過去の新規情報 VOL.2-10-2



赤鉛筆 過去の新規情報 (2007.7.03~2007.12.27)
2007/12/27   年末年始の営業・出荷・お問い合せの回答についてicon   2007年12月29日(土)〜2008年1月6日(日)の9日間は、誠に勝手ながら冬季休業とさせていただきます。(土日・祝日は通常休業)

12月28日午前中までの御注文分で、在庫のある商品に限り28日中に発送いたします。それ以外の御注文いただきました商品に関しましては、冬季休業明けの出荷となる場合がございます。予めご了承下さい。

冬季休業中もウェブサイトは公開しておりますが、メール・電話・FAXでのお問い合せ回答・受注・入金確認メールの送信や、商品出荷は一時休止させて頂きますので予めご了承下さい。
御注文の対応、入金確認、在庫確認、商品の発送、各種お問い合せなどは、2008年1月7日(月)以降に順次たいおうさせて頂きます。

2007/12/17  
MSRスノーシューicon   MSRスノーシューのページをリニューアルしました。

ウィンターシーズンも真っ盛り!クリスマスや正月休みを間近に控え、スノーシューの手配はお早めに。

2007/12/17  
鳥獣害防止対策セミナーに参加・出展しましたicon   12月11日、12日に石川県金沢市の金沢市歌劇座にて開催された「たいへんねんて鳥獣害〜イノシシ、シカたべんけ〜北陸・東海・近畿鳥獣害防止対策セミナー」(主催:北陸農政局生産経営流通部)に参加・出展いたしました。

今回はイノシシとシカの被害防止対策のセミナーでした。農林水産省生産局農産振興課課長補佐の眞田光明氏より基調講演「鳥獣害対策を巡る情勢」があり、その後に各地の事例報告がありました。
福井県からは「地理情報(GIS)の被害防止対策への活用」について福井県自然保護センター主査の水谷瑞希氏と福井県鯖江市農林整備課課長補佐の中田都氏からとても興味深い発表がありました。
次に滋賀県から、滋賀県農業技術振興センター主任主査の山中成元氏から「獣害対策の最新研究について」、様々な被害対策の実例や最新の研究についての貴重なお話をうかがいました。

2日目は、有害駆除で捕獲したイノシシの有効利用の仕方として、美味しく調理して食べる・・・実例の講演と事例発表がありました。

2007/11/20  
第18回国際クマ会議に参加しましたicon   11月4日〜11月10日、メキシコのモンテレー市にあるCINTERMEX CONVENTION CENTERで開催された、第18回国際クマ会議(IBA 2007 Mexico/主催:IBA 国際クマ協会)に参加してまいりました。今回日本から参加したのは10人ほどで、北米、中南米、南米、アジア圏(東南アジア、ロシア、南西アジア含む)、EU、東欧など各地から、約260名のクマの研究者や学生、行政関係者が参加しました。

今回の会議では、特に中南米に生息するクマ類(アメリカクロクマ、スペクタクルベア)に関しての研究発表や状況の発表(保護管理、生息地、被害問題など)に力点が置かれたのが特徴でした。セッションやワークショップは以下の通りです。

Session 1: Bear Research, Management, and Conservation in Mexico
Session 2: Bear Food & Nutrition
Session 3: Polar Bear
Session 4: Population Estimation
Session 5: Bear Management & Conservation
Session 6: Bear Behavior
Session 7: Andean Bear Research, Management, and Conservation
Session 8: Human Bear Interaction/ Conflict
Session 9: Bear Physiology
Session 10A: Spatial Analysisi & Spatio Temporal Relationships
Session 10A: Spatial Analysisi & Spatio Temporal Relationships

Genetics Workshop - FUNDAMENTALS OF DNA SAMPLING AND EDUCATION OF POPULATION SIZE AND DENSITY
Genetics Workshop - Monitoring Bear Population Trends in Forested Environments
Genetics Workshop - Planning and Conducting Noninvasive Genetic Research

以上の口頭発表の他にも、87点のポスター展示発表が隣接の会場で行われました。発表者の出身国別のポスター出展数は次の通りです。
アルゼンチン(1)
ボリビア(1)
コロンビア(3)
エクアドル(1)
メキシコ(7)
ペルー(2)
ベネズエラ(2)
ベネズエラ&パナマ(1)
カナダ(15)
中国(1)
クロアチア(1)
エストニア(1)
ルーマニア(1)
ロシア(1)
ドイツ(1)
ギリシャ(4)
イラン(2)
イタリア(1)
日本(9)
台湾(1)
ノルウェイ(2)
ポーランド(1)
アメリカ合衆国(19)
インド(3)
韓国(6)

以上のことからも分かるとおり、日本ではほとんど知られておりませんが、ボリビヤやペルー、コロンビア、エクアドルなどの南米やメキシコやベネズエラなどの中南米にもクマ類は生息しており、地域によっては家畜の被害、農作物被害などが起きており社会問題となっております。また、中東のイランやアフガニスタンにも日本のツキノワグマと同じ種類のアジアクロクマが生息しています。

今回の会議に中国から参加したWang Wenさんと、バンケット(懇親会)の時にお話しする機会がありました。彼女の話ではアジアクロクマによる家畜(羊)の被害が甚大で、被害を受けている農家は大変困っているそうです。Wang Wenさんはクマによる被害を防ぐ方法を学び、農家の人達を助けたいと熱心に離していました。そこで、クマ対策の専門家で、クマ研究者のバイブルと呼ばれている『Bear Attacks』の著者でもある、カナダ・カルガリー大学名誉教授のスティーブン・ヘレロさんを彼女に紹介しました。
ヘレロさん夫妻とは、1999年に札幌で開催された国際クマフォーラムで1度お会いしたことがありました。なお『Bear Attacks』は、北海道大学図書刊行会から日本語版の『
ベア・アタックス』が出版されており、当社でも販売しておりますので、興味のある方はお問い合せ下さい。

今回の会議で、ヘレロさんご夫妻に再会できたことはとても嬉しいことでした。ただし、再会を期待していたカレリアン・ベアドッグのキャリー・ハントさんが欠席されたのは残念でした。メキシコやコロンビアの研究者など、初めてお会いした人達とお話しする機会が持てたのは良い経験でした。また、同宿のホテルから会場までタクシーで相乗りしたことががきっかけで親しくしていただいた、アラスカでコディアック・ベアの生態を研究しているアラスカ州政府野生動物保護管理部に勤めているラリー・バン・ダエル博士から、彼の論文「Population dynamics and management of brown bears on Kodiak Island, Alaska」を頂戴しました。

日本から参加した日本クマネットワークの仲間達と連日のようにメキシコ料理とテキーラを堪能したり、背を開いた子羊を豪快に焼いたMonterreyの名物料理のCABRITO(カブリート)を台湾と韓国、日本からの参加者で一緒に食べに行き、テキーラ一気飲み日韓壮絶バトルで、ボトルを3本空けたことなど、楽しい出来事もたくさんありました。


2007/11/01  
第18回国際クマ会議がまもなく開催icon   11月4日〜11月10日、メキシコで3番目に大きな都市Monterreyにて、第18回国際クマ会議(IBA 2007 Mexico/主催:IBA 国際クマ協会)が開催になります。中南米のメキシコにもアメリカクロクマが生息していて、農作物などに被害が出ているそうです。詳しくは IBAの公式サイトをご覧下さい。

2007/11/01  
メールでのお問い合せ・資料請求・御注文の一時中止のお願いicon   毎々格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、インターネット関連業務の担当者が、11月4日からメキシコで開催になる第18回国際クマ会議への参加と海外視察に出発します。暫くの間はメールによるお問い合せ、資料請求、御注文に速やかな対応がとれなくなります。お客様にはご不便をお掛けして大変申しわけございませんが、下記の期間はFAXや電話でのご連絡をお願いいたします。宜しくお願い申し上げます。

             
速やかなメールの送受信が困難になる期間: 11月1日〜11月18日
             この期間中はFAXや電話のご利用をお勧めいたします。


2007/10/26  
クマを語る集いが無事終了icon   去る10月20日午後1時から山形大学で開催された第14回クマを語る集い IN 山形(主催:第14回「クマを語る集い IN 山形」実行委員会)は、全国各地から約90名が参加しました。今回は山形県内のクマの話題を中心に行政や研究者、専門家から発表があり、会場からも盛んに質問や意見が出され、とても有意義な集まりとなりました。来年は福島県か宮城県で「クマを語る集い」が開催される予定です。
なお、当社は第14回クマを語る集い IN 山形を協賛させて頂きました。

2007/10/25  
新商品の五代目浅井丸勝 作 越前切出し【墨龍・野外仕様】ご案内icon   平成19年3月から発売を始め、ご好評頂いている越前切出し多層鋼【墨龍(ぼくりゅう)】ですが、お客様のご要望にお応えしてアウトドア仕様を考案いたしました。「墨龍 野外仕様」は、ハンドル部に穴を空け、革紐などを結べるように工夫しました。革ケースにはベルト通しを付け、33mm幅のベルトに装着することができます。「墨龍 野外仕様」の詳しい情報はこちらをご覧下さい。

2007/10/25  
商品入荷のお知らせicon   在庫を切らしておりました米国製のクマ対策携帯用食料コンテナ (Bear Resistant Food Container)が入荷したのでお知らせいたします。
クマ対策携帯用食料コンテナはクマの生息地でキャンプや屋外活動する際に、クマなどの野生動物から食糧を守るために強化プラスチックで作られた、携帯用の専用食糧コンテナです。

2007/10/24  
クマ出没情報(新潟県)icon   10月20日午後1時半ごろ、新潟県長岡市栃尾東が丘の男性(62)が、ツキノワグマを目撃し、新潟県警長岡署に通報しました。長岡署の調べによると、クマは体長約80センチで、菅畑方 向へ逃げたとのことです。詳細は新潟日報のウェブページをご覧下さい。(引用記事:潟日報 平成19年10月20日)

2007/10/24  
秩父山系のクマ生息数減少、山梨県と東京都がクマ狩猟に制限icon   山梨県みどり自然課によると、1999年~2000年に実施した調査で山梨県側の秩父山系には150頭前後のツキノワグマが生息していると推測するが、2006年度は狩猟捕獲と有害捕獲を合わせて78頭が捕殺されました。

東京都はツキノワグマの推定生息数をつかんでいませんが、 「
奥多摩ツキノワグマ研究グループ」のメンバーで茨城県自然博物館学芸員の山崎晃司さんは「都内にも数十頭生息しているが、狩猟は毎年行われている」と指摘しています。

これまで関東甲信越以北の地域では狩猟禁止の動きは無かった(環境省)のですが、こうした状況から山梨県は「このままだとクマの生息は危機的になる」と判断を下しました。そして、11月15日から始まる狩猟期間を前に、秩父山系での狩猟自粛を決めました。また、山梨県全体の捕獲数が有害捕獲を含めて40頭を超えた場合は、狩猟自粛を県内全域に広げる方針としています。

東京都も「九州のようにツキノワグマが絶滅する前に、広域で対策を練る必要がある」として、来期からの狩猟禁止に向けて鳥獣保護事業計画を改定する検 討に入りました。11月下旬にさいたま市で開かれる「関東山静鳥獣行政担当者会議」では、参加各県に対し広域的な狩猟自粛も呼びかける予定です。

環境省によると、有害捕獲と狩猟捕獲を合わせたクマ類(ヒグマとツキノワグマ)の捕獲数は、2003年度が全国で1923頭, 2004年度2485頭, 2005年度1175頭でいたが, 2006年は5185頭と急増、過去最高になりました。

日本クマネットワーク(JBN)代表で北海道大大学院の坪田敏男教授(獣医学研究) は「駆除一辺倒ではクマが絶滅する。出没した場所を調査してパトロールをするなど、人的な努力で事態は改善できるはずだ」と話しています。詳しくはasahi.comのウェブページをご覧下さい。(引用記事:asahi.com 平成19年10月15日)

2007/10/24  
クマ出没状況(石川県)icon   石川県自然保護課は 10月4日、県内の9月のツキノワグマの出没件数が8件だったことを発表しました。大量出没が起きた昨年 9月は82件で、それを大きく下回わりました。その要因として、この時期のクマの主食であるブナの着果状況が良かったためとみられています。(引用記事:asahi.com 平成19年10月5日)

2007/10/24  
クマの部位、ロシアから大量密輸か!?icon   ロシアの極東地域で、中華料理の高級食材とされる「熊掌(ゆうしょう)」 (熊の手のひら)の違法取引が相次いで発覚し、多数の熊掌が当局に押収されています。密猟が行われている可能性が高いとみられています。

WWFジャパンによると、今年8月にヒグマやツキノワグマの熊掌約500個や、トラの毛皮や骨などが、ロシアの国境警備隊などに押収されています。この取引にかかわったロシア人や中国人は逮捕されたそうです。2月と7月にも、 それぞれ約130個の熊掌が税関などで押収されているそうです。詳しくはasahi.comのウェブページをご覧下さい。

なお、当社は
WWFジャパンの法人会員として、同会の活動をサポートしています。(引用記事:asahi.com 平成19年9月24日)

2007/10/24  
WWFジャパンが軽井沢のクマ対策を支援中icon   WWFジャパンでは、長野県軽井沢町で行われているクマ対策を支援するために、ユニークな活動を実施しています。

昨年度は5185頭ものクマ類(ヒグマとツキノワグマ)が捕獲され大きな問題となっていますが、人里に出没したために捕獲(捕殺)されたクマも少なくありません。ツキノワグマが人里に下りてくるようになった理由のひとつに、食べ物を求めて民家や宿泊施設、食堂などの戸外に置かれた生ごみを漁るというものがあります。

長野県軽井沢町では、
NPO法人ピッキオが、ごみの臭いが漏れず(クマは臭覚が優れているので)、クマが開けたり壊したりできないように工夫された「野生動物対策ゴミ箱」を開発・設置し、ツキノワグマの出没件数が減る効果を得ています。クマは、食べ物が得られないことを学習すると、そこへは出没しなくなるからです。

しかし、この「野生動物対策ゴミ箱」は特別仕様であるため、作製には1台約20万円かかります。そのため、宿泊施設や食堂などでクマによるごみ漁りが起きても、すぐには設置できない場合も少なくありません。

そこで
WWFジャパンでは、通信販売「PANDA SHOP」で支援商品「ツキノワグマと6人のともだち」を企画し、野生動物対策ゴミ箱の設置を支援することとなりました。このぬいぐるみの売り上げの一部は、ごみを求めてクマが出没した宿泊施設や食堂などに緊急に貸し出す「野生動物対策ゴミ箱」を購入するために使われます。詳しくはWWFジャパンのオフィシャルページをご覧下さい

          
関連情報:http://www.wwf.or.jp/news/press/2007/p07101101.htm

2007/10/15  
叉鬼山刀の入荷の遅れと在庫状況のお知らせicon   今年9月に秋田県北で発生した豪雨被害により、叉鬼山刀(阿仁マタギが使用する伝統的狩猟刀)を鍛造している西根登さんの作業場も被害に遭われました。作業場及び母屋は冠水してしまい、現在も作業ができない状態が続いております。作業場の修復工事が終了するのは11月上旬と見られ、現在欠品している7寸袋ナガサと4寸袋ナガサが入荷するのは、11月中旬になるとのことです。10月15日PM18:00現在の在庫状況はこちらをご覧下さい。

2007/10/15  
有害駆除中のハンター、ヒグマに襲われ重体(北海道)icon   10月13日午前11時ごろ、北海道士別市朝日町茂志利の山中で、同市在住の会社員のハンター(52)がヒグマに襲われました。その男性は頭や首の骨が折れており、意識不明の重体です。

北海道警士別署の調べでによりますと、男性は13日午前9時ごろから、トウモロコシ被害対策のためにヒグマを駆除する目的で、1人でライフ ルを持って山に入り、襲われたとみられています。男性は現場から自力で逃げ、意識がもうろうとした状態で乗用車を運転し、前の車を追い越そうとして接触事故を起こしました。 この事故の処理のため、現場から約20キロ離れた同署朝日駐在所まで運転したのですが、その後に意識を失いました。

ヒグマに襲われた男性は、地元猟友会の所属で、狩猟歴30年以上のベテランでした。12日にも 山に入り、ヒグマ2頭を捕殺していたとのことです。詳細は
読売新聞のウェブサイトをご覧下さい。(引用記事:平成19年10月13日 読売新聞)

2007/10/15  ハンターの男性、ヒグマに襲われ意識不明の重体(北海道)icon   10月13日、北海道北部の士別市のハンターの男性(52)が、ヒグマに襲われ意識不明の重体です。

13日午前11時ごろ、北海道士別市で、ヒグマを撃とうと山の中に入って いた会社員の男性がヒグマに襲われました。男性は頭などを負傷して血だらけになりながらも車を運転、10キロ 以上離れた交番にたどり着き、助けを求めました。男性は病院に運ばれましたが、脳内出血のほか、頭や首などの骨を折り重体。

地元の猟友会の話では、現場周辺の畑ではヒグマにトウモロコシを食べ られる被害が相次ぎ、襲われた男性はヒグマの駆除にあたっていました。詳しくは
JNNのニュースサイトをご覧下さい。(引用記事:平成19年10月13日 Japan News Network)

2007/10/15  イノシシ狩り中に、仲間を散弾銃の誤射で射殺(宮崎県)icon   10月13日午前11時10分ごろ宮崎県日南市酒谷の山林で、有害駆除で仲間17人とイノシシ狩りをしていた近くの農林業の男性(71)が、一緒に狩りをしていた仲間の男性(72)に誤って散弾銃を撃ってしまいました。散弾は仲間の男性の腹を貫通。撃たれた男性は出血性ショックで死亡しました。

宮崎県警日南署は業務上過失致死などの容疑で撃った男性から事情聴取を行っています。 撃った男性は「仲間が近くにいることに気付かなかった」と話しているとのことです。詳細は
読売新聞のウェブサイトをご覧下さい。(引用記事:平成19年10月13日 読売新聞)

2007/10/15  
イノシシの北限拡大か!? 岩手県内でイノシシを目撃icon   岩手県南部の一関市西部や隣接する奥州市衣川区で、イノシシの目撃や足跡の確認などが相次いでいます。環境省の調査でイノシシは宮城県が生息の北限とされ、岩手県ではイノシシの確認例はありませんでした。足跡を鑑定した研究者は「岩手での生息もほぼ間違いない」としています。イノシシは西日本を中心に全国各地で農作物などに大きな被害を出しています。(引用記事:岩手日報 平成19年10月6日)

2007/10/15  
ヒグマに襲われ、キノコ採り中の男性軽傷(北海道)icon   10月5日午前11時半ごろ、北海道北斗市向野の雑木林で、キノコ採りをしてい た近くの男性(60)がヒグマに襲われ、右の尻に約1週間の引っかき傷 を負いました。

北海道警函館中央署の調べによると、男性を襲ったヒグマは体長1.5メートル。襲われた男性の話では、林の中で遭遇したため逃げようとしたが、後ろから前足のつめで引っかかれた。木の枝を振り回し、大声で叫んだところ、ヒグマは立ち去ったとのことです。

現場は林道から約100メートル離れた場所。同署が林道の出入り口を通行止めにして、猟友会などとヒグマを捜索しています。詳細は
日刊スポーツのウェブサイト、nikkannsports.comをご覧下さい。(引用記事:平成19年10月5日 nikkannsports.com)

2007/10/03  
ゆうパックによる代引きに関してのお知らせicon   10月1日からの郵政民営化に伴い、3万円を超える代金引換での御注文に関しましては、別途収入印紙代として200円をお客様にご負担いただくことになりましたので予めご了承下さい。

2007/09/21  第14回「クマを語る集いin 山形」のご案内icon   今年で14回目を迎えた第14回『クマを語る集いin山形』(主催:第14回「クマを語る集いIN山形」実行委員会、共催:山形大学、実行委員長:鵜野れいな/慶應義塾大学先端生命科学研究所 研究員 「博士、遺伝学)が、10月20日(土)AM10:30~PM16:00に山形県山形市の山形大学(山形大学理学部 4F大講義室)にて開催されます。

昨年は全国的にクマの大出没がみられ、前代未聞の記録的な大捕殺が行われました。山形県では約700頭のクマが出没し、その多くが駆除されました。この数は全 国でトップクラスを記録し話題となりました。実際に山形県の記録としても、 2006年は過去最高の捕獲数でした。原因はブナの凶作?山での餌不足?など様々な説 がありますが、捕獲・捕殺されたクマは何故か太った個体も多く見られ、その出没理由は依然多くの疑問が残っています。

その山形県内でのクマを語る集いの開催は、1995年に山形県山寺で開催して以来今回で2回目となります。今回は、昨年のツキノワグマ大量出没に関連して「山形県の特色ある取り組み」を多くの皆様に紹介しながら、行政や狩猟者、クマの専門家や、野生動物被害問題の専門家などを様々な立場の方にご参加いただき、お互いの経験 や意見、主張を話し合いながら、人とツキノワグマのより良いかかわり方につ いて考えていく場を目指しています。

皆様お誘い合わせの上、多くの方に参加していただきたいと思います。
詳細はこちらをご覧下さい

2007/09/21  
上野動物園のクマ冬眠施設が最優秀賞icon   動物の野生本来の行動を引き出すなど、動物園や水族館のユニークな取り組みを表彰する、今年の「エンリッチメント大賞」が、飼育下のツキノワグマを冬眠させることに成功した上野動物園(東京)などに贈られることが9月20日までに決まりました。

最優秀賞の「クマたちの丘」では昨年秋、2歳の子グマ「クー」を太らせた後に餌を減らし、冬眠室で徐々に室温を下げて、昨年12月から今年3月まで冬眠状態にすることに成功。その様子を室内のカメラで撮影して、来園者がモニターで見学できるようにする一方で、研究機関の協力で心拍数や呼吸数なども計測しました。飼育下のクマは通常、1年中餌を与えられて冬眠することはないそうです。詳しくは
京都新聞電子版をご覧下さい。(引用記事:京都新聞電子版 平成19年9月20日)

2007/09/21  
長野県林務部が今秋のクマ出没予測をまとめるicon   長野県林務部はこのほど、今秋のツキノワグマの出没予測をまとめました。ツキノワグ マの餌となるコナラ、ミズナラなどの堅果類の豊凶調査結果は「並作から不作」で、凶作だった昨年と比べ、出没は少ないと推測。ただし、キノコ取り などで入山する場合はクマと遭遇する可能性があるため、十分な注意が必要と呼びかけています。

クマは冬眠に備え、秋に堅果類を食いだめ(荒食い)をします。しかし、山の堅果類が凶作や不作の年 は、不足した餌を求めるクマが人里へ出没する傾向にあることがわかっています。今年の長野県内の堅果類の実り状況は、コナラ、ミズナラが並作から不作、ブナが不作 (高標高地域で凶作傾向にあり)、クリが並作となっており、昨年よりは餌不 足にならないと考えられていますが、昨年の異常出没で里の餌に慣れてしまったクマが里 に下りてくる可能性もあるとしています。

クマと遭遇しないための対策としては・・・・クマの出没が多い早朝や夕方に山ぎわに出かける時は特に注 意し、クマ避けの鈴やラジオを携帯すること。クマの餌(食べ物)となるような不要な果実 (柿など)や生ごみなどは適切な処理を行うこと。山へ入る時は複数で行動すること。遭遇した場合はクマから目を離さずにゆっくりとその場を離れること・・・などが挙げられます。詳しくは詳しくは
伊那毎日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:伊那毎日新聞 平成19年9月18日)

なお、長野県林務部森林整備課のホームページには、「
ツキノワグマによる人身被害を防ぐために」が掲載されています。その中にクマ避け鈴のサンプルが何点が紹介されていますが、当社の南部熊鈴オリジナルの画像も載っていました。

2007/09/21  
日照り続く米国、連日のクマ出没に苦悩icon   米国では長引く日照りの影響で住みかを失ったアメリカクロクマ(アメリカンブラックベア/北米に広く分布しているヒグマの仲間)が、食べ物の匂いに誘引されて住居に侵入しゴミ箱をあさったり、冬眠前の栄養摂取のため人間の生活圏に出没する事例が米国西部で相次いで報告されています。自然界のエサ食糧不足だけでなく、山火事や市街地開発などもアメリカクロクマの生息地を脅かしているといわています。

約8,000頭から1万2,000頭のアメリカクロクマが生息するコロラド州では、今年に入ってから銃殺または殺処分されたアメリカクロクマの数が、2002年に記録された404頭に肉迫しており、また他の西部地域ではどこも同じような状態だとされています。アメリカクロクマが人を襲うことはまれですが、ユタ州では7月に11歳の少年 がキャンピング用のテントから、クマに引きずり出されるトラブルも起きています。

成獣雄のアメリカクロクマの体重は通常68キロから160キロで、冬眠に入る直前の11月には1日最大20時間を食べることに費やすそうです。詳しくは
AFPBB Newsのウェブページをご覧下さい。(引用記事:AFPBB News 平成19年9月16日)

2007/09/21  
岐阜県がクマの出没状況をホームページで公開icon   岐阜県におけるツキノワグマ出没状況(クママップ)を、岐阜県のオフィシャルサイトで公開されています。県域統合型GISで地図が表示されているので、出没カ所がかなり詳しく分かります。その他、クマとのトラブルを防ぐための注意事項もアップされています。興味のある方はぜひご覧下さい。

          岐阜県のオフィシャルサイト http://www.pref.gifu.lg.jp/
          岐阜県内のツキノワグマ出没状況 
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11264/sizen/kuma/index.htm

2007/09/21  県の出先がクマ出没マップをオフィシャルサイトに掲載(岩手県)icon   岩手県久慈地方振興局は、保健福祉環境部のホームページに管内4市町村のクマ出没地点マップの掲載を始めました。県内の振興局では、県南広域振興局一関総合支局に次ぐ取り組みです。クマの出没地点を公開することで、住民らの被害防止に役立てるとしています。

クマ出没地点マップは、2006年度と2007年度(8月末現在)に目撃情報が寄せられた142 地点をクマの足跡マークで表示しています。マークにカーソルを合わせると、出没年月 日、頭数が表示される工夫が為されています。マップを拡大することで、出没地点のおよその位置も把握できるので便利です。

ただし、国土地理院の配信している地図データ「電子国土」を利用しているので、Internet Explorer5.01以上、Netscspe7.0以上、Mozilla1.4/1.5上で動作するプラグインが必用なことと、OSはWindows XP/2000/NT4.0/Me/98SEに対応しており、Macintosh環境では使用できないことから、使用者が限定されることが難点です。残念ながら、当社ではパソコンはMacintosh環境ですので、久慈地方振興局のクマ出没地点マップを閲覧することができませんでした。

興味のある方は久慈地方振興局のウェブサイトをご覧下さい。詳しくは
岩手日報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:岩手日報 平成19年9月8日)

          久慈地方振興局福祉環境部のオフィシャルサイト 
http://www.pref.iwate.jp/~hp7002/

2007/09/21  
秩父でニワトリやヤギ、飼い犬の被害が発生(埼玉県)icon   埼玉県秩父市大滝では、今年の夏は例年になくツキノワグマの出没が相次いでいます。そして、ヤギが襲われたり、飼い犬がいなくなるなどの被害が出ており、市は住民に注意を呼びかけています。

大滝地区では今年の4月ごろから、クマの目撃情報が寄せられるようになりました。家畜の被害が出始めたのは7月中旬から。上中尾ではニワトリ2羽が襲われ、ヤギの親子3匹が被害に遭いました。三峰では民家の窓が破られ、てんぷらを揚げた油をクマがなめにきたとみられています。

鶉平では8月4日午前4時ごろ、民家の飼い犬が消えました。家人は留守で、犬の激しくほえる声に隣家の人が懐中電灯で山際を照らしたところ、クマを目撃しました。後で、犬をつないでいたワイヤが折れ曲がり、首輪だけが見つかりました。

秩父市大滝総合支所では「昨年は(家畜の被害は)なかったが、今年は家の近 くにクマが出没しているケースが多い。防災無線で住民に注意を呼び掛けて、猟友会に捕獲申請している。夜、散歩する人もいなくなり、住民の健康にもよくないので何とかしたい」としています。詳しくは
埼玉新聞のWeb埼玉をご覧下さい。(引用記事:埼玉新聞のWeb埼 平成19年8月29日)

2007/09/21  クマ出没による人身事故防止 岩手県が注意を呼びかけるicon   岩手県は8月27日、ツキノワグマの人身被害が多数発生する時期を前に、出没に注意をするように市町村に通知をしたと発表しました。

今年は1月〜7月末の出没件数は190件で、前年よりも86件少ない。有害捕獲も前年同期と比較して19件減の13件でした。ただし、キノコ採りや登山などに注意は必要だとしています。

東北森林管理局では、クマ出没との因果関係が指摘されているブナの実の結実は、岩手県は凶作が予想されています。しかし、岩手県自然保護課は平年の豊凶の範囲内として、昨年 のようなツキノワグマの多数の出没にはつながらないのでは、としています。詳しくは
岩手日報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:岩手日報 平成19年8月28日)

2007/08/27  
臨時休業のお知らせicon   展示会視察のため、下記の日程で臨時休業いたします。お客様にはご不便をお掛けしますがご理解の上宜しくお願い申し上げます。

                         
■臨時休業期間:平成19年8月28日(火)〜8月29日(水)

2007/08/27  飼料タンクに侵入したクマを捕獲・放獣(岩手県)icon   雫石町上野横欠の畜舎で8月22日朝、牛の飼料タンクに潜り込んだツキノワグ マは同日午前11時半ごろ、盛岡市動物園公社の獣医師らによって捕獲され、町内の山中に放されました。

クマは5、6歳の雄とみられ、体長約120センチ、体重48キロ。同日午前5時半ごろ、飼料タンクから音がし、中にクマがいるのを所有者の同町上野野中の男性(55)が発見。高さ約7メートルのタンク上部のふたが開けられていたのを確認。男性は雫石町役場に通報。同町職員や盛岡市動物公園の獣医師ら約20人が現場に 駆け付けました。


駆除も検討されましたが、麻酔による捕獲が選択されました。獣医師が吹き矢で麻酔を打ち、 眠っているクマをタンク内からクレーンでつり上げました。クマには発信器が取り付けられ、同町の山中に放獣されました。

男性の家族によると、クマは4年前から夏〜秋にかけ畜舎に姿を現し、牛の餌を食べていたそうです。タンクを狙われたことも2、3回あったが、中に入られたのは初めてとのこと。今年は10日ほど前からクマが現れていました。詳細は
岩手日報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:岩手日報 平成19年8月23日)

2007/08/27  
クマ目撃 今年もすでに85件の石川県で、共存目指しシンポicon   今年もクマの大量出没が石川県では心配されています。これまでの目撃件数は2005年 1年間の件数を上回り、比較的少なかった能登半島からの報告も相次いでい ます。餌不足や里山の荒廃でクマは生息域を広げているとみられています。秋にはさらに人里にクマが接近して来る可能性もあります。石川県は18日に公開討論会を開き、識者らがクマ対策の課題や共存の方法などで意見を述べました。

石川県が18日、白山市鶴来総合文化会館「クレイン」で開いたシンポジウム 「人とクマの未来は?」の公開討論会。県自然保護課の野崎英吉課参事は「2005年に餌が大豊作だったため、昨年はクマのベビーブームの年だった。今年の5、6月にはその時の子グマが親離れしている」と出没増を危惧、指摘します。白山市鳥獣害対策担当の村本和央主査は、柿の実などクマを誘因物を除去するよう協力を求めました。

出席者の石川県猟友会副会長の奥村勝幸さんは、「5年、10年すると鉄砲打 ちはいなくなる」と、クマ捕獲で最前線に立つ猟友会の会員減少と高齢化を悲嘆しました。

金沢大学の「角間の里山自然学校」代表、中村浩二教授は「クマ出没はリスク。しかし、問題解決に向けた行政、地域住民一体の盛り上がりは感じられない」と発言。解決策に里山管理や鳥獣管理スタッフの配置、ハンターの養成な どの必要性を訴えました。

討論に先立ち、基調講演した(財)自然環境研究センターの米田政明研究主幹は 「1978(昭和53)年と2004年を比較すると、北陸地方でもクマの出没 域が2、3キロ、人里の方に広がり、人身被害も増えている。里山を緩衝地帯にしてクマと人の生息域を分けることが大切だ」と説明しました。

石川県内でのクマの目撃情報は8月19日までに85件。同時期と比較すると、大量出没した2004年に迫っている。昨年まで数件しかなかった宝達志水町で15件と急増しています。クマの分布域が広がっているようで、県や猟友会などは秋に向け注意を呼び掛けています。詳細は
中日新聞のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成19年8月21日 中日新聞)

なお、石川県では県はホームページ(
http://www.pref.ishikawa.jp/sizen/kuma/index.htm) でクマ出没情報を公開しています。

2007/08/27  秋田県内各地トウモロコシ畑がクマに被害(秋田県)icon   好天に恵まれ順調に生育している岩手県内各地のデントコーン(トウモロコシ)畑には、それを狙ったクマが頻繁に出没して被害を発生させていますが、隣県の秋田県内各地でもトウモロコシ畑がクマに被害を受けています。以下は秋田魁新報に掲載された被害報道の記事からの引用情報です。


【8月18日 秋田県大館市】
8月18日朝、大館市比内町大葛字夏焼(なつやき)の畑で、収穫間近のトウモロ コシ約50本が被害を受けているのを、この畑を所有する女性(69)が発見し 大館署に通報しました。

女性によると、トウモロコシはいずれも実がきれいに無くなっており、周囲 にはクマのものとみられる長さ18センチの足跡が点々と残っていました。同署はクマによる食害とみています。女性の自宅から畑までは約50メートル。

秋田県警大館署によると、隣の畑では16日夜から17日朝にかけて、やはりトウモロ コシ約50本が被害に遭っています。 同署はパトカーで住民に注意を呼び掛けました。詳細は
秋田魁新報のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成19年8月20日 秋田魁新報)

【8月20日 鹿角市】
8月19日午前7時ごろ、鹿角市十和田大湯字赤川の畑で、トウモロコシ約25 本が食害を受けているの畑の所有者の男性(58)が発見し、鹿角署に通報 しました。

鹿角署の調によると、男性が畑の草刈りに行ったところ、畑から山側に向かってトウモ ロコシが散乱していたほか、クマのものとみられる足跡が見つかりました。畑から男性の自宅まで約5メートル。

現場は、国道103号から約100メートル離れた山際の集落の一画。クマ が出没したものとみられるので、鹿角署員がパトカーで付近住民に注意を呼び掛けました。詳細は
秋田魁新報のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成19年8月20日 秋田魁新報)

2007/08/27  
乗用車がクマと衝突(秋田県)icon   8月7日午前2時25分ごろ、秋田鹿角市八幡平字薬師川原の国道341号で、同市八幡平の女性(22)の乗用車が、走行中に道路でクマと衝突しました。車の前部が壊ましたがドライバーには怪我がありませんでした。

鹿角署の調べによると、女性が花輪方向から八幡平方向に走行中、前方にいたクマを発見して急ブレーキをかけたのですが、間に合わずクマと衝突してしまいました。クマは負傷し道路右側の雑木林に逃げました。

現場は民家まで約50メートルの距離でした。女性から通報を受けた鹿角署員や地元猟友会の計13人が警戒に当たり、同日午前5時50分、逃げ込んだ雑木林の中にいたクマを発見し射殺しました。体長約1メートルのメスの成獣でした。詳細は
秋田魁新報のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成19年8月7日 秋田魁新報)

2007/08/20  
ブナの凶作を予測、東北森林管理局icon   東北森林管理局は8月13日までに、今年のブナの結実予測をまとめました。青森県は「凶作」としています。ブナの実の豊凶は、人里へのクマ出没などと関連があるといわれており、青森県自然保護課は「過去にブナの実が凶作の年はクマが多く出没しているため、今年も用心してほしい」と注意を呼び掛けています。

東北森林管理局は毎年度、福島を除く東北5県の145カ所で、ブナの開花と結実の状況をそれぞれ初夏と秋に調査し、開花の数から実のなり具合を予測しています。

開花数が多いほどブナの実は豊作と見込まれます。今年の青森県での開花調査では、ほとんどの木に開花が見られる地点が3カ所、約半数の木に開花が見られる地点が11カ所、わずかな木にのみ一部開花が見られる地点が15カ所、まったく開花 が見られない地点が9カ所でした。このため同管理局は秋の結実を「凶作」と予測しました。なお、青森県以外では、山形県を「並作」、岩手県、秋田県、宮城県を「凶作」と予測しています。

過去3年間の青森県の結実状況は、2005年度が「並作」だったが、2004、2006年度は、結実数が凶作をさらに下回る「皆無」。ブナやクリなどの堅果類 は秋にツキノワグマの重要な餌となり、不作の年にはクマが餌を求めて人里に下りるといわれています。2006年度は県内でクマの出没が相次ぎ、青森県警や青森県自然保護課によると、目撃件数は2005年度の6倍強に当たる301件で、108頭を有害捕獲しています。詳しくは
東奥日報社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成19年8月14日 東奥日報

2007/08/10  
夏期休業のお知らせicon   8月12日(日)〜8月19日(日)まで全ての業務をお休みさせていただきます。なお、8月11日は午前中のみ営業いたします。
                         皆様 楽しい夏休みをお過ごし下さい。 宜しくお願い申し上げます。


2007/08/10  
長野県軽井沢町で女性がクマに襲われ負傷(長野県)icon   8月8日午前7時前、長野県軽井沢町軽井沢で、自宅の庭の草取りをしていた女性(64)が、突然、後ろから現れたツキノワグマに襲われ、右肩をかまれ るなどして2週間から3週間のけがをしました。

県警軽井沢署の調べによると、女 性を襲ったクマは、体長約1メートルで、女性が大きな声を上げると 林の中へ逃げたそうです。現場はJR軽井沢駅から北に約1キロ離 れた別荘や住宅が立ち並んだところで、観光や避暑に訪れた人たちの姿も多く見られる所です。

警察では、地元の猟友会や野生動物の監視活動を町から委託されているNPOなどと連携してクマを捜すとともに、パトカーで巡回して警戒を呼びかけています。軽井沢町では、平成14年9月にも山林を散策中の観光客がクマに襲われて軽傷を負っています。詳しくは
NHKニュースのオフィシャルウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成19年8月8日 NHKニュース)

2007/08/10  軽井沢別荘地でで女性がクマに襲われ負傷(長野県)icon   8月8日午前6時58月8日午前6時50分ごろ、長野県軽井沢町軽井沢の交差点付近の民家の庭で、草取りをしていた同町の女性(64)がツキノワグマに襲われました。女性は頭を 引っかかれた、右肩にも噛みつかれ、数週間の怪我を負いました。クマは山林地帯に逃げこんだとみられ、県警軽井沢署が地元の猟友会の協力を得てクマの行方を追っています。

軽井沢署の調べによると、クマの体長は約1メートル。女性がしゃがんで庭の手入れを している時に、背後から襲い掛かったそうです。詳細は
時事通信社のオフィシャルウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成19年8月8日 時事通信社ウェブページ)

2007/08/10  軽井沢別荘地でで女性がクマに襲われ負傷(長野県)icon   長野県軽井沢町軽井沢の別荘街で、自宅庭の草取りをしていた女性(64)がツキノワグマに襲われ、負傷したと家族から110番通報がありました。町が防災無線でクマの出没情報を伝え、地元のNPOなどがこのクマを探しています。

軽井沢署によると、女性は、庭でしゃがんでいたところを後ろからクマに襲われ、 頭や右肩をひっかかれたとのことです。全治2週間程度のけがを負いました。

町内で捕獲されたクマは、町から委託を受けた町内のNPO法人が発信器をつけて行動を管理していますが、今回のクマは過去に捕獲された経歴がないということです。現場周辺には別荘やマンションが立ち並んでおり、軽井沢駅から北に約1キ ロ、旧軽井沢銀座から南に約1キロ離れています。詳細は
朝日新聞社のオフィシャルウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成19年8月8日 Asahi.com)


【コメント】
長野県軽井沢町ではツキノワグマやニホンザル、イノシシなどの野生動物が町中や別荘地域に頻繁に出没し、人との軋轢が生じています。そこで、町では野生動物の調査研究に実績のある町内の
NPO法人ピッキオに野生動物の調査研究、被害対策、追い払いなどの業務委託しており、その取り組みについては国内・海外から注目されております。

今回のクマによる人身被害について、ピッキオに勤めている友人から次のような私信を頂きました。

1.現在19頭のクマに発信機を装着し、その動向を把握している。過去に捕獲し、お仕置き放獣後に、追跡調査しているそれらのクマは、再出没していないか、再被害を発生させていない。
2.今回の女性を負傷させたクマは、これまで捕獲されていないイレギュラーな個体であった。
3.足跡を確認したが、かなり小さかったので、今年親グマから離されたばかりで、自分の行動域を開拓中の若い個体だったと推測される。(そのような個体は、思いがけないような場所に現れる傾向がみられる)
4.
カレリアン・ベアドッグによる、クマの臭いからの追跡によって、加害グマの被害現場までの移動ルートと、被害現場からの逃走ルートはある程度把握されている。ただし、現場はクマの出没がまれな地域なので、なぜ「その庭」に侵入したか検証中である。
5.ゴミがクマを誘引した可能性は否定できない。現場から1キロ圏内に、クマを誘引するようなゴミの放置(ゴミ集積所?)が確認されている。
6.被害現場は構造物(柵、塀、垣根?)で囲まれた敷地内だった。なぜ、クマがそこに侵入したのか不明であるが、囲まれた中に入ってしまい、クマが動揺(パニクル)していただろうことは推測される。そのときに、たまたま後ろ向きで庭の手入れをしていた女性が目に入り、とっさに襲ってしまったということは、十分考えられるし、過去に他で発生した似たような事例を数件把握している。ただし、なぜクマが女性を襲ったのかについては、今後検証が必要であるが、負傷した女性からは、直接話はまだ聞いていない。
7.軽井沢町とピッキオのこれまでの取り組み(学習付け移動放獣、テレメトリー調査、クマ対策ゴミ箱の開発と設置、カレリアン・ベアドッグを利用した先進のクマ対策、地域住民への積極的な啓蒙普及・啓発活動、昨年軽井沢町内で開催されたアジアで初めての国際クマ会議の積極的なバックアップなど)が後退しないように、住民やマスコミには十分説明し、各方面に働きかけている。
さらに、今回の人身被害については、科学的な検証と解明に取り組む予定であり、結果については積極的に公表していきたい。

ピッキオの活動を詳しく知りたい方は、NPO法人ピッキオのオフィシャルウェブページをご覧下さい。なお、NPO法人ピッキオは一般的な自然保護団体でも、まして動物愛護団体でも、誤った思想を提唱しているどこかの変質的なクマの団体でもありません、あしからず。

●NPO法人ピッキオのオフィシャルウェブページ 
http://npo.picchio.jp/
●カレリアン・ベアドッグ 
http://outback.cup.com/karelian_bear_dog.html

2007/08/10  手負いのヒグマが逆襲 ハンター大けが(北海道)icon   8月8日午前6時ごろ、北海道様似町の山林で、近くに住むハンターの男性(68)がヒグマに襲われ、顔を殴られて大けがをしました。

警察などによると、男性さんは8日夕方、現場近くの牧場でヒグマが目撃されたという情報があったことから、町の依頼でヒグマを撃ちに行っていました。そして、牧場でヒグマを撃ち、手負いのクマが山林に逃げたため追いかけていたところ、襲われたということです。

現場は、様似町の中心街から4キロほど離れた山林で、付近には牧場や住宅が点在しています。ハンターを襲ったヒグマは山林の中に逃げたとみられるので、警察や役場は、付近の住民に注意を呼びかけています。そして、9日 朝から別のハンターの協力を得て、クマの行方を捜索する予定です。詳しくは
NHKニュースのオフィシャルウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成19年8月8日 NHKニュース)

2007/08/10  駆除中のハンターヒグマに襲われ重傷(北海道)icon   8月8日午前6時ごろ、日高管内様似町岡田の山林で、同町在住の男性A(68)がヒグマに襲われ頭などをツメで切られる重傷を負いました。浦河署の調べでは、同日午後5時ごろ、付近の牧場からクマの目撃情報が様似町役場に寄せられ、猟友会の男性は駆除中でした。

牧場主のT氏(56)によると、ハンターの男性が駆けつけた時もクマは 牧場内におり、150メートルぐらい先からハンターの男性が発砲、負傷したクマは 山林に逃げ込みました。ハンターの男性は一人で山林に入り再び発砲したが、同時にハンターの男性の悲鳴とクマのうめき声が聞こえたという。クマは逃げ去り、間もなく、ハンターの男性が顔面血だらけで戻ってきたとのことです。

様似町や浦河署、地元猟友会などは9日午前5時から、現場周辺でクマの駆除に行います。詳しくは
北海道新聞社のオフィシャルウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成19年8月8日 北海道新聞社のオフィシャルウェブページ)

2007/08/10  知床五湖の遊歩道でヒグマ出没激増/6,7月全面閉鎖33日(北海道)icon   世界遺産・知床の人気観光スポット・知床五湖の遊歩道は、今年の6、7 月だけでも33日間にわたって全面閉鎖となっていたことが網走管内斜里町のまとめで判明しました。かつて見られなかった場所へのヒグマの出没が相次いだためで、全面閉鎖は昨年同期(4日間)の8倍以上、一昨年(7日間)の4倍以上の長期に上っています。

知床五湖は入り口の「一湖(いっこ)」から、「二湖」「三湖」「四湖」 「五湖」を順番に観覧できる木道が整備されています。しかし、近年、遊歩道周辺でのヒグマ出没が頻発したため、閉鎖日数が増えています。2004年には、観光客に接近したヒグマが威嚇行動をとったことから、6,7月中に41日間も全面閉鎖され る異常事態となりました。ヒグマ出没が増えたのは、人間を怖がらなくなった「新世代のヒグマ」の登場が原因との見方もあります。

斜里町は2005年、遊歩道の一部に電気柵を設置して、北東部の森から一、二 湖周辺へのヒグマの侵入を防ぐ措置をとりました。これが功を奏して、昨年と一昨年は閉鎖が減ったとみられていました。

ところが、今年は南西部の森から特定の親子グマが頻繁に一湖周辺に入り込 んでいます。観光客は、昨年、五湖近くに造られた高さ約2メートルの高架木道から一湖だけ望んで帰らざるを得ない状況です。

五湖遊歩道でのクマ対策を担っている
(財)知床財団は「親子グマが来るようになった理由はわからないし、どうしようもない」と困惑気味。電気柵を遊歩道の 南西側に増設することは、クマと観光客を一空間に閉じこめてしまうため、 「より危険」(知床財団)という話です。詳しくは北海道新聞社のオフィシャルウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成19年8月8日 北海道新聞社のオフィシャルウェブページ)

なお、当社は(財)知床財団の活動を支援しております。

2007/08/08  
クマ対応マニュアル作成 山梨県都留市icon   山梨県都留市は、クマの目撃情報が寄せられた際の関係機関の対応を示したマニュ アル「連絡体制表」を策定しました。市民への周知を強化するために、消防車を巡回させて注意を呼び掛けることを新しく盛り込んだのが特色です。

クマ対応マニュアルは、これまで慣習化していた取り組みを明文化し、有事の迅速な対応につなげようと計画したものです。都留市や市教育委員会、市消防本部、警察、猟友会などの役割分担を明記しています。

同マニュアルでは、新たに消防団に協力を求め、クマの目撃情報が寄せられた地域の分団は消防車を出動、スピーカーで地元住民に注意を喚起するとなっていまる。これまでは防災行政 無線や市の広報車で周知していました。

マニュアル策定の背景には、クマの目撃情報の増加が挙げられます。市によると、本年度の目撃情報は4件ですが、昨年度は前年度の3件から35件に急増しています。本年度から都留署が大月署に統合されて分庁舎となり、人員が減少したことも一因となっています。詳細は
山梨日日新聞のオフィシャルウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成19年8月4日 山梨日日新聞)

2007/08/08  日本哺乳類学会2007年度大会のご案内icon   今年度の日本哺乳類学会は東京農工大学にて9月14日から17日まで開催されます。詳細は以下のホームページをご覧下さい。

          ●日本哺乳類学会2007年度大会 http://www.mammalogy.jp/msj2007/

2007/08/08  
第13回日本野生動物医学会大会のご案内icon   9月6〜9日のアイーナ aiina(いわて県民情報交流センター/JR盛岡駅西口徒歩5分)にて、第13回日本野生動物医学会大会が開催されます。9月8日の口頭発表で、「有害捕獲個体を用いたニホンツキノワグマの栄養状態指標と繁殖指標に関する検討」が予定されています。詳細は以下のホームページをご覧下さい。なお、当社は第13回日本野生動物医学会大会に広告協力をしております。

          ●第13回日本野生動物医学会大会 http://www.ictnet.ne.jp/~smo2509/13thwmc/

2007/08/02  
パワー森林香が雑誌に紹介されましたicon   『モノ・マガジン』No.567 2007年8/16-9/2合併号(ワールドフォットプレス)の巻頭企画"TREND EYES"で、蚊取り線香の特集(P18-19)が組まれ、当社で発売しているパワー森林香(赤箱)が紹介されました!

2007/08/02  
第13回クマを語る集いのお知らせicon   今年の10月に、山形県内で開催を予定している『第13回クマを語る集い』についてのお知らせです。
開催実行委員会の事務局からの話では、開催は10月20日(土)か10月27日(土)のどちらかになるそうです。開催場所は検討中です。

第13回クマを語る集いの
仮ホームページと集会案内のドラフト版がインターネットにアップされましたので、詳しくはそちらをご覧下さい。

              
第13回クマを語る集い http://web2.nazca.co.jp/kumawokataru2007/index.html


2007/08/02  
公園内の池でクマが水泳!?(秋田県)icon   7月31日午前9時45分ごろ、秋田県北秋田市上杉の県立北欧の杜公園内の池で、ツキノワグマ が泳いでいるのを通りかかった男性が発見し、北秋田署合川交番に通報しました。

クマは体長約1メートル。池は同公園の南西部にあり、広さ約8ヘクター ル。近くに民家が点在しています。北秋田署では住民に注意を呼びかけたほか、地元猟友会が警戒しています。詳細は
秋田魁新報のオフィシャルページ「さきがけonTheWeb」をご覧下さい。(引用記事 平成19年8月1日 秋田魁新報)

2007/08/02  
学校グラウンドにクマ出没(秋田県)icon   7月23日午後零時半頃、秋田県上小阿仁村小沢田の上小阿仁小・中学校グラウンド にツキノワグマが1頭が出没しました。児童や生徒には怪我はありませんでした。

北秋田署の調べによると、上小阿仁小・中学校の玄関前で上小阿仁小教諭が体長約1メートルのク マを発見しました。クマは同校近くの山林に入っていったそうです。同校は夏休み中で、一 部の児童生徒が部活動のため登校していましたが、昼休みの時間帯にクマが出没したのでグ ラウンドは無人でした。村では防災無線で住民に注意を呼び掛けており、地元猟友会も周辺の警戒に当たっています。詳細は
秋田魁新報のオフィシャルページ「さきがけonTheWeb」をご覧下さい。(引用記事 平成19年7月23日 秋田魁新報)

2007/07/15  クマに襲われ男性が二人負傷(秋田県)icon   7月11日午前8時15分ごろ、秋田県仙北市田沢湖生保内字刑部沢で、山林の下刈りに向かうため林道を歩いていた同市田沢湖神代字戸伏の男性(53)とその長男(28)がツキノワグマに襲われました。2人とも爪で引っかかれ、男性は左腕裂傷で市内の病院に入院、長男はかすり傷を負いました。

仙北署によると、2人が同僚8人とともに草刈り機などを持って、沢沿いの 林道を1列になって歩いていたところ、沢側の斜面を上って林道に突然出たきたクマと遭遇。先頭にいた男性が襲われ、助けようとした長男も腕 にけがをしました。クマは体長1メートルほどで成獣とみられます。詳細は
秋田魁新報のオフィシャルページ「さきがけonTheWeb」をご覧下さい。(引用記事 平成19年7月11日 秋田魁新報)

2007/07/15  
女性がクマに襲われ負傷(秋田県)icon   7月10日午後3時ごろ、秋田県五城目町馬場目字滝ノ沢の農道で、近くに住む女性(71)がクマに襲われ、左人さし指を開放骨折するけがを負いました。

五城目署の調べでによると、女性は自宅から約500メートル離れた畑で農作業を終え帰宅途中、農道脇の草むらから突然出てきたクマに襲われ、左手指をかまれました。体長などは不明ですが子グマとみられます。クマはそのまま逃げ去りました。女性が自宅 に戻った後、家族が救急車を呼びました。同署では町や地元猟友会と協力して警戒に当たっています。詳細は
秋田魁新報のオフィシャルページ「さきがけonTheWeb」をご覧下さい。(引用記事 平成19年7月10日 秋田魁新報)

2007/07/15  
フキ採りの男性、クマに襲われけが(秋田県)icon   7月7日午後4時半ごろ、秋田県仙北市角館町西長野月見堂の山林で、フキを採ってい た同所在住の男性(77)が、ツキノワグマに襲われ頭の骨を折るなど約1カ月の 重傷を負いました。

仙北署の調べでは、男性は1人でフキを採っていた時に、突然体長1メート ルほどの成獣とみられるクマに遭遇し、頭部を引っかかれました。その後、約500メートル離れた自宅に自力で戻り、119番通報しました。現場は国道46号から北側に150メートルほど入った地点で、近くの民家 まで約300メートルの距離でした。詳細は
秋田魁新報のオフィシャルページ「さきがけonTheWeb」をご覧下さい。(引用記事 平成19年7月7日 秋田魁新報)

2007/07/15  
秋田県内でクマ出没相次ぐ 秋田市雄和・河辺、五城目町icon   秋田東署によると、7月1日午前8時半ごろ、秋田市雄和女米木字白川で、体長約1メートルのツキノワグマが県道沿いの高尾山へ入るのを、通りがかりの男性が目撃。付近の民家まで約100メートルの場所でした。同日午後1時40分ごろには、民家から約50メートル離れた同市河辺三内字繋沢の果樹園付近で、通りがかりの男性が体長約1メートルのクマを目撃しました。

五城目署によると、同日午後7時10分ごろ、五城目町富津内中津又字大台の国 道285号で、車を運転中の男性が道路を横切るクマを目撃。付近は民家が点在しています。詳細は
秋田魁新報のオフィシャルページ「さきがけonTheWeb」をご覧下さい。(引用記事 平成19年7月2日 秋田魁新報)

2007/07/15  
なぜ男性はクマに襲われ死亡したのか!?(秋田県)icon   6月14日、秋田県側の鳥海山5合目の鉾立駐車場の北約700メートルの山中で、前日から行方不明となっていた山形県のタケノコ採りの男性が遺体で発見されました。現場の様子やその後に行われた司法解剖などから、被害者は生前にツキノワグマに襲われ、それが原因で外傷性ショック死したと見られています。

しかし、なぜクマがその男性を襲い、男性は死亡しなくてはならなかったのでしょうか。山形県で調査研究活動をしている友人の研究者からの私信では、遺体は損傷が激しく、手に携帯電話を握りしめた状態で遺体が発見されたそうです。クマに襲われ死亡する前に、携帯電話を取り出して救助を求めようとする時間的な余裕があったということでしょうか。残念ながら現場は圏外だったのか、男性の救いを求める声(電波)は家族に届くことはありませんでした。

このような悲劇が起こった真の原因について、取材にあたった秋田魁新報社本荘支局の記者の記事が、
『地方点描:クマの脅威』(平成19年6月22日 秋田魁新報のオフィシャルページ「さきがけonTheWeb」)に掲載されました。とても重要なことが指摘されておりますのでご紹介いたします。以下は記事の転載です。

クマに襲われた男性の遺体が発見された6月14日の当日は、捜索中と遺体発見後の2度、クマが現場周辺で目撃されていた。最悪の結果に「なんでこんなことに」という言葉が口をついた。その時、地元猟友会の一人が山の方を指さし、「あれが原因の一 つ」。その先にあったのは、
弁当の空き箱や空き缶などが入っているとみられるコンビニのレジ袋。捨てられてからあまり日がたっていなかった。このよう な入山者の心ない行為が、クマたちに人間の食べ物の味を覚え込ませ、さらには、臭いのする方向にクマを近づけさせているのだ、と嘆いた。

現場周辺には亡くなった男性が持参していた食料が食い散らかされていたという。近くにある鉾立山荘の管理人は「登山者に比べ、
山菜採りのマナーはいいとはいえない。ごみを平気で山の中に捨てる人が後を絶たない」と指摘する。クマは本来、憶病で人のいる場所を避けようとする習性がある。襲われるのは、出合い頭や子グマを連れている状況などに多い。人の存在を知らせる鈴 やラジオの音はクマとの遭遇を避ける有効な手段とされている。

しかし、今回、現場周辺に出没したクマは違っていた。銃声にも逃げなかっ た。人間の食べ物目当てに近づいてきたのだろうか。
今回の事故をクマのせいと片付けられない。この“異常行動”を誘発させたのはほかならぬ人間である可能性があることを深慮しなくてはならないだろう

(引用記事 平成19年6月22日 
秋田魁新報のオフィシャルページ「さきがけonTheWeb」

2007/07/15  
山菜採り入山自粛を呼びかける(秋田県)icon   秋田県側の鳥海山5合目で、ツキノワグマに襲われたとみられるタケノコ採りの男性の遺体が6月14日に発見されたことを受け、秋田県警にかほ署は6月16日、現場周辺をパトロールし、タ ケノコ採りなどでの入山を控えるよう呼びかけました。また、地元猟友会などは人慣れしたクマは、人に近づくこを恐れなくなると指摘し、警戒を強めています。

パトロールは午前5時ごろから午後1時ごろまで実施されました。現場付近の鳥海ブルーライン脇に止められた車数台は、大半が県外ナンバーで、同署員が車内の人にチラシを渡して「危険なので山に入らないように」と警告しました。しかし、 中にはチラシを受け取り、署員に警告をされても「自分は大丈夫」などと言って、山に入る人もいたとそうです。
詳細は
秋田魁新報のオフィシャルページ「さきがけonTheWeb」をご覧下さい。(引用記事 平成19年6月16日 秋田魁新報)

2007/07/06  
遺体で発見の男性の死因が判明(秋田県)icon   秋田県の鳥海山にタケノコ採りに出掛けたまま行方不明となり、6月14日に秋田県にかほ市象 潟町の鳥海山五合目の山中で、遺体となって発見された山形県在住の男性(63)の死因が判明しました。

15日、秋田大学医学部で行われた司法解剖により、死因は外傷性ショック死と判明しました。男性は生存中にクマに襲われたとみられます。

にかほ署によると、死亡した男性の体には、クマに付けられたとみられる爪跡や歯形が残り、衣類も引き裂かれていました。死亡時間は13日午前中とみられます。
事故を受けて、秋田県やにかほ市は15日、現場周辺やブルーラインの秋田県側入り 口付近などに、タケノコ採りを控えるよう求める看板を設置。同署はパトロールを行い、タケノコ採りや登山客らに注意を呼び掛けました。詳しくは
秋田魁新報のウェブページをご覧下さい。(引用記事 平成19年7月6日 秋田魁新報)

2007/07/06  マタギが山にクマの好物を植樹(秋田県)icon   秋田県の仙北マタギの伝統を受け継ぐ大仙市豊岡の豊岡マタギ達が、今年4月に大仙市大神成の山すそにヤマグリの苗木10本を植樹しました。三代目シカリ(マタギグループの統率者)の鈴木隆夫さん(57)は、「自然との共生がマタギの教え。ヤマグリはクマの好物で、山に食べ物が増えればクマが里に出てくることも減るはず」と話しています。

豊岡マタギは、同市中仙地域の小滝山周辺を狩り場としています。メンバーは鈴木シカリ、二代目シカリの息子の渡辺清孝さん(51)をはじめ、同地域の40代から70代までの12人。世話役の戸堀操さん(69)は「マタギだけでは生活できないので、普段は農業や会社勤めの人が多い。ただ、みんな仙北マタギの伝統、文化を守ろうと頑張っています」と話しています。

今回の植樹は「山の環境や動物を守り育て、その中で少し恵を授けてもらう」という先人たちの教えを踏まえたもの。メンバーが手分けし、マタギの経験から知っているクマの通り道沿いの山すそ数カ所に、高さ50センチほどのヤマグリの苗木を植樹しました。順調に育つと、3年後には実がなり始めるそうです。今秋にはクマをはじめ、テンなど野生の獣の食べ物となるヤマナシの苗木を植える計画もあります。

戸堀さんは「植える本数は少ないが、自分たちができる範囲で取り組んでいきたい。次の世代に豊かな自然を残していくのが務め」と思いを語っています。(引用記事:平成19年4月19日 秋田魁新報)


なお、この新聞記事は、先日東京で開催された第18回ブナ林と狩人の会:マタギサミットin東京の会場で、記事の中に登場する豊岡マタギの戸堀操さんから直説いただきました。

2007/07/06  
熊鈴クラシックの在庫についてのお知らせicon   皆様に好評をいただいておりますカナダ製のクマ避け鈴、【熊鈴クラシック】の在庫についてお知らせいたします。

現在在庫している【
熊鈴クラシック】は、ブラックとホワイトの2種類のみとなります。他の色の今後の入荷の予定はございません。
ただし、鈴が2個付いた【
熊鈴クラシックW】は、4色とも在庫しております。

2007/07/03  第18回ブナ林と狩人の会:マタギサミットin東京icon   去る6月30日(土)PM13:30より、東京大学農学部弥生講堂にて、「第18回ブ ナ林と狩人の会:マタギサミットin東京」(主催:第18回『ブナ林と狩人の 会:マタギサミット』実行委員会)が開催され、秋田県阿仁・仙北・由利、山 形県小国・鶴岡・高畠、長野県栄(秋山郷)などのマタギ関係者や、クマやシ カ、ニホンザルなどの研究者、マスコミ・出版社関係、行政担当者、 NGO,NPO関係者、大学生、一般など約200人の参加がありました。

【第18回ブナ林と狩人の会:マタギサミットin東京 〜 「今、マタギが語 るー自然とともに歩むために」】では、これまで秋田県や山形県、新潟県、長 野県などのマタギ集落及びその近郊で開催されてきた広域的山村交流会議を、 初めて首都・東京で開催することによって、首都圏に暮らす人々にマタギとそ の文化、そして熊やカモシカなどの野生動物と地域に暮らす人々との関係につ いて考えて頂きたい・・・という目的で開催されました。

文学作品や映画、コミック、アニメ、マタギ○○と名付けられた居酒屋や料 理、様々な商品、様々なマスコミ報道などのよって、「マタギ」という言葉や イメージが勝手に一人歩きしている中で、現役のマタギが直接本音を発言する ...それも最高学府・東京大学で...は、そのことだけで歴史に残るような意義 のある出来事だったと思いました。

当日のプログラムは次の通りです。

  主催者挨拶:
  第18回ブナ林と狩人の会:マタギサミットin東京実行委員会委員長
  東北芸術工科大学 教授 田口洋美

  協力者挨拶:
  東京大学 教授 佐藤宏之

  司会:
  東京農工大学 准教授 神崎伸夫

  科研チーム中間報告(※)

  「森を守るために都市に何ができるか」
  東北芸術工科大学 教授 田口洋美

  パネルディスカッション
  「何故、クマは里に下りるのか:マタギの本音」

  パネリスト:
  工藤朝男(山形県鶴岡市)
  福原直市(長野県栄村)
  戸堀操(秋田県大仙市/旧仙北町)
  松橋吉太郎(秋田県北秋田市/旧阿仁町)
  齋藤初男(山形県小国町)
  佐藤實(山形県小国町)
  尾形薫(山形県高畠町)

  コーディネイター
  早稲田大学 教授 三浦慎吾
  東京大学 教授 佐藤宏之
  東北芸術工科大学 教授 田口洋美

  ※平成18年度〜平成20年度:文部科学省・日本学術振興科学研究費補助金(基盤B)
  「少子高齢化時代における持続的資源利用型狩猟システムの開発に関する新領域研究」

  なお、第18回ブナ林と狩人の会:マタギサミットin東京に関しての記事が、 東京新聞のウェブページに掲載されています。

  東京新聞(2007.7.1朝刊)
  『クマ駆除の現実 マタギに憂い  サミット、都内で初開催』
  
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007070102028628.html

2007/07/03  
クマに襲われ男性死亡(秋田県)icon   6月14日午後2時15分頃、秋田県にかほ市象潟町の鳥海山5合目付近の竹やぶで、山形県遊佐町杉沢の男性(63)が遺体で見つかりました。右足がちぎれ、噛まれた跡などもあり、にかほ署はツキノワグマに襲われた可能性が高いとみています。

同署によると、男性はタケノコを採るために、13日の早朝に自宅を出て鳥海山に向かっていました。夕方になっても帰宅しないので、家族が110番通報しました。県警などが付近を捜索中、クマを目撃しています。(引用記事:平成19年6月15日 朝日新聞)

2007/07/03  
クマに襲われ、タケノコ採りの女性けが(秋田県)icon   6月10日、秋田県にかほ市象潟町の鳥海山で、タケノコ採りの女性がツキノワグマに襲われ怪我を負いました。

2007/07/03  
クマ目撃情報(岩手県)icon   6月5日午後4時10分頃、岩手県一関市弥生の国道284号線で、車で通行中のドライバーから「クマを見た」との通報が警察にありました。クマは成獣とみられ、車に気がつき南側の山に去っていったそうです。

現場は弥生小学校の西側約500メートルの地点。一関署や一関市が同校や付近の住民に警戒を呼びかけています。(引用記事 平成19年6月6日 岩手日報)




gif. Old Bear Information 2-10-2 (2007.07.03~2007.09.21)

gif. Old Bear Information 2-10-1 (2007.01.02~2007.06.13)

gif. Old Bear Information 2-9-2 (2006.08.02~2006.12.28)

gif. Old Bear Information 2-9-1 (2006.01.01~2006.07.29)

gif. Old Bear Information 2-8-2 (2005.01.03~2005.07.28)

gif. Old Bear Information 2-8-1 (2005.01.03~2005.07.28)

gif. Old Bear Information 2-7-2 (2004.05.02~2004.12.24)

gif. Old Bear Information 2-7-1 (2004.01.01~2004.04.28)

gif. Old Bear Information 2-6-3 (2003.09.05~2003.12.25)

gif. Old Bear Information 2-6-2 (2003.07.01~2003.08.30)

gif. Old Bear Information 2-6-1 (2003.01.06~2003.06.30)

gif. Old Bear Information 2-5-3 (2002.10.03~2002.12.27)

gif. Old Bear Information 2-5-2 (2002.07.01~2002.09.11)

gif. Old Bear Information 2-5-1 (2002.01.01~2002.6.29)

gif. Old Bear Information 2-4-3 (2001.08.02~2001.12.28)

gif. Old Bear Information 2-4-2 (2001.06.01~2001.07.31)

gif. Old Bear Information 2-4-1 (2001.01.01~2001.05.31)

gif. Old Bear Information 2-3-2 (2000.07.01~2000.12.22)

gif. Old Bear Information 2-3 (2000.01.11~2000.06.23)

gif. Old Bear Information 2-2 (1999.10.04~1999.12.24)

gif. Old Bear Information 2-1 (1999.01.17~1999.09.28)

gif. Old Bear Information 1-1 (1998.03.06~1998.12.14)

gif. indexに戻る


grizzly foot small
有限会社アウトバック