過去の新規情報 VOL.2-9-1



赤鉛筆 過去の新規情報 (2006.01.01〜2006.07.29)
2006/07/29  第4回クマの部分の取引に関する国際シンポジウムのお知らせicon  2006年10月4日(水) 9時〜18時に、長野県軽井沢の万平ホテルにて「第4回クマの部分の取引に関する国際シンポジウム」(トラフィックイーストアジア主催、IUCN/SSC(種の保存委員会) クマ専門家グループとWWFジャパンの後援)が開催されます。

野生のクマの存続が脅かされかねない「クマの部分の取引」について、世界規模で考えるべく、今回トラフィックは、世界各国の人々が意見を交換し、それぞれの知識を共有できる場を設けることにしました。それがこの10月4日におこなわれる「第4回クマの部分の取引に関する国際シンポジウム」です。このシンポジウムには研究者や政府・自治体、NGO、クマの胆を利用する医薬品業界、その他クマの今後に関心がある人々などの参加を募っています。アジアで開催される今回は、アジアをメインとし、クマの取引がいまどんな状況にあるのか、国際的な取り組みや国ごとの取り組みはどうなっているのか、などについての最新情報が発表されます。このようにいくつか事例を発表してもらった上で、深刻な状況にあるのはどんな地域か、具体的にはどんなことが必要なのか、など意見交換を交えながら、実際に実行可能な方法や対策を考え、今後のクマの保護、さらにはクマと人との共存につなげていこうというものです。
詳細はこちらをご覧下さい

2006/07/29  
第5回東中国クマ集会のお知らせicon  2006年10月8日(月)・9日(日)に、京都大学農学部・農学研究科W-322講義室(吉田キャンパス北部構内)にて「第5回東中国クマ集会」(主催:東中国クマ集会、京都大学大学院農学研究科森林科学森林生物学分野)が開催になります。

開催の趣旨は、地域の環境保全、希少動物の保護などの現場で環境教育は重要な役割を果たしている。野生動物の被害対策など保護管理上の課題においても、各地で環境教育的な取り組みが行われ、その成果が期待されている。本集会では、アジアにおいて初めて国際クマ会議が開催されるこの機会に、海外および国内の環境教育活動の事例報告を行い、環境教育がクマ類の保護管理に果たす役割と可能性について議論するです。
詳細はこちらをご覧下さい。

2006/07/20  
カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)入荷!icon  新税品『カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)』が入荷しました。お待ちいただいた皆様、よろしくお願いいたします。

2006/07/17  
カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)入荷予定icon  在庫が切れております新税品『カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)』は、7月20日頃入荷予定です。よろしくお願いいたします。

2006/07/17  
第13回クマを語る集いin盛岡開催icon  7月15日(土)午前9時半から、盛岡市動物公園カルチャーセンターにて、『第13回クマを語る集いin盛岡 〜どうして起きるクマの害〜』(主催:同実行委員会、代表:青井俊樹)が開催され、関係者を含め全国各地から約100名の参加がありました。

2006/07/17  第13回ブナ林と狩人の会(マタギサミット)の記事掲載icon  去る6月24日-25日、山形県山形市のウェルサンピア山形と東北芸術工科大学にて開催された、『第17回ブナ林と狩人の会:マタギサミットinやまがた』(主催:「ブナ林と狩人の会:マタギサミットinやまがた」実行委員会)のレポートが、『岳人』2006年8月号(東京新聞出版局)に掲載されました。

          ●岳人 http://www.tokyo-np.co.jp/gakujin/

2006/07/07  
八戸市などの5市町村でクマが目撃(青森県)icon  7月5日、青森県内では八戸市などの5市町村でツキノワグマが目撃されました。クマが目撃されたのは、東通村野牛稲崎平の県道、大間町大間内山の北通り総合文化センター・ウィング近くの町道、八戸市櫛引矢崎沢の農道、野辺地町向田の県道、田子町田子種場の町道です。警察や市町村が注意を呼び掛けています。詳細はデーリー東北新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用文献:平成18年7月6日 デーリー東北新聞社)

          
●デーリー東北新聞社 http://www.daily-tohoku.co.jp/
          ●デーリー東北新聞社の掲載記事
 http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/07/06/new06070612.htm

2006/07/07  
第13回クマを語る集いin盛岡のご案内(更新)icon  7月15日に盛岡市動物公園で開催する第13回クマを語る集いin盛岡のプログラムを更新しました。詳しくはこちらをご覧下さい。

2006/06/27  第17回マタギサミットが開催(山形県)icon  6月24日-25日、山形県山形市のウェルサンピア山形と東北芸術工科大学にて、『第17回ブナ林と狩人の会:マタギサミットinやまがた』(主催:「ブナ林と狩人の会:マタギサミットinやまがた」実行委員会)が開催され、ロシアからも含め、北海道から関西までの全国各地から、マタギ関係者や大学関係者、学生、一般が約140名参加しました。24日はウェルサンピア山形にて懇親会が開かれ、主催した「ブナ林と狩人の会:マタギサミットinやまがた」実行委員会委員長の田口洋美さん(東北芸術工科大学教授)と、東北芸術工科大学副理事長の古澤茂堂氏から挨拶がありました。東北芸術工科大学川口幾太郎研究室が主宰する和太鼓グループの勇壮な演鼓とともに、楽しい懇親会が続けられました。

25日は東北芸術工科大学本館4階410講義室にて、マタギサミットが開かれました。ブナ林と狩人の会の幹事で、東北芸術工科大学教授の田口洋美さんが文部科学省の日本学術振興会科学研究費補助金(基盤B)で申請が受理された『少子高齢化時代における持続的資源利用型狩猟システムの開発に関する新領域研究』の研究目的と、招集された主だった研究チームのメンバーが紹介されました。メンバーは民俗学や法令、動物生態学、古文書、考古学、ワイルドライフマネージメントなどの専門家をはじめ、蒼々たる面々でした。マタギ集落とそのフィールドを中心に調査研究が今後3年間続けられるので、その成果が期待されます。

2006/06/27  
ツキノワグマに襲われ男性死亡か!?(長野県)icon  6月14日に長野県下高井郡山ノ内町志賀高原の笠岳スキー場近くの山林で、男性が倒れているのが見つかり死亡が確認されました。死亡が確認されたのは、同町平穏のホテル従業員の男性(52)は、中野署の調べでクマに襲われたことによる失血死と分かりました。男性の肩や腹、足などにはツキノワグマの噛まれたり、引っ掻かれた傷が残っていました。

 15日朝に、山ノ内町や猟友会関係者は現場近くで1頭のクマが死んでいるのを確認しました。男性が発見された日、現場にいたクマに猟友会員が発砲し、クマは逃げ去っていました。町によると、クマは体長約95センチ、体重約50キロの5歳くらいの雌グマで、14日の捜索の時に姿を見せた親子連れらしい2頭ほどのうちの母グマとみられています。町は15日に、山之内署などと緊急対策会議を開催。志賀高原観光協会などのパトロールに町と猟友会も加わり、連日20人ほど出回ることや、くまの捕獲檻の増設や、看板などでの注意喚起の強化を決めました。長野県自然保護チームによると、1973年度に統計を取り始めて以降、県内でクマに襲われて人が死亡したのは、2004年に上水内郡信濃町で男性が死亡した事例に続き2件目とのことです。(引用文献:平成18年6月16日 信濃毎日新聞)


          信濃毎日新聞 
http://www.shinmai.co.jp/

2006/06/21  
日高でヒグマ対策のセミナー開催(北海道)icon  6月11日に国立日高青少年自然の家でヒグマに遭遇した際の対処法を学ぶ「ネイチャーセミナー」(主催:日高山脈館)が開かれ、町内の登山愛好者ら15人がヒグマ対処法を学びました。講師はのぼりべつクマ牧場の前田菜穂子さん(ヒグマ博物館学術課長)で、「かわいい子グマに近づくと、母親を怒らせる」などとヒグマの生態について解説。その後、国立日高青少年自然の家の近くの林道で、北海道大学ヒグマ研究グループの学生をヒグマにみたて、実践指導が行われました。前田菜穂子さんから「クマよけスプレーはヒグマの顔を狙って」など、参加者はアドバイスを受けました。詳細は北海道新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用文献:平成18年6月13日 北海道新聞)

          北海道新聞社 
http://www.hokkaido-np.co.jp/
          北海道新聞に掲載された記事 http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060613&j=0040&k=200606136362

(コメント)講師を務めた前田菜穂子さんは、北海道で1979年からヒグマ問題について活動している民間団体「ヒグマの会」の事務局長や第17回国際クマ会議開催実行委員会実行委員などでも活躍しております。当社で輸入販売している熊撃退スプレー「カウンターアソールト」を使用した、ヒグマに対する忌避実験を1987年に日本で初めてのぼりべつクマ牧場で実施し、ヒグマに対する忌避効果を確認した研究者でもあります。7月15日に岩手県盛岡市で開催される「第13回クマを語る集いIN盛岡」で、「キムンカムイサふつうのクマ)・ウェンカムイ(わるいクマ) 本・よいクマわるいクマと教育用ビデオ・ヒグマとともにの底に流れるクマとの付き合い方」と題して講演していただく予定です。近著には『ヒグマが育てる森』(岩波書店)などがあります。

2006/06/20  
ヒグマに襲われ男性死亡か(北海道)icon  6月19日午後2時50分頃、北海道日高郡新ひだか町静内浦和の海岸で男性の遺体が見つかりました。北海道警察静内署の調べで、道庁内の山林で山菜採りに出かけたまま行方知れずになっていた同町静内田原の男性(53)と身元が判明しました。同署では、男性が山中でヒグマと遭遇し、襲われて死亡し、遺体が川を約15キロ下って海に流された後、河口からから約5キロ北の海岸に漂着したとみています。

静内署の調べによると、男性は16日に同町静内川合のメナシベツ川周辺に1人で山菜採りに出かけたまま、行方が分からなくなり、家族から捜索願が出されていました。19日午前7時半頃、捜索中の家族や同署員らが、メナシベツ川の川岸に男性のズボンとセーターが引っかかっているのを発見しました。ズボンに血痕が付着し、ヒグマの爪で破ったとみられる跡も残っていました。海岸で発見された男性の遺体は、頭部にヒグマに噛まれた跡があり、死因は頸椎骨折です。同署は男性がヒグマに遭遇し、頭部を一撃され、死亡したとみています。

北海道警察によると、道内では昨年9月に釧路管内白糠町で男性(74)がヒグマに襲われ死亡するなど、1996年から昨年までの10年間に、ヒグマに襲われたことによる死者は6人、重軽傷者は14人に上っています。詳細は
北海道新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用文献:平成18年6月20日 北海道新聞)

          北海道新聞社 
http://www.hokkaido-np.co.jp/
          北海道新聞に掲載された記事 http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20060620&j=0022&k=200606198220
          読売新聞 
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060619i413.htm?from=main4
          東京新聞 
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006061901002810.html
          【その他の関連情報】
          Mapion(現場周辺地図) 
http://www.mapion.co.jp/c/f?grp=all&uc=1&scl=70000&icon=mark_loc%2C%2C%2C%2C%2C&coco=42%2F19%2F31.832%2C142%2F31%2F33.315&el=142%2F32%2F02.310&pnf=1&size=800%2C720&sfn=all_maps_00&nl=42%2F20%2F07.214&map.x=321&map.y=375
          ヒグマとのトラブルを防ぐ心得 
bear_shiretoko_warning.html
          ヒグマ遭遇時の対応マニュアル 
http://outback.cup.com/outback_index.flame.html 
          熊撃退スプレー 
counter_assault.html

2006/06/19  
在庫状況のお知らせicon  新製品「カウンターアソールト・ストロンガー」(CA290)の在庫が切れております。次回の入荷時期は7月となっております。入荷次第お知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。なお、元祖熊撃退スプレー「カウンターアソールト」(CA230)は在庫しております。

2006/06/19  
クマによる建造物被害(岩手県)icon  岩手県奥州市江刺区藤里の岩手県有形文化財「智福毘沙門堂」の外壁の一部が、何者かによって壊されていたことが6月8日までに分かりました。現場に残されていた足跡や爪痕から、ツキノワグマの仕業だとみられています。

今年の大雪による智福毘沙門堂の屋根の傷み具合を調べていた奥州市の調査で、堂の東側外壁に開いていた穴を塞いでいた木板が剥がされ、穴そのものも縦約25センチ、横約70センチに拡大しているなどが見つかりました。穴の下の外壁には、爪痕があり、境内には比較的新しい足跡も残っていました。地元住民によると、穴には昨年秋までミツバチが生息していたそうです。クマが巣を狙って壊したのではと推測されています。(引用文献:平成18年6月9日 岩手日報)

2006/06/05  
クマによる人身事故情報(岩手県)icon  6月4日午前9時半頃、岩手県野田村野田の泉沢川で釣りをしていた洋野町種市の男性(50)が、子グマを連れた雌グマに襲われ、頭や腕などに軽傷を負いました。男性は久慈市内の病院に搬送されました。
久慈署によると、男性は1人で釣りをしていたときに、突然クマが現れ、引っ掻かれたそうです。クマはすぐに去っていきました。野田村などでは防災無線で注意を呼びかけています。詳細は
岩手日報社のウェブページをご覧下さい。(引用 平成18年6月5日 岩手日報)

          
岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/
          岩手日報の記事 
http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m06/d05/NippoNews_2.html

(コメント)
岩手県では昨秋のブナの実の豊作により、今春は警戒心の強い子連れのクマが増える可能性があり、また今年はブナの実が凶作になり、山に餌が不足してクマが里に降りてくることが頻発すると予測されることを受けて、3月20日にツキノワグマ出没警報を発令し、注意を呼びかけています。4月以降6月4日までに5件5名がクマに襲われ負傷していますが、少なくとも3件は子連れのクマによるものです。

県内ではタケノコ採りのシーズンを迎えており、週末になると多くの人々がクマの生息地に入り込んでいるので、さらに人身事故が増えることが危惧されています。クマの生息地に入る場合には、最低限 クマ避け鈴や笛、ラジオなどの音の出る物を身につけ、クマと遭遇しないための工夫が必要です。さらに、クマと出合ったしまったときの対策も事前に準備することがベターです。当社が輸入販売している元祖熊撃退スプレー「
カウンターアソールト」と「カウンターアソールト・ストロンガー」は、クマの追い払いに多くの実績があるので、携帯していればかなり安心です。

2006/06/01  
クマ出没注意報発令・ブナの実の豊凶は警戒要因icon  5月27日付の毎日新聞(夕刊)に『クマ:「出没注意報」発令 ブナ豊作は警戒要因』という長文の記事が掲載になりました。記事を執筆したのは毎日新聞社の野島康祐記者で、私も取材に協力させていただきました。昨年のブナの実の豊作・良作と今年予測されているブナの実の凶作を受けて、岩手県や秋田県などではクマの出没注意報を発令しています。その事について、4月以降各地で起きているクマによる人身事故や、ブナの実の豊凶とクマの出没の相関とその理由などについて、複数の専門家のコメントをもとにまとめられています。記事の全文は同社のウェブページに掲載されておりますので、ぜひご一読下さい。(藤村/有限会社アウトバック 代表)

          
毎日新聞 http://www.mainichi-msn.co.jp
          毎日新聞に掲載された記事
 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060527k0000e040029000c.html

2005/06/01  第13回クマを語る集い in 盛岡のご案内icon  今年で13回目を迎える「クマを語る集い」(主催:第13回クマを語る集い実行委員会)が、7月15日AM9:30~PM15:50まで、盛岡市動物公園・動物資料館レクチャールームにて開催いたします。

          『第13回クマを語る集い in 盛岡』 ~ クマ注意報発令中 - どうして起きるクマの害 -〜
          主催:第13回クマを語る集い実行委員会
          共催:岐阜大学21世紀COEプログラム
          協賛:岩手大学地域連携推進センター
          協力:岩手県ツキノワグマ研究会、岩手大学ツキノワグマ研究会、盛岡市動物公園
          会場:盛岡市動物公園・動物資料館レクチャールーム
          開催時期:2006年7月15日(土) AM9:30~PM15:50
          参加費:無料、ただし盛岡市動物公園の入園料(大人400円、小人200円〜100円)が別途必用ですので、予めご承知起き下さい。なお、車を利用される方は駐車場代も必用です。

          主な内容:第1部 発表・講演/岩手県のツキノワグマに関する研究発表(岩手大学ツキノワグマ研究会、岩手大学院生の口頭発表4題)
                         各地の専門会による発表(前田菜穂子氏/のぼりべつクマ牧場・ヒグマの会、亀山明子氏/第17回国際クマ会議開催実行委員会)
          主な内容:第2部 動物園の取り組み(ツキノワグマ移動放獣のデモンストレーション) 
                   日本で初めて出された岩手県ツキノワグマ注意報に関するシンポジウム
                         基調講演(岡輝樹氏/森林総合研究所東北支所、青井俊樹/岩手大学農林環境科学科)
                         岩手県自然保護課、猟友会関係者のお話
                         総合討論

          【お問い合せ】第13回クマを語る集い実行委員会 事務局/藤村正樹
                 岩手県盛岡市手代森16-27-1 有限会社アウトバック気付
                 TEL:019-696-4647 FAX:019-696-4678 E-mail: outback@cup.com

          盛岡市動物公園 
http://www.h6.dion.ne.jp/~m-zoo/index.html

2006/06/01  
kumadana「くまだなの会」のHPと相互リンクしましたicon  紀伊半島NPN(自然保護ネットワーク)の「くまだなの会」(三重県)のウェブページ「熊・くまだな」と相互リンクしました。くまだなの会は広葉樹の植樹など紀伊半島の豊かな生態系の保全に努め、野生生物と共存共栄をめざす数々の取り組みをしているNGOです。手作りの紙芝居や、DVD映像を題材にして、こども自然教室を全国で開講したり、和歌山県に保護され紀伊山地野生鳥獣保護の会が飼育しているツキノワグマの飼育舎の清掃ボランティア、ドングリの苗木を育てるなど多彩な活動を行っています。「くまだなの会」のウェブページ「熊・くまだな」をぜひご覧下さい。

          
くまだなの会のウェブページ「熊・くまだな」 http://www.asint.jp/~kumabun8/

2006/05/29  
第17回国際クマ会議に出展協賛決定!icon  2006年10月2日〜10月6日まで長野県軽井沢町の星野リゾート・ホテルプレストンコートにて開催になる第17回国際クマ会議(IBA2006)に、有限会社アウトバックは出展協賛することに決定しました。

第17回国際クマ会議(IBA2006)は米国に事務局をおくNGOの
国際クマ協会(IBA)が主催する、世界中のクマの研究者が参加する国際的なクマの会議です。北米や南米、欧州、アジア、ロシアなど世界各地からクマの専門家が集まり、様々な研究発表などが行われます。アジアで開催になるのは今回が初めてです。IBA2006に関しての詳細は公式ページをご覧下さい。

          
2006年国際クマ会議公式ページ http://www.japanbear.org/iba/jp/
          国際クマ協会(IBA) 
http://www.bearbiology.com/

2006/05/29  熊撃退スプレー「カウンターアソールト」がフリーペーパーで紹介!icon  サントリーが展開しているカフェ&バー「プロント」(全国に160店舗)にて配布される月刊フリーペーパーの『pronto pronto?』2006年Vol.2号に、当社の熊撃退スプレー『カウンターアソールト』(CA230)が紹介されました。

今号の特集「みんなの仕事道具。」の中で、冒険家・大場満郎さんの勝負道具として
熊撃退スプレー『カウンターアソールト』(CA230)が『pronto pronto?』2006年Vol.2号の5ページに紹介されています。大場満郎さんは北極海を単独徒歩中に、地上最大の肉食獣ホッキョクグマに3回襲われそうになり、カウンターアソールトで3回撃退しています。大場満郎さんいわく「このスプレーを顔面に噴射すると、熊はもんどりうって泡を吹きます」。お近くのカフェ&バー「プロント」で『pronto pronto?』2006年Vol.2号を見つけたら、ぜひ手にとって確認にしてください。
ほかにも『pronto pronto?』2006年Vol.2号には、落語家 柳家花緑さんの扇子とてぬぐいの七変化や、ちくわ笛奏者 住宅正人さんのちくわ笛の秘密、話題の『LEON』営業マンのちょいモテツールなど、ユニークな道具がたくさん紹介されています。


2006/05/29  
クマが民家の敷地に侵入しリンゴを失敬(群馬県)icon  群馬県沼田市北部の石墨町で、5月24日にツキノワグマが民家の軒先に出没しました。24日の午前9時半頃に、クマが民家の玄関の入り口にあったリンゴを食べ、物置に入り、その後山に姿を消したという通報が沼田市農政課に寄せられました。22日に目撃されたクマと体長が同じ中型犬よりやや大きい子グマとみられ、母グマもいる可能性が強く、現場が住宅地であり極めて危険との理由で、25日早朝に捕獲用の箱罠を隣接する山林に仕掛け、くまの捕獲作戦が始められました。その他にも、星野巳喜雄沼田市市長名で25日に(1)クマを見たら警察か市役所に連絡する。(2)子グマのそばには母グマがいる可能性があるので近づかない。(3)ラジオや鈴など音の出る物を装備する・・・と注意を促す文章を作成し、石墨町と隣接する善桂寺町の計約230世帯に回覧板をましました。それから、現場から半径2キロ以内の電柱にも「クマ出没注意」の標識を17枚設置したり、地元の猟友会に協力で、パトロールを強化しています。詳細は中日新聞のウェブページをご覧下さい。(引用 平成18年5月26日 中日新聞)

          中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/
          中日新聞の記事 中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/00/gnm/20060526/lcl_____gnm_____000.shtml

2006/05/29  
群馬県沼田市でクマが出没(群馬県)icon  群馬県北部の沼田市石墨町で、5月22日朝にクマが出没したという情報が沼田市農政課に入りました。群馬県利根環境森林事務所では山菜採りなどで山に入る住民や観光客に注意を呼びかけています。
沼田市農政課によると、クマが目撃されたのは関越自動車道路北側の県道沿いの畑で、住民が午前9時頃に目撃し、警察を通じて市に連絡があったとのこと。目撃現場から1.5キロ南には市立薄根小学校があり、児童の集団下校を徹底するように指導を受けています。詳細は
中日新聞のウェブページをご覧下さい。(引用 平成18年5月24日 中日新聞)

          中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/
          中日新聞の記事 http://www.chunichi.co.jp/00/gnm/20060524/lcl_____gnm_____005.shtml


2006/05/26  
むつ市でもクマが出没、市は広報で注意を呼びかける(青森県)icon  青森県むつ市の関根地区のコンビニ裏でもクマが目撃されたという情報が、むつ市の広報で流されたそうです。下北半島の各地でもクマの出没が頻発しているので、この方面に出かけられる方はご注意下さい。

(コメント)
現地の詳しい状況は不明ですが、コンビニ裏に出没したことから推測すると、コンビニから出された残飯やジュースやコーヒーなどの空き缶に残った汁や臭いが、クマを誘因した可能性も考えられます。クマの生息地周辺のコンビニや観光施設では、ジュースの自動販売機付近にある空き缶入れや、ゴミ箱の管理が適切でないと(夜間、深夜、明け方などに外に出したままにしている等)クマを誘引する原因になると思われます。

また、残飯や、コンポストに入れた生ゴミ、ジュース類の空き缶、廃棄された果実や野菜などはクマを誘引する原因となっており、全国各地で問題になっています。来てほしくないクマを、人間の不注意で呼び込んでいるわけです。人間の出した生ゴミなどの味を覚えたクマは、「人のそばに行けばおしい食べ物がある」と学習し、人里やその周辺に繰り返して出没するようになります。危険な集落依存型のクマを作らないためにも、私たち人間が工夫し、努力する必用があります。


           
青森県むつ市関根地区の地図(Mapion) http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&nl=41/21/02.106&el=141/11/39.289&grp=all&coco=41/21/02.106,141/11/39.289&icon=mark_loc,0,,,,&

2006/05/26  
クマによる人身事故情報(秋田県)icon  5月25日(木)午後3時頃、秋田県仙北市田沢湖梅林の国有林で、雑草刈りをしていた仙北市西木町の会社員の男性(48)が、ツキノワグマに襲われ負傷しました。男性は顔面を引っ掻かれ、手術のため秋田市内の病院に搬送されました。
秋田県警仙北署の調べによると、男性は高圧送電線用の鉄塔下の雑草を刈るために、同日午前中から同僚4人と入山しました。作業中の鉄塔とは別の鉄塔の下見をしようと、4人と離れ、1人で藪の中を150メートルほど歩いていたときに、突然クマと遭遇し襲われました。詳細は
秋田魁新報のウェブページをご覧下さい。(引用 平成18年5月26日 秋田魁新報)


          
秋田魁新報 http://www.sakigake.jp/
          秋田魁新報の記事 http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060525i

2006/05/26  
秋田県内でクマの出没が増えるicon  秋田県内では先月から今月にかけて、クマの目撃情報が相次いでいます。5月4日ににかほ市で男性がクマに襲われ重傷を負ったほか、秋田市では民家に近い国道でクマが目撃されています。
秋田県警生活環境課によると、今年の4月以降5月15日現在でのクマの目撃件数は19件で、前年同期に比べ7件増えています。秋田県では3月末、全県に「ツキノワグマの出没に関する注意報」を出しています。ブナが豊作だった翌年は不作になることが多く、今年は特に夏から秋にかけて、餌を求める子連れグマが人里に接近する危険性が高いそうです。秋田県警生活環境課では「山では単独で行動しないでほしい。人里では、廃棄農作物をそのままにしないなど適切な管理をお願いしたいと」と話しています。詳細は
秋田魁新報のウェブページをご覧下さい。(引用 平成18年5月16日 秋田魁新報)

          
秋田魁新報 http://www.sakigake.jp/
          秋田魁新報の記事 http://www.sakigake.jp/servlet/SKNEWS.News.kiji?InputKIJICODE=20060516e

2006/05/26  
電力会社の研修会でクマの講演icon  5月23日(火)午後1時半より、青森県むつ市の東北電力(株)むつ技術センターで開かれた、東北電力(株)の安全管理の研修会にて、有限会社アウトバック代表取締役の藤村が、クマの生態やクマ被害防除などの講演を行いました。この研修会は東北電力(株)むつ技術センターが、社員及び関連企業の社員を対象に毎年開いているもので、昨年はスズメバチの専門家が講師を務めたとのことでした。

2006/05/26  
クマによる人身事故情報(岩手県)icon  5月21日午後6時頃、岩手県軽米町小軽米の八木橋付近の山林で、同町の男性(76)がツキノワグマに襲われ前頭部と左目下裂傷の怪我を負いました。
二戸署の調べによると、男性は木の伐採作業を終えて帰宅しようとしたときに、体長1.5メートルほどのクマに襲われました。男性はクマが逃げた後に、自力で自宅に戻り119番通報をしました。クマは子熊を2頭連れた成獣とみられ、軽米町と二戸署は防災無線などで住民に注意を呼びかけています。(引用 平成18年5月22日 岩手日報)

2006/05/16  
世にも奇妙なグリズリーとホッキョクグマのハイブリッドicon  3月11日付けのCNN.comのウェブサイトに、"Grizzly-polar bear hybrid found"という興味深い記事が掲載されています。Grizzly bearはアラスカをのぞく米国の48州に1,200頭しか生息していないヒグマの仲間で、アラスカには約31,700頭、カナダには約25,000頭生息するとみられています。ホッキョクグマ(Polar bear)は、カナダ、アラスカ、グリーンランド、ロシアに約25,000頭生息しているとみられています。

イヌイットのハンティングガイドを連れ、ホッキョクグマのハンティングの許可を持っているアメリカ人のハンターが、今年2月にグリズリー・ベアとポーラー・ベアとの雑種のクマを仕留めました。そのポーラー・ベアは白い毛皮に茶色のパッチがあり、長いかぎ爪と背中にこぶ(いずれもグリズリー・ベアの特徴)を持っていました。そこで、ブリティッシュ・コロンビア州の野生生物遺伝学インターナショナルの研究所でDNA鑑定したところ、捕獲された個体はポーラー・ベアの母親と、グリズリー・ベアの父親から生まれたことが判明しました。両者の生息地はほんの少し重なっており、彼らの繁殖期がほんの少し部分的に重なっていることから、ポーラー・ベアとグリズリー・ベアの交雑は、理論的に可能です。それが野生で起きたことを知らされた、初めてのケースだと、エドモントンにあるカナダ野生生物サービスのホッキョクグマ研究者のイアン・スティアリング氏は述べています。なお、記事の詳細は
CNN.comのウェブページをご覧下さい。珍しいポーラー・ベアとグリズリー・ベアの雑種の画像も掲載しています。

          
●CNN.com http://www.cnn.com/2006/WORLD/americas/05/11/canada.hybrid.ap/

2006/05/14  
クマによる人身事故情報(岩手県)icon  5月13日午前10時頃、岩手県八幡平市野駄(旧松尾村野駄)の山林で、山菜採り中の同市の男性(67)がツキノワグマの襲われ、目の付近と胸を負傷し、盛岡市内の病院で治療を受けました。
岩手署の調べによると、男性は妻と入山し、別々に山菜を採っていました。男性が「木に登っている親子グマに襲われた」と、家族に話したそうです。(掲載紙:平成18年5月14日 岩手日報)

(コメント)
クマは危険を察知するとその場所から逃げ出したり、茂みや笹藪などに身を隠したり、樹の登ったりする性質があります。特に幼い子熊を連れた母グマは、子熊を木に登らせるケースがよくみられます。今回の事故の場合、人の接近を察知した母グマは、子熊を木に登らせ、自分も樹の登り危険回避しようとしていたが、人間が自分たちに接近してきたので、母グマが樹を降りて危険因子を排除しようとしたのではないかと思われます。子熊を見つけたら、その近くに必ず親グマが潜んでいるので、(クマを刺激しないように)その場から静かに速やかに離れることが肝心です。


2006/05/14  
母子グマが無事に再会か!?(福井県)icon  4月18日に福井県内の山林で、山菜採り中の女性(72)がツキノワグマに襲われた重傷を負った事故に関しての続報です。福井県安全環境部自然保護課自然環境保全グループからうかがった話では、事故現場から約1メートル離れた場所にクマの樹のうろを利用した冬眠穴があり、その中に今年生まれたと思われる子熊が2頭残されていたのを、事故の翌日現地調査した県の担当者が確認しています。22日にも子熊がいることが確認されていました。23日・24日は冬眠穴付近をパトロール、24日には自動撮影カメラをセットしたが、26日に冬眠穴の中に子熊がいないのを確認したそうです。たぶん、23日か、24日に親グマが戻り、子熊を連れて他の場所に移動したのではないかとみられています。母グマと子グマが再会できて良かったと思います。母グマが安心して冬眠穴に戻り、子熊を連れ出せるように配慮された福井県自然保護課及び猟友会など関係機関の対応はとても評価できると思います。

(コメント)
クマに襲われた女性は、声を出しながら友人と少し離れて山菜を採っていたそうです。クマの生息地に入るときは、クマとの遭遇を避けるために、声や音(クマ避け鈴やホイッスル、ラジオなど)を出しながら移動することが有効です。ただし、今回のケースにように、雌グマが脚力の弱い幼い子熊を連れている場合、特に冬眠穴の中に子熊がいる場合には、クマは急いで移動することができないためにさらに注意が必要です。おそらく、雌グマは危険エリアのギリギリに人間が接近するまで、最大限の警戒心を抑えて我慢に我慢を重ね、耐えていたのではないでしょうか。しかし、人間が子熊がいる冬眠穴の1メートルまで接近してしまったので、(子熊を守るために)止む終えずうろから飛び出し、(危険を回避するために)人を襲ったと思われます。

2006/05/05  
岩手県で男性がクマに襲われ意識不明の重傷icon  3月20日に全国に先駆けてクマ出没注意報を発令し、クマによる事故の注意を呼びかけていた岩手県で、5月4日に男性がツキノワグマに襲われ意識不明の重体です。

事故が起きたのは5月4日、岩手県奥州市(旧江刺市)の山林です。山菜採りをしていた男性(62)が自宅から約500メートル離れた山林で、顔から血を流して倒れているのを男性の妻が発見、盛岡市内の高度救急センターに運ばれて手当を受けましたが意識不明の重体です。詳細は
IBC岩手放送のウェブページをご覧下さい。

          
●IBC岩手放送 http://news.ibc.co.jp/item_2664.html

2006/05/05  
秋田県で男性がクマに襲われ重傷icon    3月30日にクマ出没注意報を発令し、クマによる事故の注意を呼びかけていた秋田県でも、5月4日に男性がツキノワグマに襲われ重体を負いました。

事故が起きたのは5月4日午前9時35分頃、秋田県にかほ市象潟町横岡の山林で、山菜採りをしていた同町の男性(69)が、左顔面と左腕をツキノワグマに引っ掻かれ重傷を負いました。詳細は
読売新聞のウェブページをご覧下さい。

          
●読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060504i414.htm

2006/05/01  
ゴールデンウィーク中の休業のお知らせicon  お世話になります。下記の日程でゴールデンウィーク中は休業いたしますのでよろしくお願いいたします。なお、5月1日、2日は平常通り営業いたします。

           【ゴールデンウィーク中は休業日】
            5月3日、4日、5日、6日、7日は業務をお休みいたします。


2006/05/01  
福井県で女性がクマに襲われ重傷を負いました(福井県)icon  4月18日午前11時10分頃、福井県越前市中居町の山林で、山菜採りに来ていた近くの女性(72)が体長約1メートルのツキノワグマに襲われ、顔や右腕、右ひざをかまれるなどして4週間の怪我を負いました。クマは山の中に逃げ、一緒にいた女性(65)は無事でした。

越前市や越前署によると、現場は集落から約800メートル南の杉林せす。襲ったのはツキノワグマの雌とみられます。現場近くに大木の穴が見つかり、中に生後4カ月と推定される子グマ2頭が残されていました。冬眠に利用した冬眠穴とみられ、母グマが子グマを守ろうと近づいた女性を襲ったと思われます。福井県自然保護課や越前市は、子グマを巣穴に残したままにして、杉林に捕獲用のおりを設置しました。昨秋はドングリが豊作だったので、冬眠中に出産したクマが多いと県などはみています。子連れの雌グマは警戒心がとても強く危険なので、住民に注意を呼び掛けています。(引用記事 平成18年4月19日付 日刊県民福井)

          ●関連記事
           日刊県民福井 
http://www.kenmin-fukui.co.jp/00/fki/20060419/lcl_____fki_____009.shtml
           福井放送 
http://www.fbc.jp/news/20060418_05.htm
           中日新聞 
http://www.chunichi.co.jp/00/fki/20060419/lcl_____fki_____000.shtml

【コメント】
今回、ツキノワグマの冬眠穴が見つかったのは民家から約八百メートル離れた杉の造林地でした。杉の造林地にクマが冬眠するケースが近年増えているので、枝払いなどで冬季に杉 の造林地に行く場合は注意が必要だと、かなり以前からNPO法人日本ツキノワグマ研究所の米田一彦理事は警告しています。

2006/05/01  
阿武隈山地でのクマ目撃情報(福島県)icon  4月10日頃に福島県南相馬市(旧原町市)の高倉ダムから1.7Km上流の森地区で、住民がクマと思われる野生動物を目撃したと、役所や警察などに通報がありました。南相馬市の職員や猟友会などが現場を調べたところ、縦約15cmの足跡を発見しました。その後、南相馬市立博物館の職員も現地を調査し、現場に残されていた足跡はツキノワグマと考えられるとコメントしております。
阿武隈山地に生息しているツキノワグマは数が少ないと思われておりますが、同所付近に行く方は十分ご注意下さい。


2006/04/18  速報・第13回クマを語る集い開催のご案内(岩手県)icon  本日、岩手県盛岡市上田の岩手大学構内において、岩手県ツキノワグマ研究会と岩手大学ツキノワグマ研究会の平成18年度第2回目の合同打合会が開かれました。そして、岐阜大学21世紀CEOとの共催で開催予定の『第13回クマを語る集い』(実行委員長・青井俊樹/岩手大学農学部教授/岩手大学ツキノワグマ研究会・顧問)の開催日時と開催場所が決まりました。

『第13回クマを語る集い』の開催日時は7月15日(土)のAM9:30~PM15:30で、開催場所は盛岡市東山にある盛岡市立動物公園の施設をお借りする予定です。岩手県は全国で初めて3月にクマ出没注意報を発令しており、内容は一般を対象としたもので、今年予測されている頻発するクマ出没や、危惧される被害の増加に対応するべく、例年よりも開催時期を早くしました。なお、詳細が決まりしだいお知らせいたします。

「クマを語る集い」はクマと人との軋轢や共存など様々な問題について、研究者や行政、狩猟者や被害農家、マスコミや学生、一般市民など様々な立場の人々が集い、一緒に考える集まりとして、岩手県と宮城県のクマの研究者やNGO、一般市民によって企画され、1993年に宮城県鳴子町で「第1回日本ツキノワグマ集会」が開催されました。その後、名称を「クマを語る集い」と改め、福島県を除く東北各県でほぼ毎年開催されています。最近では、宮城県と岩手県で交互に開催されています。

2006/04/17  
祝・アクセスカウンター270,000カウント達成!icon  本日、当社のホームページのアクセス数が270,000カウントに達しました。ご支援いただきました皆様に感謝申し上げます。

今年はクマ出没が頻発すると予測されており、既に岩手県、長野県、秋田県がクマ出没注意報を発令しております。クマによる事故や被害を減らし、適切な被害防除策を啓蒙するための活動を、当社は設立当初から続けております。1998年からインターネットを利用し、ウェブページにクマに関連する情報を多数掲載して、情報発信に努めてまいりました。今後もクマによる事故や被害を減らべく努力してまいる所存でございますので、皆様のご支援・ご鞭撻・情報提供を宜しくお願い申し上げます。

2006/04/17  
クマに襲われた男性、顔面手術に成功(中国)icon  中国雲南省の山中で、2年前にクマに襲われ、顔の3分の2を損傷し、鼻と上唇を失った男性の顔面移植手術が中国で行われ、成功しました。
顔面移植手術は昨年フランスで実施されたのに次いで世界で2例目となります。手術は中国の西安第4軍医大学西安病院で、医師10人が約14時間かけて行いました。全身麻酔をした男性に、脳死と判定された男性ドナーから採取した皮膚、皮下細胞、微細な筋肉、血管などを移植しました。半年後には自然な表情が出るようになると、執刀した医師はコメントしています。(掲載紙:平成18年4月17日 朝日新聞)

2006/04/17  
福島県の山中でクマが目撃されました(福島県)icon  福島県南相馬市の阿武隈山地の山中で、クマが住民に目撃されました。知らせを受けた南相馬市市民生活センターの職員の話では、クマが目撃されたのは南相馬市川原町区(旧川原町市)高倉ダムから約1.7km上流の森地区で、人身被害などは起きていないそうです。南相馬市や地元猟友会などが現地を調べ、クマと思われる動物の足跡を発見し、写真に収めました。数日後、南相馬市博物館の職員が現地を調べたましたが、足跡の主はおそらくツキノワグマであろうとのことでした。福島県自然保護グループの担当者の話では、福島県でもクマ出没注意報を発令する方向で検討中とのことです。

2006/04/17  
秋田県と長野県がクマ出没注意報を発令icon  今年の山菜取りは子連れのクマにご注意下さい。3月に初めて「ツキノワグマ出没注意報」を出した岩手県に続いて、秋田、長野両県も注意報を出しました。昨秋ブナの実が大豊作だったことから、クマの栄養状態が良く、冬眠中に生まれた仔グマも多いと予想されます。ブナは豊作の翌年は凶作になるため、夏以降は食べ物を求めて人里に出没するクマが増えると予測されています。

3県のクマ出没注意報はいずれも昨秋のブナの豊作を根拠としています。「春のツキノワグマ出没に注意」と呼びかけている長野県林務部は、「今春は、最大3頭の子を連れた母グマが各地に現れる心配がある。子連れグマは神経質なため、山菜取りなどで入山する場合、鈴やラジオを鳴らすなどいきなりで合わないよう注意する必要がある」としています。
記事の詳細は朝日新聞社のウェブページのasahi.comをご覧下さい。(掲載:平成18年4月15日 asahi.com)

          ●asahi.comの掲載記事: http://www.asahi.com/national/update/0415/TKY200604150212.html

2006/04/06  
究極のライティング・システム「ASPエリート・ライト」を掲載icon  アメリカで人気の高いASP社のライティング・システム、「ASPエリート・ライト」の情報を掲載しました。詳しくはこちらをご覧下さい。

2006/03/27  
ガルーシャ・キーホルダーを新発売!icon  黒のエイ革(ガルーシャ)に、ネイティブ・アメリカンの横顔が描かれた米国の古いコインをねじ止めした、「ガルーシャ・キーホルダー」(税込・3,150円)をニューリリースいたしました。新製品「ガルーシャ・キーホルダー」は、貴重なエイ革(ガルーシャ、スティングレイ)を使用した、とても魅力的なキーホルダーです。詳しくはこちらをご覧下さい。

          ●新製品「ガルーシャ・キーホルダー」

2006/03/27  
「美味しい水カッパー君」が新潟県御用達商品に認定!icon  銅の微量金属作用で水道水に含まれる残留塩素を99%も除去して、クリーンで口当たりの良いミネラルウォーターに変える画期的な携帯浄水器「美味しい水カッパー君(2リットル用)」が、「Made in 新潟 新商品調達制度」(県御用達)の認定を受けました!

平成18年1月新潟県は、県内中小企業の新製品を随意契約で購入する「Made in 新潟 新商品調達制度」の第1回認定商品を決め、当社が販売している携帯浄水器「美味しい水カッパー君2リットル用」が認定を受けました。
美味しい水カッパー君についてはこちらをご覧下さい。

          ●携帯浄水器「美味しい水カッパー君

2006/03/23  
カウンターアソールト・ストロンガー新発売!icon  元祖・熊撃退スプレー「カウンターアソールト」の上位機種、『カウンターアソールト・ストロンガー』(CA290)を発売開始しました。
新製品「
カウンターアソールト・ストロンガー」(CA290)は、これまでのカウンターアソールト(CA230)よりも容量を約25%増量し、噴射距離・連続噴射時間共にさらにパワーアップした、熊撃退スプレーの最高峰です!発売価格は税別で11,000円(税込11,550円)。なお、NET重量230gのカウンターアソールト(税別9,500円)も継続販売するのでご安心下さい。

          ●新製品「カウンターアソールト・ストロンガー」

2006/03/21  
岩手県がクマ出没注意報を発令!icon  今年はクマの餌となるブナの実が凶作になると予測されており、人里に出没するツキノワグマが増加する可能性が高いとして、岩手県は3月20日に「ツキノワグマの出没に関する注意報」を県内全域に発表しました。クマ出没注意報は、被害の未然防止が狙いで、被害が発生する前に注意報を出すのは全国で初めてになります。

奥羽地域の1993年以降の調査で、ブナの実の豊凶とクマの人家周辺への出没には密接な相関がみられました。ブナの実が豊作の年は(クマの出没が減るので)クマの有害駆除数が少なく、ブナの実の凶作の年には(クマの出没が増えるので)有害駆除数は多い傾向がみられます。昨年はブナの実が豊作だったので、ブナの特性上、今年は凶作になることが確実視されています。このため、夏から秋にかけて食物を探して多くのクマが広範囲に行動し、人里周辺に頻繁に現れると予測され、さらに、(冬ごもり中の)出産数の増加が見込まれることから、春から行動する親子連れのクマにも注意が必要となります。詳細は
岩手日報社のウェブページをご覧下さい。(岩手日報 平成18年3月20日)

          ●岩手日報に掲載された記事 http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m03/d21/NippoNews_5.html

2006/03/21  
岩手県自然保護課のHPにクマ出没注意報の詳細が掲載icon  3月20日に岩手県が県内全域に発表した、「ツキノワグマの出没に関する注意報」についての詳細が、岩手県自然保護課のウェブページに掲載されました。

岩手県自然保護課のウェブページにアップされた、『「ツキノワグマの出没に関する注意報」の発令について」から、PDFファイルの「被害防止対策について(イラスト)」(なかなか良く描けています!)・「野生動物への餌付け防止について」・「山でクマに出遭わないために」(以前、県が実施したツキノワグマのテレメ調査を担当した自然保護課の職員が撮影したクマの写真が掲載)・「冬眠明けのクマに注意しましょう!」(ツキノワグマの足跡や、糞のイラストも掲載)をダウンロードすることができます。クマによる事故や被害を未然に防ぐために役立つ貴重な情報なので、ぜひご覧下さい。詳しくは
岩手県自然保護課のウェブページをご覧下さい。

          ●岩手県自然保護課 http://www.pref.iwate.jp/~hp0316/
          ●「ツキノワグマの出没に関する注意報」の発令について」 http://www.pref.iwate.jp/~hp0316/yasei/kuma/kuma_keihou/haturei.htm

2006/03/20  
岩手県でクマ出没注意報をまもなく発令icon  今年は人里に出没するツキノワグマが増える可能性が高いとして、岩手県は3月20日にも、岩手県全域で「ツキノワグマの出没に関する注意報」を発令します。実際にクマが出没する前に注意報を発令するのは、岩手県が全国で初めてになります。昨秋の奥羽山系は、エサになるブナの実が豊作だったことから、(着床遅延の関係で)クマの出産数は多いとみられ、冬ごもりを終えた親子連れのクマが行動を始める春先から、注意が必要になります。

全国初の注意報発令の根拠は、岩手県が奥羽山系で平成16年度から実施しているブナの実の豊凶調査です。昨年の秋は県内の奥羽山系全域で豊作でした。ブナは豊作の翌年は凶作になる習性があり、最近13年間のデータで、クマの有害駆除数とブナの実の豊凶に相関関係がみられ、凶作が予測される今年は、夏から秋にかけて、人里へのクマの出没が増加すると予測されています。最近では2000年にブナの実が豊作、2001年は凶作になり、多くのクマが民家周辺や畑などに出没し、過去最多の22件(24人)の人身被害が発生しています。今年は春先から人身被害に備えた対策が求められます。

注意報は各市町村や警察、猟友会などを対象に発令されます。クマが人里に近づく誘因となる廃棄果樹(廃果)の適正処理を訴えたり、過去に出没した地域の地図化広報紙を通じて注意を喚起するほか、コンビニなどにはチラシを備え、登山者や山菜取り、渓流釣り愛好者達に周知する予定です。

岩手県自然保護課の安藤薫主査は「今年は熊がエサを求めて広範囲に行動すると予測される。慣れた場所であっても入山する際は、ラジオや鈴などを携行し単独での行動は避けてほしい」と呼びかけています。(岩手日報 平成18年3月19日)

          ●岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/
          ●クマ被害防除 
http://outback.cup.com/stop_bear_attack.html
          ●熊撃退スプレー「カウンターアソールト」 
http://outback.cup.com/counter_assault.html
          ●クマ避け鈴 
http://outback.cup.com/nanbu_bear_bell.html
          ●電気柵 
http://outback.cup.com/electric_fence.html

2006/03/20  秋田県でもクマ出没注意報発令を検討中icon  今年はツキノワグマがエサを求めて人里に出没する危険が高いとして、秋田県では近日中に「クマ出没注意報」を発令します。ツキノワグマはブナの実を好物としていますが、今年は5年周期の「不作年」にあたるためです。環境省によると、本格的な春を迎える前に警戒を呼びかけるのは異例とのことです。

独立行政法人森林総合研究所東北支所(岩手県盛岡市)の岡輝樹主任研究官によると、ブナは5年に1度の周期で実を多くつけ、その翌年は不作になる習性がある。ブナの実の不作と有害駆除によるクマの捕獲数を調べると、不作年の夏頃からクマの出没頻度が増えることが分かったということです。最近クマが多く出没したのは、10年前の1996年と5年前の2001年で、いずれもブナの実の不作年でした。1996年(7〜11月)は、秋田県内で前年より49頭多い59頭、2001年(7〜11月)には前年より310頭多い322頭のツキノワグマが駆除されています。

秋田県が最近行った現地調査でも、ブナの花芽がほとんど見あたらず、秋田県は2006年がブナが不作になることが確実とみており、実際にクマが人里に出没した場合は、より緊急性の高い「警報」に切り替えることも検討しています。詳細は読売新聞のウェブページをご覧下さい。(平成18年3月16日読売新聞)

          ●読売新聞の記事掲載 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060316i205.htm?from=main2

2006/03/20  富山県が山菜取りシーズン前にクマ注意の通達icon  富山県は春の山菜取りシーズンを前に、3月17日に市町村長宛に冬眠明けのツキノワグマによる人身被害を防止するよう通知しました。昨秋はクマの餌になる木の実が豊富だったことから、今春は子連れのクマが例年以上に多くいると考えられるので、住民への注意の喚起を促しています。詳細は富山新聞のウェブページをご覧ください。(平成18年3月18日 富山新聞)

          ●富山新聞の記事掲載 http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20060318002.htm
          ●関連記事(北日本放送) 
http://www2.knb.ne.jp/news/20060317_6468.htm

2005/06/20  島根県浜田市でクマ出没について研究発表icon  島根県中山間地域研究センターの研究成果発表会が、2月21日に浜田市内で農林業関係者ら130人を集めて開かれ、2004年度に起きたツキノワグマの大量出没について研究員から報告がありました。

同研究センター鳥獣対策グループの沢田誠吾研究員は「ツキノワグマの大量出没と森林管理」について発表し、2004年度のツキノワグマの捕獲頭数が115頭と際だっている点について「餌のドングリが台風の影響で少なかった」が、2005年度は豊作傾向でツキノワグマの捕獲頭数が21頭(2006年2月21日時点)まで激減している点を報告。また、里山の管理が行き届かず、放置された柿の木に実った柿などを求めてクマが山を下りた可能性を指摘しました。さらに人工林の増加も要因に挙げ、「人工林は針葉樹ばかりでクマの生息に影響があるので、針広混交林の整備も必用では」と述べ、2004年のクマの大量出没は「餌不足と環境変化が原因」と報告しました。詳細は山陰中央新報のウェブページをご覧下さい。(平成18年2月22日)

          ●山陰中央新報の記事掲載 http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/165174006.html
          ●島根県中山間地域研究センター 
http://www.chusankan.jp/

2006/03/14  岩手大学ツキノワグマ研究会がHPを公開icon  岩手大学ツキノワグマ研究会がホームページをインターネットに開設しました。残念ながらマック版のInternet ExplorerやOpera, Safari, FireFoxでは正常に閲覧できませんが、Windows環境だと大丈夫ということです。

          
●岩手大学ツキノワグマ研究会 http://www.geocities.jp/blackbear_research/

2006/03/03  
今年はクマ出没が増加する!?icon  2月15日に岩手県盛岡市の岩手県民会館で、ツキノワグマ保護管理検討委員会(委員長・由井正敏・岩手県立大学総合政策学部教授)が開かれました。平成17年度(2月14日現在)の岩手県内でのクマによる人身被害は、16件17人に上ったことが明らかにされました。前年度の11件11人から、大きく増えました。
また、昨秋は県内の奥羽山系ではブナの実が豊作となったために、着床遅延の関係で今春は親子グマの出没が増える見込みであり(人身被害が増える可能性大)、今年はブナの実が凶作となる恐れがあるので、例年以上にクマの出没が頻発する恐れがあるとことが、研究者から発表されました。今後岩手県では、クマの被害防除に向けて専門部会を作り、県民へ有効な周知方法の検討を急ぐこととなりました。(参考記事:平成18年2月16日 岩手日報)

2006/02/15  
韓国で智異山ツキノワグマ復元に関する懇談会開催icon  平成18年2月7日午後2時、韓国全南求礼郡のKT研修センターにて、国立公園管理公団は地域住民とNGO関係者を招請し、智異山ツキノワグマ復元に関する懇談会を開催しました。韓国では在来のツキノワグマが絶滅の危機にあり(韓国全土で20頭といわれている)、特別天然記念物に指定されています。そこで、ロシアと北朝鮮の協力を得て、遺伝的に近縁であるロシアと北朝鮮のツキノワグマを韓国に移入、在来ツキノワグマの生息地でもある智異山国立公園に再放逐し、ツキノワグマの生息数を人為的に復元するという国家プロジェクトが行われています。

この日の懇談会では、効率的な智異山ツキノワグマ復元事業推進をし、「ツキノワグマ復元背景と必要性」、「放し飼いクマの被害による地域住民との葛藤と解決努力」、「海外のクマ復元事例」等のテーマ発表が提示されました。また、智異山ツキノワグマ復元に関する討論も行われ、地域社会協力の方案が模索されました。なお、この情報は韓国情報を発信している、韓国のユーキャンバイザワールド(株)が運営している
innolife.netの公式サイトより引用させていただきました。記事の詳細は、innolife.netの公式サイトをご覧下さい。

なお、NPO法人日本ツキノワグマ研究所の米田一彦理事長と韓国の野生動物研究者、そして地元のNGO「智異山自然環境生態系保存会」などが合同で、1997年頃から智異山国立公園のツキノワグマ生息実態調査が続けられてきました。その間、私をはじめ日本の多くの研究者や学生達が、米田一彦さんの案内で渡韓し、その活動を支援しました。絶滅の危機に瀕している韓国のツキノワグマを保護する活動の支援を、米田一彦さんは日本政府にも要請したことがありますが、断られました。このように、現在、お隣の韓国で行われている智異山ツキノワグマ復元事業には、調査を支援することで私たち日本の民間人も関わってきました。

智異山国立公園と智異山ツキノワグマ復元事業の情報は、
韓国国立公園協会の公式サイト(韓国語/一部英語)でみることができます。韓国の地図があるので、韓半島の一番南の全南求礼郡にあるオレンジ色の丸が智異山国立公園のある地域です。そこをクリックすると、智異山国立公園を紹介するページにのジャンプします。そしてキャラクターのクマのイラストが現れます。たぶん、智異山ツキノワグマ復元事業のことも紹介されていると思いますが、私はハングルが読めないので分かりません。

2006年3月25日に韓国智異山で中日韓国クマシンポを開催され、米田一彦さんの活動は終了しました。現在、米田一彦さんは中国の研究者と合同で、中華人民共和国黒龍江省でのツキノワグマの調査を継続しています。詳細は
NPO法人日本ツキノワグマ研究所の公式サイトをご覧下さい。

          
●innolife.net http://www.innolife.net/index.htm
          ●innolife.netに掲載された記事 
http://travel.innolife.net/list.php?ac_id=1&ai_id=2673
          ●1998年に智異山国立公園で行われたツキノワグマ生息調査に参加したときの様子 
http://outback.cup.com/bear_gallery.%232.html
          ●NPO法人日本ツキノワグマ研究所 
http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/
          ●韓国国立公園協会(韓国語) 
http://www.npa.or.kr/

2006/02/14  
ニホンザル被害防除のシンポジウムicon  3月7日(火)午後13時30分より群馬県前橋市のウェルシティ前橋(群馬県厚生年金会館)にて、ニホンザル対策に関する講演会「ニホンザル対策のあり方を考える」が、財団法人自然環境研究センターと環境省の共催で開催されます。参加費等は無料。ただし、なるべく事前に氏名,所属,連 絡先(電話番号,メールアドレス等)を事務局にお知らせ下さいとのことです。詳細はこちらをご覧下さい

          
●講演会「ニホンザル対策のあり方を考える」のお問い合せ・申込み
            110-8676 東京都台東区下谷3-10-10
            財団法人 自然環境研究センター
            三谷奈保(ミタニナホ)
            Tel. 03-5824-0953 Fax. 03-5824-0964
            e-mail nmitani@jwrc.or.jp

            常田邦彦(トキダクニヒコ)
            Tel. 03-5824-0958 Fax. 03-5824-0959
            e-mail ktokita@jwrc.or.jp


2006/02/10  
ホッキョクグマが地球温暖化で絶滅の恐れ!!icon  2月9日付けの米国ワシントン・ポスト紙は、地球温暖化現象によりホッキョクグマの生息場所が縮小し、ホッキョクグマの絶滅が危惧されていることから、米国の絶滅寸前の生物リストにホッキョクグマを加えるべきかどうか検討することに、ブッシュ政権は同意したと伝えています。

ホッキョクグマは食肉目クマ科に属している哺乳動物で、地上最大の肉食獣とも呼ばれており、アラスカやシベリア、グリーンランドなど北極の周辺に生息しています。その推定生息数は20,000頭〜25,000頭。食性は雑食性で、アザラシやセイウチなどの海棲哺乳類を始め、魚や果実、コンブなどの海草も食べます。ただし、北極海が岸まで氷結すると、主食のアザラシを求めて氷原に数ヶ月に渡る旅に出発します。そのため、地球温暖化現象によって北極海の氷結が遅れたり、結氷面積の縮小や堅氷期間の減少することは、アザラシのハンティングが重要なウェイトを占めているホッキョクグマにとって死活問題です。地球温暖化現象の影響で、近い将来ホッキョクグマが絶滅するのではないかと、研究者や自然保護団体は警告を発してきました。地球温暖化対策に消極的なブッシュ政権も、ついに腰を上げざるおえないほど、事態は深刻なのでしょう。

米国ワシントン・ポスト紙によると、昨年9月に国立雪と氷データセンターは、北極海の海氷が記録的な最小限に縮小したことを報告しており、今世紀末までには夏に北極海の海氷が無くなるかもしれないと示唆していると伝えています。アラスカとカナダでは、目立ってやせ細ったホッキョクグマが出現しており、繁殖率も近年低下しているとのことです。カナダのハドソン湾に生息しているホッキョクグマの生息数は、10年前と比べて15%減少しています。

           【参照及び引用したウェブページ】
           ・washingntonpost.com 
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/02/08/AR2006020802120.html?sub=new
           ・共同通信の配信記事 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060209-00000195-kyodo-int
           ・ウィキペディア フリー百科事典 
http://ja.wikipedia.org/wiki/ホッキョクグマ

なお、2002年4月に出版された野生動物写真家・福田俊司さんの写真集『ホッキョクグマの王国』(写真/文・福田俊司/文一総合出版/4000円)の巻末に、福田俊司さんの友人で、30年以上もホッキョクグマの調査と研究を続けている、ロシアの研究者・アナトリー・A・コーチネフ氏の「ホッキョクグマの一年」(福田俊司訳)が掲載されています。
その中でアナトリー・A・コーチネフ氏は、地球温暖化の影響で北極圏の海において堅氷期間が減少したり、春が急速に過ぎてしまうことにより、ホッキョクグマは食糧限を十分確保できなくなり、繁殖率が低下したり、栄養不足不足による個々の生存率の低下や死亡率の上昇するなどの悪影響を指摘しています。そして、陸上での滞在期間が長くなることの弊害として、人間との軋轢の増えたり違法に捕獲される危険性も増え(ロシアでは1956年以降ホッキョクグマの狩猟は禁止されています)るとして、北極圏海洋生態系の頂点に位置しているホッキョクグマの行く末を危惧しています。ホッキョクグマが心配な方や、ホッキョクグマの生態に興味のある方は、福田俊司さんの
『ホッキョクグマの王国』をぜひご覧下さい。

2006/02/06  
アムールトラのテレビ番組のご案内icon  2月6日(月)PM8:00~8:45にNHK総合で放送予定の「地球・ふしぎ大自然」で、生態が謎に包まれている極東の野生動物の王者・ロシアのアムールトラが紹介されます。

マイナス40度になる極寒のロシア極東地方・タイガの森林で、初めてカメラが撮影に成功した野生のアムールトラのハンティングや、夏期の子育ての様子などの記録を通して野生アムールトラの謎に迫ります。詳細は
NHKの公式サイトをご覧下さい。

          
●NHK 地球・ふしぎ大自然 http://www.nhk.or.jp/daishizen/

2006/02/06  
書籍のご案内icon  昨秋、マタギ文化や狩猟について研究している田口洋美さん(東北芸術工科大学教授)が編集に参加されている『季刊 東北学』(東北芸術工科大学東北文化研究センター発行:柏書房)という民俗学系のユニークな雑誌の第2期第5号(2006年秋号)で、「里山・里海−暮らしの中の山と海」という特集が組まれています。昔からある自然との共生の中に、治山治水の技術や、資源利用の伝統や、動物保全の本質を探ろうという試みとのことです。

その特集の中で、ツキノワグマの研究者の羽澄俊裕さん(株式会社野生動物保護管事務所・代表取締役)が「日本人と野生動物−予期される混乱について」という題目で、最近の野生動物保護のかかえる問題について執筆されています。興味のある方はぜひご一読下さい。なお、詳細は
柏書房の季刊東北学のウェブページ東北芸術工科大学東北文化研究センターのウェブページをご覧下さい。お近くの書店においていない場合でも、柏書房のウェブページから本書を購入することができます。

          
●柏書房/季刊 東北学 http://www.kashiwashobo.co.jp/new_web/find/tohoku.html
          ●東北芸術工科大学東北文化研究センター
http://www.tuad.ac.jp/tobunken/katsudo/s01.html

2006/02/01  
ロシア・カムチャッカのヒグマが2万頭から1万2500頭に激減icon  発売中の写真月刊誌『NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版』(日経ナショナルジオグラフィック社/980円)2006年2月号に、「ヒグマの将来を握る カムチャッカの人々」という記事が掲載されています。それによると、ソビエト崩壊後のロシア・カムチャッカ半島に生息しているヒグマの生息数は、ここ数十年で2万頭から1万2500頭に激減しているそうです。

ロシア・カムチャッカ半島のヒグマは、雄で大きいものは体長3メートル、体重550キロに達します。ソビエト連邦時代は、カムチャッカ半島には外部の人間の立ち入りが厳しく規制され、野生生物を管理するための予算も十分確保されていました。しかし、ソ連が崩壊すると野生生物を管理するための予算は削られ、その巨大なヒグマを求めて多くの外国人ハンター(本誌では触れられていませんが、特に金持ちのアメリカ人ハンターが金の力にものをいわせてヒグマをハンティングしたので、相場を上げたそうです。もちろん、日本人のハンターも含まれています)が流入し、サケの密猟者などによるヒグマの密猟の横行や、油田探査や天然ガス開発などによって生息地が蹂躙されていることが、ヒグマの生息数が減少した原因だとみられています。

カムチャッカ半島にはエベンと呼ばれる部族に属する遊牧民集団が、トナカイを飼育しながら生活しています。彼らは自分たちのトナカイがヒグマに襲われることもあるが、ヒグマは滅多に殺さないそうです。本誌にはカムチャッカ半島に生息している巨大なヒグマの写真の他に、先住民のエベンの男達が、死んだヒグマを弔って伝統的な踊り(弔いの踊り)を再現している写真も掲載されていました。興味のある方は『NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版』2006年2月号をご一読下さい。


          ●NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/index.shtml

2006/01/28  
MSRスノーシューのコーナーを更新しましたicon  登山用品のロールスロイスと呼ばれている、米国MSR社のスノーシューのコーナーを更新しました。

MSRのスノーシューはパフォーマンス性を高めるため樹脂成型のプラットフォームタイプを採用しました。その結果、アイスバーンや急峻な斜面での並外れたグリップ性能のあるスノーシューとなったのです。浮力を向上させる取り外し可能なテールや、手袋をしたままでも装着し易いビンディング、そしてグリップの高いスチール製トラクションバーとセイバークランポンを採用するなど、MSRのスノーシューは他社製品より抜きんでています。

雪原でのネイチャーウォッチングやアニマルトラッキング、バードウォチング、野生動物の調査をはじめ、登山、スノーランニングやスノーボードなどのアクティブなウィンタースポーツ、送電線の保守点検や屋外施設などの点検や警備、林業作業などの積雪期での屋外作業、スノーキャンプやアイスフィッシング、ハンティングなどのアウトドアスポーツに大変重宝します。また、スノーシューには滑り止めの爪がついているので、凍結した道路での転倒防止にも大いに役に立ちます。
MSRのスノーシューは、お年寄りの方や女性やお子様にも安心して手軽に、快適にご利用いただけます。詳細はこちらの
MSRスノーシュー・コーナーをご覧下さい。

2006/01/27  
きんき環境館メールマガジンicon  環境省きんき環境館(近畿環境パートナーシップオフィス)では、毎月1回きんき環境館メールマガジンを配信 しています。きんき環境館の情報や、きんき環境館を協働で運営している近畿地方環境事務所の情報のほか、近畿圏のNGOやNPOなどのイベント情報やお知ら せなども一緒に掲載しています。

きんき環境館メールマガジンは環境に関心のある方(NGO/NPO・市民、行政の 環境部署担当者、企業の環境セクション担当者、学校関係など、きんき環境館 とかかわりのある方)のところに送られます(初回の発行部数は約1300部)。もし近畿圏での誘客のためのイベント情報についてご提供等があれば、本マガ ジンでの掲載協力が可能とのことです。
きんき環境館メールマガジンの配信を希望される方は、環境省きんき環境館の公式サイトにアクセスし、「きんき環境館メールマガジン配信自動登 録」のページから登録をおこなってください。

          
●環境省きんき環境館  http://www.kankyokan.jp/merumaga/

2006/01/26  
チョコレート風味の熊のビールが人気icon  岩手県盛岡市のベアレン醸造所がバレンタインデーに向けて製造している黒ビール「チョコレートスタウト」(1本・330ミリ瓶/380円)が話題を呼んでいます。通常のビールよりも焙煎した麦芽とホップを多く使用し、チョコレート風味に近づけたとのこと(昨晩呑みましたが、なかなかイケます)。発売は2年目で、約10000本を出荷。お酒が好きな人へのプレゼントとして好評とのこと。(平成18年1月23日 岩手日報)

ベアレンとはドイツ語で「熊」という意味だそうです。クマの多い岩手のビールだからベアレンにしたとか・・・・「チョコレートスタウト」を一昨日呑みましたが、なかなかイケてる味です。ぜひお試しあれ! ベアレン醸造所のビールは、自社のオンラインショップと楽天市場で購入可能です。詳細は有限会社ベアレン醸造所のウェブページをご覧下さい。ベアレン醸造所の設立奮闘記など、面白いコンテンツもあって、なかなか楽しめるウェブページです。

          
●ベアレン醸造所 http://www.baerenbier.com/

2006/01/26  
イノシシ猟中にイノシシに襲われハンター死亡(岐阜県)icon  1月22日午後2時50分頃、岐阜県垂井街大石の山中で、イノシシ猟をしていた同町の狩猟歴30年の男性(70)が、手負いのイノシシに襲われ出血多量で死亡しました。牙で両股や肩など3カ所を刺されたそうです。イノシシは後ろ足を引きずりながら逃げました。垂井署は、男性がイノシシに発砲したが仕留め損ない、逆に襲われたとみています。目撃者によると、男性を襲ったイノシシは、体長が1メートルの大型の成獣だったそうです。(平成18年1月23日 岩手日報)

2006/01/23  
日本クマネットワークが北海道のクマ観光施設の運営に公開質問状icon  北海道十勝支庁新得町で、4月に開園で、放し飼いにしたヒグマを来園者に見学させる観光施設の計画が進んでいます。クマ研究者などでつくる「日本クマネットワーク」(代表:坪田敏男/岐阜大学教授)は1月22日、東京都内で総会を開き、同施設を管理・運営する観光業者に公開質問状を出すことを決めました。計画の詳しい内容や安全面で問題がないかどうかを問います。公開質問状は今月中に提出します。

施設の名称はサホロリゾート「ベア・マウンテン」で、加森観光グループ(本社・札幌市)が運営します。4月下旬に開園の予定で、同社が持つ15ヘクタールの森林に、同社の「のぼりべつクマ牧場」(登別市)から雄のヒグマ20頭を移し、高さ5メートルの遊歩道やバスを使って見学させる計画です。

日本クマネットワークが指摘している主な問題点は、1.知床半島では1頭当たりの野生のヒグマの行動範囲は3万3千ヘクタールで、15ヘクタールの敷地に20頭を飼うのは過密になり、自然環境に影響を与えるおそれがある。2.人がクマに餌付けすると、クマが人間を襲う原因になる可能性がある。3.十分な安全対策をしていても人間を襲う危険性があるので、バスを使った見学は疑問である・・・などである。

この計画に対して日本クマネットワークでは、計画の具体的な内容を把握し、来園者による餌付けが行われるのか、バスを使った見学での安全対策や環境への配慮に関する対策といった点などを質問する予定です。回答によっては、計画の見直しを要求するとしています。それに対して、加森観光では餌付けを実施するかどうかについては、現時点では決めていないそうです。

坪井代表(野生動物医学)は、「餌付けが実施されれば、人=餌を持ている・・・という認識をクマに植え付け、人間が襲われる危険がある。知床などで取り組まれている人間とクマとの共生の事業にも影響を与えかねない。事実を確かめたい」と語っています。詳細は
Asahi.comのウェブページをご覧下さい。(平成18年1月23日 朝日新聞)

          ●朝日新聞の記事 http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000601230014
          ●Asahi.com http://mytown.asahi.com
          ●日本クマネットワーク http://www.japanbear.org/
          ●加森観光グループ http://www.kamori.co.jp/
          ●のぼりべつクマ牧場 http://www.bearpark.jp/
          ●サホロリゾート http://www.sahoro.co.jp/

2006/01/23  
日本クマネットワーク2006年度総会が開催(東京都)icon  日本全国の主だったクマの研究者や、行政関係者、マスコミ関係者、NGO関係者、社会人、学生、主婦などで組織運営されている民間団体『日本クマネットワーク(JBN)』(代表・坪田敏男/岐阜大学応用生物科学部教授、会員数・233名/平成18年1月1日現在)の2006年度総会が、東京大学農学部7号館104講義室で開かれました。

日本クマネットワークの2006年度の活動として、平成17年1月に京都府で、(平成16年に起きたクマの異常出没に関連した)緊急シンポジウムの開催や、富山クマ調査グループとJBNの合同で実施した富山県内でのツキノワグマ出没状況調査への助成金の支出などが報告されました。さらに、現在 日本全国の野生動物の研究者や獣医師、野生鳥獣被害対策に関わる全国の自治体関係者などの間で問題となっている、ケタミンの麻薬新規指定による規制の強化による弊害(※)に対応し、平成18年1月20日(金)に坪田敏男代表が厚生労働省に出向いて、『麻薬及び向精神薬取締法に基づく麻薬の新規指定に関する要望書』を厚生労働大臣に提出したことも報告されました。

次に、各地区委員からの主な報告は次の通りです。平成17年7月-8月に札幌市で開催されたIMC9(国際哺乳類会議)において、JBNとIMC9とのジョイント・シンポジウムなどを開催したことや、平成17年度は道内でのヒグマ捕獲数が増加し、昭和60年代以降で初めて515頭(平成17年11月)に達した(以上 北海道地区)、平成17年8月に宮城県で開催された「第12回クマを語る集い」を後援、ブナなどの堅果類実りが良い影響で、平成17年は一部の地域を除きクマの出没や農作物被害が例年よりも少なかった(東北地区)、クマの出没は例年並、上高地でのクマの出没がやや多かった、環境省は国立公園内にツキノワグマが生息する意義についてもっと考えて欲しい(中部地区)、福井県で初めてGPS付テレメで2頭のツキノワグマの調査が始まった、滋賀県では特定保護管理計画の策定作業がはじまった(北陸地区)、平成16年の大量出没と比較して平成17年の兵庫県は静かだった、京都府はクマの出没はほとんど無かった、ただし、猟期が始まると誤捕獲が増えた、例年よりも早い雪の影響で遅くまでクマが出没する地域がみられた(近畿地区)、中国地方は平和な1年であった、鳥取県に関してはクマの捕獲数が少なかった、積雪が早かった、(クマの行動域の拡大に伴い)西中国と東中国のクマの境界が分からなくなってきた(中国地区) 、平成17年に4個体学術捕獲して、テレメ調査が始まった、(絶滅が危惧されている)四国ツキノワグマの行動圏のコアの部分をナショナルトラストで保護しようという動きが始まった(四国地区)。九州地区からは特に報告事項はありませんでした。

また、北海道十勝支庁新得町で、平成18年4月に開園が予定されている、観光客に放し飼いのヒグマ見せる民間の観光施設「ベア・マウンテン」計画に対して、日本クマネットワークは公開質問状を提出することが決議されました。
地元紙に掲載された計画では、15ヘクタールの敷地に雄のヒグマ15頭を放し、放飼場の中に乗り入れたバスや、高さ5メートルの遊歩道から来園者に見せるという。15ヘクタールに20頭のヒグマを放すのは狭すぎ、動物福祉の面から問題があるのでは。十分な安全対策を行っているのか疑問。来園者がヒグマに餌を与えることは環境教育上好ましくない。野生のヒグマにも餌を与えようとする心ない人が増え、クマの事故が増える恐れがあるなど、参加者から意見が出されました。
また、ユネスコの世界自然遺産に指定を受けた知床国立公園の管理をしている(財)知床財団の関係者からは、(加森観光のベア・マウンテン計画は)知床国立公園での取り組み(人とクマとの共生)対する挑戦とも受け取れる。クマの餌やりについて強く質問してもらいたいなど、活発な意見が出されました。
それらの意見をまとめ、事務局では今月中に、ベア・マウンテンを計画している加森観光グループ・登別温泉ケーブル株式会社及びサホロリゾートの加森公継代表取締役とのぼりべつクマ牧場の伊勢伸也園長宛に公開質問所を提出することに決議されました。

なお、平成18年10月2日〜6日に長野県軽井沢町で開催になる第17回国際クマ会議の開催に、日本クマネットワークは中心的に関わっています。日本クマネットワークではクマやクマの問題に関心を持つ方であればどなたでも入会できる民間団体です、ただ今会員を募集中です。日本クマネットワークの活動に興味のある方は、
JBNの公式サイトをご覧下さい

          
●日本クマネットワーク http://www.japanbear.org/
          
●第17回国際クマ会議(IBA 2006)http://www.japanbear.org/iba/index-j.html

2006/01/23  
公開シンポ「クマの棲む森、ワシの棲む森」が開催(東京都)icon  8年ぶりの大雪となった東京都文京区小石川の東京大学弥生講堂・一条ホールにて、午後1時より21世紀COEプログラム・公開シンポジウム『クマの棲む森 ワシの棲む森』(主催:岐阜大学21世紀COEプログラム・東京大学21世紀COEプログラム)が開催されました。全国から約240名の参加者があり(当日の大雪で、50人以上のキャンセルがあったそうです)、日本の生態系において貴重なアンブレラ種に位置づけられているツキノワグマとイヌワシの話題について、各専門家による講演とパネルディスカッションが行われました。プログラムに関しての詳細はこちらをご覧下さい

2006/01/23  
ツキノワグマの狩猟自粛(岩手県)icon  岩手県には北上高地と北奥羽山脈に、別々のツキノワグマ地域個体群が生息しているのが知られています。この2つの地域個体群には、研究者の調査により、形態学的に大きな差異があることが判明しています。そこで、岩手県のツキノワグマ保護管理計画では北上高地と北奥羽の2つの管理ユニットに分け、毎年度ごとに北上高地地域個体群と北奥羽地域個体群の捕獲上限数を設定しています。捕獲上限数には有害鳥獣駆除(捕殺)による頭数と、狩猟(法定猟期中のハンティング) による捕獲頭数が含まれます。なお、平成17年6月16日に開催した「第4回ツキノワグマ保護管理検討委員会」にて、平成17年度の捕獲上限数が決定されています。

平成18年1月11日現在、北上高地地域個体群の捕獲上限数が57頭になり、捕獲上限数(63頭)に達することが予想されます。そこで、岩手県環境生活部自然保護課では同自然保護課総括課長名による『岩手県内(北上高地地域内)におけるツキノワグマの狩猟自粛の要請』を、社団法人岩手県猟友会及び各都道府県鳥獣行政主幹課長宛に1月11日付で発送しました。


          
●岩手県環境生活部自然保護 課野生生物担当
           電話:019-629-5371 FAX:019-629-5379


2006/01/13  
噂のIntelプロセッサ搭載のMacBookProとiMacがついに登場!icon  かねてより噂になっていたIntelプロセッサを搭載したアップルコンピュータ(米国)のMacが、1月11日についに登場しました。

Intel Core Duoを搭載した新しいMacは、15.4インチMacBok Pro(1.67G Hz Intel Core Duo/\249,800) とiMac(17インチ1.83G Hz Intel Core Duo/ \159,800, 20インチ2.0G Hz Intel Core Duo/\209,900)の3機種です。すでにアップルのオンラインストア(AppleStore)で注文を受け付け中ですが、出荷予定は15.4インチMacBok Proが2月で、iMacは2-4営業日(※営業日:土日祝祭日をのぞいた月〜金)です。詳細は
アップルコンピュータのウェブサイトをご覧下さい。

          
●アップルコンピュータ http://www.apple.com/jp/
          ●アップルコンピュータ・ニュースリリース 
http://www.apple.com/jp/news/2006/jan/10macbookpro.html

2006/01/13  
イノシシに襲われ3人負傷(埼玉県)icon  平成17年12月23日に埼玉県長瀞町井戸の埼玉県老人母子救護センターの中庭にて、出没したイノシシに清掃員の女性2名(54,64)が次々襲われました。さらに、2人を助けようとした同センターの副館長の男性(57)も襲われました。秩父署や同センターによると、女性の1人は右足骨折の重傷、他の1人と副館長は右足などを深く切る怪我を負いました。イノシシに牙で疲れたり、噛まれたりしたそうです。(平成17年12月24日 日本経済新聞)

2006/01/12  
第5回ツキノワグマ保護管理検討委員会(岩手県)のご案内icon  岩手県では第5回ツキノワグマ保護管理検討委員会を下記の日程で開きます。通常同委員会は公開で行われるので、マスコミの取材や一般の傍聴は可能かと思いますが、詳しくは岩手県環境生活部自然保護課 野生生物担当までお問い合せ下さい。

          
『第5回ツキノワグマ保護管理検討委員会』
          1.日時
            平成18年2月15日(水) 10:00〜12:00

          2.場所
            岩手県民会館 4階 第2会議室
            岩手県盛岡市内丸13-1 019-624-1171

          3.議題
          (1)平成17年度におけるツキノワグマ保護管理施策の取り組み状況について
          (2)平成18年度におけるツキノワグマ保護管理施策の取り組み状況について
          (3)その他

           お問い合せ
           岩手県環境生活部自然保護課 
           野生生物担当 安藤
           電話:019-629-5374
           FAX:019-629-5379
           E-mail k-ando@pref.iwate.jp

2006/01/11  
クマ関連のイベント情報2006icon  アウトバックのウェブサイトでは、国内外で開催されたクマ関連(他の野生動物も含む)のイベント(シンポジウム、フォーラム、学会、集会など)の開催情報を、1998年分から掲載しております。本日、「クマ関連のイベント情報2006」をアップしましたのでご案内いたします。

          
クマ情報総合案内「BEARInfowave」

2006/01/11  
第20回 日本鹿研究会の開催案内icon  平成18年3月30日(木)9:00-12:00 九州大学農学部にて、第20回日本鹿研究会が日本畜産学会第106回大会と共同開催されます。

各地で野生鹿によるシカ食害などが社会問題化しております。日本鹿研究会では、野生シカの生態、行動、食害の実態、これらに対する対策などを発表、討議する会を開催しています。
畜産,森林および野生動物関係の方もふるってご討議にご参加くださいとのことです。第20回日本鹿研究会では以下の2題の特別講演の他、一般講演も5題ほど予定されています(演者を現在募集中)。お問い合せは日本鹿研究会の事務局までお願いいたします。

【第20回 日本鹿研究会の開催案内】
・日時:平成18年3月30日(木)9:00-12:00
・場所:九州大学農学部1号館227号(第2会場)
    九州大学六本松地区 新1号館N123室
    〒810-8560福岡市中央区六本松4丁目2の1
・参加費:1000円(日本畜産学会第106回大会の参加費は不要)

【特別講演】
1.「九州におけるニホンジカ管理の現状」 矢部恒晶(森林総合研究所 九州支所 生物被害担当チーム長)
2.「ニホンジカの多様な社会」 遠藤 晃(佐賀大学大学院農学研究科・特定研究員)

【お問い合せ】
日本鹿研究会の事務局
399-4598 長野県上伊那郡南箕輪村8304
信州大学農学部 辻井弘忠 
TEL&Fax :0265-77-1616
Eメール:htsujii@gipmc.shinshu-u.ac.jp

          ●日本畜産学会 
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jszs/

2006/01/10  
達人が持つ熊撃退スプレーと叉鬼山刀(マタギナガサ)icon  1月10日発売のアウトドア月刊誌『BE-PAL』2006年2月号(小学館/定価450円)では、特集として『達人たちの「秘密の道具」一挙公開! デイパックになに入れてますか?』(p22~p54)が掲載されています。

ベテランのフィールドワーカーで、(財)日本自然保護協会・常勤理事の横山隆一さんのデイパック(p30)には、当社で輸入販売している元祖熊撃退スプレー「
カウンターアソールト」(米国製)と、ハチ専用の殺虫スプレー「ハチノックS」(日本製)が入っていました。
さらに、冬山歩きの達人で現役の阿仁マタギ・松橋吉太郎さんのデイパック(p38)には、獲った獲物をさばいたり木を切ったりするときに使用する
叉鬼山刀(マタギナガサ)の袋ナガサ(当社で販売しています)が入っています。

その他にも、アウトドアやフィールドワークの達人多数のデイパックの中身が紹介されていますし、アウトドアをはじめ通学や通勤など、生活の一部としてすっかり定着したデイパックに関する様々な情報も満載です。ぜひ、ご一読下さい。


          ●BE-PAL http://www.bepal.net/menu.html

2006/01/10  
マタギの里・秋山郷が豪雪のため孤立icon  新潟県と長野県にまたがる「秋山郷」(長野県栄村、新潟県津南町)の10集落193世帯が、豪雪の影響で国道405号の一部区間が雪崩の恐れがあるとして通行止めになり、孤立しています。秋山郷は平家の落人の集落として知られていますが、マタギの里としても有名です。栄村のマタギの方には、毎年参加している「ブナ林と狩人の会」(マタギサミット)でお会いしている方も大勢いるので心配しています。

マタギ研究家で東北芸術工科大学教授の田口洋美さんからの私信によると、栄村役場からの情報では、積雪はすでに4メートルほどあり、食糧や灯油などは暫く大丈夫だが、車による行き来はできない状態。外部から栄村に入るにはヘリコプターを利用するしかないとのことです。村の若者は朝から晩まで毎日雪かきに精を出しているが、除雪が間に合わず、かなりへとへとになっているそうです。田口さんが栄村の友人に送った食糧も、宅配便が止まって届かない状態だということでした。

山間地の豪雪地帯にマタギの集落があるので、秋山郷に限らず山形県小国町や秋田県阿仁町(現北秋田市)も心配です。阿仁町の友人に電話をかけたところ、家の1偕部分が埋まるほど積雪があるそうです。角館方面からの秋田内陸縦貫鉄道はストップしており、さらに、雪崩の影響で、角館方面からは国道105号も比立内で通行止めが続いているとのことです。旧阿仁町から盛岡方面に出るには、国道105号を通り鷹ノ巣に出て国道7号を迂回するしかなく、今冬の豪雪の影響で交通はかなり麻痺しているとのことでした。


          
●関連記事(asahi.com) http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000000601070003
          ●阿仁町(現北秋田市付近の地図/
Mapion) http://www.mapion.co.jp/c/f?grp=all&uc=1&scl=500000&icon=mark_loc%2C0%2C%2C%2C%2C&coco=39%2F58%2F13.076%2C140%2F24%2F09.957&el=140%2F24%2F09.957&pnf=1&size=600%2C550&sfn=all_maps_00&nl=39%2F58%2F13.076&

2006/01/09  
クマ猟中にハンターがクマに襲われ重傷(岩手県)icon  1月8日(日)午後1時25分頃、岩手県岩泉町猿沢外山の山林で、狩猟仲間3人とクマ猟を行っていた同町在住の男性(69)が、ツキノワグマに襲われ顔面に重傷を負い盛岡市内の病院に搬送されました。岩泉署の調べによると、男性達は午前9時頃からクマ猟を行い、クマが越冬している穴にその男性が1人で入ったところ、クマに襲われ負傷しました。クマの頭数や大きさなどは不明です。なお、ツキノワグマの狩猟期間は毎年11月15日から2月15日までです。(平成18年1月9日 岩手日報・朝刊)

          ●岩手日報社 http://www.iwate-np.co.jp/index.html

2006/01/08  
新刊のご案内icon  NHK科学環境番組チーフディレクターの小林達彦氏が、これまで10年間ジャイアントパンダの生態を追い求めつづけた集大成として、『誰も知らない 野生のパンダ』(小林達彦・著/経済界出版/1600円)を出版しました。小林達彦さんから、「野生パンダの雄雄しい姿を知ってもらえたらと思って、書きました。」というメッセージが寄せられています。ぜひご一読下さい。

          ●経済界出版 http://www.keizaikai.co.jp/

2006/01/08  
TV番組のご案内icon  1月14日(土)13:55-14:25 テレビ東京「ザ・ドキュメンタリー」で、北海道西興部(にしおこっぺ)村猟区の取り組みをドキュメントした、『エゾシカと生きる村〜北海道西興部村の挑戦〜』が放送されます。興味ある方はぜひご覧ください。

2006/01/08  シロクマ ピース がカレンダーになるicon  1999年12月2日、愛媛県立とべ動物園で生まれたホッキョクグマの子グマは「ピース」と名付けられました。ところが、ピースは母グマのバリーバ(デンマーク産まれのスイス育ちのホッキョクグマ)に子育てを放棄され、飼育係の高市さんに育てられました。ホッキョクグマの人工哺育は難しいといわれる中で、高市さんは夜にはピースを自宅に連れて帰り、24時間目を離すことなく、付きっきりでピースの母親役を努めてきました。そして、初めて人工哺育に成功したピースはすくすく育ち、今では5歳。元気に成長しています。そのピースの成長の記録が、2006年のカレンダーになりました。「シロクマ ピースの2006年カレンダー」(税込 1260円)のお問い合せ・注文は、愛媛県立とべ動物園かAmazon.co.jpまでお願いします。

なお、
愛媛県立とべ動物園の公式サイトでは、ホッキョクグマ「ピース」の飼育日記(成長の記録)が公開されているほか、同動物園で飼育展示されている、珍しいヒマラヤグマ(イラン〜ヒマラヤ地方、インドシナ半島などに生息している)の情報などもアップされているのでぜひご覧下さい。
また、ホッキョクグマ「ピース」の本が何冊も出版されています。興味のある方は
Amazon.co.jpで検索してみてください。

          ●愛媛県立とべ動物園 http://www.tobezoo.com/
          ●Amazon.co.jp 
http://www.amazon.co.jp/

2006/01/07  
TV番組のご案内icon  1月9(月)日 TV朝日系列 AM10:30-AM11:25に『ふしぎの森の冒険・母子グマ愛と感動物語』が放送されます。番組の中で、長野県軽井沢町でツキノワグマの調査・研究とカレリアン・ベアドッグを利用した先進的なクマ対策を行っているNPO法人ピッキオが登場する予定です。下記のウェブサイトで番組内容の紹介を行っているので、興味のある方はチェックして下さい。

          
●オンティービージャパン http://www.ontvjapan.com/genre/detail.php3?tikicd=0002&hsid=200601090007003
          ●YAHOO! JAPAN NEWS   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061206-00000021-dal-ent
          ●野口健の公式サイト 
http://www.noguchi-ken.com/

2006/01/01  
新年のご挨拶icon  新年明けましておめでとうございます。旧年中は皆様にお世話いただき誠に有り難く御礼申し上げます。本年も益々のご愛顧をよろしくお願い申し上げます。

昨秋は堅果類の良作の影響などにより、クマの異常出没はみられなかったように思われます。ただし、岩手県内でもブナの実の作柄には奥羽山系や北上高地などでばらつきがみられました。全国的に見渡してみれば、堅果類の作柄は一様ではないと思いますが、一昨年の北陸地方で見られたような、異常と言えるクマの出没は本州では無かったと思います。北海道では山にクマの餌になるものが不足し、遅い時期まで集落付近にヒグマの出没が見られそうです。

ただし、着床遅延の関係で秋に栄養を十分摂取した雌のクマの出産率が高まるので、今年の春の山菜やタケノコ採りの時期は、子グマを連れた雌グマに遭遇する確立が例年よりも高くなるので注意が必要になります。さらに、ブナの実の豊作・良作の翌年は、凶作・不作になるという研究者のデータが物語っているので、今年の秋は山にエサが不足すれば、代替えの食べ物を求め多くのクマが里に降り、集落周辺に出没することも危惧されます。特に行政の担当者の方は、クマの動向や出没情報に注意を払い、早い時期に有効な対策を指示されるように提言いたします。


gif. Old Bear Information 2-8-2 (2005.01.03~2005.07.28)

gif. Old Bear Information 2-8-1 (2005.01.03~2005.07.28)

gif. Old Bear Information 2-7-2 (2004.05.02~2004.12.24)

gif. Old Bear Information 2-7-1 (2004.01.01~2004.04.28)

gif. Old Bear Information 2-6-3 (2003.09.05~2003.12.25)

gif. Old Bear Information 2-6-2 (2003.07.01~2003.08.30)

gif. Old Bear Information 2-6-1 (2003.01.06~2003.06.30)

gif. Old Bear Information 2-5-3 (2002.10.03~2002.12.27)

gif. Old Bear Information 2-5-2 (2002.07.01~2002.09.11)

gif. Old Bear Information 2-5-1 (2002.01.01~2002.6.29)

gif. Old Bear Information 2-4-3 (2001.08.02~2001.12.28)

gif. Old Bear Information 2-4-2 (2001.06.01~2001.07.31)

gif. Old Bear Information 2-4-1 (2001.01.01~2001.05.31)

gif. Old Bear Information 2-3-2 (2000.07.01~2000.12.22)

gif. Old Bear Information 2-3 (2000.01.11~2000.06.23)

gif. Old Bear Information 2-2 (1999.10.04~1999.12.24)

gif. Old Bear Information 2-1 (1999.01.17~1999.09.28)

gif. Old Bear Information 1-1 (1998.03.06~1998.12.14)

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