会社である(株)野生動物保護管理事務所(WMO)は、日本の野生動物とその生息環境を護っていくうえで、とても大切な企業であり野生動物研究者の集団でもあります。また、人材育成の場にもなっているので、野生動物の調査研究を目指している若者は、(採用情報も載っているので)ぜひWMOのドアをノックしてみてください(ただし、平成14年度新規採用の一次選考締切が8月31日です!)。WMO club(年会費2,000円)という会員制のクラブには、一般の方も参加できます。入会すると『FIELD NOTE』という会報が年4回配布されます。詳細はこちらをご覧下さい

2001/08/29   
クマ遭遇情報(秋田県)icon 当社のサイトを御覧になった福島県いわき市在住のSさんから、8月18日に秋田県内でツキノワグマと遭遇したときの情報をお寄せいただきました。ご本人の承諾が得られましたので、ご紹介させていただきます。Sさんどうもありがとうございました。

(ここからSさんのレポート開始)
 秋田県河辺町岩見川支流三内川上流部にて8月18日4人で固まって釣りをしていたところ、それまで好調につれていたのですが、突然魚の反応がなくり、そこから50Mほど遡行したところ先頭より3人目が発見、「熊、熊っ!」と指差す方向を見れば上流より熊が下って来ました。
 中程度の成獣で、こちらが4人でがやがやしていると、5秒ほどこちらをじっと見据え山に入って行きました。熊との距離は20M程度ではないかと思われます。
 山に入るやいなや、即座に笛、鈴を4人で鳴らしまくり帰ってきました。
 時間は正午近くです。 川は脇に林道が走り、バイクの方などが結構走っていました。私たちも2人は鈴、2人は笛を時折鳴らしながらの釣行でしたが・・・・・人音に馴れているのでしょうか?
 突然釣れなくなったことから熊が歩いたのか? 岩ばかりで足跡のつく様な砂場が殆どないのでそれもわかりませんでした。 釣れなくなってからおかしいな? と思い。慎重に釣り上がるうちに、笛、鈴、の鳴らない状況をしばし作ってしまったのが、熊にこちらの気配を感じさせない要因を作ってしまったのかもしれません。皆さんもご注意下さい。(終了)

2001/08/26   
クマ有害駆除情報(岩手県)icon 8月25日に岩手県釜石市甲子町の小川近くの林道で捕獲されたツキノワグマが、釜石猟友会によって有害駆除されました。同会によると、クマは雄の7歳で体長125センチ、体重70キロ。24日夜に罠にかかり、25日早朝、有害駆除の許可を受けた同会が射殺した。同地区では、民家のニワトリがクマに襲われる被害が相次ぎ、今月11日から罠を設置ていた。(岩手日報 平成13年8月26日)

2001/08/26   人とヒグマの共生が実現しているルシャ川河口#2icon 8月21日付け朝日新聞北海道版に、『クマとの共生、実践と提案』という1面記事が4枚のカラー写真入りで掲載されました。同記事は朝日新聞ホームページでも御覧いただけます(「大地伝承」の「クマとの共生、実践と提案」をクリックしてください)。

 さて、知床国立公園のルシャ川河口には、漁師さんの作業小屋(番屋)があり、漁期間には複数の漁師さんが寝泊まりしています。掲載された写真の1枚には、番屋の窓から撮影されたもので、イタヤカエデの木に登るヒグマの子グマと、そのそばにいる母グマが写っています。別の写真には番屋で作業している男性と、その約70メートル後方の山の斜面に現れた雄のヒグマの写真。
人もヒグマもお互いに無関心であることがキーポイントです! 野生動物もペットと同じように考えている人が大勢いますが、それは大きな間違いです。野生動物と人とがうまく共生するには「お互いに無関心である」事が重要になってきます。
 ルシャ川の河口でも、むかしは猟師がヒグマに追いかけられることもあり、出没したヒグマを猟友会に頼んで駆除した時代があったそうです。しかし、ルシャ川河口で共に生活している漁師さん達とヒグマたちは、約20年間もかけて「お互いに無関心である」状況を作り出したのです。人とクマとがうまく共生している場所は、日本ではここぐらいでしょう。それだけに、「人とクマとがうまく共生している聖地」とも言えるルシャ川の河口は、そっとしておいて欲しいのですが・・・・

 3枚目の最も大きな写真には、生後約半年の子グマを2頭連れ、草を食べに来たヒグマの親子が写っています。今春、ルシャ川河口ではヒグマの出産ラッシュとか。4枚目の写真には、番屋の資材置き場に現れた若い雄のヒグマが写っています。若い個体は好奇心が強く、海岸に引き上げた漁船に乗り込んでくることもあるそうです。ツキノワグマも同じですが、クマの若い個体は好奇心が強いので、そのことが人との軋轢を生む原因の一つにもなっています。でも、人間だって若いときには、特に好奇心が旺盛ですよね!

 この記事を読んだ私の感想です。記事の中にはとても大切なメッセージが込められていると感じました。
 北米と比較して日本の国立公園は管理があいまいです。例えば、知床では観光客が与えたソーセージの味を覚えたヒグマが、やがて市街地に出没するようになり、結果的に危険なヒグマとして有害駆除されています。米国ではこのような観光客の行為は違法とされ、公的に処罰されますが、日本にはそのような法的規制がありません。また、ヒグマで有名になったルシャ川河口には、カヌーや登山の途中で気軽に立ち寄る行楽客が後を絶えないそうです。さらに、たくさんのカメラマンが集中し、ヒグマに緊張を与えています。せっかく20年もの長い年月をかけて作られた貴重な聖域が、いつ壊されてもおかしくない危機的状況にあります。そして、ヒグマによる人身事故がいつ起きても不思議でない危険な状態が続いています。しかし、日本の国立公園ではそれを管理することができません。また、現地に常駐し、訪れる行楽客やカメラマン達に、正しいクマとの接し方を指導できる管理官が、日本政府の行政機構には存在すらしません。早い話が国立公園の管理運営を任されている国の役人には、やる気も能力も欠けているからでしょうか!?もちろん、有能な方やガッツのある方もいると思いますが、それが生かされないので残念です。国立公園の管理運営システムと法的規制を整備し、人材の育成と管理官の派遣を、少なくとも10年前には実施しておくべきでした。

 そこで、地元の斜里町役場自然保護係長・山中正実さんは、斜里町が今春出版した
『知床のほ乳類ll』のなかで、次のような提案をしています(と、記事の中で紹介されています)。ルシャ川河口付近では1日の入域者を制限し、専任の管理官の同行を義務づける。または、生態を熟知してもらってから入場を許可する。そして、21世紀の知床を、アラスカで実施されているような、野生体験型の公園にしたい。そのためのルール作りを環境省などと話し合う予定とのことです。アラスカの国立公園では、野生動物にえさを与えると罰金が科せられ、人間の行動も規制されているとのことです。

 なお、数年前から現場で精力的に取材を続け、今回の素晴らしい記事を制作されたのは、学生時代に北海道大学ヒグマ研究グループの活動にも参加したことのある、朝日新聞東京写真セクション所属の河合博司さんです。ヒグマの生態やヒグマの問題を十分知っているクリエイターだからこそ、このような素晴らしい記事と写真を生み出すことができたのだと思います。これからもルシャ川河口の取材を頑張ってください。(朝日新聞北海道版 平成13年8月21日)


2001/08/26   人身被害情報(群馬県)icon 群馬県在住Mさんからお寄せいただいた情報です。Mさんどうもありがとうございました。

 8月15日午前5時頃、群馬県勢多郡東村花輪の小中川支流の平仁手川沿いで、釣りに来ていた大間々町の男性会社員(63)はツキノワグマと遭遇した。驚いて転倒した際にクマに右足を引っ掻かれたたうえ、それを払いのけようとした腕を噛まれた。その後クマは山の中に去ったので、約30メートル離れた場所に停めてあった車に乗って、自力で自宅に戻り病院に収容された。男性は腕の骨を折るなど3ヶ月の重傷。
 現場は国道122号線の小中川橋から約3キロ北側。地元の猟友会がでて警戒している。(読売新聞群馬版 平成13年8月16日)

2001/08/26   
クマ出没情報(岩手県)icon 8月11日午後2時40分頃、岩手県滝沢村柳沢の柳沢小中学校の校庭にツキノワグマが出没した。児童3人が目撃し、村役場を通じて盛岡西警察署に通報した。児童には怪我はなかった。同署などによると、クマは成獣とみられ、東側畑から校庭に入り、児童らが大声を出すと引き返したという。現場付近では数日前から数回クマが目撃されていた。同署はパトカーを2台出動させて、付近住民に注意を呼びかけている。(岩手日報 平成13年8月12日)

コメント: 岩手山山麓に位置している、岩手郡滝沢村の柳沢付近は酪農地帯で、広々とした牧草地やデントコーン畑が続いています。デントコーンを食べに現れたクマが、たまたま校庭に出没したと考えられます。

2001/08/24   
海外情報・BEAR FACTicon 米国のThe New Mexico Channelのサイトに、クマの事故防止ための貴重な情報が載っていたのでご紹介します。"BEAR FACT"(クマに事実)というタイトルの記事は、8月23日にアップされたものですが、8月18日にニューメキシコ州でも93歳の女性が、家に侵入したアメリカクロクマによって襲われ死亡したみられる事件が起きたばかりでした(この事件についてはThe New Mexico Channelをご覧下さい)。

"BEAR FACT"(クマの事実):1.絶対にクマを餌づけしていけない。2.人間の食べ物や生ゴミに依存しないクマは、普通な人間を避ける。しかし、クマに餌を与え(餌づけし)問題グマを作ることは違法である。(アウトバック注釈:ゴミ処理の不徹底などによるクマの餌づけも、米国では違法と見なされるる)3.もしも、人間が食べ物を持っているとクマが学習すれば、本来の人間に対する恐怖心が失われ、食べ物を求めて攻撃的になる。4.クマは食べ物の臭いのするものは食べ物だと考える。5.最近の研究によると、人とクマとの軋轢の70%は、人間のゴミが原因であることが明らかになった。6.クマはバーベキューグリルの網をなめるようになるだろうし、ゴミ収集箱に頭をつっこんでゴミを荒らすようになるだろう。(アウトバック注釈:先日あるテレビニュースで、住宅地に出没したツキノワグマがベランダを乗り越え、テラスに置いてあったゴミ箱から、バーベキューの残飯を食べる事件があったと報じていた。長野県軽井沢町では、屋外ゴミ箱を荒らすツキノワグマの映像が夜間自動撮影カメラで撮影されている)

The New Mexico Channel
 (http://www.thenewmexicochannel.com) 2001年8月23日

2001/08/24   
”デントコーン畑 クマがいるのでご用心!”icon 8月23日午後4時20分頃、遠野市上郷町坂沢のデントコーン畑で、収穫作業をしていた同市の農業菊池里見さん(64)と妻ヨシ子さん(57)が、子連れのツキノワグマに襲われた。里見さんは顔、ヨシ子さんは額や腕などに怪我を負い、県立遠野病院に収容された。連絡を受けた地元猟友会によって、現場から約300メートル離れた雑木林で親グマを射殺した。
 遠野署の調べでは、菊池さん夫妻が自宅から約1キロ離れたデントコーン畑で、収穫作業を初めて間もなく、畑の中央部から親子グマが現れた。初めにヨシ子さんが襲われ、それを助けようとした里見さんも襲われた。親グマは推定2,3歳の雌で、体長約1.2メートル。畑の中央に足跡が残っていることなどから、クマが畑でデントコーンを食べていたところへ菊池さん夫妻と出くわしたとみられる。現場は民家が点在し、田畑が広がる農村地帯。最近もクマの出没が目撃されていた。(岩手日報 平成13年8月24日)


コメント: 今回岩手県遠野市で発生した人身事故は、デントコーンの収穫時期に起きる典型的な事故であり、遠野市のようにクマの出没頻度が高い地域では、事前に十分予想されたものでした。某役場の事業で、8月7日にクマ被害防除簡易電気柵の現地説明会を開いた際にも、お集まりいただいたデントコーン栽培農家の方達には、今回のような事故発生を予見し、事故回避策について説明したばかりでした。
 デントコーンとは牛など家畜の飼料用トウモロコシのことです。東北地方や北海道などの酪農地域では、収穫時期を迎える8月中旬頃から、デントコーンを食べにクマが出没することが、毎年のように繰り返されています。また、今回と同じようにデントコーン畑での人身事故は、県内でも過去に数件発生しています。

 特に危険な時間帯は早朝と夕暮れ時ですが、姿を隠すことができるデントコーン畑では、日中でもクマが畑の中に潜んでいる可能性もあるので油断はできません。都会に住む人には信じられないでしょうが、「デントコーンの収穫時期はクマがいて当たり前」、「デントコーン畑 クマがいるのでご用心!」、「デントコーン畑 作業するのも命がけ」・・・といった臨戦下の非常事態が収穫の終わるまで続きます。有害駆除による被害防除は残念なことですが、危険な状況下で作業を続けている農家の方々の心中もお察し下さい。

 このような人身事故対策として畑の周囲に
電気牧柵を設置して、クマが畑に入り込めないようにするのが有効です(農作被害防除と併用)。また、デントコーン畑に接近する際には、クマが畑に潜んでいないかを十分確かめること。もしもクマが現れても、すぐに車の中に逃げ込めるような態勢をつくる。または、最悪の事態を回避できるように熊撃退スプレーなどを準備することも必要でしょう。
 農作物を荒らすクマは、日中に近くの林の中で休んでいることが多々あります。そのような場所に不用意に立ち入ることは、自ら危険に身を投じる行為となるので避けましょう。

     ●クマに荒らされたたデントコーン畑の画像 http://outback.cup.com/damaged_corn.html

2001/08/23   人とヒグマの共生が実現しているルシャ川河口icon 朝日新聞社のホームページで、知床半島・ルシャ川河口での、漁師とヒグマの共生のルポが紹介されています。内容いついてはこちらの朝日新聞ホームページをご覧下さい。「大地伝承」の「クマとの共生、実践と提案」をクリックしてください。(朝日新聞サイト 平成13年8月21日)

2001/08/23   特活法人・日本ツキノワグマ研究所が誕生!icon 広島県吉和村で日本ツキノワグマ研究所を主宰する米田一彦さんが、内閣府に同研究所を特定非営利活動法人(NPO)化を申請していましたが、このほど内閣府から正式に認可が下とのアナウンスが、米田一彦氏から出されました。おめでとうございます!

 なお、NPO法人設立に際しての募金を行っております。よろしくお願いいたします。詳細は
日本ツキノワグマ研究所に直接お問い合わせ下さい。
 
郵便振替は01300-2-38439 口座名:日本ツキノワグマ研究所

2001/08/23   
人身被害情報(岩手県)icon 平成13年8月19日午前5時頃、久慈市山根町の山林で、同町の農業橋場司さん(64)がクマに襲われた。橋場さんは顔や指の骨を折り、県立久慈病院に収容された。久慈署の調べでは、橋場さんはバイクで牛の放牧地にむかう途中、自宅から約1キロ離れた山林内でクマと鉢合わせした。クマに左側頭部を殴られた。クマの大きさなどは不明。橋場さんは地力で自宅に戻り、家人が119番通報した。(岩手日報 平成13年8月20日)

2001/08/23   
人身被害情報(岩手県)icon 平成13年8月18日午前11時頃、岩手県新里村刈屋の民有林で、キノコ採りをしていた同村の男性田沢義雄(74)さんと前川二三(53)さんがクマに襲われ、怪我を負った。田沢さんは顔と右手首に1ヶ月、前川さんも顔と左腕などに2週間の怪我を負い、県立宮古病院に収容された。最初に田沢さんがクマに襲われた。助けようとした前川さんも襲われ、怪我をした。(岩手日報 平成13年8月19日)

2001/08/23   
人身被害情報(岩手県)icon 8月15日午前11時頃、岩手県岩泉町釜津田の牧場で、盛岡市浅岸の農業佐々木伊佐男さん(66)がクマの襲われた、岩泉署の調べでは、佐々木さんが牛を搬送車に乗せるために牧場内を歩いていたところに、体長約1メートルほどのクマに襲われた。近くには体長50センチほどの子グマが2匹いたという。佐々木さんはクマともみ合ったまま約3メートル下の沢に転落し、肋骨を折るなどの大けがをした。(朝日新聞岩手版 平成13年8月16日)

2001/08/23   
クマ出没情報(岩手県)icon 8月15日午前6時前、岩手県北上市和賀町でクマ1頭が和賀川堤防方向にむかっているのが見つかった。北上市農林課によると子グマらしいという。朝方、数人のハンターが出動し、住民に注意を呼びかけた。(朝日新聞岩手版 平成13年8月16日)

2001/08/23   クマ捕獲権限の市町村委譲を要求(岩手県)icon 遠野市地方有害鳥獣駆除協議会(会長・菊池正 遠野市長)は8月10日、岩手県にツキノワグマの捕獲権限を市町村へ委譲するように要望した。菊池市長らが県庁に時沢忠環境生活部長を訪問。同市長は「今年は例年より駆除申請が多いほか、市内で男性がクマの襲われ死亡するなど市民のアレルギーも頂点に達している。駆除に当たっては県に迅速な対応をしてもらっているが、より実情を知っている市町村へ権限を委譲して欲しい」と訴えた。
 同協議会は、「ツキノワグマの予察駆除を認める」、「駆除期間を3週間から1ヶ月間以上へ延長」、なども要望した。時沢部長は「現在、ツキノワグマの生息調査などを行っており、検討したい」と答えた。(岩手日報 平成13年8月16日)


コメント:岩手県ではツキノワグマの予察駆除を認めていません。また、ツキノワグマとシカの捕獲権限は岩手県知事が有しており、実際には県の出先機関(保健所)が有害鳥獣駆除の申請の受付と、許可の発給を行っています。それらによって、有害駆除による捕獲圧に対して、一定の歯止めがかけられています。全国的に見てもクマの保護管理の視点から、ツキノワグマの有害駆除の権限を、市町村から県に戻すところが(検討中を含め)徐々に増えています。遠野市地方有害鳥獣駆除協議が県に出した要望は、世の趨勢に逆行するものといえるでしょう。また、民話の古里としてのソフトイメージを、観光の売り物にしている遠野市が、ツキノワグマの有害駆除を積極的にアピールすることにも疑問を感じます。
 ただし、遠野市ではクマによる人身事故は毎年発生しており、農作物や果樹、家畜(ニワトリ)にも大きな被害が発生しています。さらに、クマが納屋などに上がり込む被害が多数起きているほか、学校の敷地内や通学路を初め、人家の庭先や住宅地にも恒常的にクマが出没するという、大きな問題を抱えていることも事実です。その対策として、電気牧柵の補助制度を岩手県内で最初に実施、捕獲したクマを山に放す「移動放獣」の実施、ゴム弾や花火弾、轟音玉といった「クマ追いはらいの新兵器」を東北地方で初めて導入、クマ被害防除のチラシ全戸配布・・・といったように、岩手県内では最もクマ対策に積極的に取り組んできたのも遠野市です。
 今回の遠野市地方有害鳥獣駆除協議会のとった行動は、クマの被害対策を市に押しつけ続けてきた(?)県に対しての、「反旗」とも受け取れますが、いかがでしょうか。今後の県の対応に注目したいものです。

2001/08/18   
ヒグマの回廊icon 平成13年8月15日(水)付日本経済新聞の文化欄に、『ヒグマの回廊 75キロ』という投稿記事が掲載になりました。執筆者は長年ヒグマの調査研究を続けておられる青井俊樹(岩手大学農学部教授)さんです。青井さんは民間団体「ヒグマの会」の創設にも関わった初期からの会員であり、全国のクマ研究者が運営している民間団体「日本クマネットワーク(JBN)」の代表でもあります。さて、ヒグマの回廊(コリドー)を言い換えると、ヒグマの移動ルートのことで、トラジローと名付けられたヒグマの調査によって判明しました。また、コリドーとは、えさを食べたり冬眠の場所に移動するための通路でもあります。野生の動物たちが自然の摂理に習って長年通い続けてきたコリドーは、人間の様々な開発行為によって分断、破壊されつつあります。コリドーを守ることは地域の自然や生態系を守ることでもあり、そこに生活している人々の暮らしを護ることでもあります。現在、青井さんをはじめたくさんの人々や市民団体が、ヒグマの回廊(コリドー)を保全する運動を北海道で行っています。

 なお、9月22日、23日に岩手県盛岡市で開かれる
『第9回クマを語る集いIN盛岡』で、青井俊樹さんがヒグマの回廊や、それを保全する運動について発表する予定です。

2001/08/10   イベント情報icon 友人で小説家の斎藤純(日本ペンクラブ環境小委員会委員長)さんから寄せられた情報です。斎藤純さんは9月22日、23日に岩手県盛岡市で開催する『第9回クマを語る集いIN盛岡』(主催:クマを語る集い実行委員会/協賛:有限会社アウトバック/後援:盛岡市教育委員会, 岩手日報, NHK盛岡放送局, 他)にも実行委員の1人として手伝っていただいております。当日会場で彼にも会えますので、斎藤純さんのファンの方も、ぜひ『第9回クマを語る集いIN盛岡』へおでんせ!
 「9月8日、東京都庭園美術館新館ホールにおいて、日本ペンクラブ(会長・梅原猛)主催のシンポジウム『環境の集い2001』を開催します。このシンポジウムは日本ペンクラブ内の環境小委員会(http://www.mmjp.or.jp/japan-penclub/iin_kankyou.html)が年に一度開催しているもので、一昨年の『環境と文学』、昨年の『日本列島水事情』に続いて今年は『当世山事情』と題して、石川直樹氏(世界七大大陸最高峰の最年少登頂記録保持者)、荻原浩司氏(山と渓谷編集長)、黒笹慈幾氏(ビーパル編集長)をゲストに、高田宏氏の講演『深田久弥の「山」』などを行ないます。入場無料です。申し込みは日本ペンクラブ事務局(penclub@asahi-net.email.ne.jp)担当高田まで。追って、事務局から受け付け番号を返信します(当日、東京都庭園美術館に入る際に受け付け番号が必要となります)。みなさんお誘いあわせのうえご来場いただけると嬉しいです。日本ペンクラブの梅原会長は特に環境問題に強い関心をお持ちで、会長の肝入りでできた委員会です。よろしくお願いします。」とのことです。

2001/08/10   お買い得PDA情報icon 新聞や雑誌などで「PDA」という文字を最近よく見かけるようになりました。携帯端末とも訳されているPDA(Personal Disital Assistantの略)は、実はアップルコンピューター社の元会長兼CEO、Jhon Sculleyが生みだした言葉です。アップル社からもかつてNewtonというPDAが作られていました。PDAとは「個人の情報管理をあらゆる角度でアシストしてくれるようなコンピューターおよびコンセプトの総称。住所録やスケジュール管理のようなPIM機能、コンピューターネットワークと接続するコミュニケーション機能を特徴とします。」(以上Macintosh用語辞典・ま〜ぱのコトテン/MacPower編集部編/(株)アスキーから引用)

 さて、世界で最も人気の高いPDAといえば、Palm OSを搭載した一群のPDAです。本家パームコンピューティング社の
Palmシリーズの他にも、IBMのWorkPadシリーズ、ハンドスプリング社のVisorシリーズ、ソニーのCLIEHAND RRA社のTRGproなどが日本でも購入可能です。Palmについて詳しく知りたい方は、書店に専門書がたくさん並んでいるし、『Palm Magazine』(アスキー)という雑誌の出版されているので、それらをご覧下さい。

 僕の場合は、SHARP PA-Z700から始まり、ZAURUS POCKET, Palmlll・・・Newton MessagePad 120, Newton MessagePad 130, Newton MessagePad 2000も入手したけれど、使いこなせないまま、一昨年のApple Expo/Tokyoで購入したTRGpro(英語版)を日本語化し、愛用し続けています。ところが、ずーっと気になっていたVisorが大幅に値下げしたと聞いて、オンラインで早速購入してみました。とにかく安い! 定価19,800円だったVisor Deluxeが9,800円に、定価24,800円だったVisor Platinumが14,800円に、定価39,800円のVisor Prism(カラー表示)は24,800円に値下げしたんですよ。だんぜんお買い得の激安価格です。

 ハンドスプリング社(日本法人)のサイトからオンラインで8月5日に注文して、8日に品物が届きました。嬉しいことに、Visor Deluxe 1台に『Visor スタートガイド』(アスキー・1,280円)が1冊おまけで付いていました(Visor Platinumには本がついていませんでした)。僕のTRGproは英語版を日本語化したものなので、使い慣れるまでには時間と苦労とお金が必要でした。でも、初めから日本語環境で使用できるVisorは、電池を入れた途端、初心者でもストレス無しに、サクサク使える便利なPDAでした。Palmが多くの人々に支持される理由のひとつは、Macintosh、Windowsどちらのコンピューターとも簡単に接続でき、パソコンと相互にデータのやりとりがワンタッチでできてしまうことです。TRGproにため込んだ2年5ヶ月間の全てのデータと、インストールしていたアプリケーションの全てを、G3 PowerBook(FireWire)を経由し、わずか数分でVisor Platinumに移行することができました。これからPDAを購入する予定の方には、
ハンドスプリング社のサイトを御覧になることをお勧めします。

2001/08/08   
クマ本紹介icon 日本ツキノワグマ研究所研究員の藤田昌弘が日本クマネットワーク・メーリングリストで配信した情報です。転載の承諾が得られましたので、以下に原文のまま転載いたします。著者の栗栖晃司さんは現職の役場職員であり、ベテランのハンターでもあります。私も何度かお会いしたことがありますが、人柄もよく、クマ対策(保護管理)にとても熱心な素晴らしい方です。特に行政の立場でクマ被害対策や保護管理策に取り組まれている皆さんは、『熊と向き合う』を取り寄せて読まれることをお薦めします。以下の転載部分は転載してもよいとのことです。なお、日本ツキノワグマ研究所(米田一彦・代表)は来月から「特定非営利活動法人日本ツキノワグマ研究所」となります。

(ここから転載)
会員の皆様へ

 この度、広島県戸河内町産業課職員、栗栖浩司さんが本を出版されましたので皆様に御紹介申し上げます。本人は特に宣伝はせん、等とこいていましたので、勝手にお知らせします。

 皆様御存じの方々も多いことかと思いますが、栗栖さんは長年クマ問題に取り組み、俗に広島方式(正しくは戸河内方式)とよばれる、学習化放獣の普及における中心人物の一人です。現在もつねに野生動物と地域住民の問題解決に向けて尽力されています。

 この本には、行政に携る立場として、苦しみや葛藤について忌憚なく述べられており、クマ問題解決に向けたより現実的な方法を模索する姿が見えてくると思います。この本は、実際にクマ問題に取り組んでおられる行政担当者、また、昨日まで会計事務担当だったのが、ある日突然、きょうから君はクマ担当と移動になったような方々に是非読んでいただき、問題解決の糸口の発見に役立てていただきたいと思います。

 不肖、私が提供しました写真も数葉掲載されていますのであわせて御覧ください。

   著者:栗栖浩司
   書名:熊と向き合う
   出版:創森社
   ISBN:4-88340-111-1
   本体1905+税 円

(ここまで)

2001/08/08   
有害駆除のハンター襲われ重傷(宮城県)icon 8月6日午後2時頃、宮城県白石市福岡八宮大嶽後の山中の林道で、クマの有害駆除に出動していた猟友会員の1人が、クマの攻撃を受けて顔などに重傷を負った。怪我したのは元こけし工人の新山吉太郎さん(66)で、この日出動した6人が林道を縦1列で歩いていたときに、新山吉太郎さんは後方にいたらしい。新山吉太郎さんは銃を持っておらず、クマと格闘しているのに気がついた他のハンターが銃を発砲した。弾はクマの腹にあたったが、クマはそのまま山の中に逃走した。クマは手負いの状態で危険なため、白石署は付近の住民に注意を呼び掛けている。また、駆除隊員らが逃げたクマを探している。(平成13年8月7日 河北新報、その他テレビのニュース報道より)

2001/08/08   
クマ出没情報をネットで公開(宮城県)icon 宮城県自然保護課は今年の6月から、県内のクマ出没情報やクマに遭遇しないためのアドバイス、遭遇したときの対処法などを、県のサイトで公開しています。サイトで「宮城県はクマの生息地です。」とハッキリと宣言し、前向きな取り組みをしている宮城県自然保護課に拍手、拍手!
観光への影響や地元の観光業者からの圧力で、クマの出没情報を住民や観光客に伏せている自治体も少なくありません。
ぜひ、他の自治体でも宮城県の取り組みを見習っていただきたいものです。


          宮城県のクマ情報サイト http://www.pref.miyagi.jp/sizenhogo/tyoujyuhogohan/kuma/kuma.htm
          自然保護課のサイト   
http://www.pref.miyagi.jp/sizenhogo/
          宮城県のサイト
     http://www.pref.miyagi.jp/

2001/08/08   
クマ出没が頻発している宮城県icon 8月6日に白石市で、有害駆除中のハンターがクマに逆襲され重傷を負った宮城県では、今年に入ってクマの出没が頻発しています。7月6日付の河北新報によると、7月4日までの出没は計37件、人身被害は2件発生(7月4日現在)しています。宮城県自然保護課は「仙台近郊の住宅開発地周辺での目撃が多い。人とクマが、お互いの領域の重なりを認識できなければ、危険はつきまとう。共生への道はそう簡単ではない」と、記事の中でコメントしていました。宮城県内のクマ出没情報はこちらをご覧下さい

2001/08/06   
クマ出没情報(栃木県那須町)icon 栃木県在住のAさんからお寄せいただいたクマ出没情報です。ご本人の承諾が得られましたのでご紹介します。

 「(転載開始)前略、はじめまして。那須町ハイランドパーク(遊園地で有名な場所です。)近くのクマ出没情報をおしらせします。
 今年は気候が平年とは違うためか6月より出没しており、特にここ1週間はほぼ毎日出ております。
 役場、林務事務所、地元警察等々に連絡を入れていますが、観光シーズンと毎年のことか?周辺観光施設や観光客への注意&駆除等何も対策を講じていないのが現状です。
 また、観光地としてのイメージダウンや貸別荘の宿泊客が不安になりキャンセルしてしまう等々の理由で一部観光業者の反対があり『クマ出没注意』の看板も立てられない現状です。このような話はとても危険な考えと思えるのですがいかがでしょうか?(転載終了)」

 
コメント:今年ヒグマによる死亡事故が起きている札幌市では、インターネットの市のホームページで、クマの出没情報を公表しています。また、那須町と同じ観光地でもある長野県軽井沢町では、クマやサルなど問題を起こす野生動物の対策費をきちんと計上し、地元の民間企業や民間団体と一緒にクマ対策にも積極的に取り組んでいます。逆に町営のキャンプ場にクマが出没しても、観光客に影響がでるとして、「クマ出没注意」の看板設置に消極的な役場は他にもあります。

 クマが出没していることを住民や観光客に正しく伝え、クマによる事故を未然に防ぐための方策(看板の設置、注意を呼びかけるチラシやパンフレットの配布、広報での通知、クマ誘引の原因となるゴミや生ゴミの適切な処理の徹底など)を正直に行う方が、社会やマスコミから良い評価を受けるでしょう。適切な被害防除策を怠り、仮にクマによる事故が起きた場合には、観光地としてイメージダウンはかなり大きいはずです。当然ですが、行政の責任も問われることでしょう。

 残念なことですが、クマ出没に対して適切な対応を取らず、安易に猟友会に有害駆除を依頼する自治体も少なくありません。しかし、それでは何も問題の解決にはなりません。なぜならば、有害駆除だけでは、クマの出没もクマ被害も食い止めることができないからです。先進的な取り組みを行っている各地の自治体の事例に学び、クマ被害対策の書籍を読み、専門家のアドバイスに従い、きちんと予算を取って、科学的な野生動物の保護管理に沿った、効果的なクマ被害対策を積極的に取り組むことが重要です。

 それぞれの地域の問題ではありますが、国・都道府県・市町村などの関係各機関や、地域住民、観光やレジャーで外部から来訪する方などが一緒に考えて行かなくてはならない問題でもあります。まっすぐに、積極的に取り組んでいる自治体も現実にあります。努力すれば、道は必ず見つかるとはずです。


2001/08/03   
祝・アクセスカウンター60,000突破!icon 当サイトのアクセスカウンターが、ついに60,000を突破いたしました。これも皆様方のご支援を頂いたおかげです。心から感謝を申し上げます。どうもありがとうございました!
 今後も有益なコンテンツを増やし、更新を続けていくように努力してまいります。どうかよろしくお願い申し上げます。


2001/08/03   
日本の治安悪化が浮き彫りMagLight icon 警察庁がまとめた今年1〜6月に全国で起きた刑法犯は約129万件で、昨年同期よりも15.9%増加し、昨年の最悪記録を更新したことが8月2日に分かった。詳しく見ると、刑法犯は128万8381件で、車上狙いや器物破損など比較的軽微な犯罪が増えた。昨年同期と比較して、重要犯罪は9410件で23.3%増加。内訳を見ると、強盗が25.5%増、強制わいせつが39.9%増、車盗が23.9%、ひったくりが16.4%増えているのが特に目立つ。逆に、検挙率は刑法犯全体で初めて2割を割り込み、19.0%までに低下し、殺人や強盗などの重要犯罪の検挙率も6割を切っている。
 また、来日外国人による犯罪は強盗での検挙件数が3割近く増えるなど、殺人や強盗など凶悪化がうかがえる。日本経済新聞(8月3日朝刊)では、国民の「体感治安」が悪化しているとし、「世界一良好」とされていた日本の治安は危機的状況を迎えていると解説で述べている。(平成13年8月3日 日本経済新聞)


 今後ますます犯罪が増加し、日本の治安もさらに悪化することが予測されます。このような悪化した環境の中では、私たちには「自分の身は自分で守る」、すなわちセルフディフェンス(自己防衛、護身)が重要です。山に出かけクマに出会わないようにする(リスク管理)、クマと遭遇しても事故に遭わないようにする、あるいはダメージを最小限におさえる(危機管理)と同じ事が、普段の生活の中でも必要になります。その際の「自分の身を守る」ための最良の護身具として、携帯用唐辛子スプレー「OC-10」をお勧めします。「OC-10」は米国で開発された護身・防犯用スプレーで、熊撃退スプレーのメーカーが製造している、とても強力な製品です。OC-10 Mタイプ(85g缶)は米国では警察官や機動隊・軍関係者が実際に使用しているものです。OC-10についての詳細はこちらをご覧下さい。

2001/08/02   
第9回クマを語る集いIN盛岡icon 9月22日(日)、23日(日)に岩手県盛岡市で『第9回クマを語る集いIN盛岡 〜おらほのクマ〜』(主催:クマを語る集い実行委員会)を開催します。詳しいプログラムが決まりましたので、こちらをご覧下さい。


gif. Old Bear Information 2-4-2 (2001.06.01~2001.07.31)

gif. Old Bear Information 2-4-1 (2001.01.01~2001.05.31)

gif. Old Bear Information 2-3-2 (2000.07.01~2000.12.22)

gif. Old Bear Information 2-3 (2000.01.11~2000.06.23)

gif. Old Bear Information 2-2 (1999.10.04~1999.12.24)

gif. Old Bear Information 2-1 (1999.01.17~1999.09.28)

gif. Old Bear Information 1-1 (1998.03.06~1998.12.14)

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