● 日本クマネットワーク CBD-COP10関連シンポジウムのお知らせ (2010年10月2日・土曜日)
●2010年度ヒグマの会総会&ヒグマフォーラム (2010年11月6日、7日/土日)
●2009年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●2008年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●2007年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●2006年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●2005年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●2004年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●2003年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●2002年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●2001年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●2000年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●1999年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
●1998年 クマ関連のイベント (過去のデータ)
日本クマネットワーク CBD-COP10関連シンポジウムのお知らせ
今年は国際生物多様性年、名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議が開催されます。この機会に、
日本クマネットワーク(JBN)でも、クマとの共存の問題、生物多様性保全への関心を高めようと
シンポジウムを企画しました。生物多様性の第四の危機「地球温暖化」の影響を大きく被っている
ホッキョクグマの研究者Andrew E. Derocher博士の講演も予定しています。
事前申し込み無用、入場料無料です。
多数の皆様のご来場をお待ちしています。
なお、JBNでは関連事業としてパンフレットの発行、CBD-COP10サイドイベント会場(名古屋)での、
展示も計画しています。
COP10パートナーシップ事業
「クマの保全から生物多様性を考える」
主催:日本クマネットワーク
後援:日本野生動物医学会、日本哺乳類学会、野生生物保護学会、WWFジャパン、地球環境基金
開催日時:2010年10月2日(土)13:30〜16:50
場所:東京大学弥生講堂一条ホール(〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内)
*会場アクセス(次のURLをご覧ください) http://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/map.html
参加者:一般の方、300名程度(無料)
趣旨:
ツキノワグマやパンダでおなじみのクマ類は全世界で八種類生息していますが、アジア、北米、南米の
三大陸において熱帯から極地域まで多様な生息環境に分布しています。いずれの種も広い行動圏を持ち、
その中の様々な生息環境を利用して生活しています。そして、それぞれの種が存続できるかどうかは、
生息地で生物多様性が保たれているかどうかにかかっています。また、種子散布者として森林更新に
役立つなど地域の生物多様性維持に貢献をしているとも考えられます。
現在、これらのクマ類は、過剰捕獲、生息地環境破壊、気候変動の大きな影響下にあり、ほとんどの種が
絶滅危惧種として位置付けられています。その一方で、クマ類の引き起こす農林業被害や人身被害が世界
的にも問題になっており、共存をいかに果たすかは、私たちが解決しなければならない大きな課題です。
私たち日本クマネットワークは、クマ類は地球の生物多様性の重要な要素であり、その保全は、生物多
様性保全の重要性を深く理解することによってしか果たされないと考えます。クマ類の生態、生息状況、
保全の問題を通じて、生物多様性について、一緒に考えてみましょう。
プログラム
1)世界のクマ、日本のクマ‐現状と未来 山崎晃司(JBN代表、茨城県自然博物館)
2)種蒔くクマ−森林更新に果たすクマの役割 小池伸介(東京農工大学)
3)絶滅寸前、四国のツキノワグマを守れ‐保全プログラムの提案 金澤文吾(四国自然史科学研究センター)
4)地域は立ちあがった!官民学でクマ対策―岩手県の事例− 伊藤春奈・青井俊樹・岩手大学ツキノワグマ研究会(岩手大学)
5)ウェンカムイを減らせ!−ヒグマを科学的に保護管理する− 釣賀一二三(北海道立総合研究機構・環境科学研究センター)
6)Disappearing Ice and Shrinking Polar Bears 氷山もホッキョクグマも融けて縮んじゃうって?
‐地球温暖化のホッキョクグマへの影響- Andrew E. Derocher(カナダ・アルバータ大学)、英語講演、和文字幕を用意
*Andrew E. Derocher博士については、下記ホームページをご覧ください
http://www.biology.ualberta.ca/faculty/andrew_derocher/
*このシンポジウムは地球環境基金からの助成を受けて行います。
お問い合わせ:大井徹
電話029-829-8257 E-mail:toruoi@affrc.go.jp
2010年度ヒグマの会総会&ヒグマフォーラム(案)
主 催:ヒグマの会
後 援:標津町、標津町教育委員会、HBC釧路放送局、北海道放送釧路放送局、北海道
テレビ放送釧路支社、NHK釧路放送局、STV釧路放送局、北海道新聞中標津支局、釧路
新聞社
テーマ:“こんな近くにヒグマがいたなんて!?”−官民学で進める新しいヒグマ対策−
趣 旨:2009年より民間の助成金を活用して、標津町で「ヒグマADPSプロジェクト」が
スタートした。ADPSとはAnimal Direct Position Systemの略で、GPSを活用してリア
ルタイムにヒグマの位置情報を得ることにより、人(釣り人)とヒグマとの遭遇を回避
するのに役立てようというねらいで事業が組まれた。このプロジェクトには、地元標
津町とNPO法人南知床ヒグマ情報センター、さらにはNTTドコモ株式会社および北海道
大学大学院獣医学研究科が参画している。このプロジェクトにより、これまでに8頭の
ヒグマの捕獲に成功し、随時NTTドコモが開発したGPS機能付き発信機を装着して彼ら
の行動をリアルタイムで追跡している。その結果、標津町で捕獲されたヒグマが知床
半島を南北に数十キロも移動したり、河川や道路はもちろんのこと町中やキャンプ場
など人との遭遇が懸念される場所を頻繁に利用したり、その行動について新しい貴重
な成果が得られつつある。今回はこれらの事業成果を各々の立場から紹介いただくの
と、現在知床半島全域で進められているヒグマ保護管理方針における本事業の占める
役割を将来展望も含めて議論したいと考えている。
世話人:NPO法人南知床ヒグマ情報センター(藤本 靖氏)、標津町農林水産課(長田雅裕
氏)
期 日:2010年11月6日(土)〜7日(日)
場 所:標津町生涯学習センター「あすぱる」
日 程:6日11:00〜12:00 総会
6日13:00〜17:30 フォーラム&各地域からの報告
6日18:00〜20:00 懇親会
7日 9:30〜11:30 エクスカーション
7日昼食後解散
会 費:1泊3食、懇親会、資料代含めて12,000円(学生6,000円)
○フォーラム&各地域からの報告スケジュール
進行および座長:山本 牧(ヒグマの会副会長)
13:00〜13:10 ヒグマの会会長(金川弘司)および標津町長(金澤瑛)挨拶
13:10〜13:30 鈴木春彦(標津町農林水産課)・長田雅裕(標津町農林水産課)
「標津町におけるヒグマ対策」
13:30〜13:50 藤本 靖(NPO法人南知床情報センター)
「ヒグマ対策におけるNPO法人の役割」
13:50〜14:10 上野洋一((株)NTTドコモ北海道支社)
「リアルタイムでのヒグマ行動追跡用発信機の開発」
14:10〜14:30 坪田敏男(北海道大学大学院獣医学研究科)
「標津町でのヒグマ行動追跡の結果」
14:30〜14:50 ?(環境省釧路自然環境事務所)
「知床半島全域でのヒグマ保護管理方針」
14:50〜15:00 休憩
15:00〜16:00 総合討論(パネリストは発表者+間野勉(北海道立総合研究機構・環境科
学研究センター)+山中正実((財)知床財団))
16:15〜17:30 各地域からの報告
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(教室名が変わりました)
〒060-0818
札幌市北区北18条西9丁目
北海道大学大学院獣医学研究科
環境獣医科学講座野生動物学教室内
ヒグマの会事務局
事務局長 坪 田 敏 男
TEL 011-706-5101
FAX 011-706-5569
E-mail tsubota@vetmed.hokudai.ac.jp