過去の新規情報 VOL.2-4-1



赤鉛筆 過去の新規情報 (2001.01.01〜2001.05.31)

2001/05/31   クマ出没情報(福島県)icon 取引先からの情報です。福島県会津本郷町で町の近郊までクマが出没しているそうです。ただし、詳細については不明です。

2001/05/31   
ヒグマ出没情報(北海道)icon 北海道札幌市のサイトからのヒグマ出没情報です。5月30日に札幌市定山渓の定山渓自然の村コテージコーナー南側の森林内で、ヒグマの足跡が見つかった。また、遊歩道上を山へ向かって草を踏みつぶした痕跡も発見されている。

2001/05/31   
札幌市のヒグマ出没情報掲示板icon 北海道札幌市はインターネットでヒグマ出没情報を公表しています。公開されているのは平成9年から現在までのクマの目撃や出没(痕跡)などの情報です。特に今年は札幌市内の定山渓で、山菜採りの男性がヒグマの襲われ死亡するという痛ましい事故が発生しています。札幌市に行かれる方は、札幌市役所のサイトを事前に確認されることをお薦めいたします。また、他の自治体でも札幌市のように、クマの出没・目撃情報をインターネットで公開していただきたいものです。札幌市の取り組みに拍手拍手!
 クマが出没していることを逆に隠している役所もあるそうですが、それはまったくの誤りです。北米の自治体では、同地域内にクマが生息していることを宣伝して、以下に我が町が自然環境み恵まれているかをアピールしているところもあります。

           ●札幌市役所のクマ出没情報サイト:
http://www.city.sapporo.jp/minami/minamihp/html/14kuma/kum0101.htm

2001/05/31   
クマ3頭が相次いで輪禍死(岩手県)icon 5月29日夜から30日朝にかけて、岩手県安代町の東北自動車道路と国道282号線で、ツキノワグマが相次いで車にはねられて死亡しているのが発見された。最初の事故は29日午後11時50分頃、安代町字保戸坂の東北自動車道路下り線の保戸坂トンネル北口付近で発生した。通行車輌の運転手から高速隊に、クマ2頭が死んでいると連絡が入った。1頭はツキノワグマの雌で、体長150 センチ。もう1頭は体長約70センチで、2頭は親子グマと思われる。次の事故は、30日午前4時30分頃、同町字寺志田の国道282号線で子グマ1頭が車にはねられて死んでいるのを、車で通りかかった近くの住民が発見し安代交番に通報した。体長約70センチの子グマだった。2件の事故現場は直線距離で約500メートル離れており、親子2頭が車にはねられた後に、親にはぐれた残りの子グマも国道に出て車にはねられたようだ。
 県自然保護課によると、岩手県内では昨年交通事故で亡くなったクマは5頭で、いずれもクマが横断中の事故だった。自動車道路で2件、鉄道で2件、一般道で1件発生している。また、記事には地元のマタギのコメントも載っていました。それによると、この時期は、クマが夜中に活動することは珍しいそうです。おそらく、発情した雄グマに追われて親子グマは逃げてきたのかもしれないとのことです。(平成13年5月31日 岩手日報)

 絶滅が危惧されているツキノワグマ個体群が生息している西中国山地と東中国山地ですが、その島根県では高速道路建設が進行していします。地元の有志が日本道路公団に対して、クマ対策として施工方法などについて働きかけがなされています。また、米国ではクマの列車事故対策を、自然保護団体が鉄道会社に強く要望し、沿線に電気牧柵を設置するなどを行ったところもあると、以前渡米した際に聞いたことがあります。ただし、詳細は不明です。(F)


2001/05/31   クマ出没情報(岩手県)icon 5月25日午後9時48分頃、岩手県紫波郡紫波町赤沢字田次の農業Oさん(56)方の玄関近くで、クマがリンゴを食べているのを家人が見つけ、地元猟友会員に連絡、さらに猟友会員から紫波署に届け出があった。クマがその後山の方へ去っていった。紫波署によると、クマは1頭で成獣と思われる。飼い犬の吠え声で家人が外を見ると、玄関から4メートルほど離れた小屋の前でクマがリンゴを食べていた。小屋の中に置いているリンゴも荒らされていた。Oさんの話では、クマは前日も現れたほか、昨年も出没したことがあった。現場は赤沢公民館から南には行った山間地。町などでは今後の対策を検討する。(平成13年5月26日 岩手日報・夕刊)

2001/05/31   クマ出没情報(岩手県)icon 岩手県北上市内でクマの出没が続いている。また、養蜂箱やニワトリが襲われる被害も起きている。北上市や北上警察署、北上保健所などによると、5月21日に同市口内町でニワトリが8羽襲われ、24日、25日には相去町と下鬼柳町で蜂蜜採集用の養蜂箱が壊されるなど、目撃情報約10件が報告されている。また、リンゴ園で地中に埋めたリンゴを掘り出して食べているクマが、28日に農家に目撃されている。(平成13年5月30日 朝日新聞・岩手県版)

2001/05/30   
国際クマ会議(USA)icon 5月21日から25日まで米国ワイオミング州ジャクソン・ホールのスノー・キング・リゾートにて、第13回国際クマ会議(13th IBA Conference)が開催され、(有)アウトバック代表の藤村も参加しました。主催したIBA(The International Association for Bear Research and Management )は国際的なクマの研究者の組織です。今回の会議にも北米、南米、ロシア、欧州、アジアなどの各国から多数の研究者や行政・政府関係者などが参加し、連日口頭発表、ポスター発表、ワークショップなどが行われました。日本からも過去最高の約15名の参加者があり(日本政府の行政関係者はゼロ)、うち5名の研究者からポスター発表が行われました。私は初めての参加でしたが、知人の米国や台湾の研究者との再会や、インドやボリビアの研究者との出会いなど、とても貴重な経験を積むことができました。また、この会議は多数の企業がスポンサーになっており、弊社の取引先であり、世界で初めて熊撃退スプレー(カウンターアソールト)を開発・販売したCOUNTER ASSAULT (Bushwalk & Backpack Supply Inc.)社もその1つでした。
 会議と併せて、東アジアで行われているクマの部位(主として熊の胆/熊胆)の国際取引問題についてのミーティングが開かれました。また、国際的にも問題となっている中国のクマ牧場(狭い檻にクマを閉じこめ、生体に開けた穴から、生きたまま胆汁を搾取し、採集した胆汁を熊胆として漢方薬やお茶などのに加工して販売している。このように虐待を受けているクマが中国国内に約7,000頭もいるそうだ)の現状を、英国の民間団体・
WSIP(World Society Protection of Animal) が撮影・制作したビデオが大会終了後に総合会場で上映されました。なお、次回は北欧のノルウェーで国際クマ会議が開催される予定です。(F)

2001/05/30   
クマレンジャーまもなく始動(広島県)icon ツキノワグマ個体数の減少で絶滅が危惧されている西中国山地ですが、人身被害、農作物被害、養蜂被害、林業被害、住宅地など人家付近への出没による精神的被害など、クマと人間との軋轢も少なくありません。そこで広島県では「クマレンジャー」という組織を発足させ、クマ対策に取り組むことになりました。クマレンジャーを企画・担当している広島県林務部森林保全課に連絡を取り、クマレンジャーについてお話をうかがいました。なお、クマレンジャーについては、30日午後5時からのNHK総合のローカルニュース(広島県)で紹介になるという情報も寄せられています(弊社では未確認)。
 クマレンジャーには約30名前後が登録され、クマについての知識が豊富な専門家(2名)と猟友会員で構成されている。活動開始は今年6月早々を予定している。広島県内では約16の市町村でクマの出没や目撃、被害があり、クマの出没状況や被害の程度によって、集落依存型で人身被害の危険性が高い場合には地元市町村の判断で駆除を実施する場合もある。ただし、市町村の要請があればクマレンジャーが出動する。集落付近への出没が初期段階で、人身被害の危険性の低いと判断されたクマは捕殺せず、花火弾などを使用して山に追い返すなどを実施する。また、なぜクマが出没するかの原因をクマレンジャーは調べ、クマを引き寄せているもの(生ゴミや廃棄野菜など)を取り除くように住民に指導したりもする。
 クマレンジャーはクマの専門家と猟友会員で構成された、クマ出没の原因調査、地域住民への教育普及・指導、状況によってクマの追い払いを行う、クマと人との調整役といったものでしょうか。このような県としての取り組みは、おそらく他県では例がないと思います。クマに対する反発が強い地域では、クマレンジャーの皆さんは苦労が多いかと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいものです。

2001/05/30   
クマ被害情報(石川県)icon 27日正午頃、石川県金沢市田島町の山林で、田島町在住の女性Sさん(76)がクマのよる人身被害で負傷した。一緒にいた長男から通報を受けた金沢署によると、Sさんは顔に引っ掻かれたような傷があり、金沢市内の病院で手当を受けた。命には別状はないそうだ。(平成11年5月28日 日本経済新聞)

2001/05/19   クマ出没情報(群馬県)icon 群馬県在住のMさんからお寄せいただいたクマ情報です。どうもありがとうございました。

 18日午後20分頃、群馬県水上町湯檜曽の民間保養施設付近で、親子だと思われる2頭のツキノワグマを同保養施設の従業員が見つけ、沼田署に通報した。現場の約200メートルには同町立幸知小学校があり、同小学校では同日、集団下校にし、保護者に注意を呼びかけている。同署の調べでは、1頭が体重約100キロ、もう1頭は体重約30キロ程度。ゴミ集積所が保養施設の近くにあり、同日は「燃やせるゴミ」の日だったため、同署などは、生ゴミ目当てだった可能性があるとみている。同町藤原でクマが目撃されている。(平成13年5月19日 読売新聞)

2001/05/19   
県が残飯などの管理徹底を通知(岩手県)icon 今春、クマの目撃情報や、民家に侵入するなどの被害が相次いでいることから、岩手県は18日に各市町村にツキノワグマの侵出防止と誘引防止を通知した。家庭からの生ゴミや家畜飼料などがクマを引き寄せているとして、対象をこれまでの農畜産関係から温泉宿泊施設やキャンプ場の管理者にも広げ、残飯や家畜飼料などの管理の徹底を求めている。
 岩手県警地域課によると、県内の今年のクマ出没は36件。うち5月1日~5月18日までに24件あった。昨年とほぼ同じペース。17日に金ヶ崎町で民家の裏山にクマが出没し、有害鳥獣駆除されたが、現場に20~30個のリンゴが散乱していたという。町によると、13日に同町の民家に侵入したクマとは別の可能性が高い。民家の倉庫に入れてあったリンゴを運び出したらしい。(平成13年5月19日 岩手日報)

 岩手県環境生活部自然保護課によると、岩手県環境生活部長名で「ツキノワグマ誘引防止のための餌対策について」という通達を、5月16日付で県内の各市町村に通知した。なお、県は平成12年11月28日付で「ツキノワグマ侵出防止のための廃棄農畜産物対策について」という通知を既に出している。今回の「ツキノワグマ誘引防止のための餌対策について」の中で、生息環境の悪化などがクマの人里への出没や人身被害の原因とした上で、人間活動によって生じる生ゴミや残飯、廃棄リンゴ(農家などが廃棄した古くなったリンゴ)や廃鳥(廃棄された養鶏場などで死亡した鶏)に餌付いたり、家畜用資料などにクマが誘引されるとし、それらの適正管理がツキノワグマを誘引しないための重要な対策と訴えている。今回の通知は県内の各市町村町宛に出され、対象は市長村民、農畜産業者、観光協会など団体、温泉など宿泊施設又は野外レジャー施設管理者などに対して、クマの餌となるものの全ての適切な処理について、市道や啓発などを行うように伝えている。

 今回特に注目される点がいくつかある。これまでにもクマの専門家や研究者から、コンポストの生ゴミがクマを誘引している可能性について指摘されてきたが、岩手県は「ツキノワグマ誘引防止のための餌対策について」の中にその事を明記している。また、農畜産業者以外にも、例えば温泉宿泊施設などに対して、立ち入り検査などによって残飯などが適切に処理しているかを指導することなどとしている。今回の岩手県が行った通知は、大変高く評価できるのではないだろうか。残飯や農畜産廃棄物。水産加工廃棄物などがクマを誘引し、それによって様々なトラブル・被害が発生している事例は日本各地で非常に多い。よって、他の県でも岩手県と同様の通知を早急に出し、クマの侵出防止と誘引防止に努めるように望みたい。

 なお、岩手県自然保護課野生生物係では、同じ内容の通知を商工企画室、観光課、農林水産企画室、団体指導課、農業普及技術課、農産園芸課、畜産課、資源循環推進課、各地方振興局保健福祉環境部にも出している。「ツキノワグマ誘引防止のための餌対策について」のお問い合わせは下記にお願いします。(F)


         
●お問い合せ先:岩手県環境生活部自然保護課野生生物係
                 TEL. 019-651-3111 内線5374


2001/05/19   
クマがリンゴを集める!?icon 17日午後5時頃、岩手県金ヶ崎町永沢付近の山林で、近くに住む農業・Aさんがクマを見つけ町役場に通報した。町からの要請で地元猟友会会員によって猟銃によって駆除された。金ヶ崎町はクマの被害が懸念されていたため、14日に県の水沢地方振興局から鳥獣捕獲許可を得ていた。猟友会によると、クマがいた雑木林にはリンゴが20~30個散乱していた。近くに果樹園がないし、結実の季節でもないことから、クマが集めた可能性があるとみられる。射殺されたクマはツキノワグマの雄。推定4歳の成獣で、体長110センチ、体重65キロ。Aさんは「9日朝、クマが自宅に置いてあったリンゴを30個ぐらい食べられた。おそらく、そのクマだろう。」と話している。金ヶ崎町では、13日にもクマが西根地区の民家に侵入しリンゴを食べた事件が起きている。水沢保健所は「同一のクマかは判別できない」としている。(平成13年5月18日 岩手日報)

2001/05/19   
クマ出没情報(岩手県)icon 16日午前零時35分頃、岩手県盛岡市東桜山の市道で、車で通りがかった盛岡市内の女性(26)がクマを見かけた。110番通報を受けた盛岡東署では早朝からパトカー2台を出動させて、付近の住民に注意を呼びかけている。現場は閑静な住宅地。(平成13年5月16日 岩手日報・夕刊)

2001/05/19   
祝・アクセスカウンター50000達成!icon 18日の夕方に、弊社のサイトのアクセスカウンターが50000達成いたしました。これもひとえに、皆様のご協力のおかげです。どうもありがとうございます。今後ともコンテンツの充実と、情報発信に努めてまいる所存です。これからもよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました!!

2001/05/16   
最強のヒグマの本が出版されました!!icon このほど北海道新聞社から最強の内容のヒグマに関する本が発行されました。編集を担当したのは斜里町立知床博物館です。斜里町は年間180万人もの観光客が訪れる知床国立公園の町として有名です。知床国立公園には200頭から300頭のヒグマが生息しています。また、博物館に配属されている学芸員が5人もいる町としても知られています。

しれとこライブラリー(3)『知床のほ乳類ll』(編集:斜里町立知床博物館、発行:北海道新聞社)は、ヒグマの調査研究も行っている現役の斜里町役場職員、山中正実さんと岡田秀明さんの名コンビが執筆を担当しています(※)。知床の四季の自然とヒグマの生態、ヒグマの魅力と注意点、斜里町が抱えているヒグマと人との軋轢問題、問題グマにとその対策、我が国で最も優れているといわれている斜里町のヒグマ対策の取り組み等------日本のヒグマのすべてがこれ一冊に書かれていると言っても過言ではないでしょう。北海道に住まわれている人ばかりでなく、北海道に旅行や登山、仕事などで行く予定のある人、ヒグマの番組や記事を作る(書く)予定の全てのマスコミ関係者、クマの被害対策やクマの保護管理を担当している全国の自治体・警察・猟友会の関係者、クマの研究者はもとより、自然保護や野生動物の保護管理に関わる全ての人たちに、座右の書としてぜひ読んでいただきたい本です。購入方法などの詳細はこちらをご覧下さい。

※米国では連邦政府や各州ごとにWildlife, Fish and ParksやFish&Wildlife Service等の名称でWildlife Management機関(野生動物保護管理の行政機関)が設置され、野生動物の専門官(スペシャリスト)が配属されています。野生動物の専門官はクマやシカなど様々な野生動物の調査研究、人との軋轢問題の対処、住民の苦情処理、保護区の監視や巡回、環境教育や教育普及・広報活動、問題を起こした野生動物の管理捕殺、狩猟や釣り人の監視と管理、疾病鳥獣や保護された野生鳥獣の飼育・野生への再放逐などの業務を幅広く行っています。残念なことに先進国と自負している日本には、国や地方自治体にもそのような行政組織は存在していません。多くの自治体は農林系や環境保健系のセクションが、野生動物の保護管理(被害対策やその指導、有害鳥獣駆除の許認可など)を業務の一部として行っているばかりです(もちろん、自ら調査に参加する熱心な行政の担当者もいます)。もちろん、担当者の大部分は野生動物の生態や野生動物保護管理学などの専門知識は備わっておらず、独学と日々の経験からそれらのことを学ぶしかありません。さらに、せっかく職場や業務に慣れ、地元の研究者や猟友会・自然保護系NGO関係者とのネットワークが作られても、数年ごとに他の部署へ配置替え(移動)になり、いつまでたっても日本の行政機関には、野生動物の保護管理のシステムや人材は育たない状態が続いています。大変憂慮されることですが、多くの国民はその事を知らず、マスコミも問題として取り上げることはほとんどありません。(F)

2001/05/16   
ほのぼのとしたクマの話題(岩手県)icon 岩手県宮守村下宮守の山林で、先月からツキノワグマが数回出没しており、宮森役場の職員がカメラで撮影した。クマは体長約1.5メートルで、3,4歳ぐらいと思われる。人を怖がる様子もなく、草むらの山菜を食べていた。爆竹を1発鳴らしても逃げず、2発目でようやく山に去っていった。その役場職員は昨年の春も同じ場所でクマを撮影しているので、きっと去年と同じクマではと考えているそうだ。被害もないことから宮守村では有害駆除は申請せず、そっと見守る方針。(平成13年5月16日 岩手日報)

 
最近クマによる殺傷事件や、駆除の話題が続いているので、ほのぼのとした話題で良かったです。クマは必ず人を襲うわけではないので、ぜひそっとクマを見守ってほしいものです。(F)

2001/05/15   クマが物置に侵入しリンゴを食い逃げ(岩手県)icon 14日午前1時頃、岩手県江刺市広瀬字落合の菊地一彦さん(54)方の母屋と棟続きの物置にクマが侵入し、リンゴ数十個を食べ裏山に逃げた。菊池さんの話では、夜中に物置で不審な物音がしたので見に行くと、戸が30センチほど開いていて、中に保存していたリンゴが食べられていた。犯人はタヌキと思い、戸を閉めて母屋の2階に戻った。再度不審な音がしたので確かめに行くと、突然クマが屋外から物置のガラス戸に前足をかけてきた。菊池さんはモップで追い払おうとしたが、クマが戸を開けたので母屋に避難した。その後にクマはリンゴを20~30個食べたそうだ。江刺市林務課によると、今月に入ってから岩谷堂、稲瀬両地区からクマの目撃情報が3件相次いで出ている。同課では住民に注意を呼びかけている。(平成13年5月15日 岩手日報)

2001/05/15   
クマ出没情報(岩手県)icon  13日にクマが民家に侵入した事件が起きた岩手県金ヶ崎町で、14日午後8時頃、金ヶ崎町西根の田畑で、クマを目撃したとの住民からの通報が水沢署に寄せられた。民家に侵入したクマと同一かは不明だが、同署や町では警戒を呼びかけている。(平成13年5月15日 岩手日報)

2001/05/15   
クマ出没情報(群馬県)icon 弊社のサイトを御覧頂いているMさんからお寄せいただいたクマ情報です。Mさんは昨年熊と遭遇したときの情報をお寄せいただいています。いつもありがとうございます。
 (ここから)13日午前10時半頃、群馬県片品村越本のミズバショウ群生地「ミズバショウの森」に、親子連れと見られるツキノワグマ3頭が出没した。群馬県警沼田署の調べでは、このミズバショウの群生地は同村の「かたしな高原旅館組合」が管理しており、「ミズバショウの森」の入り口に売店を出していた組合関係者が売店の撤去作業中にクマを目撃した。クマは売店から約80メートル先の群生地にいた。1頭は体長約1メートル、2頭はどちらも体長が約50センチだった。(平成13年5月14日 読売新聞)

 冬眠から目覚めたて以降、春先のクマの食べ物の大部分は草本類や前年に落下した堅果類、ブナなど落葉広葉樹の若芽です。そして、ツキノワグマのヒグマもミズバショウを食べることが知られています。専門家の話では、クマはミズバショウの根元を掘り返し、根に近い部分の白い部分を食べるそうです。たぶん、そのあたりが美味しいのでしょう。一昨年尾瀬湿原で観光客がクマに襲われ怪我を負いましたが、クマはミズバショウ等がはえている湿原から出没し、木道を通過するときに観光客と接触しています。また、ミズバショウの実を食べるともいわれています。ミズバショウの群生地に行ったときに、土が掘り返していたら近くのクマが潜んでいる可能性があるので注意が必要です。もちろん、近くにゴミを捨てたり、弁当やお菓子の残飯を残してくることは危険な「問題グマ」を作るので絶対に止めましょう!(F)

2001/05/15   
クマが民家に上がり込み、座敷でリンゴをパクパク(岩手県)icon 13日午前1時40分頃。岩手県金ヶ崎町西根高谷野原の農業・高橋利明さんの母屋にクマが侵入し、座敷でリンゴ食べているのを、高橋さんが見つけた。高橋さんは隣室で就寝中だったが、座敷から物音がしたのでガラス戸を開けてのぞいてみると、クマが畳の上に座り、両前足でリンゴを持って食べていた。高橋さんはクマと目があった瞬間、危険と感じてとっさに戸外に逃げ出し、すぐ裏の長男宅に駆け込み怪我はなかった。通報を受けて金ヶ崎交番署員が駆けつけたが、クマは既に逃走していなかった。水沢署の調べでは、被害にあったのは座敷に置いていた段ボール箱の中のリンゴ(ふじ)が20個だけ。仏壇の果物や菓子、畑などには被害はなかった。同町ではここ1ヶ月の間にクマが数回出没。13日午後2時ごろにも付近で目撃情報があった。(平成13年5月14日 岩手日報)

 5月14日午後6時20分から放送されたニュース番組「IBCニュースエコー」(IBC岩手放送)によると、県の出先の水沢地方振興局では、地元から出されたクマの有害鳥獣駆除の申請に対して、人家にまで侵入したクマは人身被害をおこす危険性が高いとして、駆除の許可を出すことにしたと報じていました。本来の野生のクマであれば人間を恐れ、人間の住居には近づくこともありません。人里に出没し、畑を荒らしたり、残飯やゴミを漁ったり、まして人家に侵入したりする「問題グマ」は、本来の「野生」が薄れ、人間に対する恐怖心も薄れていると考えられます。そうした「問題グマ」の行動がエスカレートしいくと、人身被害を起こす可能性が高くなり危険であると専門家も指摘しています。程度が軽い初期段階であれば、生きたままドラム缶ワナで捕獲し、唐辛子スプレーでお仕置きした上で、奥山に放獣する対策(奥山放獣、移動放獣)もとれますが、人家に上がり込む段階の人慣れした「問題グマは」は、それも難しいといえます。ただし、危険な「問題グマ」を作り出しているのは、山で平気でゴミを投げ捨てている私たち人間です。(F)

2001/05/15   
続報・白いクマ最新情報(岩手県)icon 全国ネットのニュースで報道され、一躍有名になった岩手県盛岡市の「白いクマ」(アルビノ個体)の最新情報です。5月14日PM6:20からのニュース番組「IBCニュースエコー」(IBC岩手放送)によると、盛岡市簗川地区の国道106号線付近で5月7日頃から人々に目撃されている「白いクマ」と同一個体と思われるクマが、盛岡市加賀野(通称岩山)の橋本美術館から東に300メートル離れた山林で目撃されたと報じていました。15日の午前8時頃、野草を摘んでいた人が約100メートル離れたところにいる、体長1メートルほどの白いクマを見かけたそうです。その場所は弊社から車で15分弱の距離にあります。付近には人家もたくさんあるので、少し心配です。

2001/05/15   
クマ出没情報(岩手県)icon 全国各地でクマの活動が活発になっていますが、5月14日午後6時20分から放送のニュース番組「IBCニュースエコー」(IBC岩手放送)によると、岩手県盛岡市上米内で13日朝に、畑の中に点々と続く真新しいクマの足跡が発見されたそうです。昨年7月には同地区で農作業中の男性がクマに襲われ大けがをしています。これまでにもクマが同地区にしばしば出没していることから、盛岡市では被害防除のためにクマ捕獲用のドラム缶ワナを山林の中に設置したと同ニュース番組では報じていました。また、今年3月から県警に寄せられたクマ目撃情報は、既に33件にも上っています。なお、4月に上米内地区にある小学校のPTA役員の方から、子供の安全を守るためのクマ対策の相談が当社に寄せられました。当社では資料や情報などを同役員の方に提供しております。

2001/05/15   
九州クマ絶滅宣言に異議あり!icon 九州のツキノワグマの撮影に精力的に取り組んでいる、野生動物写真家の栗原智昭(福岡県在住)さんが、九州クマ絶滅宣言に異議ありと、13日に緊急アピールを出しました。アピールは環境庁、報道関係者、自然保護関係者、野生生物研究者、野生動物関連のメーリングリスト等に出されたとのことです。栗原さんから転載の許可を頂きましたので、当サイトで全文を御覧いただけます。野生動物写真家・栗原智昭さんの九州クマ絶滅宣言に異議あり緊急アピールはこちらをご覧下さい。

2001/05/13   九州のツキノワグマ絶滅か!?icon 大分県では近く刊行する県のレッドデータブックで、「野生の生存を裏付ける科学的根拠がない」として「ツキノワグマは絶滅した」との記述を盛り込む予定。大分県の事実上の絶滅宣言となる。宮崎県は昨年3月に作成したレッドデータブックで「自然林が少なくなり、生息条件の観点からも、生息の可能性は低い」と絶滅宣言を既にしている。哺乳類分野執筆責任者の大分野生生物研究センターの菊屋奈良義理事は「野生は約30個体以上いなければ生き残れない」と指摘する。大分県山岳連盟の神田豊徳副会長は「目撃情報が絶えたわけではない」と強調する。奈良教育大学の鳥居春己助教授は(野生動物管理学)は「絶滅したとの見解に間違いはないと思う。開発などで九州の次は四国が危ないと」とツキノワグマの保護を訴えている。(平成13年5月13日 日本経済新聞)

2001/05/13   
九州のツキノワグマはまだ生きている!?icon 幻の九州のツキノワグマの撮影に精力的に取り組んでいる、野生動物写真家の栗原智昭(福岡県在住)さんのサイトをご紹介します。栗原さんのサイト「自然派宣言!」で、『もし本当に現存しているのなら…貴重な野生生物の隔離個体群が絶滅に瀕しながらも、何の対策もなされないまま放置されていることを意味する。こうしている間にも、最後の一頭が死ぬかもしれないのだ!…エコロジスト栗原はひとり立ちあがった。』と訴えています。頑張れ!九州男児!! クマの撮影の苦労談などが、栗原さんのエッセイ「クマ探し日記」に載っています。随時改訂中とのことですので、ぜひご覧下さい。

2001/05/12   
ヒグマによる死亡事故に緊急アピールicon 北海道新聞社のサイトによると、死亡事故が相次ぐ北海道で11日、道と道警がヒグマによる死亡事故に緊急アピールを発表しました。両者が連携した事故防止アピールは初めてとのことです。緊急アピールの中で入山時の注意事項として、地元でヒグマ出没情報を確認し、単独行動を慎み、鈴の携行などクマ避けをする、残飯や空き缶などごみの持ち帰りなどを訴えています。北海道にお住まいの方ばかりでなく、本州から北海道に行く予定の方も、今年は特に注意が必要です。

2001/05/12   
京都の嵐山でクマが射殺(京都府)icon 5月9日午前10時55分頃、観光地として有名な京都嵐山の亀山公園に出没し、竹林の中でタケノコを食べていたツキノワグマが、京都市から依頼を受けた地元の猟友会員によって射殺(有害鳥獣駆除)されました。付近に観光に来ていた小学生や観光客は、警察の誘導で避難し被害はなかった。詳細は京都新聞のサイト(5月10日のバックナンバー)にクマの写真入りで載っていますので、そちらをご覧下さい。(平成13年5月10日 京都新聞)

 
京都市内の各地(京都市北区と右京区)で、5月7日頃からクマが目撃されており、京都府警太秦署や京都市はクマの行方を捜し、警戒していました。9日に射殺されたクマが、捜していたクマだと見られています。8日午前11時頃には、右京区の神護寺の境内で4人の参拝客がクマを見たということですが、なぜクマは山から降りて京都市内に出没したのでしょうか。

2001/05/11   
映画「イヨマンテー熊おくり」上映のご案内(京都府)icon 5月19日(土)に京都大学農学部 W-100教室にて、民族文化映像研究所・自主製作長編記録映画・監督:姫田忠義・自主映画『イヨマンテ−熊おくり』上映会(PM14:00開場 14:30開演)が開催になります。料金は一般当日 900円、 前売り 700円、大学新入生 500円です。ヒグマによる死亡事故が3件も起きたときでもあり、人とグマの関わりを知る上で、とても意義のある上映会だと思います。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/05/11   
続・ヒグマ駆除中のハンターが逆襲され死亡(北海道)icon 5月10日に日高管内門別町で発生した、ヒグマによる死亡事故に関連した記事と社説が、5月11日付け北海道新聞に載りました。
 それによると、ヒグマによる死亡事故が同じ年に3件も発生したのは、1976年以来25年ぶりとのことです。道によると、北海道内に生息するヒグマは2千から3千頭。ヒグマによる人身事故は1989年以降、計25件発生し、このうち7人が死亡、19人が重軽傷を負っている。5月11日付の北海道新聞では記事・『クマ、広がる行動域』と社説・『ヒグマの襲撃・回避に知恵を絞ろう』で、研究者らの意見を元に、ヒグマがなぜ人を襲ったのかその検証や、事故を防ぐための方策などについて掲載しています。新聞の中で弊社が輸入している
熊撃退スプレーが紹介されていました。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/05/11   
ヒグマ駆除中のハンターが逆襲され死亡(北海道)icon 5月10日午前6時20分ごろ日高管内門別町で、仲間と9人とヒグマの有害駆除を行っていたハンター(男性、81歳)が、手負いにされたヒグマに逆襲され死亡した。死因は後頭部陥没。ヒグマは現場で仲間のハンターによって射殺された。詳細は北海道新聞社のサイト(バックナンバー5月10日を参照のこと)をご覧下さい。ヒグマによる死亡事故は、今年になって3件目となってしまった。

2001/05/10   岩手の白いクマを遺伝子調査icon 岩手県盛岡市で5月初め頃から目撃されはじめ、マスコミ各社の報道合戦で全国的にも注目を浴びている「白いクマ」(ツキノワグマのアルビノ個体)が、専門機関によって遺伝子調査が行われることになりました。

 5月10日付岩手日報・朝刊によると、岩手県内の北上山地では過去約40年間で6例も白いクマが確認され、非常に頻度が高い。これらのツキノワグマは、色素を作ることができない遺伝子を両親から受け継いだアルビノ固体(白子体)と考えられる。同じ岩手県内でも奥羽山系では白いクマは確認されておらず、全国的にもほとんど例がない。岩手県内のツキノワグマの推定生息数は約1,000頭にすぎないので、北上山地でのアルビノ固体の頻度は非常に高い。盛岡市厨川の独立行政法人森林総合研究所東北支所は、「生息地が分断されている」、「奥羽山地など他のクマとの交流が無くなった」等によって、近親交配の可能性があると推測、遺伝子調査を始めることになった。県内各地で保存されている「白いクマ」の剥製の体毛や頭骨などからデオキシリボ核酸(DNA)を抽出し、アルビノ個体の確認、近親交配の有無などを分析する予定。(平成13年5月10日付岩手日報・朝刊)

 
北上山地のツキノワグマは、生息地が狭められて近親交配が進んでいる可能性もあり、「白いクマ」は環境破壊を私たちに警告する、山の神の使いかもしれません。(F)

          
【関連サイト】
          ・アルビノ個体と見られる白いアメリカクロクマの写真を公開しているサイト
           
http://members.nbci.com/Luv2Wander/NWT99/SpiritBear.htm

          ・カナダ・ブリティッシュコロンビア州のある島に生息している、白いアメリカクロクマを紹介しているサイト
           
http://www.island.net/~lbhheli/pictures.html

          ・岩手県で発見された「白いクマ」について紹介したサイト
           
http://outback.cup.com/bear.knowledge.html

2001/05/09   
ゴミに餌付くクマの問題icon 北海道や岩手県では既にクマによる人身被害(2件の死亡事故を含む)が発生し、今年も人とクマとの軋轢のシーズンが全国的に始まっています。人とクマとの軋轢問題の大部分は、人間の側に何らかの原因があると考えられます。例えば、クマの生態や正しい知識を学ばずに生息地に入る、クマ避けの準備をしない、地元の人から最新のクマ情報を入手しない、ゴミや残飯・空き缶などを捨てていく、誤った知識や情報、勝手な思いこみ(ここにはクマがいない、自分だけは大丈夫、死んだふりすれば助かるなど)によって行動する、クマの生息地や行動圏内に無防備に畑を作ったり養蜂箱を置く・・・・。クマと人間がうまくつき合っていくためには、人間の側がもっとクマのことを理解し、それなりの対応をしていくことが必要です。
 今、最も問題になっていることの一つが、人間の出したゴミ・残飯・生ゴミ・空き缶類などに餌付いてしまった「餌づけクマ」(Garbage Bear)の問題です。昨年の8月に、北海道大学図書刊行会から翻訳出版された
『ベア・アタックス』上下2巻(スティーブン・ヘレロ博士著)には、たくさんの実例と被害の調査結果により、人間の出したゴミ・残飯・生ゴミ・空き缶類などに餌付いてしまった「餌づけクマ」の危険性が、分かりやすく科学的に説明されています。ロシア・カムチャッカ半島で野生動物写真家・星野道夫さんを死亡されたヒグマも、その後の調べで人間の食料に異常に執着していた「餌づけクマ」ということが判明しています。また、米国の国立公園やキャンプ場では、"GARBAGE KILLS BEAR"(ゴミに餌付いたクマは殺されます), "FED BEAR IS DEAD BEAR"(ゴミに餌付いたクマは死んだクマと同じ)という標語がたくさん表示され、「ゴミを捨てたあなたの行為によって、クマが捕殺されてしまう」と警告し、ゴミや生ゴミの徹底を利用者に呼びかけています。

 日本クマネットワークの会員から寄せられた情報では、知床国立公園(北海道斜里町)、軽井沢町(長野県)、上高地(長野県)などでは、今年も既にクマがゴミ箱のゴミや山小屋の残飯などを狙って出没しているそうです。これらの地域ではクマ対策ゴミ箱を設置したり、威嚇弾やクマ追い犬を連れたレンジャーが巡回したり、専門家が山小屋のオーナーと共同でゴミ捨て場を電柵で囲ったり等、様々な先進的なクマ対策を実施しています。しかし、クマが生息している日本全国の市町村では、同じようにクマが生ゴミ(ゴミ集荷場やゴミ捨て場、へい獣処理場、キャンプ場など野外施設のゴミ、ホテルや旅館・民宿などの生ゴミなど)を狙って出没していると考えられます。残念なことに、ほとんどの地域ではそのクマ対策は何も行われていません。すなわち、人にとって危険な「餌づけクマ」を、人間自らがせっせと作り続けているのが現状です。さらに、行政が普及を推進している「コンポスト」(正しくは、コンポストの中身)が、逆にクマを誘引しているとの指摘も、一部の専門家からは出されています。
 また、有効な対策を行っている行政は、斜里町や軽井沢町など極限られています。それに比べて米国やカナダでは、クマ対策のゴミ箱やゴミ集荷システムを販売している企業が複数有り、住宅地や国立公園などにそれらのクマ対策ゴミ箱が設置され、効果を上げています。いかに日本人のクマに対する認識が不足し、行政の取り組みも遅れているかを、多くの方に知っていただきたいと思います。弊社では、
携帯型クマ対策食料コンテナ(米国製)を既に輸入販売しておりますが、野外設置型のクマ対策ゴミ箱の輸入も現在検討しております。

 なお北海道新聞社サイトによると、北海道歌志内市茂尻の市じん芥処理場に、ヒグマが出没したことが分かり、付近では昨年、一昨年にも目撃情報があったことから、市などが警戒に当たっているとのことです(
北海道新聞社サイト 平成13年4月22日)。

          
●関連情報/ 斜里町の設置した「クマ対策フードロッカー」 、軽井沢町の取り組みについて視察レポート

2001/05/08   
ツキノワグマの注意を呼びかけるリーフレットicon この度、財団法人尾瀬保護財団は尾瀬の利用者向けに、ツキノワグマに対する注意事項を簡潔にまとめたリーフレット『クマに注意』を制作しました。弊社にもそのリーフレットが尾瀬保護財団から届いたので、そのレビュー記事をアップいたしました。

2001/05/07   
ヒグマの注意を呼びかけるチラシ(北海道斜里町)icon 北海道の斜里町では、今年の4月にヒグマの注意を呼びかけるチラシを全戸配布しました。今年は雪融けが早かったので、ヒグマのよる事故が懸念されたためだということです。チラシ「春本番、ヒグマにご注意下さい!」はこちらをご覧下さい。

2001/05/07   
今年2件目のヒグマによる死亡事故(北海道)icon 北海道の取引先から寄せられた情報によると、札幌市郊外にある定山渓の山中で、行方不明になっていた男性の死体が、地面の中から足を出した状態で埋められているのが、警察などの捜査隊によって5月7日に発見されました。その付近に体長約2メートルのヒグマがおり、立ち上がって威嚇してきたため、捜査に同行していたハンターによって射殺されました。北海道新聞社のサイトによると、死亡された男性の頭部は、動物に殴られたような痕跡があり、腹部には噛まれたような傷が見つかっています。ヒグマは食べきれなかった食べ物を、土に埋めて隠す習性があります。詳細は北海道新聞社のサイトをご覧下さい。

2001/05/03   続・白いクマが出没(岩手県)icon 岩手県盛岡市の簗川の山中で、白いクマがここ数日住民などに目撃されています。地元のテレビ局・テレビ岩手が5月1日の午後3時頃、現地で白いクマの撮影に成功しました。この貴重な映像がテレビのニュース番組などで数回放送されました(2日の朝は全国ネットで放送)。2日の午後6時20分からは、「NNNニュースプラス1・いわて」で白いクマの続報が放送されました。番組の中で森林総合研究所東北支所の岡主任研究官が白いクマの映像を見た上で、この白いクマはツキノワグマのアルビノ個体で、3~5才位の成獣、性別は不明、とても珍しいとコメントしていました。これまで岩手県内で目撃された白いクマについて、過去に新聞に掲載された情報などをまとめてみました。

2001/05/03   New iBook (iBook2.0)が発表されました!icon 米国のアップルコンピューター社製コンシューマー向けのノートブック・iBookが、5月1日にフルモデル・チェンジしました。新登場のNew iBook(iBook2.0)はiBook1.0に比べて重さが1キロほど軽くなり、ボディーカラーはスノーホワイトのマーブル色。機能も充実し、クロック周波数もG3 500MHzと申し分ない。価格も158,000円から用意されている。これでは、マック愛好家でなくても欲しくなること間違いなし!!詳細は、アップルコンピューターのサイトをご覧下さい。Online storeのアップルストアで予約の受付も開始されています。

2001/05/01   
白いクマが出没(岩手県)icon 4月30日午後6時頃、盛岡市簗川の山中で、白いクマを目撃したと、山菜採りから帰宅途中の男性が盛岡東署に通報した。同署員が駆けつけ、木に登っている白っぽいクマを確認。パトカーで付近の住民に注意を呼びかけた。現場は柳川郵便局から東に約1キロの国道106号線沿い付近。同署の調べでは、クマは体長約1メートルで、西側の山中に逃げた。数日前にも同様のクマが出没したという付近住民の話である。県と盛岡市は5月1日、クマの有害駆除などを検討する。(平成13年5月1日)

 盛岡市川目の梁川沿いの国道106号線では、数年前にも白いクマがドライバーに目撃され、そのドライバーが撮影した白いクマの写真が、岩手日報に載ったことがあります。同じクマかは不明ですが、アルビノのクマは学術的にも貴重なサンプルなので、行政がどのように対応するか、気になるところです。(F)

2001/05/01   
クマによる人身被害発生(岩手県)icon 29日午前7時40分頃、岩手県田野畑村蝦夷森の山林で、隣接している岩泉町の会社員の男性(63)が、山菜採りの最中にクマによる人身被害を受けた。男性は自力で下山したが、額や腕などを引っ掻かれて軽傷を負った。岩泉署の調べでは、男性が所有する山林に1人で山菜採りをしているときに、クマと遭遇した。クマは親グマほどの大きさだった。(平成13年4月30日 岩手日報)

2001/05/01   
ケモノのいる風景icon 狩猟文化研究所代表の田口洋美さんが森林文化協会の月刊誌『グリーンパワー』に「ケモノのいる風景」という連載を行っております。この連載は、朝日新聞のホームページ「asahi.com」の[ home >科学・自然 >ネイチャー >グリーンパワー>]から見ることができます。その中では、縄文時代から現代までの人間と森との関わり、なぜクマが里に出没するようになったかなどについて書かれていますので、ぜひご覧下さい。

2001/04/30   ヒグマによる人身被害発生(北海道)icon 4月30日午前10時ごろ、北海道留萌管内遠別町正修の山林で、山菜を採っていた同町の男性(70)がヒグマに襲われ、頭、左足の骨などを折る大けがをした。 天塩署の調べでは、現場は道道から約100m離れた沢地で、約21cmのヒグマの足跡が残っていた。付近はクマの目撃情報の多い場所である。(北海道新聞社サイト 平成13年4月30日)

2001/04/29   
ワイルドライフ・マネージメントのセミナー開催icon 兵庫県立人と自然の博物館(生涯学習課)では、一般の市民を対象としたワイルドライフ・マネージメント・セミナー『市民が担うワイルドライフ・マネージメント』(4回シリーズ 5月から8月まで毎月第2土曜日)を企画、参加者を募集しています。締切が5月2日ですので、お申し込みはお早めに願います。同セミナーの他にも、「野生哺乳類調査実習」(9月22日、23日)、講座「市民版ワイルドライフ・マネージメント計画を創ろう」(4回シリーズ 10月と11月)を予定しています。詳細についてはこちらをご覧下さい。

2001/04/28   
NHK総合で [フロンティアの森]が再放送!icon 4月30日(月)午前8時35分から、NHK総合で視聴者参加ドラマ『フロンティアの森』(原作・脚本/根橋敬子、制作/NHK秋田放送局)が放送になります。このドラマは秋田県北秋田郡にある「マタギの発祥の地」・阿仁町を舞台にした物語で、オーディションで選ばれた秋田県民も多数出演しています。ドラマの中には、弊社でも販売している「叉鬼山刀」(マタギナガサ)の鍛造師・西根正剛(本名・実)さんや、現役のシカリで、14世マタギの松橋時幸さんも登場するのでご注目ください!このドラマには見所がたくさんあります。たとえば、西根正剛さんが叉鬼山刀を鍛造している作業風景が映ります。その他にも、ケボカイの儀式(代表的なマタギの風習の一つ。獲物を授かったことを山の神に感謝し、獲物の魂を鎮めるなどの意味があるとされる)や、阿仁町の小学校で実際に行われている、マタギの伝統を学ぶ授業の風景などです。「叉鬼山刀」(マタギナガサ)がドラマの中で重要な意味を持つので、それにもご注目ください。
 『フロンティアの森』は3月20日にNHK BS2で放送されています。ドラマを見た感想や、出演者の西根さんからお聞きした制作の裏話などをアップしています。
『フロンティアの森』についての詳しい内容はこちらをご覧下さい。

2001/04/28   
留守中の我が家の防犯についてMagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。28日の朝日新聞の「お作法 不作法」というコラムに、『留守中の我が家 どう防犯』という記事が載っていました。今年は4月28日(土)~5月6日(日)までゴールデンウィークの連休が続きます。多くの方がご自宅を留守にして、旅行などに出かけられることと思われます。ということは、泥棒にとってもゴールデンウィークは稼ぎ時というわけです。最近はピッキングなど新手の手口が増え、また、強盗・殺人など犯罪も凶悪化しています。朝日新聞の『留守中の我が家 どう防犯』では、自宅マンションを狙われそうになった人の体験談や、警視庁が96年9月、逮捕した空き巣の被疑者35人に聞き取り調査したときのデータ等が紹介されています。そして、綜合警備保障のホームサービス営業部長が「近所の目には泥棒に対する大きな抑止効果がある」とコメントされており、留守にするときの注意点が載っています。詳細はこちらをご覧下さい。(2001年4月28日 朝日新聞)gif

2001/04/28   マタギの食文化icon 4月30日NHK総合で放送予定の視聴者参加ドラマ『フロンティアの森』にも登場する「クマ鍋」(現地では「熊かやき」と呼ばれるそうです)ですが、どのような料理か見たくはありませんか?リニューアルしたばかりの秋田・源流釣友会のサイト『山釣り』には、「阿仁マタギ」や「マタギの里の食文化」なども紹介されています。特に「マタギの里の食文化」には21点ものカラー写真入りで、マタギの料理について説明されています。ぜひご覧下さい。これを見て阿仁町に行きたくなったら、こちらのサイトをご覧下さい。

           ■
阿仁町についてのお問い合せ先:阿仁町役場産業観光課
                           阿仁町銀山字下新町41−14
                           TEL:(0186)82-2111、2117

2001/04/28   山菜採りの女性がヒグマに襲われ死亡・続報icon 4月18日に北海道白糠町で発生した、ヒグマによる死亡事故について続報です。その後の現地での調査によると、事故現場には親子と思われるヒグマの足跡が見つかっています。また、マスコミ報道によると、事故に遭われお亡くなりなった女性は、クマ避けの鈴やラジオなどを持っていなかったことが判明しています。また、ギョウジャニンニクを採りに3人で山に入ったのですが、3人とも離れた行動していたことも分かりました。地元の人たちは、事故が起きた場所はヒグマが出没することを知っていましたが、死亡された女性ら3人は、クマは出ないと思っていたそうです。
 そこで、これから山菜採りに山に入る方は次のことをご留意ください。
(1)地元の人から現地の最新のクマ情報を聞いてから、目的地にはいる。(2)クマ避けの鈴、ラジオを携帯し、さらに熊撃退スプレーを携帯する。(3)クマの出没するような場所には1人では行かない。数人で行くときも、離れて行動しない。
 
弊社では『クマに襲われないためのアドバイス』をまとめたクマ避け用品のパンフレットを制作し、無料で配布しております。弊社のクマ避け用品(南部熊鈴熊よけホイッスル叉鬼山刀熊撃退スプレー・カウンターアソールトなど)を扱っていただいているアウトドアショップなどの店頭でも入手できますが、手に入らない方は弊社までお申し込み下さい(氏名、ご住所、郵便番号、年齢、電話番号などをお知らせ下さい)。詳細はこちらをご覧下さい。
 
2001/04/27   
車椅子の男性が3匹の犬に襲われ死亡・続報MagLight icon  25日に鹿児島県鹿屋市で電動車椅子で散布中とみられるお年寄りが、猟犬3匹に噛まれて死亡した事件についての続報です。
 鹿屋署は26日、鹿児島県の動物愛護及び管理に関する条例(係留義務)違反の疑いがあるとみて、飼い主である市内の建設業の男性から事情を聴いた。調べによると、3匹はプロットハウンドという猟犬で、体高50~60センチ、体重20キロ前後。男性が23日朝、イノシシの駆除のため、市内の山に連れて行った際、行方不明になった。犬は25日夜、3匹とも捕獲された。(2001年4月27日朝日新聞)

2001/04/26   
車椅子の男性が3匹の犬に襲われ死亡(鹿児島県)MagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。25日に鹿児島県鹿屋市上高隅町の路上で、電動車椅子を操作していた男性(89)が野生化した猟犬とみられる犬3匹に襲われ死亡した。通りがかった女性が見つけ、警察に通報した。約10 分後に鹿屋署員6人が駆けつけ、男性の頭や両腕を噛んでいた犬を警棒などで追い払ったが、男性は出血性ショックで約3時間後に死亡した。3匹はいずれも体高が50センチで、首輪をしており、イノシシ猟に使われるプロットハウンドとみられる。近くの山に逃げたため、鹿屋署が捜査、飼い主を捜している。詳細はこちらをご覧下さい。(2001年4月26日 岩手日報・朝刊)

 先日、以前熊撃退スプレー「カウンターアソールト」を購入されたお客様から、2回目の御注文がありました。事情をお聞きすると、お年を召したお母様が健康のために散歩をするときに、(お母様は犬が苦手なので)犬対策の目的で持たせているとのことでした。そのような目的ならば、新製品のOC-10Sが小型・軽量で携帯性が良く、米国でも郵便配達の方が犬避けに使われているのでとお薦めしたところ、早速購入していただいたばかりでした。また、沖縄には野犬が多く、人がしばしば襲われていて危険なので、犬避けにほしいと、沖縄の方がカウンターアソールトを購入されたこともありました。また、我が家の飼い犬が散布中に、同じく散歩させるために放していた2頭のドーベルマンに襲われ、大けがをしたこともあります。治療していただいた獣医さんから、飼い犬が散歩中に別の犬に襲われ怪我をする事故が多いと説明を受けたこともあります。
 このように、犬による人身事故や飼い犬が負傷する事故も少なくありません。弊社で販売している
防犯・護身用の唐辛子スプレー「OC-10」は、激烈な刺激のある唐辛子ガスが3メートル噴射することができ、攻撃してくる犬を撃退し、事故を回避することが可能です。以前、我が家の敷地内に野犬とみられるハスキー犬を含む2頭の犬が侵入したことがあります。飼い犬の餌を狙ってきたと思われました。幼少の子供もいて大変危険だと判断し、OC-10のサンプルがあったので、犬に接近しOC-10を噴射したところ、その野犬どもは逃げていき、2度と現れることはありませんでした。
 5月13日は母の日です。お年を召したお母様が安心して散歩ができるように、
「OC-10」をプレゼントされてはいかがでしょうか。(F)

2001/04/25   
『感動! アカリスの森』icon 4月1日に芳賀書店から出版された、アカリスの生態を撮影した素敵な写真集をご紹介します。『感動! アカリスの森』〜ロッキー山脈の四季〜は、米国モンタナ州のグレイシャー国立公園の近くに、家族で移り住んでいる野生動物写真家・原田純夫さんの作品集です。「今から5年前、僕と家族はモンタナの山辺の土地を少し買って、トレーラーハウスを置いて住み始めました。そこはアカリスの棲む森のはずれで、いつも彼らの姿を目にすることができるのです。僕はたちまち、愛くるしくて健気なアカリスにすっかり魅了されてしまいました。この写真集からアカリスたちの生きざま、森の空気や季節の移ろい、そして自然の不思議さが伝わればと願っています。」と、「あとがき」に書かれていました。昨年お会いした、友人の原田純夫さんの作品を紹介するページを作りましたので、ぜひご覧下さい。原田さんからお寄せいただいたメッセージもお載せしています。

2001/04/25   
ゴールデンウィーク中のお休みの知らせicon ゴールデンウィーク中は、カレンダー通りにお休みさせていただきます。皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。なお、5月1日、2日は営業しておりますので、商品の発送も可能です。ただし、連休前、連休中は高速道路が大変混み合いますので、配達が遅れる可能性があります。御注文は余裕を持ってお願いします。

2001/04/22   
岩手県内のオートキャンプ場リストicon 岩手県内のキャンプ場リストに、5カ所のオートキャンプ場を加筆しました。gif

2001/04/20   
クマによる人身被害発生(岩手県)icon 19日午前8時頃、岩手県釜石市小川町の山林で、近くに住んでいる男性のS氏(80)が、山菜採りからの帰宅中にクマに襲われ負傷した。釜石署の調べでは、S氏は山菜採りからの帰る途中で、子連れの親子グマと遭遇、後ろから右ほほを殴られたらしい。自力で300メートル離れた自宅に戻り、病院にむかったという。クマによる人身被害は県内では今年初めて。昨年は7件発生している。これからの時期、山菜採りなどでクマと遭遇する機会が多くなるとみて、岩手県警は注意を呼びかけている。(平成13年4月20日 朝日新聞)

2001/04/20   
ツキノワグマの生息状況調査はじまる(岩手県)icon 岩手県では平成13年度,14年度にかけて、ツキノワグマの生息状況調査を実施します。12年前の前回調査で岩手県内には1,000頭ほどツキノワグマが生息していると推定されていた。県自然保護課は、クマが人里に下りて農作物を荒らすなどの被害が増える傾向にあるとみている。だが、しばらく生息数を調べていないために、「生息数が増えたからクマが人里に下りてくるのか、山が住みにくくなったせいなのか、本当の理由は分からない」状態だった。
 今回の調査は、林業関係者やハンターらの目撃情報をもとに、クマが多くいそうな場所から少なそうな場所まで72の地域を選んで調べる。1つの調査地域の広さは平均で約600ヘクタール。既に4月15日から県から委託された社団法人岩手県猟友会の会員らが各地域を踏査している。県は来年の同じ時期にも調査地域を変えるなどして調べ直し、推定生息数を推定する。(平成13年4月20日 朝日新聞)

2001/04/19   
第9回クマを語る集いIN盛岡icon 今年で第9回目を迎えた『クマを語る集い』を、9月22日,23日(土・日)に岩手県盛岡市で開催します。平成10年度から12年度にかけて岩手県ではツキノワグマの行動圏調査を実施し、 その調査を岩手県ツキノワグマ研究会が行いました。そこで、今年の『クマを語る集い』では、岩手県内のクマの生息 実態や岩手県のクマの生態、県が行った調査についての報告を中心に、基調講演、各地の事例発表やパネルディスカッション、公開討論会、クマ関連物の展示などを予定しています。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/04/19   クマのトランクキットのお知らせicon 茨城県立自然博物館では、小学校の教師が授業の中で生徒(小学校5,6年生を対象)にクマについての正しい情報や伝え、クマとの正しいつきあい方について考えてもらうための教材セット(トランクキット)を用意し、全国の小学校に無料で貸出を行っています。トランクキットの目的は、「日本最大の大型食肉類であるツキノワグマについての正しい生物学的情報」、「 ツキノワグマと限定的な利用可能土地空間の中で共存するための方策」、「 ツキノワグマと不用意に出会わないようにするための方法」を子ども達に知ってもらう適切な機会を提供することで、添付されているファクトシートの内容は、小学生高学年(5,6年生)を想定して構成されています。平成14年度から実施される、「総合的な学習の時間」でも活用できます。このトランクキットは、「International Partnerships Among Museums (IPAM) 1999-2001サイクル」により、米国ロスアンゼルス郡立自然史博物館教育部と茨城県立自然博物館とが共同で開発されているものです。IPAMは米国博物館協会(American Association of Museums)により運営されており、予算は米国務省教育文化局(The U.S. Department of State)から支出されています。トランクキットの制作には、茨城県立自然博物館の学芸員で、奥多摩ツキノワグマ研究会代表の山崎晃司さんが担当しています。トランクキットについての詳細は、山崎晃司さんのサイトをご覧下さい。なお、トランクキットは1セットしか用意されておりません。ご予約・お問い合わせは茨城県立自然博物館に直接お願いいたします。

          
茨城県立自然博物館:茨城県岩井市大崎700
                    TEL:0297-38-2000 FAX:0297-38-1999
                    
※第21回企画展「とぶ・飛ぶ・翔ぶ−高さと広さを求めた動物たち−」が平成13年2月17日(土)〜6月17日(日)まで開催中。

2001/04/19   山菜採りの女性を襲ったヒグマ、まだ見つからず(北海道)icon 北海道新聞社のサイトからの情報です。昨日ヒグマによる死亡事故が発生した北海道釧路管内白糠町御札部のオサッペ沢付近では、釧路警察署は猟友会の協力を得て18日も午後4時すぎまで付近を捜索したが、ヒグマを発見できなかった。現場周辺には親子グマとみられる足跡がみつかった。同署は19日も午前7時から捜索を再開した。詳細は北海道新聞社のサイトをご覧下さい。

2001/04/18   山菜採りの女性がヒグマに襲われ死亡(北海道)icon 北海道新聞社のサイトからの情報です。18日午前11時頃、北海道釧路管内白糠町御札部のオサッペ沢付近の山林で、山菜採りに来ていた白糠町在住の会社員の女性(42)が、ヒグマに襲われ死亡した。釧路署と白糠消防署によると、死亡した女性は腹部を負傷しており、午後1時すぎに死亡が確認された。釧路署の調べによると、現場は国道392号から、林道を車で10分ほど入ったところ。女性は18日午前10時ごろから、会社の同僚らと三人でギョウジャニンニクを採りに入ってヒグマに襲われたとみられる。猟友会のハンターらが出動し、現在危害を与えたヒグを捜しているそうです。詳細は北海道新聞社のサイトをご覧下さい。

 白糠町では毎年のようにヒグマによる人身事故が起きています。原因の一つと考えられることは、エゾジカの有害駆除やりかたと、殺したシカの処理がキチンとされていないことです。もちろん、積雪の影響や食糧不足で餓死したり、自然死したシカの死体もあることでしょう。生息頭数が過密状態なのも原因でしょう。しかし、心ないハンターが、半矢にしたシカをそのままにしていたり、殺したシカを山の中に捨てていったり、そのようなシカの死体が白糠町の山の中にはたくさん転がっていると聞いています。それらの死体を食べに、冬眠から目覚め、腹を空かしたヒグマ達が集まってくることは想像できます。ヘレロ博士の『ベア・アタックス』(北海道大学図書刊行会)にも書かれていますが、死体に餌付いているヒグマに近づくことは、自殺しに行くようなものです。今回の事故原因をクマの専門家を交えて正しく調べ(1999年5月11日に渡島半島の木古内町で起きたヒグマによる死亡事故は、直後の事故調査時に専門家が派遣されていない)、同様の事故が発生しないためにも、猟友会並びに警察、道庁など関係機関に、専門家の助言に基づいたきちんとした対応を望みたいものです。(F

2001/04/18   
「アースディ2001東京」にクマも参加!?icon 信州ツキノワグマ研究会のニュースレター『信州ツキノワグマ通信』No.19 4月16日号に掲載された情報です。C.W.ニコルさんが主催する「アファンの森」基金からお誘いを受け、4月21日,22日東京都・代々木公園で開かれる「アースディ2001東京」に、信州ツキノワグマ研究会も参加します。「アファンの森」基金ブースの一角で、信州ツキノワグマ研究会の日頃の活動を知ってもらうための写真や資料を展示します。会場では信州クマ研オリジナルTシャツの販売も行われます。お問い合わせは信州クマ研事務局まで。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/04/18   猟友会がクマの剥皮被害対策を科学的に取り組む(群馬県)icon 群馬県の社団法人桐生猟友会は、昨年創立100周年を迎えた伝統のある狩猟者団体です。同猟友会では、野生動物の科学的な保護と被害対策、調査研究などを目的として、猟友会内に「野生動物保護管理委員会」を昨年設置しました。桐生猟友会のように、科学的な野生動物の保護管理に積極的に取り組んでいる狩猟者団体は、欧米と比較して、日本ではごく少数なのが現状です。さて、群馬県内で最もクマ被害が問題になっているのは、杉などの造林木の樹皮を剥がされる林業被害(剥皮被害、皮剥ともいう)です。剥皮被害がなぜ発生するのかはいまだ不明です。ただし、被害が発生するのは樹液が盛んに作られる時期(4月〜7月上旬)に限られていることから、餌不足やミネラル補給などが原因ではないかと考える専門家もいます。

 桐生猟友会が昨年行った信州ツキノワグマ研究会との交流会(ドラム缶ワナの視察)の時に、米国ワシントン州で実験的に行われ、著しく効果が見られた「給餌作戦」(被害発生時期に限定して山の中でクマに給餌を行い、剥皮被害を防ぐ作戦)のことを知らされました。その後、信州ツキノワグマ研究会から米国の論文や、その翻訳文の提供を受け、また、各地のクマの専門家からもアドバイスや技術指導(ドラム缶ワナでのクマ捕獲と、麻酔による不動化など)も受け、日本で初めての剥皮被害防除を目的とした「給餌作戦」実施に向けて準備を進めてきたのです。そして、群馬県と地権者の同意を得た上で、4月8日被害発生地の奥山10カ所に給餌台を設置し、「給餌作戦」が開始されました。実験は7月8日まで続けられる予定です。岩崎会長にお電話でお話しをうかがったところ、桐生猟友会では「期間限定給餌」とよんでおり、クマが餌づけされないように細心の注意を払っているそうです。また、クマが民家に接近した場合には、桐生猟友会野生動物保護管理委員会がドラム缶ワナを設置し、24時間体制で対応するというお話しでした。桐生猟友会の取り組みに期待したいものです。

2001/04/18   
クマ研究者・オスカーさんのサイトicon 信州ツキノワグマ研究会のニュースレター『信州ツキノワグマ通信』No.19 4月16日号に掲載された情報です。信州ツキノワグマ研究会の中心的存在だった、留学生のオスカー・ヒューゲンス氏が信州大学院工学系研究科を終了し、学術博士の学位を所得しました。オスカーさんの学位論文("Ecological and Sociological aspects of Asiatic Black Bear conservation in Hagano Prefecture, central Japan")がオスカーさんのサイトに掲載されています。興味のある方はご覧下さい。なお、信州大学院を卒業されたオスカーさんは、ご家族とともに郷里のフランスに帰国しました。今後はツアーガイドとして活躍するとのことです。詳細はオスカーさんのサイト"TRAVELS WIT OSCAR"をご覧下さい。

2001/04/17   
「OC-10」が月刊誌で紹介になりました!!icon 今月14日から発売を開始した、米国製の防犯・護身用スプレー「OC-10」が、月刊『安全と管理』(日本実務出版・発行/購読料1部630円)5月号の新製品紹介コーナーで紹介になりました。月刊『安全と管理』は社会と企業のセキュリティを追求する、防犯についての専門誌です。今月号の特集記事「金融機関のセキュリティ」では、「緻密・巧妙化、組織化する金融関連犯罪の実態」(警察庁生活安全局生活安全企画課セキュリティシステム対策室課長補佐・原宏氏)、「銀行店舗外ATMの防犯対策」(警視庁生活安全部生活安全総務課生活安全対策第二係長・江崎徹治氏)、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律の概要について」(警察庁生活安全局生活安全企画課セキュリティシステム対策室不正アクセス対策係長・大塚祥央氏)、他が掲載されています。また、2001年1月31日に発生した特定郵便局が襲われた「刃物使用強盗事件」の検証記事、インターネットセキュリティ関連記事、リスク・マネージメントやセルフディフェンスなどの情報が掲載されています。

2001/04/16   先週は各地で刺殺事件が相次ぐMagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。4月11日から14日にかけて、長野県、栃木県、兵庫県、福岡県で刺殺事件が相次いで発生した。岩手県盛岡市内で連続して事務所荒らしが発生。同盛岡市内の中学校が自然災害の対応マニュアルを独自に作製。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/04/16   
AppleがWWDC 2001を来月開催icon 米国のアップルコンピューターは、5月21日〜25日にカルフォルニア州サンノゼにてWorldwide Developers Conference 2001を開催します。3月24日に発売になったばかりのMac OS X に関する最新情報や、その他の重要な技術情報を知ることができます。100 を超すテクニカル セッションが開かれ、アップル社のエンジニアや技術面のエキスパートから直接学ぶことが可能です。アップル社のサイトで参加者を予約受付中です。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/04/15   
防犯スプレー『OC-10』の発売になりました!!icon 防犯・ストーカー撃退スプレー『OC-10』(携帯用小型唐辛子スプレー)の発売を、4月14日(土)から開始いたしました。OC-10は米国では1990年代から発売されており、全米各地の警察署や米軍・政府機関等でも採用されております。1999年にワシントン州シアトル市で開催されたWTOでも、市内で発生した暴動の鎮圧に、機動隊がOC-10を使用しています。詳細はこちらを御覧ください。


2001/04/15   
あなたもbear room で遊んでみませんか!?icon ポッカから新発売になったコーヒー飲料「FIRST DRIP」のオフィシャルサイトには、楽しいbear roomが用意されています。bear roomをクリックすると入れます(Shockwave Flashのプラグインが必要)。bear roomにはゲームが用意されているし、クマさんの楽しい壁紙やスクリーンセイバー等がダウンロードできます。ただし、残念ながらMac OSには非対応でした。「SPECIAL PRESENT」にトライすると、特製FIRST DRIP BEARのぬいぐるみ等が抽選で当たります。4月30日が応募締切日です。

2001/04/13   
渡島半島でヒグマが3頭射殺されるicon 4月6日午後1時10分頃、渡島半島の木古内町中野の山中で、クマが歩いているのを、約50メートル離れた町有林の伐採作業などをしていた町臨時職員(61)が目撃し、木古内署に届けた。同じく渡島管内の八雲町では4日、5日の両日、合計3頭のヒグマが射殺されている。

 木古内署の調べによると、目撃されたクマは8〜9歳、体重は200キロ程度みられる。同署や木古内町などは現場付近を警戒、住民に注意を呼びかけている。また八雲署によると、八雲町浜松の町有林で送電線の設置場所などを調査していた北海道電力関係者が、4日午後に親子と見られる雌のクマ2頭、5日午後には雌の子グマ1頭を発見、同行していたハンターが射殺した。(平成13年4月6日 北海道新聞社サイト

2001/04/13   日本野生動物医学会第7回大会icon 日本野生動物医学会第7回大会が9月6日〜9日まで日本大学生物資源科学部(神奈川県藤沢市)で開催になります。今回は特にシンポジウムに重点をおいたプログラムを予定しているので、一般演題はポスター発表のみとなります。一般公開シンポジウムは「移入種問題 A to Z」と「野生動物救護ー市民(地域)と大学の共働ー」の2つ行います。詳細については日本野生動物医学会第7回大会オフィシャル・サイトをご覧下さい。

2001/04/13   
警官、散弾銃で撃たれて殉死MagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。栃木県宇都宮市で警察官が散弾銃で撃たれ死亡、パイオニアが顧客に対し、コンピューター・ウィルス付の電子メールを誤って送付など。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/04/12   シカを食べるクマの映像の放送日が変更!icon 4月8日にお知らせしたツキノワグマがシカを食べている映像が放送になる予定だったNHK総合の「ニュース・テン」が、政党番組の影響で4月12日から13日同時刻に突然変更になりました。午後10:45~11:00の間に2,3分間放送になるそうです。

2001/04/12   
南部熊鈴がNHKで紹介されますicon 4月12日PM5時からNHK総合(盛岡放送センター)で放送予定の番組『@いわて』(あっとまーく・いわて)で、当社が『南部熊鈴』の商品名で販売しているクマ避け鈴が、「全国でも珍しい馬具店のクマ鈴作り」として紹介(中継)になる予定です。

2001/04/12   
再々掲載・クマと一緒に暮す方法icon 4月19日(木)PM6:30〜PM9:00に日本ミリポア(株)セミナールーム(東京都港区)にて、ハーフペニー氏講演会『野生動物との共生を目指して〜クマと一緒に暮す方法〜』(主催:WWFジャパン、共催:日本ネイチャーゲーム協会、協賛:日本ミリポア株式会社)が開催されます。講師は米国の動物学者として(特にクマとピューマ等)第一線で活躍するハーフペニー氏(A Naturalist's World 代表)です。また、日本の野生生物の現状を国内の事情に詳しい羽山伸一先生(日本獣医畜産大学)より国内の事情をコメントして頂き、ディスカッションも行います。一般の方も参加できますので(参加費:500円)、都合のつく方は是非ご参加下さい。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/04/10   
2千万円の高級腕時計が盗難MagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。リース完了のパソコンから情報流出の危険性が指摘されています。O157集団感染が1都6県に拡大、名古屋ではタクシーを利用したカード詐欺が拡大、大阪では偽の5000円札が67枚見つかっています。全国ではホームページの賃借商法で被害にあった学生が続出しています。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/04/09   
講演会案内icon 4月14日(土)の午後1時〜5時に財団法人日本青年館(東京都新宿区)にて、講演会・『野生動物が息づく森林生態系は守れるか?』〜秩父広葉樹の森づくりと緑の回廊計画〜(主催:ツキノワグマの会)が開かれます。民間団体のツキノワグマの会は、秩父の山々で広葉樹の植林活動を行っています。秩父や丹沢などで野生生物の孤立を防ぐために緑の回廊(コリドー)計画が進行しています。石田 健氏(東京大学大学院農学生命科学研究科)の講演・「秩父山地の森林生態系の保全について」の他に、ツキノワの会秩父地域における植林活動の報告などが予定されています。参加費は500円。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/04/09   
「山をすてたクマ」の授業icon 今回リンクさせていただいたのは、小学校の先生である漆山仁志さんが運営する「教育実践ホームページ」です。このサイトの中に「山をすてたクマ」の授業という、総合的な学習の時間(環境)と関連づけて指導すると効果があがる、クマをテーマにした授業プランが紹介されています。「農作物を荒らしたり、町に出てきたツキノワグマを射ち殺すことを許せるか」というテーマで、小学生がクラスで討論するところから始まります。とても興味深い内容でしたので、漆山先生にリンクをお願いしたところ、快諾していただきました。どのような内容で生徒達を指導していくか、分かりやすく順を追って紹介されています。皆さんも是非ご覧ください。

2001/04/08   
シカを食べるツキノワグマの映像が放送されますicon 4月12日(木)午後10時からNHK総合で放送の「ニュース・テン」で、ツキノワグマがシカを食べている映像が放送になる予定です。その映像は先週栃木県の足尾山で、NHKが撮影に成功したものです。午後10:45~11:00の間に2,3分間放送になるそうです。とても貴重な映像ですので、ぜひご覧下さい。なお、この情報をお寄せいただいた栃木県在住の菊地知義さんは、足尾山をフィールドとしてツキノワグマの調査を行っている団体の方です。菊池さんのグループは、ツキノワグマの親子がシカの親子を襲い、捕まえた子鹿を補食するところも観察しています。今回クマが食べていたのは、死んでいるシカだったとのことでした。

2001/04/08   『BE-PAL』に弊社の広告が掲載icon 4月10日発売の『BE-PAL』(小学館)5月号に、有限会社アウトバックの広告が掲載になります。掲載ページは『読者と編集部を結ぶガチンコ相撲解放区「一ツ橋部屋」』が載っている204ページです。BE-PALを購入した方は、ぜひ見てくださいね。今月号の『BE-PAL』は、『「急がない旅」マニュアル』という、ユニークな特集を組んでいます。内容は見てからのお楽しみ。ぜひお買い求めください。

2001/04/07   
クマ関連のサイトを紹介icon リンク集のページにクマ関連のサイトが5件と、アウトドア関連のサイトが2件、新しく加わりました。ご覧下さい。

2001/04/04   
PCBに汚染されたホッキョクグマ!?icon WWF-J(財団法人世界自然保護基金日本委員会)のニュースレター『WWF』4月号では、「環境ホルモン」について特集しています。環境ホルモン(外因性内分泌かく乱化学物質)とは、植物や動物の体を作る設計図でもある遺伝子に、天然ホルモンと同じように命令を伝える働きがある化学物質です。外部から体内に取り込まれた環境ホルモンによって、遺伝子には誤った命令が伝えられ、ホルモンの働きがかく乱されます。たとえば、「オスのメス化」や生殖器の異常・奇形・癌などが発生し、人間を含む地球上の全ての生物にとって危機的状態になる可能性があり、とても危惧されています。有名な環境ホルモンとして、PCB, DDT, POPs, ダイオキシンが知られています。
 『WWF』によると、PCBはホッキョクグマに影響を及ぼしている恐れがあるそうです。ノルウェー地方のホッキョクグマのメスに、繁殖傷害や生息器の異常をもたらしている可能性が指摘されています。また、米国のワシントン州とカナダのブリティッシュコロンビア州の沿岸に生息するシャチは、2000ppmを越すPCBを保有しており、世界で最も汚染されている海洋哺乳類といわれています。『WWF』4月号で当社でも販売している
『ベア・アタックス』(スティーブン・ヘレロ著、嶋田みどり・他翻訳)上・下巻が紹介されています。
 なお、以前北海道大学で開かれた日本哺乳類学会の際に、基調講演を行った海洋哺乳類の専門家から、日本海に生息しているイルカも、高濃度のPCBに汚染されているというお話をうかがいました。日本の沿岸で捕獲されたイルカは、鯨肉と称されて販売されていることから、日本人もPCBで汚染されたイルカを食べていることになります(ただし、PCBは脂肪に蓄積されるという話です)。また、ノルウェーから鯨肉が日本に輸入されることになりましたが、日本とノルウェー両政府が発表したように、本当に安全なのでしょうか?


2001/04/04   クマの冬眠穴icon 昨日、岩手県遠野市の某所に行き、ツキノワグマの冬眠穴を確認してまいりました。3月1日の調査時にはまだ中にクマ(メス)が入っていましたが、この日には首輪に取り付けている発信機から電波が確認できず、すでに穴から出たと思われます。山の中腹にある木のうろの中に冬眠していました。クマの行動域にそって車で移動しましたが、この日は電波を取ることができませんでした。クマはどこに行ったのでしょうか?山の中では、既にクマが活動をはじめていることは確実です。

2001/04/04   
唐辛子エキス入りのガムを発見icon 熊撃退スプレー「カウンターアソールト」や新発売の防犯スプレー「OC-10」の有効成分であるカプサイシン(capsicin/唐辛子エキス)入りのチューイング・ガムをコンビニで見つけました。製品名は「ミント・レッド」、販売者はワーナー・ランバート・インク(有)です。テイストは甘さとミントの味が強く、唐辛子エキスの刺激はあまり感じませんでした。さて、1991年11月11日に秋田県阿仁町のクマ牧場とアウトバックが行った共同実験では、熊撃退スプレー・カウンターアソールトを噴霧した、唐辛子エキス・リンゴを複数のクマに食べさせました。そのリンゴを食べたクマたちは、口から泡を吹きましたが、体には異常ありませんでした。これはカウンターアソールトの忌避効果を調べ、クマによる被害を防ぐ実験でした。皆さんは真似をしないでください。

2001/04/02   
防犯スプレー『OC-10』の発売時期のお知らせicon 防犯・ストーカー撃退スプレー『OC-10』(唐辛子スプレー)2種類を、今月中旬から発売開始いたします。販売方法などの詳細が決まりしだい、改めてお知らせいたします。なお、『OC-10』(オーシ−・テン)は米国のカウンターアソールト社(世界で初めて熊撃退用の唐辛子スプレーを開発したメーカー)の製品で、米国国内では1990年頃から販売されていて、既に米国国内では多くの警察署、FBIなどの警察・司法機関などでも採用されており、犯人逮捕や防犯などで実績があります。OC-10の有効成分等の詳しい情報も本日アップいたしました。

2001/04/02   
アウトバックの活動が『自然保護』に紹介されましたicon (財)日本自然保護協会(NACS-J)のニュースレター『自然保護』2001年4月号NO.55に、(有)アウトバックの活動が紹介されました。これは、去る3月6日から9日まで東京国際展示場・東京ビッグサイトで開催された「SECURITY SHOW 2001」に出展した際に、(財)日本自然保護協会の編集部の方に取材を受けた時の内容です。なお、今年50周年を迎えた(財)日本自然保護協会(NACS-J)は日本を代表する自然保護団体の一つで、尾瀬湿原の保全や様々な環境問題、野生生物の保護などの多くの問題に取り組んでいます。そのような素晴らしいNGOのニュースレターにご紹介いただき、とても光栄に存じております。『自然保護』2001年4月号NO.55には50周年記念特集『生物多様性への道のり』〜日本の自然保護の歴史、日本自然保護協会のあゆみ〜が掲載されています。『自然保護』の申込み・(財)日本自然保護協会の連絡先は下記の通りです。

          
(財)日本自然保護協会
          〒102-0075 東京都千代田区三番町5-24  TEL:03-3265-0521 FAX:03-3265-0527

          『自然保護』 定価本体858円(送料込み) 消費税42円 振替口座00150-2-51775

2001/04/02   再掲載・クマと一緒に暮す方法icon 動物学者として(特にクマとピューマ等)第一線で活躍するハーフペニー氏(A Naturalist's World 代表)の講演会『野生動物との共生を目指して〜クマと一緒に暮す方法〜』WWFジャパン主催)が、4月19日に東京都港区の日本ミリポア(株)セミナールームで開催されます。また、日本の野生生物の現状と国内の事情に詳しい羽山伸一先生(日本獣医畜産大学)をコメンテーターに迎え、ハーフペニー氏とのディスカッションも開催されます。一般の方も参加できます。詳細はこちらをご覧下さい。


2001/03/29   
ASPサファイア・ライト好評発売中!icon 米国で発売以来、爆発的に売れているASPサファイア・ライトは、LED(発光ダイオード)を利用した究極のライティング・システムです。あると大変便利なライトなので、常時携帯をおすすめします(重さはわずか14g グラム)。防犯にも役に立つASPサファイア・ライトは、小型ながらも連続点灯時間が40時間! その明るい光は1.6キロ先からも確認できるほどです。LEDランプの耐久性も驚異的に長く、10万時間の使用に耐えられます。さらに、LED(発光ダイオード)ランプの故障・電池交換のアフターサービスは無料!これは買うっきゃない!! 気になるお値段は・・・こちらをご覧下さい

2001/03/29   
北海道で観光用のヒグマが逃走、1頭射殺icon Wildlifeメーリングリストに熊に関した投稿がありました。投稿者のTさんから転載の承諾を快諾していただきましたので、以下に転載します。Tさんどうもありがとうございました。

          (ここから転載開始)『北海道で観光用ヒグマが逃走』  3月26日正午頃、北海道上川管内上川町の観光施設「大雪ベアセンター」のおりで飼育されていたヒグマ7頭が逃げ出し、6頭は飼育係の誘導でおりにもどったが、1頭は1時間近く付近をうろつき、400メートル離れたレストランの駐車場に近寄ったところを、動員されていた道猟友会のハンターに射殺された。飼育係の鍵のかけ忘れが逃走の原因で、上川支庁が3月8日に道危険動物飼養規制条例によって立ち入り検査したときには、問題はなかった。以上北海道新聞3月26日夕刊、27日朝刊などによる。(転載終了)

          3月27日付の北海道新聞によると、北海道警察旭川方面本部生活安全課と北海道庁上川支庁が、27日に「道危険動物飼養規制条例違反」と軽犯罪法違反の疑いで、「大雪ベアセンター」の立ち入り検査を行ったとも書かれていました。詳細は
北海道新聞のサイトから知ることができます。(道ニュース バックナンバー>Webニュース検索>「ヒグマ」で検索)


2001/03/26   第112回日本林学会大会関連研究会icon 来る4月3日〜5日に岐阜大学で開催される第112回日本林学会大会において、鳥獣研究者の自由集会が開催されます。今回は岐阜大学の坪田敏男先生(農学部獣医学科)に、ヒグマやツキノワグマの生理的な研究を中心にして話題提供をしていただくそうですので、興味深い話が聞けることでしょう。どなたでも参加いただけますので、ご興味のある方はどうぞご参加下さい。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/03/26   
女性自力で痴漢を逮捕MagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。岩手県花巻署は3月25日に、JR列車内で痴漢行為をした男性を岩手県迷惑行為防止条例違反の現行犯で逮捕した。痴漢に襲われた女性は、車内の男性を含む乗客に助けを求めたが無視されたので、勇気を持って自力で痴漢を駅員に突きだした。愛知県では25日にコンビニエンス駐車場で、10人近くの少年らによって、2人の少年が襲われ、1人が死亡する事件が発生。フィリピンのマニラでは、ホテルに宿泊中の邦人男性が殺害される事件が発生。詳細はこちらをご覧下さい

2001/03/25   
社団法人エゾシカ協会のホームページicon 本州と同様に、北海道では増えすぎたエゾジカによる農作物や林業被害が深刻な問題になっています。増えすぎたシカの頭数を減らすために、有害鳥獣駆除や狩猟によるコントロールも行われています。しかし、殺したシカを山に放置する、あるいは、半矢にしたシカをそのままにするような、マナーの悪いハンターもいます。それによって、ワシ・タカ類の鉛中毒問題やシカ肉を食べる餌づけグマ(ヒグマ)の増加など、新たな問題も発生しています。
 
社団法人エゾシカ協会(会長:大泰司紀之)のホームページでは、エゾジカの有効利用に関した情報(食材として、シカ肉の料理方法)、ハンティング・マニュアル(鹿肉に商品価値をもたせるためのマニュアル)、道庁が策定・実施しているシカの保護管理等の情報(北海道庁「エゾシカ保護管理計画」、北海道庁「ワシ類の鉛中毒対策について」、北海道庁「道東地域エゾシカ保護管理計画」)などが紹介されています。ハンターではない方にも御覧いただきたいウェブサイトです。

2001/03/20   
NHKBS2 [フロンティアの森]ガイドicon 本日NHK BS2の全国ネットで放送された視聴者参加ドラマ『フロンティアの森』(原作・脚本/根橋敬子、制作/NHK秋田放送局)、御覧になりましたか?1時間のドラマでしたが、とても良くまとまっていたと思いました。ドラマの中にも出演していた、叉鬼山刀(マタギナガサ)鍛造師の西根正剛(本名・西根実)さんに早速電話をかけ、『フロンティアの森』の製作にまつわるお話しをおうかがいしました。
 東京から家出をしてきた不登校の少年・淳(伊藤淳史)が、あこがれの白神山地に向かう途中で立ち寄ったのが、秋田県の山間にある山神町という設定ですが、山神町は架空の町で、実際のロケ地は秋田県北秋田郡阿仁町です。このドラマは、視聴者から寄せられたストーリーを元に、プロの脚本家がまとめたもので、ドラマの中には阿仁町の住民がたくさん出演しています。家出少年は最初の日にテントをクマに襲われ、山の神の洗礼を受けます。クマに食料を取られたので、少年は町に出て雑貨店で食料を万引きするはめに。その店の若い主人・裕嗣(榊原利彦)に見つかり、捕まってしまいます。ところが、美味しいと町で評判の自慢の手作りソフトクリームを、その青年から淳はご馳走になります。
 東京で暮らしていた少年の目には、山の暮らしが何もかも新鮮に映ります。彼は通りがかった町の鍛冶屋(西根打刃物製作所)を覗き込むと、西根正剛さんがマタギの使うナタ(叉鬼山刀/マタギナガサ)を鍛造していました。町の文化の伝統を学ぶ小学校の授業では、子ども達が「ぶっぱ」(立ち/射手)と勢子に分かれ、クマの毛皮を身につけたクマ役の大人を巻き狩りしています。西根さんに確認したことですが、阿仁町の小学校では、マタギ文化の伝承の目的で、実際にこのような授業を行っているところがあるそうです。私はとても素晴らしいことだと思いました。
 おばあさんの荷物を持って家まで運んであげたことが縁で、少年はその農家に泊めてもらいます。少年は神棚に置かれていた
叉鬼山刀を見つけ鞘から抜きます。それを見たおばあさんに、「触ってはなんね。おまえもいつか持てるようになっから。」と注意され、この家の主がマタギだと知らされます。その主(おじいさん)がクマを仕留め(山の神に授かる)山から戻ってきます。そして、ケボカイと呼ばれる儀式を行っている場面が映されますが、呪文を唱えていたのは14世マタギ・松橋時幸さん(松橋旅館の主人で、現役のマタギのシカリ)でした。その夜、少年は初めてクマ鍋をご馳走になります。西根さん(叉鬼山刀の鍛造師)の話しでは、松橋さん(14世マタギ)はドラマの中では少ししか映っていませんが、実際には10 日間近くもNHKのスタッフを、松橋さんは山に案内してまわっていたとのことです。このドラマの制作には、NHK東京本社からも応援がかけつけ、総勢で40人ほどになったそうです。
 役場のパソコンから母宛にメールを送信したのがきっかけで、母親から役場に連絡が入り、役場や町中の人に東京から家出してきたことがばれてしまいます。捕まることにおびえ、少年は山に逃げ込みます。その少年を気遣い、彼を捜しに雑貨屋の青年が
叉鬼山刀を持って山にむかいます。実は、亡くなった彼の父は高名なマタギで、彼も子供の頃から猟に連れ出され、山の掟を仕込まれていたという設定でした。そして、彼も親に反発して家を飛び出し、東京で暮らしていた経験持っていました。同じような経験を共有する少年と青年は、たき火で暖をとりながら語り合います。少年はなぜ家出をしたのか語り、青年になぜクマ撃ちを止めたのか、なぜ家を出たのか、なぜこの町にまた戻ってきたのかを問います。「自分の信じることをしたかった」と、青年は答えます。そして、「生まれた場所だけが古里とは限らない。いつでも戻ってきていいぞ」と、少年に伝えます。そこへ少年を捜索していた町役場の職員や消防団の人たちがやってきます・・・・
 東京に戻る日、秋田新幹線の駅のホームには、有名な教育評論家でもある少年の母の姿はなかった。そのかわりに、彼が世話になった町の人たちが見送りに来ていた。その中には、クマ鍋をご馳走してくれた農家のおばあさんもいました。そして、おじいさん(マタギ)からのプレゼントだと言って、
4寸袋ナガサを少年に渡すのでした。
 しばらく経ったある日、神山町役場のパソコンに「そちらの高校を受験したいので、受験願書を送って欲しい。」と、少年からメールが届く。それから1年後、神山町に正式に家出(?)をした少年の、雑貨屋の青年と一緒に軽四輪トラックに乗り込み、山にむかう姿があった。青年はマタギだった父の形見の
叉鬼山刀を、少年はマタギのおじいさんからもらった叉鬼山刀を持って・・・・

 
※このドラマを見て、動物の虐待、クマの虐待と考える人がいたら、それは誤りだと思います。ぜひ一度、秋田県北秋田郡阿仁町に足を運んでみてください。そうすれば、なぜだかが解ります。(藤村)

2001/03/20   
NHKで叉鬼山刀が紹介されますicon 3月20日午前10時から、NHKのBS2放送の視聴者参加ドラマ『フロンティアの森』(原作・脚本/根橋敬子, 出演/榊原利彦・伊藤淳史・光石研・他)の中で、当社で販売している三代目西根正剛(本名・稔)鍛造の叉鬼山刀(マタギナガサ)が少し紹介される予定です。興味のある方はぜひご覧下さい。

2001/03/18   日本は治安・教育が悪化!?MagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。17日に内閣府が発表した「社会意識に関する世論調査」によると、日本の現状について「治安」・「教育」が悪い方向に向かっていると感じている国民が増えています。16日から17日未明にかけて、神奈川県川崎市内の計7カ所で暴力団どうしの抗争事件と見られる発砲事件が相次いて発生、新潟県巻町で男性が胸などを刺されて死亡、ロシア宇宙ステーション・ミールの落下が22日頃の可能性有りなど、詳細はこちらをご覧下さい

2001/03/18   
ペイ・フォワードを見ましたicon Coffee Breakを久しぶりに更新しました。

2001/03/17   NHKが再び知床のヒグマの番組を放送しますicon 3日と、その後に再放送されたNHK スペシャル「知床の森 ヒグマ・カムイ物語」は大変好評でした。そして、さらにスケールをアップした2時間番組・ハイビジョンスペシャル「ヒグマ親子の物語〜四季・知床半島〜」(NHKデジタルハイビジョン)が3月19日(月) 夜7時30分〜9時33分に放送になります。流氷が連れてきた動物たちや知床の海の生態系なども映像に取り込み、NHK スペシャルとはまた違う編集で再構成された番組です。今回は、音の世界でも知床の素晴らしさを堪能して頂くために、5.1サラウンド方式で制作されております。あたかも知床半島に立っているかのような、立体環境音声でお楽しみ頂けますとのことです。ぜひご覧下さい。

2001/03/17   
朝日新聞で紹介された韓国のクマ先生icon 16日の朝日新聞朝刊を開いてビックリ!2ページの「ひと」コーナーに見覚えのある顔が・・・。日本のクマ研究者にも関係の深い、韓国の野生生物研究者・韓尚勲(ハン・サンフン)さんが紹介されていました。韓先生とは、米田一彦さん(日本ツキノワグマ研究所代表)が智異山自然環境生態保存会の人たちを支援しながら精力的に行っている、韓国のツキノワグマ調査がご縁で 知り合いました。韓先生はとても素晴らしい隣国の野生動物研究者です。初めてお会いしたのは1998年11月に実施された、韓国智異山大型哺乳類初冬痕跡調査のときで、現地では大変お世話になりました。智異山からソウルまでの帰りの車中で、韓先生からお聞きした様々なお話しが思い出 されます。
 昨年の哺乳類学会で再会した時に、韓国の環境省を辞されたことを知りました。ダム建設反対運動を展開し、中止に追い込んだことも(韓国で初めての快挙)その原 因だったと、「ひと」に書かれていました。現在は在野の研究者として、1年の大半をフィールドワークで過ごしているそうです。また、韓国自然環境科学情報研究センターなど14の団体を束ねる野生動物連合の代表 もしていると紹介されていました。
 韓先生は韓国の大学を卒業後、東京農大、宮崎医大、北大と13年間日本に留学し、 その間培った人脈が今も役に立っているそうです。「両国がもっと密接な間柄になれるように橋渡し役を続けていきたい」と、韓先生の コメントが載っています。私も韓国に行って実感したことですが、日本と韓国はまさに兄弟どうしの国です。来年は日韓(韓日)共同でのFIFAワールドカップが開催されます。日韓(韓日)の野生動物研究者やNGO相互の交流が、今後ますます増えることを期待しています。


2001/03/17   日中韓コウモリシンポジウムicon 3月17日午後〜18日午前に、『日中韓におけるコウモリ類の生息状況と環境保全活動の現状に関するシンポジウム』(主催:NPO法人東洋蝙蝠研究所)が国立科学博物館新宿分館講堂(東京都新宿区)で開催されます(参加費無料)。コウモリは夜間に多量の昆虫を捕食し、健全な生態系を保つのにとても役立っています。近年、環境保全活動が盛んになりつつありますが、このような有益なコウモリの視点から環境保全について語られる機会はあまりありません。そこで、コウモリ類の生息環境の状況、そして問題点について日中韓で明確にし、未来への解決策を検討することが、このシンポジウムの目的とのことです。韓国と中国から招待された専門家による招待講演、日本各地からの報告(6タイトル)、コウモリ類への環境保全活動の具体例とこれに関する研究(5タイトル)と内容は盛りだくさんです。なお、韓国の韓尚勲博士(韓国自然環境科学情報センター)、中国の張樹義博士(中国科学院動物学研究室)が招待講演を行います。詳細についてはNPO法人東洋蝙蝠研究所国際シンポジウムの公式サイトをご覧下さい。

2001/03/16   
国際クマ会議(IBA)icon 米国ワイオミング州のジャクソン・ホールで、5月21日〜25日まで『第13回国際クマ会議』が開催されます。『ベア・アタックス』の著者のヘレロ博士をはじめ、世界中からクマの研究者が集います。今年は多数のクマ研究者が日本からも参加し、発表を行う予定です。その中に、岩手県のクマに関係する研究発表が2題含まれています。第13回国際クマ会議についての詳細は、IBAのウェブサイトか、公式サイトをご覧下さい。

         ●
13th International Conference on Bear Research & Managementの公式サイト: http://outreach.uwyo.edu/conferences/bears/

2001/03/16   
日本にますます流入する国際犯罪!MagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。書店で発売中の国際情報誌『SAPIO』(発行・小学館)3月28日号では、特集『アジア「影の支配者」』の中で、益々急増している犯罪者の海外から日本へ流入している実態についてレポートされています。また、3月4日付日本経済新聞の「エコノ探偵団」では、警視庁管内だけでも2000年には1万件を突破したピッキング被害について、なぜ急拡大したか解説されていました。しかし、カギの専門家から直接聞いた話では、さらに深刻な事態になっているそうです。詳細はこちらをご覧下さい。

 
2001/03/14   南米コロンビアは誘拐天国!?MagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。今年2月22日に矢崎総業の現地法人「矢崎シーメル」副社長の村松治夫氏が誘惑された南米コロンビアでは、誘拐被害者が1996年の1046人から2000年は3706人と、3.5倍に増加している。もしも、海外で誘拐事件に巻き込まれたら、あなたはどうしますか?11日には群馬県高崎市で、アパート騒音による住人同士の殺人未遂事件が発生。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/03/12   
紀伊山地野生鳥獣保護友の会icon 今年1月に紀州山地野生鳥獣保護友の会(和歌山県)の初代会長・東山省三さん(80歳)が25年間に渡る重責を辞し、これまでも東山さんの活動をサポートしてきた冨田雅之氏が2代目会長に就任いたしました。東山さんとツキノワグマとの関わりは、有害鳥獣駆除で殺されかけた仔グマを救護したことから次第に深まっていきました。太郎と名付けられたツキノワグマが東山さんに助けられ、次第に成長していく経緯が、「つきのわ太郎」という物語にまとめられ、和歌山絵本の会から出版されています。東山さんは会長職を辞した後も、「山の乱れと汚れは人の心の汚れ、美しい自然を求め住み良い人間社会」を求めて、今後も講演活動を続けていくとのことです。東山省三さんがこれからも元気で活動されることをお祈りいたします。

 紀州山地野生鳥獣保護友の会では野生鳥獣の生息環境を守るために、造林地に実のなる落葉広葉樹を植林したり、餌が不足する季節に、高山への木の実搬入する活動などを行っています。なお、4月15日(日)に予定している角門木谷第2造林地の初めての見学と手入れ作業には、一般からの参加も募集しています。締切は3月末日ですので、興味のある方は直接下記事務局にお問い合わせ下さい。

                          
紀伊山地野生鳥獣保護友の会
                          事務局:和歌山県有田市山地414−1
                          Tel/Fax: 0737-82-2105

2001/03/11   SECURITY SHOW 2001・無事終了しましたMagLight icon  3月6日から9日まで東京国際展示場「東京ビッグサイト」で開催された、『SECURITY SHOW 2001』(日本経済新聞社・主催)が無事終了しました。『RETEAIL TECH JAPAN 2001』, 『IC CARD WORLD 2001』も同時に開催され、事務局の集計によると、4日間の総来場者数は147,986人(前回138,864人)に達しました。当社にとっては初めての出展でしたが、毎日たくさんの方にお立ち寄りいただきました。ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/03/07   
SECURITY SHOW 2001・開催MagLight icon  『SECURITY SHOW 2001』(日本経済新聞社・主催/警察庁・その他・協賛)が東京国際展示場「東京ビッグサイト」で開催になりました。弊社も初めて出展(小間番号 SS-339)いたしましたが、初日の6日は予想以上の凄い人手ででした。会場(東ホール)はとても広いのですが、出展社とご来場者の熱気が混じり合い、とても暑かったです。弊社の小間にも、入れ替わり立ち替わり、様々な企業や団体・個人のお客様が訪れて下さいました(感謝・感謝!)。弊社で扱っているクマ避けグッズや防犯用品の説明を、一生懸命にさせていただきました。たくさんのお客様とお話しすることができたので、とても充実した1日でした。『SECURITY SHOW 2001』は3月9日まで開催されています。たくさんのお客様の訪問をお待ちしております。なお、弊社が出展している小間の写真をアップいたしました

2001/03/07   
激裂ストーカー撃退スプレー・OC-10 新登場!MagLight icon  有限会社アウトバックはクマ撃退スプレー「カウンターアソールト」の姉妹品、防犯・護身用&ストーカー撃退スプレー「OC-10」(オーシーテン)の輸入販売をまもなく開始いたします。OC-10は、主成分にクマ撃退スプレー「カウンターアソールト」と同じOC(唐辛子エキス)を使用しています。米国では1990年から販売されており、既にFBIやロサンゼルス市警察、ニューヨーク州刑務所を始め、全米各地の警察署などで採用され、高い評価を得ている製品ですが、日本での販売は今回が初めてです。3月6日〜3月9日まで、東京国際展示場「東京ビッグサイト」で開催中の 『SECURITY SHOW 2001』に展示出品されています(本邦初公開!)。防犯・護身用&ストーカー撃退スプレーOC-10」についての詳細はこちらをご覧下さい

2001/03/02   テレビ番組にヒグマが登場icon 3月3日 (土)夜9時からNHK総合で、 NHKスペシャル 『北海道 知床の森 ヒグマ カムイの物語』が放送される予定です。NHK科学番組部が2年を費やして制作した力作です。斜里町知床自然センターのレンジャーやヒグマの専門家、その他にもたくさんの方が番組制作に協力されているそうです。ぜひ皆さんご覧下さい!

2001/03/02   
渡島半島地域ヒグマ保護管理計画icon 北海道環境生活部環境室自然環境課野生生物室からのお知らせです。 渡島半島地域ヒグマ保護管理計画を北海道のホームページに掲載になりました。詳細は下記のウェブサイトをご覧下さい。

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渡島半島地域ヒグマ保護管理計画 http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks-kskky/yasei/yasei/higuma.html

2001/02/28   
クマと一緒に暮す方法icon 動物学者として(特にクマとピューマ等)第一線で活躍するハーフペニー氏(A Naturalist's World 代表)の講演会『野生動物との共生を目指して〜クマと一緒に暮す方法〜』WWFジャパン主催)が、4月19日に東京都港区の日本ミリポア(株)セミナールームで開催されます。また、日本の野生生物の現状と国内の事情に詳しい羽山伸一先生(日本獣医畜産大学)をコメンテーターに迎え、ハーフペニー氏とのディスカッションも開催されます。一般の方も参加できます。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/02/28   WWFセミナー in 信州のご案内icon 3月17日に長野県松本市の信州大学にて、『WWFセミナー in 信州 〜21世紀の野生動物との共存をめざして〜』(WWFジャパン主催)が開催されます。WWFジャパンが助成を行っている団体の報告をもとに、「21世紀の人と野生動物との係わり方」についてWWFジャパンの会員や一般の方々、行政関係者と共にディスカッションし、そのあり方を探りたいとのことです。一般の方も参加できます。主な発表は『クマの森プロジェクト「クマの畑」by 板垣 悟(ツキノワグマの住処の森を守る会)』、『奥多摩山地における地域と連携したツキノワグマの適切な保護管理に向けての試行 by 山崎晃司(奥多摩ツキノワグマ研究グループ)』など。詳細はこちらをご覧下さい。

2001/02/28   日本畜産学会シンポジウムicon 3月30日午前9時から東北学院大学土樋キャンパス5号館3階531教室にて、第98回日本畜産学会シンポジウム『人と野生動物との共生』が開かれます。講演者と演題は、「人とクマとの共生」(板垣悟・ツキノワと棲処の森を守る会)、「食害イノシシの行動管理」(江口祐輔・農水省中国農業試験場)、「カモシカによる食害の制御」(出口善隆・東北大学院)。 

2001/02/18   新刊紹介icon  世界で初めて南北両極の単独横断徒歩行を達成した、山形県最上町出身の冒険家・大場満郎さんの新刊『南極大陸単独横断行』が、2月20日に講談社から発売になります。本書は、南極大陸3829キロを99日間をかけて、単独で横断した汗と涙の苦闘の記録をまとめたものです。なお、大場満郎さんは北極と南極の世界初の単独横断が認められ、「第4回植村直己冒険賞」を受賞しました。また、今年の4月から、大場満郎さんは郷里の山形県で「大場満郎冒険学校」を開講する予定です。『南極大陸単独横断行』についての詳細はこちらをご覧下さい

2001/02/18   ノルウェーのシロクマ事情icon 17日付の日本経済新聞に掲載されたコラム『特派員メモ』に、横村出氏の書かれたシロクマの話題が載っていた。北極圏に位置するノルウェーのある島に行ったときの話題らしい(島の名前や取材した時期について詳しく記載されていない)。九州ほどの面積があるその島には、約2500頭のシロクマ(ホッキョクグマ)が生息し、全島が保護区になっているそうだ。ただし、「人命優先」の観点から、村役場では観光客に銃を貸し出していると書かれていた。また、観光パンフレットには「シロクマが襲ってきたら、ためらわずに撃ちなさい」とまで書かれてあるそうだ。実際に、オランダ人科学者の一行がシロクマの襲われ、死者が出る事故が数年前に起きているとも書かれてあった。
 これは私の意見だが、銃による射撃の経験がない人や初心者が、シロクマに襲われた時に正しく引き金を引くことができるだろうか?仮に撃つことはできても、命中させることは難しい。さらに、半矢(手負い)にしてクマを逆上させる危険性がある。コラムには銃の種類まで書かれていなかったが、役場で貸し出すのがハンドガン(けん銃)だとしたら、シロクマがかなりの近距離に接近したときでなければ命中できないだろう。北極海の遠征に行く冒険家達は、護身用としてライフル銃を持っていくそうだ。ただし、世界で初めて北極海単独横断徒歩行に成功した
冒険家・大場満郎さんは、当社が提供した熊撃退スプレー「カウンターアソールト」を使用して、迫ってきたシロクマを3回追い払っている。ノルウェーで熊撃退スプレーが手に入るかは不明だ。

2001/02/18   クマのマスコット人形が新発売icon 22日に玩具メーカーの株式会社トミーが、キーチェーン付マスコット人形「シッポナール」(980円)を発売する。クマ、ハムスター、サルの3種類で、しっぽの握り方で音が微妙に変化する。音が出る仕組みは、細長い尻尾の部分に内蔵された「ファジーサウンドチューブ」にある。(日本経済新聞 2001年2月18日)

2001/02/18   電磁波でパソコン情報が盗まれる!?MagLight icon  SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。パソコンから漏れる電磁波によって情報が盗まれる危険性が指摘されている、飼い犬による負傷事故が続出、日本南部が宇宙船ミールの落下コース等、6 件を追加。

2001/02/15   
新製品情報icon  寒さの厳しいこの時期は、クマの出産の季節でもあります。あちらこちらの冬眠穴の中で、クマの赤ちゃんが産まれていることでしょう。春、5月の連休前後になると、母グマは仔グマを連れて穴から出てきます。クマによる人身被害のほとんどは、仔グマを連れた母親グマによるものです。仔グマを守るために母グマは、危険を顧みず人間にも積極的に攻撃をしてきます。危険なクマとの遭遇を避けるためには、クマ避けの鈴やホイッスルを鳴らしながら移動することが有効です。
 さて、ご好評頂いております
「熊鈴・クラシック」(カナダ製クマ避け鈴)に、新色(レモン)が登場しました。詳細はこちらご覧下さい。

2001/02/13   クマが人を襲った事件の再現シーンicon 12日(月)の夜に放送された『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ)というテレビ番組の中で、米国で実際に起きた、クマが人を襲った事件の再現シーンが映った。ある日、川で釣りを楽しんでいた2人の男性が次々とクマに襲われた。クマの種類についての説明はなかったが、テレビに映っていたのはアメリカン・ブラックベア(ヒグマの仲間)だった。クマは1人の男性の背後から近づき、突然襲いかかり足に噛みついた。その男性は残りの片方の足でクマの頭部を何度もけ飛ばすと、クマをその男性から離れ、別の男性に襲いかかった。その男性はクマの鋭い爪で顔をひどく引っ掻かれたが、持っていたサバイバルナイフでクマと格闘した。そして、ナイフがクマの肩に突き刺さると、クマはやっと攻撃を止めて逃げていった。そこで傷ついた2人は、助けを求めてその場所から逃げ出すのだが、その途中で林の中に横たわっている人間の死体を発見する。その死体はクマに食害をされた跡が残っていた。再現ドラマはこのようなストーリーだった。番組の中では説明されなかったが、この話の中にはとても重要な情報が秘められていると思う。つまり、なぜクマは釣り人2人を次々と襲ったのだろうか、ということだ。恐らく、人間の死体(そのクマにとっては食べ物)を守ろうとして、接近してきた2人の釣り人を排除するために襲ったと考えられる(クマにはこのような習性がある)。これとよく似た事件が、2年前に北海道の渡島半島で起きている(詳しくはこちらを御覧ください)。山菜採りに林に入った2人の女性が、ヒグマに次々襲われ大けがをした。実は、その近くの河原には、そのヒグマに襲われたとみられる釣り人の死体が埋められていた。その釣り人は数日前から行方不明で、ちょうど捜索隊が辺りを調べていた。クマに襲われた女性達は捜索隊によって救出され、犯人と思われるヒグマはハンターによって射殺された。自分の食べ物(人間の死体)に2人の女性が不用意に接近したので、ヒグマは自分の食べ物を守るために、それを排除しようとして襲ったと専門家は見ている。このような人身被害については『ベア・アタックス』(スティーブン・ヘレロ著)に詳しく書かれてあるので、興味のある方はぜひご一読ください。

2001/02/13   
少年5人が交番を襲撃(岩手県)MagLight icon SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。10日午前4時半頃に岩手県盛岡市のJR盛岡駅前交番が少年5人に襲われた。

2001/02/13   幻のニホンオオカミか!?icon 13日午後8時放送の『たけしの万物創世記』(テレビ朝日)では、昨年の野生生物保護学会で報告された「ニホンオオカミのような野生イヌ」(詳細はこちらをご覧下さい)が取り上げられます。はたして九州の祖母・傾・大崩山系で見つかった野生犬の謎が解き明かされるのでしょうか?ニホンオオカミに興味のある方は必見!

2001/02/10   
ネットでのプライバシー保護MagLight icon 『米国のネット社会 プライバシー保護進む』という記事が、日本経済新聞2000年2月10日朝刊の「生活家庭」欄に掲載されています。インターネットに潜むワナ、「クッキー」についはこちらをご覧下さい。

2001/02/09   
クマ撃ちの貴重な情報icon アウトドア月刊誌「BE-PAL」(ビーパル/小学館)3月号(2月10日発売)の特集「続・釣りバカにつける薬」は、渓流釣り愛好家にはたまらない話題が満載です。薬と言えば「熊胆」(くまのい)。好評連載中の「モリさん、きょうも森の中」では、今回もクマ撃ちの話題です。クマ撃ちの眼(まなこ)を通して見てきた、不思議なツキノワグマの生態についての興味深いお話しが語られています。食性や冬眠穴の話など、クマの生態を研究している専門家が読んでも、実に面白い内容だと思います。その中には、熊胆の話しも出てきます。熊に興味のある方にはお奨めです。

2001/02/09   
ブラックバス問題を考える公開討論会icon 北米原産の大型肉食魚、ブラックバス(オオクチバス)やコクチバス(スモールマウスバス)、ブルーギル等の外来魚が、日本各地で密放流や違法放流が行われ続けてきた結果、日本本来の在来魚の生態系は大きなダメージを受けてしまいました。また、内水面漁業にも被害が発生しており、それらを総して一般的に「ブラックバス問題」と呼ばれています。その「ブラックバス問題」に真っ正面から取り組んでいる市民団体「生物多様性研究会」では、立教大学スポーツ健康科学教育研究室や(財)日本釣振興会と共同で、2月24日(土)に立教大学池袋キャンパス(東京都)にて、公開討論「ブラックバスを考える」〜21世紀の水辺環境と釣りのありかた〜を開催します。パネリストは秋月岩魚(写真家)氏、清水國明(タレント/自然暮らしの会代表)氏、水口憲哉(東京水産大学助教授)氏他。コーディネイターは天野礼子(アウトドア・ライター)氏と瀬能 宏(神奈川県立生命の星地球博物館主任研究員)氏。参加費は無料です。詳細は「生物多様性研究会」のウェブサイトをご覧下さい。

2001/02/09   
セキュリティー情報MagLight icon SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。コンピューターウィルスの届け出が3ヶ月連続で2,000件を越えました。

2001/02/07   
セキュリティー情報MagLight icon SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。6日に広島県福山市で白昼起きた主婦殺害事件、日本進出を図るハッカー対策の欧米企業、他。

2001/02/06   
クマ猟中に雪崩事故icon 5日午前11時半頃、富山県立山町芦くら寺の称名川右岸の谷で、狩猟中のハンター5人のうち3人が雪崩に巻き込まれ、1人が行方不明となっている。行方不明者は近くの会社員佐伯利弘氏(70)で、他の2人は脱出した。通報を受けた富山県警上市署の調べでは、佐伯氏らは5日午前10時頃、ハンター仲間4人と山に入った。前日午後に仕留めたクマが谷に落ち、周辺を捜していた。雪崩は午前10時40分頃起き、高さ約千メートル、幅約20メートルにわたって崩れ落ちた。(2001年2月6日・朝日新聞朝刊)

2001/02/06   
セキュリティー情報MagLight icon SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。1月29日に岩手県盛岡市で発生した傷害事件で、全国指名手配中の山本容疑者を逮捕、神奈川県でスーパー店長の殺害事件発生、他。

2001/02/05   
夜間暗視装置icon アウトドア&マリン・レジャー用から個人の保安用、夜間の野生動物の調査、密漁や密猟の取締、ビルや施設などの警備、警察の犯罪捜査や夜間パトロール、密入国者の監視や沿岸警備、災害や遭難時の被災者の捜索、土木建設現場での安全管理、暗室内での作業用まで、幅広い用途に利用できるITT社(米国)の夜間暗視装置(ナイト・ビジョン・ビューアー)を紹介するページをアップしました。

2001/02/03   
クマの待受画像をアップicon i-Mode用の待受画像(クマの写真ほか5枚)をアップしました。ご覧下さいね!
                        ●i-Mode用のウェブサイト: http://outback.cup.com/i-modeindex.html

2001/02/03   
相互リンクのお知らせicon 「長良川河口堰建設をやめさせる市民会議」のウェブサイトと相互リンクしました。河口堰やサツキマスの保護問題などで揺れた長良川河口堰問題や、全国各地のダム建設問題など、私たちの生活に必要不可欠の水資源と自然保護の情報がたくさん紹介されています。また、アウトドア月刊誌「BE-PAL」(小学館)で有名なイラストレーター、村上康成さんデザインのTシャツ、ステッカーなどの長良川グッズがオンラインで購入できます。

2001/02/03   セキュリティー情報MagLight icon SECURITY & SELF DEFENSEのページを更新しました。1月29日に岩手県盛岡市で発生した傷害事件の容疑者が逮捕された、他。

2001/02/02   
クマのテレビ番組icon 「知床 悠久の半島」という番組が、2月18日(日)午後2時から、テレビ朝日系で放送になります。知床のヒグマの生態や斜里町のヒグマ対策、それと対比する形でのアラスカのMcNeil州立野生動物保護区の状況等々、盛りだくさんの内容の予定。知床自然センターの岡田研究員がヒグマ対策などに活動する様子が紹介されます。

2001/02/02   
クマのテレビ番組icon NHKスペシャル「知床の森 ヒグマ カムイの物語」が3月3日(土)夜9時から、総合テレビで放送になります。カムイという小熊の、たくましい成長の記録が描かれ、美しい知床の自然が満喫できます。こちらの番組は、人との環境問題よりは、出会いと別れ、知床半島の豊かさ、森にクマが生きるという事はどういう事か、などをストーリーの主軸にした番組になります。

2001/02/02   
クマのテレビ番組icon NHKハイビジョンスペシャル(デジタルハイビジョン特番)で、3月19日(月)夜7時30分から2時間の知床の自然を紹介する番組が放送になる予定です。知床半島のヒグマを主軸にしながら、クマとそれを支える森や海の豊かさを伝える120分番組です。ヒグマの親子の克明な生態、クジラを食うヒグマの群れ、知床の流氷が支える水中の生き物の世界、四季を通した知床半島の自然の豊かさ等が、2年間の取材をもとにたっぷりと紹介になる予定です。

2001/01/31   セキュリティー情報MagLight icon SECURITY & SELF DEFENSEのページに、岩手県盛岡市で29日に発生したスタンガンを用いた女性の傷害事件、情報処理振興事業協会(IPA)が注意を促しているメールマガジンを媒介としたコンピューター・ウィルス被害急増の情報を加えました。

2001/01/30   
新PowerBook G4を早くみた〜いicon 2001年 1月 30日の21時 41分に更新したMacWIRE ONLINEによると、アップルコンピュータは1月30日に、プレス向けのブリーフィングを行い、今ちまたで話題になっているPowerBook G4など、MACWORLD Expo 2001/San Franciscoで発表された新製品の説明を行ったそうです。おそらく、明日あたりの新聞にその記事が載るかもしれませんね。というわけで、新PowerBook G4のチタンボディーを早く見た〜いという方に朗報です。MacWIRE ONLINEの特集「写真で見るPowerBook G4−これがPowerBookチタンだ−」で、新PowerBook G4のボディーを余すところなく写真で紹介しています。なお、前述のブリーフィングでアップルコンピュータは、2月5日から始まる週に、PowerBook G4の店頭販売が開始されることを発表しました。PowerBook G4のSexy なボディをぜひご覧あれ!

2001/01/30   
インターネットで売買されている熊胆icon 皆さんは「熊胆(熊の胆)」というものをご存じでしょうか?熊胆はクマの胆のうを乾燥させたもので、様々な病に効くとして、アジアの国々(日本も含む)では昔から民間薬や漢方薬として利用されてきました。ただし、野生動物の保護を目的とした、野生動物の国際間取引を規制するワシントン条約によって、熊胆や成分に熊胆が含まれる漢方薬を海外から日本に持ち込むことは、ワシントン条約を違反する行為とされます。さて、野生動物を扱ったあるメーリングリストでは、この「熊胆」の国内での売買について話題になっています。それによると、インターネットで熊胆を売買している例がたくさんあるそうです。早速、検索サイトで「熊胆」をキーワードにして調べてみました。その結果、gooで194件、infoseekで146件、Yahooで194件が検索されました。まだ極一部のサイトしかみておりませんが、熊胆の成分が含まれている外国製の漢方薬を、堂々と販売しているウェブサイトもあります。さきほどのメーリングリストには、熊胆の国内流通規制が必要ではないかという意見も出されています。興味のある方は、検索サイトで実際に調べてみてはいかがでしょうか。

2001/01/30   
セキュリティー情報MagLight icon SECURITY & SELF DEFENSEのページに、岩手県盛岡市で起きたナイフによる傷害事件、岐阜市内で起きた銃を使用した殺人事件の情報を加えました。

2001/01/27   
日本古来の伝統の技・裏打ちicon 三代目西根正剛が鍛造する叉鬼山刀(またぎながさ)の説明に、日本古来の和式刃物伝統の技「裏打ち」の説明を加筆しました。

2001/01/27   マイクロソフトがまたハッカーに攻撃受けるMagLight icon 世界最大のソフトウエア会社、米国のマイクロソフトは25日に、同社がハッカー攻撃を受け、同社関連のウェブサイトへの接続が断続的に不能になったと発表した。詳細はこちら。(2001年1月27日・朝日新聞朝刊)

2001/01/27   
サイバーテロ対策不十分な日本企業MagLight icon 警察庁は26日、コンピューターに不正に侵入するハッカーなどのサイバーテロ対策について、上場企業とライフインフラを担う業種などを対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。それによると、上場企業の85%が自社の対策は不十分で改善が必要と回答した。詳細はこちら。(2001年1月27日・日本経済新聞)

2001/01/26   
セキュリティー情報MagLight icon SECURITY & SELF DEFENSEのページに、「警察官が襲われ発砲」・「連続女児わいせつ犯に無期懲役」の2件情報を加えました。

2001/01/25   
第20回美ヶ原セミナーのご案内icon 平成13年1月28日(日)に長野県の松本市中央図書館にて、第20回美ヶ原セミナー〜『美ヶ原のクマは生き残れるのか?』(美ヶ原の自然と風土を考える会、信州ツキノワグマ研究会・共催)が開催になります。1995年に長野県で出した「ツキノワグマ保護管理計画」では、長野県の中信高原・八ヶ岳地域にはクマの生息は希薄であるとされています。詳細はこちらをご覧下さい

2001/01/24   
相互リンクicon 林の中などに生息し、野生動物や人などに取り付いて吸血するヤマビル(陸生のヒル)の生態や、その対策などを紹介している「ヤマビル研究会」のウェブサイトとリンクしました。ヤマビルの他にもツツガムシやダニなど困った虫達の情報も掲載されています。

2001/01/24   
Security & Self Defense関連情報icon 当社では平成元年(1989年)より、クマ被害防除事業並びにクマの保護管理策の普及・啓蒙活動を続けております。さらに、クマ関連情報を多くの人々に提供する目的で、当ウェブサイトを1998年からインターネットに開設しております。今年からはSecurity & Self Defense事業にも本格的に参入していく予定です。それにともない、クマ関連情報以外にも、Security & Self Defense関連情報を積極的に提供してまいりたいと考えております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

2001/01/24   
ダイヤルQ2にご用心MagLight icon 1月24日付けの朝日新聞によると、インターネットの利用者の間でダイヤルQ2がらみのトラブルが毎月千件のペースで増加しているそうです。東西にNTTには、支払拒否が月計約7000件もあるとのことです。その原因として、利用者がアダルトサイトを開いた際に、自動的にダイヤルQ2や国際電話に接続するソフトがパソコンにインストールされてしまい、インターネットを利用するたびにダイヤルQ2料金や国際電話料金がかかることが指摘されいます。その対策として、現状では利用者が自衛するしかないとのことです。ダイヤルQ2に接続したら画面上で知らせるソフトを、東西NTTのホームページから無料で配布されています。また、国民生活センターでは、ダイヤルQ2や国際電話に接続できない手続きをとることも奨めています。ダイヤルQ2の利用休止は0120-409901, 国際電話は不取り扱い受付センター0120-210364まで。

2001/01/22   
Coffee Breakを更新しました。icon 岩手県三陸町へシカ猟に行ったときの話をCofee Breakにアップしました。

2001/01/20   
アウトバックにL.L.Beanエディション登場!?icon 月刊『MAC LIFE』2月号(発行:エクシードプレス)の人気コラム"大谷和利のPower Book Diary"からの情報です。米国スバルは日本でも人気の高いアウトドアブランドのL.L.Bean社(米国メイン州)と共同で、4WDワゴンの"OUTBACK(レガシーの米国モデル)"に、L.L.Beanエディション(H6-3.0 L.L.Bearn Edition)を開発したそうだ。詳しい情報は米国スバルの公式サイトを開き、"OUTBACK"の文字をクリックしていけば得られる。イントロムービーにクマもチョイ役で出演。日本での発売が期待される。

          ・米国スバルの公式サイト:
http://www.subaru.com/intro.html

2001/01/17   
セキュリティー・ショー2001MagLight icon 犯罪の国際化、ハイテク・IT 化、少年非行の凶悪化・粗暴化が進行している日本では、社会の安全が脅かされる深刻な状況となっています。人々の安全に対する関心が高まっており、防犯・安全管理、危機管理、リスク管理、セルフデフェンス(自分のことは自分で守る)は欠くことのできない社会インフラとなりつつあります。セキュリティ装置・防犯機器やサービスなどのセキュリティ製品の需要(社会的要求度)は益々高まっております。これらの日本の状況を踏まえ、3月6日(火)ー9日(金)に東京国際展示場・東京ビッグサイト(東ホール)で開催される『SECURITY SHOW 2001』(主催:日本経済新聞社)に、当社も出展することに致しました。今春から発売する予定の新製品(防犯用品)も展示します。是非多くの人々や行政機関・企業の皆様に、この催しを御覧いただきたいと思います。詳細はこちらをご覧下さい。なお、SECURITY SHOW 2001の公式サイトもご覧下さい。

2001/01/16   
マタギナガサに新製品が登場!icon 皆様にご好評いただいております三代目西根正剛・鍛造の叉鬼山刀(またぎながさ)に、6寸袋ナガサが新しく加わりました。詳しくはこちらをご覧下さい。

2001/01/13   第4回東中国クマ集会のご案内icon 平成13年1月28日(日)に兵庫県で開催予定の、第4回東中国クマ集会(主催:兵庫県立人と自然の博物館・東中国クマ集会実行委員会)の参加者募集要項が発表になりました。こちらをご覧下さい

2001/01/13   
4X4コンベンション開催icon 1月12日に帝国ホテルの孔雀の間にて、『2001 4X4 CONVENTION』 (主催:(株)フォーバイフォーマガジン社)が開催になりました。自動車メーカーや四駆自動車パーツメーカー、販売店関係者が全国から800名以上集い、四駆業界の益々の発展を祝いました。

2001/01/10   
新PowerBookG4が登場!!icon 21世紀の幕開けを飾るかのごとく、新年早々アップルコンピューター(米国)から嬉しいニュースが届きました。9日から開催されているMacworld Expo San Francisco2001にて、基調講演でCEOのSteve Jobs氏が、新PowerBook G4(Titanium PowerBook)を発表しました。厚さ2.6センチ・重さ2.4キロのチタニウム製の新ボディ、ワイドな画面、バンドルされた魅力満載のソフト、長時間バッテリー(単独で5時間)、スロットローディング方式のDVDドライブなど、魅力が満載です。その他にも、新PowerMac G4なども発表されました。基調講演の様子やMacworld Expo San Francisco2001の現地ルポは、ZD Net JAPAN WacWIRE ONLINEのウェブサイトで御覧いただけます。新PowerBook G4や新PowerMac G4については、下記のウェブサイトをご覧下さい。
           ・アップルコンピューター:
http://www.apple.co.jp/
           ・Apple Computer inc.:
http://www.apple.com/

2001/01/06   
調査研究補助員募集のお知らせicon 斜里町(北海道)では、平成13年度の知床自然センター管理事務所・調査研究補助員を募集しています。掲載の承諾を得ましたのでご紹介させていただきます。かなり厳しい仕事ですが、やる気のある方は、知床自然センター管理事務所または斜里町環境保全課自然保護係までお問い合わせ下さいとのことです。募集要項はこちらをご覧下さい。なお、斜里町のヒグマ出没件数は、年間500〜600件、いやと言うほどヒグマに関する生の体験ができるとのことです。

2001/01/04   
お年玉〜クマ関連ウェブサイトの紹介Vol.2icon 今日からお仕事の皆さん、ご苦労様です。さて、今年の盛岡市は寒くて、チョット降雪が多いと思います。昨晩は路面が凍結し、ツルツル滑るので怖かったですよ。それでは元旦に引き続き、クマのウェブサイト第2弾をご紹介します。米国にはクマの保護や生息地の保全を目的としたNGOが、捜すとたくさんありますね。

          1. The American Bear Associationのウェブサイト:
http://www.americanbear.org/
          2. Appalachian Bear Centerのウェブサイト:
http://www.appbears.org/
          3. Grizzly Discovery Centerのウェブサイト:
http://www.grizzlydiscoveryctr.com/
          4. Protect Grizzly Bear Habitatのウェブサイト:
http://home.att.net/~jrmusgrove/protect.htm
          5. North American Bear Societyのウェブサイト:
http://www.nonprofitnet.com/nabs/


2001/01/01   
お年玉〜クマ関連ウェブサイトの紹介Vol.1icon 新年明けましておめでとうございます。いよいよ21世紀が始まりました。どうか今年もよろしくお願い申し上げます。
          普段の年よりもチョット長い年末・年始のお休みの方も多いかと存じますが、テレビの特番に飽きたときには、クマのウェブサイトを御覧になりませんか。
ナショナル・ジオグラフィックのPolar Bear専用のウェブサイトでは、とってもほほえましいホッキョクグマの親子の写真を楽しむことができます。”Starlore of Native America”では、クマにまつわるネイティブ・アメリカンの伝承を知ることができますよ。以下の米国やカナダのウェブサイトでは、クマに関する注意事項が詳しく紹介されています。日本の公共機関で、そのようなウェブサイトを開設しているところはたぶん全く無いでしょう。かなり情けないですね。しかし、アウトバックは人とクマとの軋轢解消のために、今年も頑張っていきますので、応援してくださいね!

          ・3Bears.net、クマに関する書籍では
"Bear Attacks"も紹介されています:http://www.3bears.net/yosemite/beare/
          ・アラスカ州野生動物保護管理局のクマによるトラブルを防ぐための注意情報:
http://www.state.ak.us/local/akpages/FISH.GAME/wildlife/geninfo/game/bearfax.htm
          ・ Live with Black Bears:クマとのうまくつき合っていく方法や被害を防ぐ方法が紹介されています、もちろん熊撃退スプレーについてもね:
http://www.bear.org/species/blackbear/bearH000.html
          ・U. S. Scouting Service Project, Inc.(米国のボーイスカウト連盟)のウェブサイト、です。私もカブスカウト(年少隊)にいました:
http://usscouts.org/safety/safe_bea.html

2001/01/01   相互リンクのお知らせicon 2001年最初の相互リンクをお知らせします。沖縄のカエルを紹介している小原祐二氏の「おきなわカエル商会」のウェブサイトと、今月中に相互リンクすることになりました。日本国内に生息する5科38種5亜種のカエルの内、実に約半数の5科20種が沖縄に生息しています。沖縄での大学在学中に、すっかりカエルの魅力にとりつかれた小原氏のウェブサイトでは、不思議なカエルの生態やその魅力などについて、数多くの写真(プロ顔負けの凄い写真ばかり!)で紹介しています。その他にも、沖縄に生息する野生動物(写真も多数アップしています)やヤンバルの紹介、絶滅のおそれのある野生動物たちについての情報など、素晴らしいコンテンツがたくさん含まれています。ぜひご覧下さい。ただし、「おきなわカエル商会」ではカエルの販売はしておりません。沖縄のカエルを紹介・・・をもじって付けたネーミングだと言うことです。なお、小原祐二氏のお書きになった「カエルの楽園とび歩く」という文章が、平成12年12月29日付け日本経済新聞の文化欄に掲載になりました。その中で小原氏が書かれていたのですが、農地造成や森林伐採などでカエルの生息環境は悪化しつつあるので、カエルの保護を訴えるためにも、カエルたちのことを知ってもらう必要がある考え、平成11年にウェブサイトを立ち上げたそうです。

gif. Old Bear Information 2-3-2 (2000.07.01~2000.12.22)

gif. Old Bear Information 2-3 (2000.01.11~2000.06.23)

gif. Old Bear Information 2-2 (1999.10.04~1999.12.24)

gif. Old Bear Information 2-1 (1999.01.17~1999.09.28)

gif. Old Bear Information 1-1 (1998.03.06~1998.12.14)

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