過去の新規情報 VOL.2-11-1



赤鉛筆 過去の新規情報 (2008.01.03〜2008.12.03)

2008/12/3  軽井沢駅前通り沿いにクマ出没(長野県)icon    11月30日午後1時半ごろ、JR軽井沢駅から「旧軽井沢銀座」に至る北佐久郡軽井沢町軽井沢のメーン通り沿いの駐車場付近に、雌のツキノワグマ1頭が出没しました。近くに別荘や住宅が多いため、町は地元猟友会に要請し猟銃で捕殺しました。けが人はありませんでした。

クマは体長1.33メートル、体重70キロで、成獣とみられます。駐車場の管理人が「クマらしい動物がいる」と町に通報。町から熊対策を受託している同町のNPO法人ピッキオのスタッフが監視していたところ、クマは別荘や住宅がある袋小路に逃げ込みました。町は環境省に緊急駆除の実施を連絡し、軽井沢署員や町職員らの立ち会いで、午後2時半ごろ、猟友会員が発砲し、射殺しました。

有害駆除したクマは、ピッキオが行動を追うための発信機を取り付けていない未確認の個体でした。ピッキオによると、この時期にクマが街中に出没するのは珍しいとのこと。胃の中には何も入っていませんでした。

同町では11月6日、旧軽井沢の観光名所雲場池を訪れた観光客の女性がツキノワグマに襲われ、軽傷を負っています。詳しくは
信濃毎日新聞社のウェブぺーふ信毎webをご覧下さい。(引用記事:平成20年12月1日 信濃毎日新聞社 信毎web)

2008/12/3  
軽井沢駅前通り沿いに出没し、有害駆除されたクマに関して(長野県)icon    11月30日に長野県軽井沢町の町中に出没し、緊急駆除されたツキノワグマに関して、町からのクマ対策の受託で現場に出動したNPO法人ピッキオのスタッフから、状況などの詳しい情報が私信で寄せられました。転載の承諾をご本人から頂きましたのでご紹介させていただきます。

1.信濃毎日新聞には「袋小路に逃げ込んだ」と書かれてありますが、実際には袋小路にクマが逃げ込んだのではなく、最初からそこにいたのです。ただし、大筋は記事の通りです。私(NPO法人ピッキオのスタッフ)が確認した際、13mの距離からクマは走り寄ってきましたが、クマ撃退スプレー(当社のカウンターアソールト)を噴射させてクマをUターンさせました。

2.(クマがいた場所は)壁と塀にはさまれた幅2mほどの通路であり、どうしてここにいるのか、という場所でしたが、現場には1ヶ月ほど前のクマ糞(内容物はドングリ)がありました。11月30日に初めてここへ来たわけではないようです。

3.11月6日にクマが出没した地点の近くであり、同一個体であるかどうかが確認できればと思う。また、周辺では過去にレストラン等でクマにゴミを荒らされたとの情報があるので、そうした情報との関連性を視野に入れて調査したいと思う。

4.【クマ撃退スプレー(当社の
カウンターアソールト)の効果について】
  学習放獣時に2度、それに今回を合わせて3回噴射したが、いずれも直前でクマの向きを変えることができた。
  100%ではないとのことだが、クマ撃退スプレーの威力を感じている。
  今回はクマが距離4mあたりに来るまで我慢してから噴射した。


2008/12/3  
長野県内の人身事故増加 人身被害者12人(長野県)icon    長野県内でツキノワグマに襲われて負傷する被害が、今年は12人(11月27日現在)にのぼっています。一昨年の18人(2人死亡)に次ぐ過去2番目の多さで、昨年の3人から増加。ほとんどは無防備に山中に入って襲われていますが、10月には軽井沢町で観光客が負傷しています。入山者だけでなく住民、観光客への注意喚起が必要になっています。

長野県野生鳥獣対策室によると、ツキノワグマと遭遇、負傷したのは、キノコ狩りや山菜採り、ハイキングなどで入山した人たちが大半を占めています。負傷者のうち9人は鈴やラジオなどを持ち歩く“クマ対策”を講じていいませんでした。

山のドングリが凶作だった2006年は各地で民家近くにクマが出没。この事態を受けて県は昨年度から、専門知識をもつ特定非営利活動法人(NPO法人)信州ツキノワグマ研究会(松本市)など3団体を「クマ対策員」として配置しました。生息や行動パターンを調査して農産物被害対策や、市町村と連携して、入山者や観光客の安全対策に取り組んでいます。

軽井沢町では11月6日、雲場池の周回道路を散策していた女性がクマに襲われ、背中に引っかき傷を負いました。秋の紅葉シーズン、人出でにぎわう旧軽井沢地区の中心部から1キロほど離れた場所での出没に、関係者は衝撃を受けました。

軽井沢観光協会では「東京など山のない所から来る人が多く、クマが出るなど考えていない」と説明。町は現場には看板を立て、同協会は観光パンフレットで注意を促します。案内所では鈴の販売もしています。

アルプスへの登山やハイキングで人気の駒ケ根高原(駒ケ根市)でも、たびたびクマの目撃情報が寄せられています。夏には宿泊施設近くに姿を見せ、捕殺されました。市農林課は「どこから出てくるか分からないだけに、登山者への注意喚起が必要」とし、これまで5本だった注意看板を10本追加します。

クマの生態に詳しい北海道大獣医学研究科の坪田敏男教授は「クマは人間が怖い。鈴やラジオで存在を知らせれば、まず襲われることはない」と強調します。その上で「クマをおびき寄せないよう、山に残飯など食べ物を残さないこと。警戒を怠ってはいけない」と訴えます。

クマは越冬のため12月半ばごろには冬眠に入ります。県野生鳥獣対策室は「緊張感を持って山に入ることがクマと人間の共存につながる」としています。詳しくは
中日新聞社のウェブページCHUNICH Webをご覧下さい。(引用記事:平成20年11月29日 中日新聞社CHUNICH Web)

※掲載された新聞記事には、長野市内のスポーツ店でクマ避け鈴もった男性の写真もアップされています。当社の南部熊鈴3鈴型も写っていました。

2008/12/3  
クマ被害を考えるシンポジウム開催(京都府)icon    近年頻発するクマの人里への出没のメカニズムを知り、被害防止を図るシンポジウム「森の外でクマさんと出遭うわけ」(独立行政法人・森林総合研究所主催)が11月22日、下京区のメルパルク京都で開催されました。

同研究所関西支所の大井徹さんが「クマはブナ科の木の実が好物で、体重80キロの雄グマは冬眠前の3カ月で280キロのドングリが必要」と説明。冬を越えるための木の実が不作の年に、クマの出没傾向が高いとした。また、「家畜のエサや残飯、リンゴなどが家の裏山に捨ててあるので、クマのごちそうがたくさんある。そのため出没傾向を加速させる要因になっている」と訴えました。

同研究所の正木隆さんは1989年以降、東北地方などでブナの実り具合を調査。その結果を「豊作は前年の作柄と気象条件に影響を受けるようだ。少なくともブナの豊凶予測は1年前にできるようになるのでは」と話しました。約150人の参加者はメモを取ったり、スライドで説明された写真や図をカメラに収めていました。

同研究所によると、2006年度はツキノワグマの出没が相次ぎ、全国で平年の4倍以上の4,300頭が殺処分され、140人以上が負傷したとのことです。詳しくは
毎日新聞社のウェブページ毎日jpをご覧下さい。(引用記事:平成20年11月29日 毎日新聞 地方版)

2008/11/27  
MSR スノーシューのページをリニューアルしましたicon    スノーシューのロールスロイス、MSRのスノーシュー2008 Fall - 2009 Winterモデルのページをリニューアルしました。

2008/11/27  
体重160キロのイノシシ捕獲(福岡県)icon    福岡県福智町の山中で11月25日、田川猟友会の会員のKさん(73)が体重約160キロの大イノシシを仕留めました。体長も大人の身長ほどあり、Kさんに同行した同会員のMさん(60)によると、150キロを超えるイノシシは、10年に1度見られるかどうかの大物だということです。

2人は狩猟のため、同日朝から同町の山に入りました。午前11時半ごろ、猟犬2匹がほえ始め、犬を威嚇しているイノシシを発見。Kさんが5〜6メートルの距離から1発で弾を頭部に命中させ、仕留めたとのことです。Mさんの家族に連絡を取り、3人がかりで軽トラックに積み込んだととのこと。

Kさんは猟歴約35年。同様の大物に出合ったのは20年ぶりといい、「こんな大物はまたとれるかどうかわからない」とベテランらしい落ち着いた表情で話しています。詳しくは
朝日新聞社のウェブページasahi.comをご覧下さい。(引用記事:平成20年11月26日 朝日新聞)

2008/11/27  
体重112キロの雄グマ捕獲(京都府)icon    京都府舞鶴市別所の山林で11月22日、体重が112キロもあるツキノワグマが捕獲されました。今シーズンの同市でのクマの捕獲は初めてです。市内では約60件のクマの目撃情報が寄せられ、昨年よりほぼ倍増していました。ドングリなどの木の実の不作が要因と推定され、府や市は注意を呼びかけています。

21日早朝、神社の参道脇に仕掛けてあった筒状の捕獲用のおりで物音がするのを近所の住民が聞きつけ、義区長がツキノワグマがかかっているのを確認しました。
捕獲作業は22日午前9時から、府や市の職員、地元住民ら十数人が参加して行われました。おりを軽トラックで別の林道脇に移し、府が委託した獣医師が麻酔で眠らせました。おりから出して調べたところ、体長138センチ、体重112キロもある大物の雄でした。14〜15歳とみられ、背中のマイクロチップから、2004年6月に綾部市内の山林で捕獲されていた個体であることも分かりました。
別所の集落では10月末から、民家の近くでクマの目撃が相次いでいました。詳しくは
朝日新聞社のウェブページasahi.comをご覧下さい。(引用記事:平成20年11月25日 朝日新聞)

2008/11/26  
期末決算棚卸しのお知らせicon    11月28日(金)は期末決算棚卸しにつき、午前中のみの営業となります。29日(土)、30日(日)は定休日ですのでご注意下さい。

2008/11/26  
「SPORTS GUN GUIDE BOOK 2009」のご案内icon    12月1日にフォーバイフォーマガジン社より『SPORTS GUN GUIDE BOOK 2009』(税込4,500円)が発売になり、その中の「逸品探求」のコーナーで当社の叉鬼山刀が紹介されています。

『SPORTS GUN GUIDE BOOK 2009』は散弾銃やライフル銃、その他射撃や狩猟に必用な弾薬や衣類、アクセサリーなどの総合ガイドブックです。他にも国内外の有名な銃砲店や射撃場の紹介、シューティングやハンティングでのマナーの他に、「増える獣被害 減るハンター」の特集記事や、マタギや狩猟文化の研究で有名な田口洋美さん(東北芸術工科大学教授、日本狩猟文化研究所代表)が執筆した「THE MATAGI 自然に踏み入る技と心」が掲載されています。なお、当社も『SPORTS GUN GUIDE BOOK 2009』に協賛しております。

2008/11/26  
(財)知床財団のH21年度採用情報icon    今年で設立20周年を迎えた(財)知床財団が、H21年度の採用情報をオフィシャルサイトにアップしました。詳細はオフィシャルサイトでご確認下さい。
業務内容
[1] 総務管理・情報担当:
総務関係の一般事務・経理のほか、施設内での情報提供や物品販売等の接客業務、出版物・ホームページなど情報発信に関する企画・デザイン・製作などを行う。

[2] 保護管理・調査研究担当:
ヒグマ、エゾシカ等動植物の保護管理対策など現場を含む各種の調査研究業務、自然復元事業業務のほか、普及啓発活動、会議運営等の業務を行う。

※「勤務地」が羅臼ビジターセンターの場合は、上記[1]および[2]の複合的な業務となる。


2008/11/26  
C.W.ニコル著「鹿肉食のすすめ 日本人は鹿肉で救われる」のご案内icon    2008年12月1日に(財)自然環境研究センターからC.W.ニコルさんの新刊『鹿肉食のすすめ 日本人は鹿肉で救われる』(A5判、96頁、税込1,575円)が発売予定です。

本書は、日本各地で問題となっている「シカ害」について、C.W.ニコルならではの解決法を1冊の本にまとめたものです。2008年11月末までに直接(財)自然環境研究センターにご予約注文をされた方には、送料がサービスになります。詳細は
(財)自然環境研究センターのホームページTOPの「普及事業部より新刊のお知らせ」をご覧下さい。

2008/11/26  
クマ被害防止で幻の柿復活(石川県)icon    石川県白山市の山あいの集落で地域の特産品として生産していた柿「仏師ヶ野柿」を復活させようと、11月24日「柿の市」が開かれました。

白山市河原山町では特産の「仏師ヶ野柿」をPRしようと、地域の住民らが「柿の市」を開き柿や取れたての野菜などを販売しました。河原山町では40年ほど前まで柿を生産し、金沢や関西方面に出荷していました。しかし過疎化や高齢化で生産する農家はなくなり、柿の実がなっても放置されたままの状態でした。この柿を狙ってツキノワグマやサルが集落に現れ、2年前には男性がクマに襲われて大けがをするという被害も出ました。このため地域の住民が柿の実を収穫して売り出すことにしました。詳しくは
北陸朝日放送のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事 2008年11月24日 北陸朝日放送)

2008/11/26  
下北のツキノワグマ生態調査が難航(青森県)icon    青森県が下北半島で実施しているツキノワグマの生態調査が難航しています。農作物などに被害をもたらすクマの行動を調べようと、9月に捕獲用の箱わなを設置したのですが一向に捕獲できずにいます。冬眠の季節を前に関係者はあきらめムード。一方で有害駆除件数は3年間で計100頭を超え、絶滅を危ぶむ声も上がっています。

行動調査は県下北地域県民局が昨年度から実施。むつ市内の3カ所で計3頭に発信器を取り付け、2カ年にわたり追跡する計画で着手しました。昨年は8月に捕獲したのが子グマで発信器を取り付けられず、10月に別のクマに装着した発信器は2カ月後に脱落、調査を中断していました。

リベンジを期した本年度は9月上旬、むつ市内の国有林2カ所にわなを設置しました。その後、場所を変えるなどしたのですが、冬が迫る現在まで2カ月半、クマは捕まってくれません。県民局林業振興課は「雪が降れば中止せざるを得ない。捕獲は難しいだろう」とあきらめ顔。

下北のツキノワグマは、環境省と県のレッドデータブックで「絶滅の恐れがある地域個体群」に位置付けられています。1996年の段階での推定生息数は「少なくとも100頭以下」とされていましたが、具体的な数は分かっていません。

青森県は2005年度から有刺鉄線で体毛を採取、DNA分析する「ヘアトラップ」による生息数調査を実施しましたが、毛根が付いていないなど採集したサンプルの状態が悪く、分析を断念しました。
県自然保護課は「科学的方法として採用したが、実際は課題が多かった」と説明しています。本年度は有害駆除したクマの肉片から分析する方法に切り替えました。推計数を出した上で、年度内に作成する被害対策マニュアルに反映させる方針です。

有害駆除はピークの2006年度が57頭で、2007年度は22頭、2008年度は24頭。3年間で既に103頭が殺された。一方で今年の出没件数(11月18日現在)は、昨年同期比で36件減の19件にとどまっています。詳しくは
河北新報社のオフィシャルページKol netをご覧下さい。(引用記事 平成20年11月23日)

2008/11/20  
黒澤明監督作品「デルス・ウザーラ」放送のご案内icon    ヒグマやアジアクロクマが生息している極東ロシアを主舞台にした、黒澤明監督の伝説の映画「デルス・ウザーラ」が、NHK BS2 12月6日(土) 午後9:04〜11:27に放送予定です。

原作者はロシアの探検家、ウラジミール・アルセーニエフ/Vladimir Arsemjev。原作者はロシアの探検家、ウラジミール・アルセーニエフ/Vladimir Arsemjev。原作者はロシアの探検家、ウラジミール・アルセーニエフ/Vladimir Arsemjev。原作者はロシアの探検家、ウラジミール・アルセーニエフ/Vladimir Arsemjev。

映画「デルス・ウザーラ」は、ウラジミール・アルセーニエフの探検記「シベリアの密林を行く」の一部、「デルスウ・ウザーラ」をベースに、黒澤明監督によって、旧ソビエト連邦の全面的な協力で制作された日ソ合作映画です。

20世紀初頭、ウラジミール・アルセーニエフはウスリー地方の正確な地図作製のために、シホテ・アリン山脈から沿海州にかけて人跡未踏だったタイガに足を踏み入れ、測量をして歩き回りました。その時に出会ったゴリド人猟師が デルスウ・ウザーラです。彼の人柄と自然と共生した生き方や、未開の大自然の中で生き抜く有能な能力に魅せられたアルセーニエフは、デルスウをガイドに雇い、行動を共にします・・・・

この映画の見所の一つが、ゴリド人猟師デルスウ・ウザーラの自然と共生し自然を敬う生き方や、自然に対する考え方・見方にあると思います。アカデミー外国語映画賞を受賞した黒澤明監督の感動作をぜひご覧下さい。

●NHK 没後10年 黒澤明特集
 
http://www.nhk.or.jp/kurosawa/


2008/11/20  イノシシ猟の男性、猟友の誤射で死亡(和歌山)
icon    11月17日午前11時45分ごろ、和歌山県田辺市中辺路町北郡の山中で、イノシシ猟をしていた和歌山市在住の男性の左首付近に散弾が命中し、男性は約3時間後に死亡しました。和歌山県警田辺署は過って撃ったとして、一緒に猟をしていた猟友の男性容疑者(60)を業務上過失致傷の疑いで緊急逮捕し、容疑を同致死に切り替えて調べています。詳しくは朝日新聞社のウェブサイトasahi.comをご覧下さい。(引用記事 平成20年11月17日 朝日新聞社 asahi.com)
2008/11/13  
クマ本コーナーに蔵書が2冊追加されましたicon    熊に関連する書籍を集めている当社のライブラリーに、ヒグマの兄弟の絵本『しれとこのきょうだいヒグマ ヌプとカナ のおはなし』(財団法人知床財団・刊)と、カヌーイーストで作家の野田知佑さんが初めて翻訳したフィクション『地の果てに住む』(飛鳥新社・刊)が追加になりました。詳しくはクマ本コーナーをご覧下さい。

2008/11/13  
第15回クマを語る集いin福島のご案内icon    『第15回 クマを語る集い in 福島』〜保護管理と被害防止のための地域連携〜が11月23日午後1時から、福島県喜多方市の 喜多方押切川公園体育館・会議室で開催になります(参加費*一般1,000円、学生500円)。

1993年8月に宮城県鳴子町で第1回日本ツキノワグマ集会(クマを語る集いの旧名称)が開催されてから、今年で第15回を数える「クマを語る集い」ですが、福島県内で開催されるのは今回が初めてとなります。

内容は福島県内のツキノワグマの現状や行政の取り組み、調査研究などの発表と、「地域が参画できる体制作りと被害対策の方向性」とのテーマで総合討論が予定されています。
詳しくはこちらをご覧下さい。なお、当社は「第15回 クマを語る集い in 福島」を協賛しております。

2008/11/13  
男性クマに襲われ全治2週間の怪我(石川県)icon    11月12日午前、石川県上市町の山中で、男性(82)がツキノワグマに襲われ、顔などを引っかかれ全治2週間のけがを負いました。地元猟友会や警察では付近をパトロールして注意を呼びかけています。

11月12日午前9時ごろ、石川県上市町舘の林道から20メートルほど入った山の中で、栽培しているキノコの様子を見に行った近くに住む男性(82歳)が、突然、クマに襲われ、頭から顔にかけて引っかかれました。男性は全治2週間の軽いけがです。男性を襲ったクマは体長1メートルから1メートル20センチほどの成獣とみられ、山の方向に逃げたということです。

地元猟友会や警察では現場付近をパトロールするなどして注意を呼びかけています。石川県内でのクマによる人身被害は今年これで4件の5人となりました。
詳しくは北日本放送のオフィシャルサイトKNB NEWSをご覧ください。12日にテレビニュースで放送された、クマに襲われた男性が、現場で事故の様子を再現している報道映像もアップされています。(引用記事:平成20年11月12日 北日本放送株式会社 KNB NEWS)

2008/11/13  
奥山ではクマの餌不足、まだまだ油断はできない(石川県)icon   今年は少なく感じるクマの出没情報ですが、安心するのは早いとのこと。石川県によると、ツキノワグマの餌になる木の実が奥山で不足する見込みで、暖冬なら年内いっぱい活動するクマもいるそうです。関係者は「餌を求めて人里に近づくのでは」と心配しています。中山間地域の住人やキノコ採りなどで山に入る人は、まだ注意が必要と注意を呼びかけています。

石川県のまとめでは、10月30日までに寄せられたツキノワグマの出没情報は172件。大量出没した2004年の1006件、2006年の527件に比べれば少ないが、昨年一年間の総数よりは50件近く上回っています。クマの出没数は山奥の餌の量で変わります。不足すると、普段は寄りつかない里山にクマが向かって来るからです。

石川県自然保護課が10月に発表した木の実の着果予測は「昨年より不作」。ミズナラは並作ですが、ブナは大凶作、コナラも凶作になるとのこと。しかも「特に奥山が凶作で、里山寄りの山地の方が餌が多い」そうです。

既に、民家近くまで来ているとの情報も少なくありません。同課は対策として、クマが活発になる早朝や夜の外出を控えたり、外出時に鈴やラジオを携帯することなどを呼び掛けています。
詳しくは中日新聞社のオフィシャルサイトをご覧ください。(引用記事:平成20年11月9日 中日新聞社 CHUNICH WEB)

2008/11/13  
今年は40頭捕獲 クマ出没注意!(群馬県)icon   群馬県沼田市の県利根環境森林事務所は、今年のツキノワグマによる管内の被害状況をまとめました。4月から10月末までに利根沼田地区で捕獲されたクマは昨年同期より7頭多い40頭で、ほぼ平年並みでした。ただし、同事務所では「まだ冬眠前のクマの出没が相次いでおり、キノコ採りなどの入山に際しては注意が必要」と地元住民や観光客に警戒を呼びかけています。

捕獲は農家などの農作物被害の申請に基づき、市町村や県の判断で檻を設置して行われています。市町村別の捕獲頭数は合併前の旧沼田市域が5頭、旧白沢村域が2頭、旧利根村域が10頭、片品村が10頭、川場村が2頭、みなかみ町が10頭、昭和村が1頭。

被害額は592万円(昨年同期359万円)で、リンゴやプラム、ブドウ、トウモロコシなどが食害されています。県の農政サイドで詳しい被害状況を調査中で、最終的な被害額は現段階より増えると予想されています。

今月15日には狩猟解禁となり、クマもしばらくすると冬眠するため、被害申請による捕獲状況は10月末のデータが事実上の確定値となります。ただし、同事務所の話では、今月に入ってからもJR上越新幹線・上毛高原駅から北に約1キロの民家近くでクマのうなり声が聞かれ、旧月夜野町域の中村地区でも親子のクマの足跡が確認されるなど、まだ要注意とのことです。
詳しくは東京新聞社のオフィシャルサイトTOKYO Webをご覧下さい。(引用記事:平成20年11月9日 東京新聞 TOKYO Web )

2008/11/13  
軽井沢の別荘地にクマ出没、60歳女性が襲われ負傷(長野県)icon   11月6日午後1時30分頃、長野県軽井沢町軽井沢の別荘地近くにある雲場(くもば)池周辺の遊歩道で、散策していた群馬県高崎市の女性(60)がツキノワグマに襲われ、背中に軽傷を負いました。

軽井沢署の発表によると、熊は体長約1メートル。親離れしたばかりの子熊とみられています。女性は仲間2人と散策中で、一番後ろを歩いていたところ、遊歩道脇の茂みから現れた熊に引っかかれました。熊はすぐに逃げたとそうです。約1時間後にも、南に100メートルほど離れた別荘地内でよく似た熊を住民が目撃しています。同署や地元猟友会などの約40人が付近を捜索しましたが、見つかりませんでした。
詳しくは読売新聞社のオフィシャルサイトをご覧ください。(引用記事:平成20年11月6日 読売新聞  )

2008/11/13  
2基のクマ捕獲檻設置、 人的事故発生により(群馬県)icon   群馬県みなかみ町下津の町道で10月16日朝、沼田市在住の男性(66)が散歩中にツキノワグマに襲われ負傷したことを受け、同町は17日午後、現場近くの山林に新たに2基の捕獲檻を設置しました。

町は16日午後に檻1基を設置しましたが、17日朝になってもクマが捕獲できなかったため、範囲を拡大して2基を新たに設置しました。地元猟友会の協力を得て町職員の見回りも強化するとのことです。

一方、通学区内の桃野小では17日から1週間、児童の集団登下校を決定。町教委は現場周辺の児童13人を対象に同日から当面の間、臨時スクールバスを2カ所の停留所を設けて運行します。月夜野中でも、17日から現場近くの生徒約30人の保護者が登下校の送迎を行うなど対応に追われています。
詳しくは東京新聞社のオフィシャルサイト TOKYO Web をご覧下さい。(引用記事:平成20年10月18日 東京新聞 TOKYO Web )

2008/11/13  
クマに襲われ男性負傷(群馬県)icon   10月16日午前10時40分ごろ、群馬県みなかみ町下津の山あいの町道で、散歩をしていた沼田市在住の男性(66)がツキノワグマに襲われ、顔や腕などに約2週間のけがを負いました。群馬県自然環境課によると、県内でクマによる人的被害が確認されたのは今年初めてとのことです。

沼田署や県利根環境森林事務所などの調べでによると、男性は5分ほど前に現場近くの叔母宅から1人で散歩。町道を50メートルほど山側に上ったところで、山の斜面のやぶから出てきたクマと鉢合わせになったそうです。クマは推定で体長約1.2メートル。男性は自力で叔母宅に戻り、救急車で沼田市内の病院に運ばれました。

現場は、関越自動車道・月夜野インターチェンジから北西に約1キロの山里です。小川島公民館から約200メートルの舗装された町道上で、近くには民家も多くあります。15日午後7時ごろ、周辺でクマの目撃情報があったため、町が防災無線で住民に注意を呼び掛けていました。

通学区内の桃野小と月夜野中は、17日から児童・生徒の集団登下校を決め、当面の間、授業時間の短縮も検討。みなかみ町は16日午後、緊急対策として近くの山林内にクマの捕獲檻とクマ出没注意の看板を設置しました。
詳しくは東京新聞社のオフィシャルサイト TOKYO Web をご覧下さい。(引用記事:平成20年10月17日 東京新聞 TOKYO Web )

2008/11/04  
ソウルで韓日環境賞授賞式 (大韓民国)icon    朝鮮日報社と毎日新聞社が共同で主催する韓日国際環境賞第14回授賞式が10月30日午後4時、両国から150人以上が参加する中、(ソウル市中区)で行われました。この日の授賞式では、韓国側からは韓国気象学会名誉会長の盧在植(ノ・ジェシク)博士(78)が、日本側からはNPO法人日本ツキノワグマ研究所理事長の米田一彦氏に対し、それぞれ記念品と賞金1万ドル(約99万円)が贈られました。

大韓民国学術院会員の盧博士は、1970年代の急激な産業化で環境汚染が深刻化したことから、自らの研究費で「環境汚染に関する資料センター」を設立し、先進国での最新の環境情報や環境に関する法律についての資料を韓国に紹介するなど、韓国における環境行政や環境研究の基盤を作り上げた環境学者です。

1992年に設立された
日本ツキノワグマ研究所は、広島県などに生息する野生ツキノワグマの保護活動を行う一方、1997年には韓国と共同で智異山のツキノワグマの生息状況に関する調査も行い、2001年には中国でも野生熊の保護活動に乗り出すなど、活発な国際活動を行ってきました。詳しくは朝鮮日報/朝鮮日報日本語版のウェブページchosun Online をご覧下さい。(引用記事:平成20年10月31日 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版のウェブページchosun Online)

2008/11/04  
韓日環境賞:「ツキノワグマはアジアの象徴」 (大韓民国)icon    日本、韓国、中国などでツキノワグマの保護活動を行い、第14回韓日国際環境賞で日本側受賞者として選ばれた日本ツキノワグマ研究所は、理事長の米田一彦氏(60)が1992年に設立した民間団体(NPO法人)です。10月30日に韓国を訪れた米田一彦代表に朝鮮日の記者が会い、これまでの活動状況とツキノワグマを保護する理由などについてインタビューした記事が朝鮮日報/朝鮮日報日本語版のウェブページchosun Onlineに掲載されています。

■米田一彦氏
34年間にわたり野生のツキノワグマの生態研究と保護活動に携わる専門家。秋田県で野生の熊を担当する公務員として勤務した後、1992年に「日本ツキノワグマ研究所」を設立し、日本だけでなく韓国や中国などでも熊の保護活動を行っている。1997年11月には日本の熊研究者20数人と共に韓国を訪れ、韓国の研究者と共同で智異山の野生ツキノワグマの実態調査を行い、智異山に8頭のツキノワグマが生息している事実を確認。これをきっかけに智異山のツキノワグマを繁殖させるプロジェクトが本格的に開始された。

詳しくは朝鮮日報/朝鮮日報日本語版のウェブページchosun Online をご覧下さい。なお。当社は
NPO法人日本ツキノワグマ研究所の活動をサポートしております。(引用記事:平成20年10月31日 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版のウェブページchosun Online)

●韓日環境賞:「ツキノワグマはアジアの象徴」(上) 日本ツキノワグマ研究所の米田一彦理事長 http://www.chosunonline.com/article/20081031000036
●韓日環境賞:「ツキノワグマはアジアの象徴」(下) 日本ツキノワグマ研究所の米田一彦理事長 http://www.chosunonline.com/article/20081031000037

2008/11/04  
高速道でバスがヒグマと衝突 ヒグマ死亡 (北海道)icon    11月1日午前3時25分ごろ、北海道清水町清水の道東自動車道上り線で、根室発札幌行きの夜行都市間バスがヒグマと衝突、バスのバンパーが破損しましたが、乗客ら23人に怪我はありませんでした。ヒグマは現場で死亡しました。

道警十勝機動警察隊の調べによると、現場は右カーブ。バスの運転手が何かにぶつかったのに気付き戻ったところ、フェンスのそばでクマが死んでいたとのことです。クマは体長約170センチ、体重約100キロの雄でした【共同通信 配信】。
詳しくは47ニュースのウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年11月1日 47ニュース)

2008/11/04  
クマとサルの共生を考えるシンポジウムが開かれました (新潟県)icon    クマやサルなどによる人的、農作物被害が増えている新潟県南魚沼市で11月2日、シンポジウム「これからの野生鳥獣対策を考える」が開かれました。市民や行政関係者ら約80人が参加し、野生動物による被害防止と、人との共生の道を考えました。

シンポジュームは、任意の自然観察団体「南魚沼自然塾」などが初めて開催しました。基調講演では、長岡技術科学大の山本麻希助教が「大型野生鳥獣とどう向きあっていくか」をテーマに講演しました。クマなどの被害防止に対する自治体の取り組みなどを紹介。「駆除だけでなく、発信機を使った生息状況の調査や奥山へ追い払うなどの防除も行い、バランスよく対策を行う必要がある」と強調しました。

パネルディスカッションでは、長野県環境保全研究所の岸元良輔主任研究員や新潟県、南魚沼市、湯沢町の行政担当者、地元猟友会員ら6人が登壇しました。岸元さんは「(人里と奥山を分ける)里山が手入れされなくなり、迷い込んだクマが人里で目撃されるようになった」と指摘し、クマの餌になるような生ごみを放置しないなど総合的な対策の必要性を挙げました。

会場からは「サルが作物を食い荒らし被害がひどい」といった切実な声も出されました。これに対しパネリストは「駆除だけでは根本的な解決にはならない」などと答えました。
詳しくは新潟日報のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年11月3日 新潟日報)

2008/11/04  
クマ目撃情報 (富山県滑川)icon    11月1日午後5時すぎ、富山県滑川市本江を流れる郷川の近くの家で、飼い犬が激しく吠えたため、住人が外に出たところ、目の前の堤防に成獣のツキノワグマ1頭がいるのを目撃し、警察に通報しました。

クマは間もなく川沿いを山の方向に去って行ったとのこと。現場は住宅が点在する田園地帯で、地元猟友会や警察などが付近をパトロールして注意を呼びかけています。
詳しくは北日本放送株式会社のオフィシャルページKNB WEBをご覧下さい。(引用記事:平成20年11月1日 北日本放送株式会社 KNB WEB)

2008/10/30  第2回 柿とりたい会のご案内 (山梨県)icon   11月3日(文化の日)に山梨県富士吉田市において、富士山を眺めながら柿もぎをして、楽しみながら野生動物の被害対策に取り組む一般参加のイベントが開かれます。

採った柿は参加者が干し柿作りに挑戦し、美味しく味わいます。当日は、野生動物による被害地の視察と、被害対策の実践もプログラムに入っています。夜には、野生動物被害管理問題について理解を深め、意見交換も行う予定です。主催は獣害対策支援センターで、富士吉田市の後援(予定)です。
詳しくはこちらをご覧下さい。

2008/10/30  
GPSを利用したクマの調査を実施中 (山形県)icon   山形県と山形大は、人工衛星を利用して位置情報を確認する「GPSSアルゴス」と呼ばれるシステムを用いたツキノワグマの調査を鶴岡市内で行っています。山中で採取したクマの体毛を遺伝子解析する調査などと合わせ、ツキノワグマの個体数や行動圏の推定を正確に行います。調査結果は保護管理計画の策定に反映させ、個体数増加による住民被害を回避させることなどにつなげたいとしています。

環境省生物多様性センター(山梨県富士吉田市)による委託調査で、範囲は標高200〜840メートルのブナ林など広葉樹が広がる鶴岡市上名川の山形大農学部附属演習林(約753ヘクタール)です。

山形県みどり自然課によると、県内では年間150〜200頭のツキノワグマが捕殺されてきましたが、2006年には急増し700頭を捕殺しました。県は、個体数を安定させたいとし、従来、目視だけだった調査の精度を上げようと今回取り組んだとのこと。

調査は、ハチミツや有刺鉄線を用いたトラップに引っかかったクマの体毛を採取して遺伝子を解析、個体識別で行動圏の推定が可能になる「ヘアトラップ調査」と、捕獲したクマに電波発信機付きの首輪を装着して放し、衛星で受信する位置情報の電波を解析し、行動範囲などを追跡する「テレメトリー調査」を中心に実施。さらに自動撮影装置によるデータも加味します。

テレメトリー調査は3頭で実施する予定。毎分の位置情報が得られ、クマが冬眠する12月ごろまで追跡調査を続けます。10歳程度のオスを捕獲しましたが、麻酔からさめた後にオリ内で死亡しているのが10月24日分かり、今後新たな捕獲を目指すとしています。詳細は
読売新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月28日 読売新聞)

2008/10/30  
発信機装着したクマ死亡 追跡データ得られず (山形県)icon   山形大などの研究グループが山形県鶴岡市上名川で進めているツキノワグマの生態調査で、同大は27日、人工衛星を使った発信機「GPSアルゴス」を装着したクマが捕獲翌日に死亡していたことを明らかにしました。行動データは得られませんでした。

ツキノワグマは10月23日に捕獲、麻酔で眠らせました。発信機付きの首輪を装着し、開け放ったわなに寝かせておきました。猟友会員が翌日、わな回収のため現場に出向いたところ、わなの中でクマが死んでいるのを確認しました。研究グループの東英生獣医師によれば、死因は窒息死。麻酔からの覚せい時に血液や唾液を気管に詰まらせたことが推測され、捕獲時の極度の興奮、暴れたことが引き金になった可能性があるとのこと。大型哺乳類の調査には、常にこうしたリスクが伴うそうです。

同大農学部企画広報室は「初めてGPSアルゴスを装着することができ、追跡データを期待していただけに大変残念」とする一方、降雪まで捕獲調査を続けるとい話しています。
詳細は山形新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月27日 山形新聞)

●関連記事 河北新報社 
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/20081028t53020.htm

2008/10/30  
庄原市高町でクマ目撃情報 (広島県)icon   10月28日午前7時ごろ、広島県庄原市高町上組、大波谷川上流の砂防えん堤近くの林道を、ツキノワグマが横切るのを通行人が見つけ、庄原市へ届けました。目撃者によると、ヒノキ林から体長1メートルを超えるクマが林道を横切り、川の方へ降りて行ったとのこと。車をUターンして現場付近に戻ったところ、今度は子グマ1頭が横切ったとそうです。詳細は毎日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月29日 毎日新聞 地方版)

2008/10/30  
庄原市高町でクマ目撃情報 (広島県)icon   10月24日午後5時半ごろ、広島庄原市比和町木屋原の国道432号沿いで、体長150センチ前後のツキノワグマがいるのを通行中の住民が発見、庄原市比和支所へ届けました。支所は防災無線を通じて住民に注意を呼びかけています。詳細は毎日新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月25日 毎日新聞 地方版)

2008/10/30  
ツキノワグマは恐い? 共存考える講演会が開かれました (愛知県)icon   ツキノワグマの生態などを学ぶ講演会「ツキノワグマは、本当に恐ろしい動物か」が10月27日午後1時半から、愛知県豊田市藤岡飯野町の藤岡ふれあいの館で開かれました。

ツキノワグマは県から「ごく近い将来に絶滅の危険が極めて高い」動物に指定されています。愛知県豊田市では、稲武、旭、小原、下山など山間地区で2006年度に22件、昨年度は11件、今年度は5件の目撃情報が寄せられています。20069年10月には小原地区で、犬と散歩中の市民がツキノワグマの親子と遭遇し、クマを追いかけた犬がけがをしたことがあります。

講演会は、ツキノワグマとのトラブルを避け、人と共存する方法を考えてもらおうと、豊田市環境政策課と、市の施設「市自然観察の森」を管理する日本野鳥の会が企画、主催しました。

講師は、クマの生態に詳しい愛知学院大の子安和弘講師と、石川県でクマやサルの保護管理をしてきた野崎英吉・石川県自然保護課参事です。野崎参事は「動物への理解を深めることで人も安心して行動できることを伝えたい」と話しています。
詳細は読売新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年9月24日 読売新聞)

2008/10/30  
ヒグマとホッキョクグマの共通の祖先が判明icon   ヒグマとホッキョクグマの共通の祖先が約160万年前にいたことが、フランス南部のショーベ洞窟(Chauvet Cave)で発見されたクマの骨の分析から明らかになりました。フランスの研究チームが、10月27日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表しました。

このクマの骨は保存状態が良く、放射性炭素年代測定法により、3万2000年前のものであることが判明しました。ショーベ洞窟は、世界最古とされる同じ頃の石器時代壁画で知られています。

ホラアナグマは約30万年前に登場し、約1万5000年前に絶滅しました。欧州と中東に分布していたとされ、ショーベ洞窟の骨もホラアナグマのものであると推定できます。

フランス原子力庁(Atomic Energy Commission、CEA)の生物学技術研究所のチームは、この骨から母性遺伝すると考えられる「ミトコンドリアDNA」の断片を集め、それらを再構築して配列しました。次に、このサンプルを基に、遺伝子変化の規則性に焦点を当てた「分子時計」と呼ばれる手法を用いて、ホラアナグマらの祖先の年代を測定しました。

その結果、ホラアナグマはヒグマとホッキョクグマの近縁にあたり、これらすべてに共通の祖先を約160万年前までさかのぼれることが判明したのです。

地下に埋まっていた先史時代の動物の遺がいからミトコンドリアDNAが再構築されたのは、今回が始めてです。洞窟という環境は、化石にとって最適な保存環境とされる「極寒」にはやや劣りますが、中の気温は年間を通じて摂氏12-15度に保たれ、紫外線も防ぐことができます。

チームは「今回の研究は、絶滅した様々な種の遺物が保存されている洞窟のような環境から、ミトコンドリアゲノムを完全に再現できる可能性を示したものだ」と指摘すています。
詳細はAFP通信  ニュースコミュニティ「AFPBB News」のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月28日 AFP通信  ニュースコミュニティ「AFPBB News」)

AFPBB Newsは、AFP通信とクリエイティヴ・リンクが共同で運営するニュースコミュニティです。

2008/10/06  
別のクマか?新潟でクマに2人襲われ重傷(新潟県)icon   新潟県南魚沼市の林で10月5日午前6時40分ごろ、クルミ拾いをしていた近くの女性(75)がツキノワグマに襲われました。約20分後に約2キロ離れた同市山崎の路上で、自転車に乗っていた近くの農業男性(68)もクマに襲われました。2人とも県内の病院に搬送され、傷が深く重傷です。男性は頭の骨が折れました。

南魚沼署によると、クマは体長約1メートルと約1.6メートルで、いずれもツキノワグマとみられています、襲われた時間と両地点の距離から、別のクマの可能性が高いとのこと。現場は八海山の山すそで、田畑が広がり住宅が点在し、ともに上越新幹線の浦佐駅からの距離は4〜5キロ。詳細は
スポーツニッポンのウェブページSponichi Annexをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月6日 スポーツニッポン Sponichi Annex)

「山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」はこちらをご覧下さい。

2008/10/06  
新潟でクマに襲われ2人重傷(新潟県)icon   10月5日午前6時40分ごろ、新潟県南魚沼市黒土新田の林で、クルミ拾いをしていた近くの女性(75)がツキノワグマに襲われました。約20分後に約2キロ離れた同市山崎の路上で、自転車に乗っていた近くの農業男性(68)もクマに襲われました。

2人とも新潟県内の病院に運ばれましたが、いずれも傷が深く重傷です。意識はあるとのこと。女性は目のあたりを強く引っかかれ、男性さんは頭の骨が折れています。

南魚沼署によると、クマは体長約1メートルと約1.6メートルで、いずれもツキノワグマとみられ、襲われた時間と両地点の距離から、別のクマの可能性が高いとのこと。同署や地元の猟友会が周辺の林を捜索しています。南魚沼市も広報車を走らせ住民に注意を呼び掛けました。

女性が襲われた林は自宅裏でした。男性は、自転車で自分の田んぼを見回りに行っていた時に襲われました。
現場は八海山の山すそで、田畑が広がり住宅が点在し、ともに上越新幹線の浦佐駅からの距離は4〜5キロ。詳細は
スポーツニッポンのウェブページSponichi Annexをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月5日 スポーツニッポン Sponichi Annex)

「山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」はこちらをご覧下さい。

2008/10/06  
南魚沼でクマに襲われ2人重傷(新潟県)icon   10月5日午前6時半すぎ、新潟県南魚沼市黒土新田の林でクルミ拾いをしていた同所、女性(75)がツキノワグマに襲われ、頭部を引っかかれて重傷を負いました。また同7時ごろ、同市山崎の水田脇の市道で、農作業をしていた同所、男性(68)もクマに襲われ、頭部陥没骨折の重傷を負いました。

南魚沼署などによると、女性を襲ったクマは体長1メートルくらいとのこと。
また、地元住民によると、男性は側溝に落ちたクマに気付き、水田脇の市道に止めていた自転車で逃げようとしたところを背後から襲われたとのことです。クマは体長約1メートル60センチ。

地元の猟友会がクマの行方を捜したが、見つかりませんでした。同市では広報車で注意を呼び掛ける一方、「クマ出没注意」と書いたチラシを作り、付近の民家に配布しました。詳細は
新潟日報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月5日 新潟日報)

「山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」はこちらをご覧下さい。

2008/10/06  
9人ハチに刺され1人重傷 糸魚川(新潟県)icon   10月5日午前11時ごろ、新潟県糸魚川市吹原付近で、サイクリングをしていた30―50歳代の男性9人がハチに刺されました。このうち妙高市の男性(45)が転倒し、右肩を骨折する重傷を負いました。

糸魚川市消防本部によると、重傷の男性を除く8人は症状が軽く、医療機関には搬送しなかったとのことです。

9人は同市で開かれたサイクリングイベント「グランフォンド糸魚川」に参加していました。詳細は
新潟日報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月5日 新潟日報)

●秋はハチに刺される被害が増える時期です。ハチ専用の強力・速効殺虫スプレー「ハチノックS」「ハチノックL」はこちらをご覧下さい。

2008/10/06  
逃走中のイノシシ目撃、長岡(新潟県)icon   10月4日午後11時すぎ、新潟県長岡市草生津2の市道で、通行人がイノシシ4頭が走っているのを目撃し、長岡署に通報しました。

2日未明には約3キロ離れた同市下山3の国道で、イノシシの親子5頭が出没しています。同署によると、同じイノシシかは不明。同署はパトロールを強化し、警戒を呼び掛けています。詳細は
新潟日報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月4日 新潟日報)

2008/10/06  
クマ:出没に注意 ドングリ不作で餌不足、鈴付け外出など呼びかけ(兵庫県)icon   兵庫県森林動物研究センターは、ツキノワグマが餌にしているドングリが今年は不作のため、クマが餌を求めて人里に大量に出没する可能性があると発表しました。今年度(9月22日現在)のクマの目撃・痕跡件数は、ドングリが豊作だった2007年度の190件を既に上回り、226件を記録しているとのこと。

同センターによると、コナラのドングリは西播磨地域と但馬地域の氷ノ山山系など一部では平年並みですが、ブナとミズナラを含むドングリ3種全体では凶作とのこと。クマは冬眠に入る12月中旬ごろまで餌を求めるため、両地域を中心に、クマが近づいてこないように外出時には鈴を付けたり、生ゴミを屋外に置いたりしないことなどを呼びかけています。

クマは人の気配を感じると逃げるが、餌を食べている時や人と突然出会った時は襲う可能性もあります。出会った場合は絶対に走らずに徐々に後ずさりをして逃げ、万が一、飛びかかってきたら、うつぶせになって頭と心臓を守る体勢をとる(*アウトバック注釈:腕で頭と首を護り、ダンゴムシのように腹部を下にして丸くうつぶせ状態になって、クマが立ち去るまで堪え忍ぶ)よう勧めています。

同センターは「クマを目撃したり、足跡などを見つけた場合は最寄りの市役所、町役場に連絡してほしい」と話しています。詳細は
毎日新聞(神戸版)のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月5日 毎日新聞 地方版)

●クマ避けに実績のある、各種クマ避け鈴はこちらをご覧下さい
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2008/10/06  
鳥海山でブナハムシ大発生、食害拡大 動物の餌不足を懸念(秋田県)icon   ブナの葉を食べるウエツキブナハムシが、にかほ市象潟町の鳥海山で大発生しています。食害を受けた葉は赤茶色に変色して紅葉のように見え、すでに葉が落ちてしまった所もあります。山形県では月山周辺で昨年から大発生していましたが、鳥海山の本県側では初めてとみられています。

大発生は2,3年で終息するとされ、東北森林管理局由利森林管理署は「葉が被害を受けるだけで木が枯れるわけではない」と静観の構えです。ただ、「葉がなくなって実が熟さなければ、餌とする動物たちに影響が出るのではないか」と心配する声も出ています。

ウエツキブナハムシはハムシの一種で、成虫、幼虫とも体長は1センチ弱。全国のブナ林にすみ、時折大発生することで知られています。鳥海山の自然に詳しいマンサク会の加藤雄悦代表(80)は「虫は以前からいたのかもしれないが、自分が知る限りでは大発生ということはなかった」と話しています。

鳥海山3合目の霊峰地区から4合目にかけては、食害によりすでに葉を落としたブナの枝が周りの緑の中に白く浮かんでいます。同市象潟市民サービスセンターによると、被害は3〜4合目に帯状に広がり、9月中旬には紅葉のようにブナの葉だけが変色していました。

2004年、男鹿市でウエツキブナハムシの被害を見つけ、以来観察を続けている県の自然公園管理員安田勲さん(59)も、9月中旬に鳥海山の異変に気付いた1人です。安田さんは「もしブナの実がならなければ、クマやネズミの餌が不足してしまう」と心配しています。

一方、被害地を抱える山形県鶴岡市の同管理局朝日庄内森林環境保全ふれあいセンターは、「動物にとっては厳しいかもしれないが、ブナの実はもともと豊作、凶作の波が大きい。致命的なものにはならないのではないか」と話しています。詳細は
秋田魁新報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月3日 秋田魁新報)

2008/10/06  
富士山にクマ、襲われ男性重傷(静岡県)icon   10月3日午後1時ごろ、富士山2合目付近にあたる静岡県富士市大淵の県道で、「クマに襲われた男性がいる」と通り掛かった男性から119番通報がありました。

富士宮署の発表によると、襲われたのは神奈川県平塚市宮松町、会社役員の男性(72)で、山菜採りをしようと、県道から約200メートル南の沢沿いを歩いていたところ、突然ツキノワグマに襲われたとのこと。男性は顔などをひっかかれて重傷を負っています。

襲ったクマは体長約1メートル50という話です。現場は富士山スカイラインに入る高鉢ゲートから東に200メートルほどの山林。

静岡県富士農林事務所によると、富士山にはツキノワグマは少なく、「富士山付近で人がクマに襲われたのはほとんど聞いたことがない」という。今年はクマが食べるドングリの実の出来が悪く、県内各地で出没情報が相次いでいるということです。詳細は
読売新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月4日 読売新聞)

「山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」はこちらをご覧下さい。

2008/10/06  
クマに襲われ男性重傷(静岡県)icon   10月3日正午過ぎ、静岡県富士市大渕で、神奈川県平塚市宮松町の会社役員の男性(72)が体長約150センチのツキノワグマに襲われ、顔に重傷を負いました。男性は山菜採りで沢に入ったところ、クマが突然やぶから出てきて襲われたとのことです。大声を上げて抵抗したらクマは逃げたので、男性は自力で近くの県道に逃げ、気付いた通りがかりの男性が通報しました。今季は付近でクマの目撃情報はないとのことです。詳細は毎日新聞のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月4日 毎日新聞 地方版)

2008/10/06  
柿畑にツキノワグマの足跡 警戒呼び掛け(奈良県)icon   奈良県五條市西吉野町大日川で9月26日夕、柿畑が荒らされているのを近くに住む所有者が見つけました。五條市職員が現場でツキノワグマの足跡とつめ跡が残されているのを確認しました。県や五條市が警戒を呼び掛けていいます。

奈良県森林保全課によると、出没したクマは体重100キロ以上の成獣とみられています。現場には柿を食べた形跡がありました。県などは27日、現場におりを設置、捕獲を試みます。詳細は
毎日新聞のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年9月27日 毎日新聞 地方版)

「山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」はこちらをご覧下さい。

2008/10/06  
キノコ狩りの男性、ツキノワグマに襲われ重傷(長野県)icon   9月27日午前8時半ごろ、長野県宮田村北割の山中で、キノコ狩りをしていた同村の男性(73)がツキノワグマに襲われました。男性は自力で逃げ、自家用車を運転し、村内の病院に行きました。男性は額や腕などをひっかかれ、重傷。

駒ヶ根署の調べでは、現場は中央自動車道・宮田バス停から西へ約300メートル。クマは体長130〜140センチで、村猟友会のメンバーらが付近を警戒しています。

秋のキノコ狩りのシーズンをむかえ、県内では山中に入る人が増える時期ですが、長野県野生鳥獣対策室は「出合い頭にクマと遭遇し、けがをすることが多いとし、山に入るときはクマよけの鈴などを携帯するようにしてほしい」と呼びかけています。詳細は
産経ニュースのウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年9月25日 産経ニュース)

●クマ避けに実績のある、各種クマ避け鈴はこちらをご覧下さい
「山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」はこちらをご覧下さい。

2008/10/06  
捕獲したツキノワグマを山に放つ(長野県)icon   9月21日奈良県森林保全課は、奈良県五條市大塔町辻堂でツキノワグマ1頭を捕獲したと発表しました。同日午前7時ごろ、クマが檻にかかっているのを近くの住民が発見しました。ツキノワグマは、全長130センチ、体重65キロのオスの成獣。唐辛子入りのスプレーを吹きかけた後、山奥に放されました(アウトバック注釈:捕獲学習付け移動放獣/クマ保護管理・被害防除策の一手法)。

同地域では9月18日朝、民家敷地内にあったミツバチの巣箱が荒らされ、ツキノワグマの足跡とつめ跡が残されているのが発見されていました。県は捕獲されたクマと18日に足跡などが確認されたクマは同一とみています。詳細は
毎日新聞のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年9月22日 毎日新聞 地方版)

2008/10/03  
栗拾いに来て クマに襲われ2人けが(山形県)icon   10月2日2日午後1時ころ、山形県尾花沢市上ノ畑の白銀公園から北東に約200メートル入った山中で、山形市中野目在住の男性(32)と男性の祖母(80)が、体長1.2メートルのツキノワグマに襲われ、噛まれるなどして2人とも腕や顔などを負傷しました。同行していた祖母の夫(83)は無事でした。2人を襲ったクマは約50分後、尾花沢猟友会が現場から200メートル東側の山中で発見、駆除しました。クマに襲われ、けがをする被害は今年初めてです。

尾花沢署などによると、白銀公園は銀山温泉から南に約400メートル離れており、3人はキノコやクリなどを採るため同日正午すぎ、同公園から北東の通称・遠ケ森の山林に入いりました。男性が先頭で、その8メートルほど後に他の2人が続いたとのこと。

公園から約200メートル斜面を登った所にあるクリの木の脇を通過中、突然、男性がクマに襲われました。男性はクマとともに後ろ向きに倒れ、ともえ投げのような格好でクマを投げ飛ばしたそうです。その後、男性の祖母がが襲われ、顔を引っかかれ右腕を噛まれました。男性が祖母を助けようとした際、右足と左腕を噛まれました。クマは直後に逃走しました。3人は白銀公園に下山し、男性が携帯電話で119番通報したものです。

尾花沢猟友会によると、捕殺したクマは推定8〜12歳で、雌のツキノワグマ。現場にあるクリの木の近くに巣があったとそうです。尾花沢市は白銀公園周辺に看板を設置し、公園付近の山林を立ち入り禁止としました。銀山温泉組合は宿泊客らに対し、山林に入らないよう周知しました。尾花沢署もパトロールを強化し広報活動を行いました。詳細は
山形新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月2日 山形新聞)

「山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」はこちらをご覧下さい。

2008/10/03  
国際金融危機とクマの関係!?icon   日本経済新聞社のNIKKEI NETによると、10月3日の外国為替、対個人客売り相場は1ユーロが146.55円であった。このレートは、ちょうど2年前に国際クマ会議に参加するため、初めてイタリアに渡航した時の為替レートとほぼ同じ。その後ユーロ高が続き、最近まで高止まりだった。しかし、米国の金融不安の影響で、ユーロの(対円)為替レートは約2年前の水準に戻ったと言える。

米国の
ナスダック(NASDAQ)のウェブページを見ると、何故かグリズリーベアの写真が載っている。写真のコピーには「ベアが近づくとき・・・・・」とある。その次は、3頭のグリズリーベアが見上げているオーバーハングした岩肌に、クライマーがフリー・クライミングいる写真と、「大切なのはまさに確信」と書かれたコピーが。

実はある企業のWEB広告だった。「bear」には「熊」の他に「弱気」という意味も含まれるので、一連のコピーは掛詞だったのかもしれない。

2008/10/03  
(財)知床財団設立20周年記念のイベントのご案内(北海道)icon   今年設立20周年を迎えた(財)知床財団が、記念事業として開催するイベントが10月11日、12日、13日と北海道斜里郡斜里町で開催されます。

(財)知床財団設立20周年記念行事とは、10月11日〜13日まで記念講演やエクスカーション、シンポジウムなど多彩なイベントが予定されています。すでに参加申込が終了しているイベントもあるので、詳しくは大会事務局にお問い合わせください。
記念行事の詳細については、
(財)知床財団設立20周年記念行事のウェブページをご覧下さい。なお、当社は(財)知床財団の法人会員として、当財団の活動をサポートしております。

2008/10/03  
クマの足跡が見つかる(神奈川県)icon   神奈川県秦野市は10月2日、同市曽屋の弘法山公園南側の畑でクマの足跡が発見されたと発表しました。畑は住宅地から50メートルほどしか離れておらず、市は注意を呼び掛けています。

畑の所有者が10月1日に足跡を発見、2日に神奈川県鳥獣保護員がツキノワグマの足跡と断定しました。足跡は10センチにも満たないほどで、体長約90センチの子グマと推定されます。9月29日か、翌30日の足跡とみられ、付近の柿畑の柿の実を食べ散らかした跡も発見されています。市では、親グマも近くにいたと推測していますが、足跡は発見されていません。

昨年は秦野市内でのクマの目撃情報はありませんでしたが、今年は9月23日に同市蓑毛で親子とみられるクマが登山客に目撃され、同27日には同市名古木でハチの巣箱が荒らされているのが発見されています。今回と同一のクマの可能性もあるとのこと。秦野市は2日、庁内の危機管理クマ対策会議を開き、小中学校や高校、登山客、近隣住民らにクマと出合っても刺激せず静かに立ち去るよう注意を呼び掛けました。詳しくは
神奈川新聞社のウェブサイト「カナロコ」をご覧下さい。(引用記事:平成20年10月2日 神奈川新聞カナコロ)

2008/10/03  
標茶と別海でヒグマを2頭捕獲(北海道)icon   9月30日、北海道標津町と別海町でそれぞれ1頭ずつ、ヒグマが捕獲されました。9月17日深夜、標津町茶志骨の当幌川付近でヒグマに襲われ、標茶町の男性が死亡し、襲ったとみられるクマは姿を消したことから、襲撃現場に近い両町が、9月23日から併せて3カ所に「はこ穴」と呼ぶ捕獲おりを設置していました。30日、捕獲されたのはともに推定8歳の雄。襲撃現場に残された足跡は13.4センチで、足の大きさから捕獲された2頭は別のヒグマとみられています。

別海町では当幌川から尾岱沼へ1ほどの地点に1カ所、目撃情報の絶えない床丹地区の床丹川の山側に1カ所おりを仕掛け、入ったのは尾岱沼側。体長180センチ、体重280キロの雄、足の大きさは16センチ。詳しくは
釧路新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年10月1日 釧路新聞)

2008/10/03  
有害駆除中の男性 クマに襲われ重傷(岩手県)icon   9月20日午前9時45分ごろ、岩手県奥州市胆沢区若柳の山林で、近くに住む農業の男性(59)がツキノワグマに襲われ、頭の骨を折るなどの重傷を負いました。

水沢署によると、負傷した男性は仲間と計6人でクマを駆除するため午前9時ごろ山林に入り、猟銃を持つ仲間の方角にクマを追い立てる勢子役をしていました。叫び声を聞いた仲間が、血を流して倒れている男性を発見、消防に通報しました。クマは逃げたとのことです。現場付近ではクマに畑が荒らされるなどの被害が相次いでいました。詳しくは
産経ニュースのウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年9月20日 産経ニュース)

「山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」はこちらをご覧下さい。

2008/09/26  
クマに襲われ重傷を負った登山家の山野井泰史さん退院icon   9月17日に東京都奥多摩町で、自宅付近の登山道をジョギング中にツキノワグマに襲われ、顔などに重傷を負い病院に搬送された登山家の山野井泰史さんが、9月24日に退院されました。

退院した山野井泰史さんは自宅療養中ですが、
アウトドアメーカーEVERNEWのオフィシャルサイトの【山野井通信】に、クマの襲われた状況などの詳細を寄稿されています。興味のある方はぜひご一読下さい。

それにしても、右腕は筋肉が損傷し、約20針も縫い、顔は眉間の上から鼻にかけて70針ほど縫う重傷を負ったにもかかわらず、「生きている熊に触れられるなんて・・・感動、言葉が適切ではないと思いますが、貴重な体験をした」と述べられるとは、常人では考えらません。さすが山を自然を心底愛している(山や自然に心底愛されている)高名な登山家だけのことはあります。順調に回復し、早く山に復帰されることを心よりお祈り申し上げます。

●株式会社エバニュー http://www.evernew.co.jp/
●株式会社エバニュー アウトドア事業部 
http://www.evernew.co.jp/outdoor/index.html
「山でクマに出会わない、襲われないためのアドバイス」はこちらをご覧下さい。

2008/09/25  
商品入荷のお知らせicon   四代目西根正剛(本名:西根登)鍛造の叉鬼山刀「9寸5分袋ナガサ」が入荷いたしました。詳細はこちらをご覧下さい

2008/09/22  
ヒグマに襲われ男性死亡〜深夜 サケ釣りの下見で(北海道)icon   9月17日午後10時50分ごろ、北海道根室管内標津町茶志骨の当幌川付近で、釧路管内標茶町桜の男性(58)が国道244号の当幌川から上流約50m左岸で倒れているのを、悲鳴を聞きつけた、同行の知人男性が発見。その後、町立中標津病院に搬送されましたが、18日午前0時50分、死亡しました。

死因は左顔面粉砕骨折などによる失血死。中標津署によると付近にヒグマの足跡やサケを食べた跡が残っていたため、クマに襲われたものとみて、18日朝から、地元の猟友会のハンター18人が現場付近を捜索したましたが、クマは捕獲できなませんでした。詳しくは
釧路新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月19日 釧路新聞) 

【関連ニュース】
・STV札幌テレビ放送 
http://www.stv.ne.jp/news/item/20080918192659/
・読売新聞 
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20080918-OYT8T00484.htm
・TBS NEWS i 
http://news.tbs.co.jp/20080918/newseye/tbs_newseye3950717.html
・北海道文化放送 
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00140792.html
・北海道新聞 
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/118361.php

2008/09/22  
無許可でサケ捕りに来て?ヒグマに襲われる(北海道)icon   北海道標津町茶志骨の当幌川近くの雑木林で17日午後10時50分ごろ、標茶町の男性(58)がヒグマに襲われました。爪で頭や顔を強く引っかかれ、18日未明、搬送先の病院で出血多量で死亡しました。道警によると、ヒグマに襲われ死亡したのは道内で今年3人目です。

中標津署の調べによると、男性は知人の男性(62)と2人でサケを捕りに来ていました。死亡した男性は車を降りて1人で川に向かいましたが、間もなく悲鳴が聞こえたため知人が駆け付けると、血だらけで倒れていたとそうです。

現場には幅約17センチのヒグマの足跡や体毛、食い散らかしたサケの残骸などが残されていました。中標津署や中標津町役場などによると、現場周辺は地元漁協のサケ・マス捕獲場にも近く、ヒグマの目撃情報が多いとのこと。当幌川では無許可でのサケの捕獲は禁止されていますが、2人は数日前にもサケを捕りに来たとのこと。詳しくは
スポーツニッポンのウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月18日 スポーツニッポン) 

2008/09/22  
ヒグマに襲われ男性が死亡(北海道)icon   17日午後10時50分ごろ、北海道根室管内標津町茶志骨(ちゃしこつ)東浜町の当幌川(とうほろ)左岸で、釧路管内標茶町の男性(58)がヒグマに襲われました。男性は町立中標津病院に運ばれましたが、18日午前0時50分、死亡が確認されました。死因は失血と粉骨骨折です。

中標津署の調べでは、死亡した男性は知人の男性(62)とサケを見るために17日午後10時40分ごろ当幌川へ出かけていました。着いて間もなく男性のうめくような声が聞こえ、知人が顔から血を流して倒れている男性を発見しました。左のほおにはヒグマのツメ跡のような傷がありました。現場にはヒグマが食べたとみられるサケが散乱していました。警察官や道猟友会のハンターら約10人が現場付近を捜索し、ヒグマの発見を急いでいます。

当幌川はサケのそ上がピークを迎えています。現場に近い同管内別海町床丹(とこたん)では、15日に1日3件のヒグマの目撃情報があったほか、9月に入って標津〜別海町にかけて目撃が増えています。根室管内では今年、4町で計160件の目撃情報があり、12頭(いずれも羅臼町)が捕獲されています。詳しくは
毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月18日 毎日新聞) 

2008/09/18  
登山家の山野井泰史さん、クマに襲われ重傷(東京都)icon   9月17日午前7時半ごろ、東京都奥多摩町原の登山道で、同町在住の登山家・山野井泰史さん(43)がツキノワグマに襲われ重傷を負いました。

警視庁青梅署によると、山野井さんは登山道をジョギング中、子連れのクマに襲われた後、近隣の民家に助けを求めたそうです。山野井さんはヘリコプターで青梅市内の病院に搬送されましたが、顔の骨を折るなどの重傷を負っています。同署は地元の猟友会に連絡し、山野井さんを襲ったクマを捜しています。奥多摩町教育委員会は、町内の小中学校に児童生徒を1人で下校させないよう呼び掛けています。現場は山梨県境に近い奥多摩湖の北側です。

山野井泰史さんは1994年にヒマラヤのチョーオユー(8201メートル)の南西壁を単独無酸素登頂するなど、妻の妙子さんとともに世界的に有名な登山家です。2002年にはヒマラヤのギャチュンカン(7952メートル)の北壁の単独登頂に成功した後、下山中に雪崩に遭い、指を10本失いながらも生還を果たしました。2003年には夫婦で植村直己冒険賞を受賞しています。詳細は
日本経済新聞のオフィシャルサイトNIKKEI WEBをご覧下さい。(引用記事:平成20年9月17日 NIKKEI WEB)

●山野井泰史さんに関して(ウィキペディア) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E9%87%8E%E4%BA%95%E6%B3%B0%E5%8F%B2

2008/09/18  
奥多摩でクマに襲われ重傷、登山家の山野井泰史さん(東京都)icon   9月17日午前7時半ごろ、東京都奥多摩町の民家から「クマに襲われたけが人がいる」と119番がありました。警視庁青梅署によると、襲われたのは近くに住む登山家の山野井泰史さん(43)で、顔や腕に負傷をして病院に搬送されましたが重傷。

警視庁青梅署によると、山野井さんは登山道をジョギングしていたところを襲われ、近くの民家に逃げ込んだとのこと。ツキノワグマは2頭で親子とみられ、地元の猟友会が捜しています。奥多摩町教育委員会は、町内の小中学校に、児童を1人で下校させないよう呼び掛けました。

山野井さんはヒマラヤなど難度の高い高峰の登頂に成功している世界的登山家。2002年の「植村直己冒険賞」を夫婦で受賞しています。
環境省によると、都内で2004年度以降にクマに襲われた被害は、2006年度に1件あるそうです。現場は山梨県境に近い奥多摩湖の北側です。詳細は
北海道新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年9月17日 北海道新聞)

2008/09/18  
クマ被害防止へ連携を 砺波市がクマ対策会議(富山県)icon   富山県砺波市は9月16日、市役所でクマ対策会議を開き、関係者約20人がツキノワグマによる事故や農作物被害の防止策を協議しました。

同市内でのツキノワグマの出没情報は、今年18件を数え、既に昨年1年間の14件を上回っています。今月2日深夜には庄川町落シ地区で、はちみつを狙ったクマが民家の屋根裏に侵入する被害も起きています。

会議では、関係機関が連携を強め、被害防止を図っていくことをあらためて確認しました。クマのエサになる柿などを早めに収穫することや、家や畑の周辺に生ごみを放置しないことなどを市民に呼び掛けていきます。

また、9月14日に庄川町小牧で駆除されたクマについて、有害鳥獣捕獲隊から、体長や足跡、胃の内容物から落シ地区の民家に侵入したものと同一とみられるとの報告がありました。
16日午前6時20分ごろ、砺波市庄川町金屋の福祉の里フルーツ村で、クマのふんや足跡が見つかっています。クリの実を食べた痕跡もあり、市が注意を呼び掛けました。詳しくは
富山新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月17日 富山新聞)

2008/09/18  
クマ目撃情報(福島県)icon   9月15日午後8時半分ごろ、福島県下郷町中妻の県道高陦・田島線を車で通行していた南会津町の男性が、ツキノワグマを目撃し南会津署に通報しました。

南会津署員らが付近を警戒しましたが、クマは発見できませんでした。南会津署によると、クマは体長70センチ程度。車のライトを見て驚いて逃げたとのこと。同署は16日朝、付近を警戒しました。詳細は
KFB福島放送もウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月16日 福島放送)

2008/09/18  
クマを捕殺(富山県)icon   9月14日午前6時10分ごろ、富山県砺波市庄川町小牧で、捕獲用の檻にツキノワグマが1頭がかかっているのをパトロール中の市有害鳥獣捕獲隊が発見しました。檻の扉の閉鎖が不十分で、クマが逃げ出す恐れがあったため、クマは捕殺されました。

砺波市によると、クマの体長は1メートル30センチ、体重約100キロの雄の成獣。檻は民家から約300メートル離れた場所に設置されており、周囲の水田では稲の収穫が行われています。

同市庄川町落シでは今月2日、ツキノワグマが民家の壁を壊して2階屋根裏に侵入したほか、4日朝には同町名ケ原で納屋の壁板が壊されているのが発見されています。いずれもハチミツを狙ったとみられています。市農業振興課では、これらのクマが捕殺されたクマと同一かは不明としています。市は16日に緊急のクマ対策会議を開きます。詳しくは
読売新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年9月15日 読売新聞)

2008/09/18  
クマによるデントコーン被害 甚大(青森県)icon   9月11日朝、青森県五戸町倉石又重で家畜用のトウモロコシが被害に遭っているのを栽培主の男性(83)が発見しました。茎を倒したり食い荒らされたりしたトウモロコシは約2000本に上り、青森県警地域課は「何頭でやったかは分からないが、1頭ではいくらクマでも無理では」と、狼藉ぶりに驚いています。

被害に気付いたのは午前8時ごろ。男性がトウモロコシ畑(約1万5000平方メートル)に行くと、畑4カ所(計約200平方メートル)で食べ散らかした跡とツキノワグマとみられる足跡(約18センチ)数個が残っていました。現場は町立又重小学校から北西約3キロの場所です。

同課によると、ツキノワグマによる今年の食害はこれで39件だが、家畜用のトウモロコシが狙われたのは初めてとのこと。詳しくは
毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月13日 毎日新聞 地方版)

2008/09/18  
クマを捕獲 山奥で放獣(山口県)icon   山口県自然保護課は9月12日、山口市徳地三谷で11日夜、ツキノワグマ1頭を捕獲したと発表しました。全長140センチ、体重83キロのオスの成獣で、罠にかかっていました。12日正午前に、山奥で放されました。

今月4日以降、同地区周辺でクマに蜂の巣箱を壊されるなどの被害が相次ぎ、県は11日、「クマ出没警報」を発令しています。詳しくは
毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月13日 毎日新聞 地方版)

2008/09/18  
相次ぐクマ目撃情報 個体数増で人里へ(秋田県)icon   今年に入り、秋田県秋田市など県内各地でツキノワグマの目撃情報が急増しています。9月8日には鹿角市で釣り人が山中でクマに襲われて重傷を負う被害も出ています。キノコ採りや紅葉の季節を迎え山に入る人も増えることから、各機関はクマとの遭遇への警戒を呼びかけています。

秋田県警のホームページには、クマが目撃された地点を地図上にクマの顔のマークを表示する「くまっぷ」のコーナーがあります。寄せられた情報を生かして周辺住民に注意を促そうと、7月17日に開設しました。ところが、情報が相次いだため、特に目撃の多い秋田東署や能代署管内などは、地図がクマの顔で埋め尽くされてしまうという、予想外のことが起きてしまいました。

今年に入り秋田県警に寄せられたクマ目撃報告は、9月8日までに180件で、昨年同時期の1.8倍にも達しています。今後も同じペースが続けば、この5年間で最多となる可能性もあります。「くまっぷ」を製作した県警広報広聴課は「1頭のクマがあちこちで目撃されることもあるだろうが、ここまで一定の場所に集中するとは」と困惑しています。より詳細な地図を用意することも検討中です。

今後はキノコ採りが最盛期となるほか、紅葉や釣りなどで山に入る人が増えます。一方、大森山動物園によると、これからクマも冬眠に備え食べ物を求めて活発に動き回るようになり、攻撃性の強い子連れグマも多く現れるとのこと。秋田県は、■山の周辺では単独行動しない■クマの痕跡を見つけたら、すぐにその場を離れる■食べ残しは必ず持ち帰る■鈴やラジオなど音の出るものを手放さない■クマに遭遇したら、背を向けず騒がずにゆっくりと離れる・・・などの注意点を挙げ、警戒を呼びかけています。詳細は
毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月12日 毎日新聞 地方版)

2008/09/18  
キノコ採りの男性がクマと遭遇、引っかかれる(長野県)icon   9月12日正午ごろ、国道361号権兵衛トンネル付近の長野県伊那市伊那の山林で、キノコ採りをしていた箕輪町の男性(78)がツキノワグマに襲われ、顔や手を引っかかれるなど軽傷を負いました。

男性は自力で車に戻り、伊那市内の病院へ行きました。男性から通報を受けた伊那市役所が地元猟友会や伊那署に連絡、猟友会が檻を設置しました。伊那市によると、クマは体長1メートルほどとみられるそうです。詳しくは
信濃毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月13日 信濃毎日新聞)

2008/09/18  
クマ出没警報を発令(山口県)icon   山口市徳地八坂地区でツキノワグマの出没が相次いでいるとして、山口県は9月11日、同地区にクマ出没警報を発令しました。クマ出没警報が発令されたのは、昨年11月に発令基準を定めてから初めて。同日、市や地元猟友会などの関係者を集めて緊急対策会議を開き、箱わなによる捕獲を決めました。

徳地八坂地区では4日、柿の木に登る体長1.2メートル程度のクマを住民が目撃しています。8〜11日にかけて連日、ミツバチの巣箱が襲われているのが見つかり、「10日間で5日以上出没」の基準に達しました。緊急対策会議は市徳地総合支所で開かれ、11人が出席。柿やクリの全量収穫の呼び掛けや、山口署によるパトロールの強化などを決めました。地元で捕獲の要望が強いため、クマは箱わなでの捕獲後、人里から離れた奥山に放す方針です。詳しくは
中国新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月12日 中国新聞)

2008/09/18  
クマ出没警報を発令(山口県)icon   8月半ば以降、山口県周南市や岩国市など県東部の山間部で、ツキノワグマの出没が相次いでいます。山口県が11日、山口市徳地の八坂地区で初めて発令した「クマ出没警報」は県東部でも今後出される可能性があり、関係機関は推移を注意深く見守っています。

クマの出没はこの1カ月間、周南市で8件(8月14日〜9月11日)、岩国市で7件(8月12日〜9月9日)が確認されています。周南市では、北部の中須地区などで体長1メートルほどのクマが県道などを歩いている姿が目撃されたほか、今月に入ってからは、市街地に比較的近い須々万地区でハチの巣や柿の実を食べた痕跡が相次いで見つかっています。

県自然保護課によると、県東部の「クマ出没警報」の発令対象地区は周南、岩国、下松の3市で計23地区。発令の基準は10日以内に「5日以上」の出没ですが、今のところ多い地区でも「2〜3日」でおさまっています。クマの餌となるブナやミズナラなどの実も平年並みのできと見込まれていますが、同課は「台風など気象の影響を受けやすいので、実がなる9〜11月は出没への注意が必要」と呼びかけています。詳しくは
毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月12日 毎日新聞 地方版)

2008/09/18  
中学校の理科教師、自転車で通勤途中に「クマ」と衝突(米国モンタナ州)icon   米国モンタナ州ミズーラ市で、モンタナ州の中学校教師が9月8日朝、通勤のため自転車で走っていたところ、前方にクマが現れ、避けきれずに衝突、軽いけがを負いました。

ターゲット・レンジ中学校で理科を教えるジム・リッツさんが時速約24キロほどで自転車を走行中、前方約3メートルに突然、アメリカクロクマの姿を確認。止まる間もなくクマと正面衝突しました。

リッツさんが被っていたヘルメットがクマの背中を直撃し、クマがリッツさんに覆い被り、1人と1頭は一緒に道路脇へ転がり落ちました。クマはリッツさんのヘルメットを叩き、背中をひっかいて逃走。リッツさんは駆け付けた妻の車で病院に向かいました。詳しくは
CNNのウェブページCNN.co.jpをご覧ください。(引用記事:平成20年9月11日 CNN.co.jp)

2008/09/18  
列車とヒグマが衝突 クマ死亡(北海道)icon   9月8日午前8時34分ごろ、釧路管内厚岸町上尾幌のJR花咲線別保−上尾幌駅間の尾幌トンネルで、釧路発根室行き普通列車(1両編成)がヒグマと衝突。乗客15人にけがはなく、トンネル内で体長150センチ強、推定体重約180キロの雄のヒグマが死んでいるのが発見されました。花咲線では4日夜にも根室市内の線路でヒグマが列車に衝突死する事故が発生しています。詳しくは毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月9日 毎日新聞 地方版)

2008/09/18  
クマに襲われ男性が軽傷(福島県)icon   9月2日午前10時ごろ、福島県大玉村玉井の前ケ岳で、郡山市の林業の男性(57)がツキノワグマに顔を殴られたり、左腕をかまれるなど軽傷を負いました。しゃがんでいる時に後ろから襲われ、もみあったそうです。ツキノワグマの足跡から親子連れだったとみられます。男性は同僚3人と伐採の下見に来ていました。現場はオートキャンプ施設「フォレストパークあだたら」の北西約1キロです。詳しくは毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年9月3日 毎日新聞 地方版)

2008/09/18  
クマに襲われ男性が重傷(岩手県)icon   8月30日午後6時10分ごろ、岩手県北上市和賀町の和賀川の堤防で、散歩していた同市和賀町在住の男性(61)が、林から出てきたツキノワグマに襲われ、頭や鼻などをかまれ重傷を負いました。

北上署によると、クマは成獣とみられています。男性は自力で自宅まで戻り、家族が119番しました。詳しくは
日刊スポーツのウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年8月30日 日刊スポーツ)

2008/09/18  
クマに襲われ男性が重傷(宮城県)icon   8月21日午前11時55分ごろ、宮城県富谷町二ノ関鹿ノ山の私有林で、同町在住の男性(66)が草刈り中に、突然ツキノワグマに襲われ、左顔面をひっかかれ鼻の骨を折る重傷を負いました。宮城県内でクマに人が襲われたのは、2006年10月以来です。今年度は出没件数が急増した2006年度と同じペースで目撃されており、県などは注意を呼び掛けています。

大和署の調べによると、男性は1人で自宅から徒歩20分程度の山林で作業をしていました。クマは逃げたそうです。

宮城県自然保護課によると、県内は推定300〜800頭のツキノワグマが生息。今年度は既に270件目撃されています。統計を取り始めた2001年度以降、最多となった2006年度は年間670件出没し、5人が襲われ重軽傷を負いました。昨年度は283件でけが人はありませんでした。

山菜やタケノコが採れる春やドングリなど木の実が実る秋に比べ、夏は餌が少なくなるためクマは人里に下りてくるそうです。同課は、東北道以西の山地とつながる林や河川のやぶなどにはどこでもクマが出没する可能性があるとして■山に入る時はラジオや鈴をつけて人の気配を知らせる■人の食べ物の味を覚えさせないよう、残飯は持ち帰る・・・などと注意点を挙げています。詳しくは
毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事:平成20年8月22日 毎日新聞 地方版)

2008/09/11  
月刊誌「地上」(家の光り協会)で当社のウェブページが紹介されましたicon   月刊誌「地上」(発行:社団法人 家の光り協会)10月号のアグリ@ナビのコーナー(p67)で、当社のウェブページが紹介になりました。

「おそらく日本でもっとも野生のクマと人間との関係づくりにこだわっているページでしょう。(中略)裏山でもしクマに出合ったときにどうすればよいのか。畑に侵入してくる野生動物たちとのつきあい方やクマ被害の予防法など、あらゆる情報が満載されています。」・・・・と、とても有難いお言葉を頂きました。

2008/09/11  
渓流釣りの男性、クマに襲われ顔など怪我(秋田県)icon   9月8日午前11時ごろ、秋田県鹿角市八幡平字水沢の山林の沢で、同市在住の男性(74)がクマに襲われ、顔に大けがを負いました。

鹿角署によると、男性は8日朝から一人で渓流釣りに出掛けていました。やぶをかき分けて沢沿いを歩いているときに突然クマに遭遇し、顔を引っかかれたとのことです。男性は現場から自力で30分ほど歩き、林道に止めていた軽トラックを運転し下山したと後、病院に搬送されました。記事の詳細は
秋田魁新報社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年9月8日 秋田魁新報)

2008/09/06  
「BURUTAS」で熊撃退スプレーが紹介されましたicon   現在発売中の人気情報誌『BURUTAS』(マガジンハウス) NO.647 9月15日号では、釣りの特集企画「LIFE ON THE FISHING」が掲載されています。その中で、当社が輸入販売しているカウンターアソールトカウンターアソールト・ストロンガーが写真入りで紹介されています(p97)。とてもためになる、面白い特集ですのでぜひご一読下さい。

2008/09/06  
「クマコネジャー」が在庫切れになりましたicon   動物忌避装置の「クマコネジャー」が完売になりました。次回入荷は今月中の予定ですが、詳しいことが分かりましたらお知らせいたします。

2008/09/06  
「クマ類の出没メカニズム」に関する国際ワークショップicon   2008年11月21日(金)〜22日(土)に京都市内で、「クマ類の出没メカニズム」に関する国際ワークショップ(主催:独立行政法人・森林総合研究所/後援:環境省(予定)、林野庁(予定)、京都府(予定)、アジア野生動物医学会、日本哺乳類学会、野生生物保護学会、日本クマネットワーク)が開催されます。詳しい内容はこちらをご覧下さい。


2008/08/07   カウンターアソールト・ストロンガー入荷のご案内icon   熊撃退スプレー「カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)」が本日入荷いたしました。

2008/07/31  
夏季休業のお知らせicon   夏季休業のお知らせをアップしました。

2008/07/31  
カウンターアソールト・ストロンガー在庫切れのご案内icon   熊撃退スプレー「カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)」の在庫が切れ、ただ今入荷待ちとなっております。ただし、「カウンターアソールト(CA230)」は在庫しております。

カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)が入荷いたしましたら、ウェブページでお知らせいたします。

2008/07/31  
行方不明の男性 ヒグマに襲われ死亡か!?(北海道)icon   7月30日午前10時20分ごろ、北海道渡島管内松前町館浜の山中に男性が倒れているのを、道の防災ヘリが発見しました。松前署は午後、男性の死亡を確認するとともに、同町月島の土木作業員Oさん(67)と特定しました。衣服や帽子、長靴にひっかき傷があり、同署はヒグマに襲われた可能性が高いとみています。

松前署の調べによると、死亡した男性は22日ころから行方が分からなくなり、家族から届け出のあった28日から3日間、同署や同町など延べ160人が同町内の山中などを捜索していました。

遺体の脇には男性の猟銃があり、2発入りの弾倉は空でした。近所の人が22日ごろ、2発の発砲音を聞いたとのことです。現場は国道228号から農道を北へ約1キロ入った地点で、周囲は高さ1.2メートルのササに覆われていました。詳細は
北海道新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事 北海道新聞 平成20年7月31日)

2008/07/31  
北海道でハンター死亡:ヒグマに襲われたか?icon   7月30日午前10時20分ごろ、北海道松前町館浜の山林で、同町月島の土木作業員Oさん(67)が倒れて死亡しているのが発見されました。死亡した男性のの腹や手足にクマのつめで引っかかれたような傷があり、道警松前署は、男性がクマに襲われた可能性が高いとみて調べています。

松前署の調べによると、男性は地元猟友会のメンバーで1人暮らしでした。町役場の依頼を受け、付近の山でクマを捕獲する檻の設置場所を探していたとのことです。今月22日ごろから行方不明になり、同署などが捜索していました。

付近は山の谷間のササやぶで、毎年ヒグマが頻繁に出没している場所。男性は死後数日経過しているとみられ、近くに所持していたライフル銃が残されていました。道内では今年4月、北斗市で山菜採りの男性がヒグマに襲われ死亡しています。詳細は
毎日新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事 毎日新聞 毎日jp 平成20年7月30日)

2008/07/31  
ヒグマに襲われ?ハンター死亡(北海道)icon   7月30日午前10時20分ごろ、北海道松前町館浜の沢地で同町月島の土木作業員Oさん(67)が倒れているのが見つかりました。

道警松前署の発表によると、発見された男性はすでに死亡しており、体につめ跡が残っていたことから、ヒグマに襲われたとみています。

男性は22日ごろ、猟銃を持って出かけたまま行方が分からなくなっており、同署や消防などで捜索していました。詳しくは
読売新聞社のウェブページYOMIURI ONLINEをご覧ください。(引用記事 読売新聞 YOMIURI ONLINE 平成20年7月30日)

2008/07/31  
ヒグマ出没ハザードマップ作成(北海道)icon   北海道環境科学研究センター(札幌)と北海道立林業試験場(美唄)は、本年度から3年をかけ、渡島半島の「ヒグマ出没ハザードマップ」を作成する。衛星利用測位システム(GPS)によりヒグマの詳細な移動ルートを把握し、ヒグマが出没しやすい場所を明らかにします。

ヒグマは警戒心が強いため、身を隠せる環境を生かして農地などに出没していると考えられています。研究では、ヒグマが行動したルート上の森林植生や地形、河川や道路、人家との距離などを調べ、どのような環境がそろえばヒグマが出没しやすいかを突き止めます。

ヒグマの出没件数が比較的多く、過去10数年分の出没記録が残されている渡島管内森町を対象区に、ヒグマの行動と環境条件との関連性を明らかにし、渡島半島全域のマップ作成につなげる考えです。

北海道環境科学研究センター道南地区野生生物室(桧山管内江差町)が、森町でヒグマ3頭を捕獲する準備を進めており、1時間おきに位置情報を記録できるGPS装置をヒグマの首に取り付けて、行動を追跡する計画です。

ハザードマップは出没の確率によって農地を色分けすることなどが考えられています。釣賀一二三・同センター道南地区生物室長は「出没に至るヒグマの行動パターンが分かれば、より効果的な予防策が見いだせる可能性がある」と話しています。

道南のヒグマが秋の主食とするブナとミズナラの実の豊凶予測をもとに、「ヒグマ出没注意報」の発令につなげられないかも検討するとしています。詳細は
北海道新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事 北海道新聞 平成20年7月30日)

2008/07/31  
ヒグマ出没でイベント中止(北海道)icon   7月27日午後0時25分ごろ、北海道網走管内西興部村のウエンシリ岳ふもとで開かれていた「氷のトンネル一日開放」の会場近くに、ヒグマが1頭が現れました。怪我人はいませんが、主催者は「安全が確保できない」として、トンネルの公開を中止ししました。

イベント関係者によると、ヒグマは体長1.2メートルほどで、氷のトンネルから30メートルほど離れた崖の上に現れました。主催者が木の枝などを投げて追い払おうとしたが立ち去る気配はなく、午後1時ごろ、イベントを中止しました。

ヒグマが現れた当時、会場には客と主催者ら計10人ほどがいました。イベント関係者が食べ始めた弁当の臭いに誘われて崖を降りてきたとみられます。詳細は
北海道新聞社のウェブページをご覧ください。(引用記事 北海道新聞 平成20年7月28日)

2008/07/31  
警官 クマ撃退スプレー、鈴装備 ヒグマ対策も万全(北海道)icon   北海道洞爺湖サミットの会場周辺を警備する警察官が、ヒグマ対策でトウガラシ成分入りのクマ撃退スプレーと鈴を装備しています。道警の警備担当者は「テロだけではなく、ヒグマ対策にも抜かりはない」と自身を見せています。

配布数やエリアは「警備の機密上、明らかにできない」(警備担当者)が、ヒグマに遭遇する可能性のある場所に配置された警察官に配布しています。

昨年1年間、道警に通報があったヒグマの目撃は約660件で、サミット会場の洞爺湖町を管轄している伊達署は5件と少な目。しかし、ヒグマの目撃情報は7〜9月がピーク。

2000年の沖縄サミットでは、ハブから防護する臑当てを配布したり、応援警察官にハブ対策の研修を開きました。

支笏洞爺国立公園に指定され、自然が豊かなサミット会場周辺。警備の警察官は登山者用のクマ撃退スプレーと鈴を腰に下げ、検問などに励んでいます。(引用記事 室蘭民報 平成20年6月23日)

(コメント)当社が米国から輸入販売している元祖・クマ撃退スプレー「カウンターアソールト(CA230)が、洞爺湖サミットでのヒグマ対策用として、北海道警察本部に正式採用されました。

2008/07/24  
女子中学生がケリでヒグマを撃退!?(北海道)icon   7月20日早朝、北海道根室管内羅臼町湯ノ沢町の国設羅臼温泉キャンプ場での出来事。家族でキャンプに来ていた女子中学生(12)が、テント越しにヒグマを押し返し、け飛ばして、ヒグマを追い返しました。

羅臼町などによると、20日午前4時ごろ、ヒグマがエゾシカ2頭を追ってキャンプ場に入るのを男性のライダーが目撃しました。そのヒグマは、ドーム形の大型テントの前で外側から臭いを嗅ぐ仕草をしたり、立ち上がって点とを押したりしました。テントにいた北見市の5人家族のうち、中学生の長女は妹(10)が押しているものと思い込み、腕で押し返していました。でも、あまりにもしつこいため、脚でけ飛ばしたところ、ヒグマは逃げ去りました。テントの外張りが破れていましたが、家族に被害はありませんでした。

国設羅臼温泉キャンプ場には約50人が宿泊していましたが、人身被害などは無かったとのことです。同キャンプ場は20日に閉鎖され、再開は未定です。

羅臼町は「ヒグマもおそらくテント内に人間がいるとは思っておらず、蹴られたので驚き、逃げたのでは。それにしても無事で良かった」と話しています。記事の詳細は
北海道新聞のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年7月22日 北海道新聞)

(コメント)7月21日付朝日新聞にも『女子中学生 ヒグマ撃退  北海道 テンとを押され、妹と思いキック』という記事が掲載されていました。女子中学生と同じテントにいた母親は、テンとのシートの向こうにヒグマの影が見えていたと離しています。また、当時はテント20数張りに約50人がキャンプをしており、ヒグマを目撃している人もいたそうです。体重70キロ前後の若いヒグマとみられると、同記事に書かれていました。

ヒグマが出没しテントが襲われた国設羅臼温泉キャンプ場を、私も約24年前に家内と2人でキャンプしたことがあります。実は羅臼町が新婚旅行の最終目的地だった訳ですが(笑)。

当時はまだ会社勤めをしていて、趣味が渓流釣りとキャンプ、四駆のツーリングでした。まだクマに関しての知識が無く、当然ですが熊撃退スプレー「カウンターアソールト」は持っていません・・・というか、カウンターアソールトは日本にはまだ販売されていませんでした(カウンターアソールトの日本への商業目的での輸入は、1990年から当社によって開始されました)。

国設羅臼温泉キャンプ場で新婚の私たちがキャンプを楽しんだのは、たぶん10月上旬です。観光シーズンは過ぎていたので、広いキャンプ場には私たち以外に、大坂からバイクで来たという男性のライダーと、他に1組のキャンパーがテントを張っているだけでした。
知らないと言うことはとても恐ろしいことですね。羅臼にもヒグマが生息することは知っていたのですが、クマが出没しやすいキャンプ場の外れ、林に最も近いテン場にテントを張りました。そして、根室で仕入れた花咲ガニや帯広で農家にもらったジャガイモ、途中で買ったトウモロコシなどをたき火でボイルし、池田町のワイナリーで購入したワインを飲みながら、北海道での最後の晩餐を豪勢に楽しんだのでした。今では考えられないことですが、食事の後かたづけもいい加減だったと思います。

少し熱っぽかった新婦を食後に1人キャンプ場に残し、キャンプ場の近くにある、羅臼町民のボランティアが整備し管理している無料の露天風呂「熊ノ湯温泉」まで、暗い夜道を懐中電灯の明かりを頼りに歩いて行きました。全く、ヒグマに対する警戒心が無かったのかも・・・・(酔っていたし)。湯に浸かりながら夜空を仰げば、そこには満天を埋め尽くすように無数の星々が光り輝いていて、とても感動したことを覚えています。

たぶん、当時は今ほどヒグマが人の出入りする場所に頻繁に出没することが無かったのかもしれません。しかし、時代が変われば、ヒトもクマも変わります。その後新世代グマや集落依存型グマと呼ばれる、ヒトをあまり恐れず、ヒトの生活圏に抵抗無く出没し、あるいは生活や繁殖までするクマが、北海道はもとより、全国各地に増えるようになりました。幸いに、今回の国設羅臼温泉キャンプ場でのヒグマ出没のケースは、ヒグマは好奇心の強い若いクマだったので、ヒトを襲うことが目的ではなく、また、テントの中の食糧に特に強い執着心を持っていなかったのが幸いだったのではないでしょうか。そして、テントの中にいた女子中学生が、妹の悪戯だと思いこみ、相手をヒグマだと全く知らずにいたことも幸運だったと思います。そばにいた母親は、テントの外にヒグマがいることに気がついたようですが、騒がずにいたこともラッキーでした。あの状況でテントの中にいた人達がパニックを起こし騒いでいたら、ヒグマも興奮してパニックを起こし、悲惨な結果になっていたと思います。

2008/07/24  
知床五湖にヒグマ防除の電気柵設置(北海道)icon   7月9日に世界自然遺産で人気の高い知床国立公園の「知床五湖」で、環境省や北海道、網走管内斜里町の職員らが、ヒグマよけの電気柵を設置しました。

これからの時期、知床五湖周辺へのヒグマの出没が増え始めると予想されるためで、これに伴い遊歩道が分断されることから、五つの湖のうち観光できるのは一湖(いっこ)と二湖(にこ)のみとなり、三湖、四湖、五湖は8月下旬まで閉鎖されます。

電気柵は知床五湖周辺でヒグマの出没が多くなってきた2005年以降設置しています。職員らはヒグマの通り道にあたる場所に約500メートルにわたってポールを立て、ワイヤーを張り、ソーラー発電機から約8000ボルトの電圧で電流を通電しました。昨年は五湖周辺でヒグマの活動が特に激しく、遊歩道の全面閉鎖は異例の長期にわたりました。記事の詳細は
北海道新聞のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年7月10日 北海道新聞)

2008/07/24  
クマ目撃情報地図を秋田県警がHP掲載(秋田県)icon   レジャーなどで入山機会が増える夏から秋にかけ、クマとの遭遇に注意してもらおうと、秋田県警察本部はホームページにクマの目撃情報地図を掲載した。サイト名は「くまっぷ」です。

目撃情報があった月日と地名が警察署ごとにリストアップされており、警察署名をクリックすると、管内の地図が表示されます。地図にはクマの顔のマークで目撃場所が示されており、4月20日を皮切りに、7月16日までに128件の情報が掲載されました。

署ごとのほかに、全県の地図も閲覧可能。ただし、道路名や駅名などが表示されていないので、地図を見ても目撃場所をすぐに把握できないのが難点。県警広報広聴課は「より分かりやすい内容に改良していく。行楽などの際に役立ててほしい」としています。記事の詳細は
秋田魁新報社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年7月18日 秋田魁新報)

           
●秋田県警殺本部のオフィシャルサイト http://www.police.pref.akita.jp/kenkei/index.html

(コメント)秋田県警の「くまっぷ」に登場するキャラクターは、クマの着ぐるみを着た警察官のロボットのようで、とてもユニークです。秋田東署をクリックすると、クマ目撃場所が、カーナビに映る都心部の駐車場のようにごちゃごちゃたくさん表示されるので、かえって場所が全く判別できませんでした。クマの頭をもっと小さくするなど、表示方法をもっと工夫した方がよいと思いました。

2008/07/24  
小学校周辺にクマが2日続けて出没(秋田県)icon   7月14日午前11時15分ごろ、秋田県北秋田市三木田の県道脇にツキノワグマがいるのを同市の男性が発見、近くの交番に通報しました。現場は山あいで、付近では13日夕方にもクマが目撃されています。南西約200メートルにある合川南小学校は、全校児童43人の各家庭に外出を控えるよう電話で注意を呼び掛けました。

秋田県警北秋田署によると、目撃されたのは13日が体長約1メートルの成獣、14日が体長60センチの子グマ。同署が周辺のパトロールを行いました。記事の詳細は
秋田魁新報社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年7月14日 秋田魁新報)

2008/07/24  
茨城県自然博物館で第43回企画展「熊・森のアンブレラ種」開催icon   茨城県自然博物館で第43回企画展「熊・森のアンブレラ種」が,7月12日から9月21日の会期で開催されます。

関連イベントとして、8月9日にワークショップが開催されます。詳細は茨城県自然博物館ウェッブサイト(
http://www.nat.pref.ibaraki.jp/index.html)をご覧下さい。

2008/07/24  
クマ対策で協議会設立へ 長野・富山知事が懇談icon   長野県の村井知事は7月10日、立山黒部アルペンルートの天狗平(富山県立山町)で石井隆一・富山県知事と懇談しました。両県で被害が出ているツキノワグマ対策をめぐり、新潟、岐阜を加えた4県で対策協議会を設ける方針で一致しました。また、長野、富山両県を結ぶ観光周遊ルートづくりに向けて協力関係を深めていくことも確認しました。

標高約2400メートルの天狗平のホテルでの懇談で、石井知事は、県境をまたいで生息するツキノワグマの被害防止で連携することを提案。村井知事も賛同し、今後新潟、岐阜両県にも呼び掛け、事務レベルで具体的な活動を検討していくことにしました。

両県の課題や連携について知事同士が話し合うのは、昨年5月に長野市内で開いて以来。懇談に先立ち、両知事は雪が残る室堂など周辺を視察しました。記事の詳細は
信濃毎日新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年7月8日 信濃毎日新聞)

2008/07/24  
原発敷地内にクマ出没(兵庫県)icon   関西電力美浜原発(福井県美浜町丹生)の敷地内で7月6日夜、ツキノワグマ1匹が捕獲されました。クマの出没情報を受けて美浜町が設置したオリに入っており、7月7日には町職員が同町新庄の滋賀県境付近の山中へ運び放獣しました。原発の敷地内でクマが捕まる例は珍しいそうです。

美浜町農林水産課によると、捕獲されたのは、体長86センチ、体重18キロの雄で、推定年齢1歳。関電から「4月下旬に敷地内の山林でクマが目撃された」との相談があり、地元猟友会の協力を得て5月25日、タービン建屋などのある区画を囲む山林に、鉄製のオリ(高さ1メートル、幅2メートル、奥行き0.9メートル)を設置しました。オリの中にはクマが好むリンゴやハチミツを入れていました。

関電と町の関係者は「人への危害が出る前に捕獲できてよかった」と胸をなで下ろしていました。記事の詳細は
読売新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年7月8日 読売新聞)

2008/07/24  
南会津・クマに襲われ男性が軽傷(福島県)icon   7月6日午後1時半ごろ、福島県南会津町山口の山林で、山菜採りをしていた近くに住む、男性(76)がクマに首や頭をひっかかれ、軽傷を負いました。男性は自力で下山し、近くの民家に助けを求めました。襲ったのはツキノワグマとみられ、体長約1.5メートルだったそうです。記事の詳細は毎日新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年7月7日 毎日新聞)

2008/07/01  
第19回マタギサミットが開催(長野県)icon   6月28日,29日に長野県栄村にて、第19回ブナ林と狩人の会(マタギサミット in 栄村)が開催され、マタギ関係者や野生動物の研究者、行政担当者、マスコミ、学生、一般を含め約150名が全国から集まりました。

『ブナ林と狩人の会(マタギサミット)』は、平成2年(1990)3月に第1回目の会が開かれて以来、毎年1回開催されている広域的山村交流会議で、狩猟文化(マタギ文化)を基礎に、中山間地域の生活文化の継承と発展を目指し、それぞれのマタギの集落が21世紀をどのように生き抜いていくのか、生活者自らが問題解決に向けて模索していく場となることを目的としています。

第19回目を迎えた今回はのテーマは「伝統と現代」です。会場となった栄村役場かたくりホールで午後3時から受付が始まり、3時半より開会式が始まりました。

開会式のあと、ブナ林と狩人の会の発起人でもある幹事の田口洋美さん(狩猟文化研究所代表、東北芸術工科大学教授)が、基調講演「伝統と21世紀の狩猟:ドイツ視察調査報告」を行いました。

次に開かれたパネルディスカッション「伝統と現代」(司会進行:田口洋美、三浦慎悟/日本哺乳類学会会長、早稲田大学人間科学学術院教授)では、参加した各地域のマタギ(狩猟者)の代表から現状報告と各地での問題などが発表され、それを元に意見交換が行われました。

2日目は朝から雨が降り、あいにくの天気でしたが、栄村が用意したバスに参加者は分乗して、エクスカーション「秋山郷の猟場視察」が行われました。

2008/07/01  
日本クマネットワークのニュースレターが発行icon   クマについて考える人々の日本を代表とする全国組織「日本クマネットワーク(JBN)」(代表:山崎晃司/茨城県自然博物館主席学芸員、事務局長:佐藤喜和/日本大学生物資源科学科)が会員向けのニュースレター『Bear Japan - クマとヒトをむすぶネットワーク』Vol.9 No.1 2008年6月号を発行しました。

今回の特集は『ヒグマ研究の現状と課題に迫る』です。コンテンツは以下の通りです。

People: 代表就任のご挨拶に代えて(山崎晃司/茨城県自然博物館主席学芸員)
特集『ヒグマ研究の現状と課題に迫る』
ヒグマ研究ワークショップ開催報告 (佐藤喜和/日本大学生物資源科学科)
エゾヒグマの個体群研究 (間野 勉/北海道環境科学研究センター)
ヒグマの「行動」に関する研究の現状と課題 (葛西真輔/財団法人知床財団)
生理・解剖・形態・成長セッションの概要 (坪田敏男/北海道大学)
報告 遺伝グループ (鶴賀一二三/北海道環境科学研究センター道南地区野生生物室)」
報告 生息地・景観生態グループ (鈴木 透/酪農学園大学)
報告 採食環境グループ (今 博計/北海道立林業試験場)
報告 軋轢グループ (早稲田宏一/NPO法人EnVision 環境保全事務所)

地区報告 四国地区 (金澤文吾/四国自然史科学研究センター)
地区報告 近畿地区 (片山敦司/株式会社野生動物保護管理事務所)
参加報告 信州ツキノワグマ研究会イベント (濱口あかり/NPO法人信州ツキノワグマ研究会)
学生部会報国 (小坂井千夏/東京農工大学)

Research article ツキノワグマは成熟した果実を食べているのか?(小池伸介)

なお、日本クマネットワークは随時会員を募集しております。年会費は学生会員(小、中、高校生、大学、大学院、専門学校) 2,000円、一般会員 3,000円。詳しくは
日本クマネットワークのオフィシャルサイトをご覧下さい。

2008/07/01  
病院敷地内に子グマ出没(秋田県)icon   6月27日午前8時ごろ、秋田県大仙市協和上淀川字五百刈田の協和病院敷地内で、男性職員がツキノワグマの子グマを発見、病院を通じて大仙署に届け出ました。

同署によると、クマは体長約60センチ(※)。クマは敷地内の道路脇の草地にいたが、車で通勤してきた男性職員に気付き、隣接する山林に逃げ去りました。同署からパトカー1台が出動、地域住民や通院患者らに注意を呼び掛けています。

同病院では、入院患者の日課の敷地内の散歩を、今後1週間見合わせることを検討しています。記事の詳細は
秋田魁新報社のオフィシャルサイト あきたonTheWebをご覧下さい。(引用記事:平成20年6月27日 あきたonTheWeb)

※【コメント】出産した雌のツキノワグマは、子グマと2冬一緒に冬眠し、交尾期が始まる前に一般的には子グマと分かれます(子別れ)。親から離されたばかりの若いクマは、経験や知識も乏しく(自分の行動域が確立されていない)、力も弱いために遭遇した優位な他のクマから追われることもあるため、思わぬ場所に出没する傾向があります。特に親グマから離されたばかりの5月以降は、そのような傾向が特に強いので注意が必要です。今回病院の敷地内に出没したツキノワグマは、体長が約60センチとのことですから、昨年生まれた親から離されたばかりの若い個体だったのではないでしょうか。

2008/07/01  
人身被害続発で県が注意喚起(岩手県)icon   岩手県は6月25日、ツキノワグマによる人身被害が相次いでいるとして、被害防止に向けた取り組みを強化するよう関係機関に通知しました。

山林での作業中にクマに襲われるケースが県内で増えていることから、県は市町村、県建設業協会、JR東日本盛岡支社、三陸鉄道、IGRいわて銀河鉄道あてに文書を通知し、作業員らに注意を喚起するよう要請しました。

本年度の人身事故(6月24日現在)は5件6人で、昨年度の7件7人に迫る勢いで被害が発生しています。宮古市内では6月21日にのり面の落石点検中にツキノワグマと遭遇し、土木作業員2人が重軽傷を負ったほか、奥州市江刺区の山林でもクマに左足首をかまれる被害が発生しています。

県自然保護課は「一人で入山しない」「鈴、笛、ラジオなどを携帯する」「足跡や糞を見つけたら引き返す」―などの対策を呼び掛けています。記事の詳細は
岩手日報社のオフィシャルサイト The Web Iwate Nippoをご覧下さい。(引用記事:平成20年6月26日 The Web Iwate Nippo)

2008/07/01  
クマ目撃情報、昨年に比べ3.1倍に増加(秋田県)icon   秋田県内でツキノワグマの目撃情報が相次いでいます。今年は6月23日までに87件の通報が県警に寄せられ、昨年同期の28件に比べ約3.1倍の増加。中でも秋田市ではこれまで出没がほとんどなかった住宅街での目撃例が急増し、児童が集団で登下校するケースも出ています。理由については「頭数が増え、行き場を失ったクマが人里近くに下りてきたのでは」「秋田市での通報件数が増えているのは、同じ個体に複数の通報があるから」など見方はさまざま。いずれにしても、目撃情報は例年7,8月がピークとなるだけに、一層の注意が必要です。

秋田県警生活環境課によると、今年寄せられた県内のクマの目撃情報は、4月5件、5月37件、6月45件(6月23日現在)と増加。5月には大仙市協和、横手市山内で、ともに山菜採りの男性がクマに襲われ、けがを負っています。

秋田市では人的被害こそないものの、目撃情報の増加ぶりが目立ちます。特に旧雄和、河辺両町を管轄する秋田東署管内では6月23日現在、昨年1年間の29件を上回る30件の目撃情報があります。記事の詳細は
秋田魁新報社のオフィシャルサイト あきたonTheWebをご覧下さい。(引用記事:平成20年6月25日 あきたonTheWeb)

2008/07/01  
小学校近くにクマ出没(秋田県)icon   6月23日午前10時20分ごろ、秋田県秋田市河辺赤平字大蟹沢の県道を、車で走行中の女性が近くの山林に体長約1メートルのツキノワグマがいるのを目撃して110番通報しました。

目撃場所は、赤平小学校(22人)の北東約230メートルの地点。県道は通学路になっていることから、秋田東署から連絡を受けた同校は午後1時45分に授業を切り上げ、教員や地域巡回ボランティアが付き添って児童を集団下校させました。児童には、周辺の山林には近づかないよう指導したそうです。記事の詳細は
秋田魁新報社のオフィシャルサイト あきたonTheWebをご覧下さい。(引用記事:平成20年6月23日 あきたonTheWeb)

2008/07/01  
人身事故発生、男性2人が重軽傷(岩手県)icon   6月21日午後2時頃、岩手県宮古市千徳の山林で、同市内の建設会社に勤める2人が親子のツキノワグマ2頭に襲われ、42歳の男性が顔や両腕に重傷、57歳の男性が左足に軽傷を負いました。2人は同市内の県立都病院に運ばれました。

現場は花輪線橋北側近くの山林。宮古署の調べでは、2人は同僚4人とJR山田線沿いののり面で落石点検中に2頭のクマと遭遇し、体長約150センチの親グマに42歳の男性が3度も襲われ重傷を負い、体長約70センチの子グマに襲われた57歳の男性は軽傷を負いました。付近には同僚の男性もいたのですが助けることができなかったそうです。

上記の内容は、岩手日報の記事(平成20年6月22日付け)を元に、 JR東日本盛岡支社から聞いたことを加筆いたしました。


2008/06/19   本年度の捕獲上限数は149頭に決定(岩手県)icon   6月17日午前10時から岩手県盛岡市のエスポワールいわてにおいて、ツキノワグマ保護管理検討委員会(座長:由井正敏・岩手県立大学教授、事務局:県自然保護課)が開催されました。

昨年度は捕獲上限数(150頭)を20頭越える170頭(放獣2頭含む)が捕獲されたことが報告されました。また、緊急時における捕獲許可事務の特例処理の適用を受け、人家の玄関付近に居座り人身事故の危険性が高いと判断され、住田町で1頭が捕獲されたことも報告され、住田町役場の担当者がその経緯を報告し、検討委員会で承諾されました。

また、平成19年度は人身被害が7件7人発生し、例年よりも事故件数被害者数共に減少( H16年度10件11人、H17年度16件17人、 H18年度15件17人)したが、全国的にはワーストワンだったことが報告されました。昨年度の農林業被害は102.3ha、2,315.3万円で、前年度(被害面積221.3ha、被害金額4,616.9万円)より減少したことなどが報告されました。

平成20年度の捕獲上限数は北上高地地域個体群は123頭、北奥羽地域個体群は26頭、合計149頭に決定しました。

平成18年度、19年度の毎年10月に県町村会から施策に対する提言書が県に提出され、ツキノワグマ有害駆除捕獲許可の事務手続きを実態に即した内容となるように見直しを行う(有害駆除の許可権限を県知事から町村長に委譲して欲しい)ことを要望されたことが報告され、ツキノワグマは市町村を越えた広域の行動圏を持つ特性を有するので、市町村単位で判断するのではなく、広域的に県が事務処理を行う必用があること。現場の判断を優先する人命に関わる場合を除き、県が捕獲許可の事務処理を行うものとしており、緊急の場合以外や農林業被害に係る捕獲については、従来通りに市町村には捕獲許可の権限を委譲しないこととするとの対応したことが報告され、それに対して複数の検討委員から質問や意見が出されたました。そして、検討が行われた結果、従来通りに市町村には捕獲許可の権限を委譲しないこととすることが確認されました。

なお、平成19年12月21日に公布、平成20年2月に施行になった「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律」(鳥獣被害防止特措法)では、鳥獣被害を受けている市町村が農林水産大臣が定めた基本施策に即して、単独で又は共同して、被害防止計画を定めることができるとしています(ただし、都道県知事が定める鳥獣保護計画との整合性の確保が必要)。鳥獣被害防止特措法は各県で策定した野生常住保護管理の特定計画とかぶる部分が多く、今後様々な問題が浮かび上がってくることが予想されます。岩手県ではツキノワグマの捕獲許可の権限委譲は、従来の通り人命に関わる緊急時を除き市町村には行わないことが検討委員会で確認されました。

蛇足となりますが、平成19年11月12日付で動物愛護管理法に基づく基準が改正され、鳥獣被害防止を目的として、適正なしつけ及び訓練がなされていることなどを条件として、犬の放し飼いが認められることになりました。このことは、各地で実施されているクマ対策犬やモンキー・ドッグ(サル被害対策犬)の普及に弾みがつくことになるでしょう。

昼の休憩をはさみ、午後は青井俊樹(岩手大学農学部・教授)、辻本恒徳(盛岡市動物公社・主幹獣医師)、岡秀樹(独立行政法人森林総合研究所・野生動物研究領域チーム長)各検討委員から、昨年度岩手県雫石町の家畜飼料用サイロに侵入して捕獲されたツキノワグマのテレメ調査の中間報告、平成19年度ツキノワグマ捕獲個体調査結果の概要報告、平成19年度岩手県北奥羽山系ブナ豊凶調査結果に対する考察がそれぞれ発表されました。

2008/06/19  
一般公開中の仔グマが人気者(長野県/茶臼山動物園)icon   長野県長野市の茶臼山動物園では、4月中旬に同園やってきた2頭のツキノワグマの仔グマを一般公開中です。次第に園内の生活に慣れてきた仔グマは、木の上で昼寝をする微笑ましい姿を見せるなど、人気を呼んでいます。

同動物園飼育員によると、姉妹と思われるメスの2頭の仔グマは、それぞれ"テツ"と"ミヤ"に命名されました。男の子のような名前の"テツ"は、活発で遊び好き。一方の"ミヤ"は、好奇心が旺盛で自由気ままな性格で1頭だけでも平気で遊んでいる様子とのこと。

入園から約2カ月が経過した現在、2頭は離乳も順調に進み、朝と夕方、夜以外はリンゴや煮干し、パンなど様々なものを自分たちで食べ始めています。一般公開の時間も12:00〜15:30と徐々に延ばし始めています。そんな可愛い仔グマを目当てに来園するお客様もいるほです。

近年、人間との軋轢が問題となっているツキノワグマは、絶滅が懸念されている動物でもあります。「日本にはこのような大型の動物が長年生活していることを知り、人との軋轢が減ってこれら大型の野生動物が持続的に生活していけるように野生動物と人との距離が近づき過ぎないためにも一人一人が考えるきっかけになって欲しい」と、同飼育員は話しています。ツキノワグマと人間の共存は大きな課題です。でも、テツとミヤを見ていると、人間に被害をもたらすツキノワグマとは思えないほど可愛らしい。

「テツとミヤは実に動きが活発で、幸い2頭で動物園にやってきましたのでじゃれあっている姿が本当に可愛いですよ。愛らしい姿はもちろん、じゃれあっている時に見せる力強い動きを、大人の熊に例えてご覧になって頂きたいですね」と同飼育員。詳しくは
マイコミジャーナルのオフィシャルサイトをご覧下さい。可愛らしい仔グマの画像が3点掲載されています。(引用記事:平成20年6月18日 マイコミジャーナル)

2008/06/19  
鳥取県若桜町でツキノワグマシンポが開催icon   6月14日に鳥取県若桜町でツキノワグマシンポジウム「人とツキノワグマとのすみ分けによる共存を目指して」が開かれました。京都大学大学院農学科の高柳敦講師が基調講演で「県民が共有できるビジョンの形成が大切」と指摘しました。

鳥取、兵庫、岡山の三県をエリアとする東中国山地におけるツキノワグマの生息数は100~150頭と推定されています。しかし、2004年度には鳥取県内で54頭が捕殺されています。絶滅が危惧(きぐ)されるため鳥取県が2005年からツキノワグマ保護管理計画に着手し、2007年10月に策定しました。

シンポジウムはクマが本格的な活動を開始するシーズンを前に、保護管理計画の周知と、被害防止と保護への理解を深めてもらおうと県、若桜町が企画し、住民ら70人が参加しました。

京都府や滋賀県のツキノワグマ保護管理計画に携わった高柳講師は、「クマの保護の必要性や、被害実態の情報を共有化することにより、鳥取県に合ったクマとの共存形態を探ることができる」と基調講演で語りました。

また、クマの被害にあった場合は「住民の不安には迅速に応えなければならない。そのためには市町村と県の出先機関、本庁とのスムーズな連携が必要」とし、現場での状況を的確に判断できる専門的知識と技能を身につけた人材確保の必要性を強調しました。詳細は
山陰中央新報社のウェブサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年6月16日)

2008/06/14  
入荷情報icon   元祖・熊撃退スプレー『カウンターアソールト(CA230)』が入荷しました。

2008/06/06  
クマ本に蔵書が3冊追加されましたicon   当社が誇る(?)クマに関連した書籍を集めた『クマ本ライブラリー』に、蔵書が3冊増えました。

2008/06/06  
タウン誌「街もりおか」2006年6月号にクマ対策・執筆icon   40年の歴史を誇る、日本で三番目に古いタウン誌『街もりおか』(編集人・斎藤純、発行人・高橋克彦)2006年6月号に、当社代表・藤村正樹の「熊とのトラブルに備えてーベア・リスク・マネージメントの薦め」が掲載になりました。

2008/06/06  
在庫切れのお知らせicon   熊撃退スプレー「カウンターアソールト(CA230)」の在庫を切らしております。次回入荷は6月第3週の予定です。皆様には大変ご迷惑をお掛けして誠に申しわけございませんが、宜しくお願い申し上げます。
なお、熊撃退スプレー「
カウンターアソールト・ストロンガー(CA290」は在庫しております。

2008/06/06  
人身被害発生で「クマ出没注意」の立て看板を立てる(岐阜県)icon   6月3日に岐阜森林管理署と岐阜県下呂市は、5月28日にツキノワグマによる人身被害が発生した付近の下呂市小坂町門坂の国有林や林道入り口へ、「クマ出没注意」の立て看板を立て、魚釣りや山菜採りなどで山へ入る人たちにクマ注意を喚起しました。また、森林管理署は、入山の際は笛、鈴などの「鳴り物」やラジオを携帯しするようにと呼び掛けています。

看板は高さ約2メートルで、クマを描いたA3判の鉄板に「クマ出没 注意」の文字が入っています。午前10時過ぎ、森林管理署や下呂市小坂振興事務所、小坂町門坂区の関係者らが計8本を立てました。

小坂町では、6年前にも湯屋地区の山林で、農家の男性がツキノワグマに襲われ、頭や顔に重傷を負っています。森林管理署によると、この時期、親グマは生まれたばかりの子グマを連れて行動しており、人の気配がすると逃げることが多いが、人間と突然出くわしたり、エサを食べている時などは襲ってくるとのことです。詳細は
毎日新聞のウェブサイト毎日jpをご覧下さい。(引用記事:平成20年6月3日 毎日新聞 地方版)

2008/06/06  
カンフーグマのTシャツを発売(広島県)icon   器用に棒を振り回すカンフーグマとして知られる広島県広島市安佐動物公園のツキノワグマ「クラウド」が、広島カープの球団マスコット「カープ坊や」に扮してTシャツになり5月29日から発売になりました。

広島カープが5月20日に贈呈した栗原健太選手のバットを、クラウドが見事に回したのを機に、同球団と動物公園がTシャツの販売を企画しました。絵柄ではバット代わりの木の棒で貫禄の構えを披露しています。

背番号は栗原選手の5。西武戦のある5月29日から広島市民球場などで販売されます。「スイング絶好調のクラウドがいればライオンにも勝てる」と球団の担当者。詳細は
朝日新聞社のウェブサイトasahi.comをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月29日 朝日新聞)

2008/06/06  
下北のクマ生息数調査暗礁(青森県)icon   青森県下北半島に生息するツキノワグマの頭数調査が暗礁に乗り上げています。青森県が財団法人「林野弘済会青森支部」(青森市)に委託した頭数調査は2005年度から3年間に及んだが、十分なデータが集まらず、今年3月に「生息頭数の推定は極めて困難」とする報告書が提出されました。県は補足調査を実施したい考えだが、「総経費はすでに300万円を超えており、予算確保が難しく、調査の見通しは立っていない」(自然保護課)とのこと。

下北半島のツキノワグマは、環境省レッドリストで、絶滅のおそれのある地域個体群に指定されています。しかし、生息頭数は1993年に足跡などを基に「100頭程度」という目安が示されただけで、正確な数は判明していません「。
その一方で、民家近くに出没するなどして、同半島では2006~2007年度に約70頭が殺処分(捕殺)されており、保護管理を求める声が高まっています。

青森県は科学的根拠に基づき頭数を算出して保護管理に生かそうと、林野弘済会青森支部に調査を委託。2005~2006年度に国有林で「ヘアトラップ法」によるクマの体毛採集を行い、295本の体毛を回収。2007年度は体毛のDNAのパターンから半島全域の生息頭数を推計する分析を行いました。

ところが、採集した体毛の多くが、「切れ毛」だったり、毛根が付着していなかったりして、DNA分析が難航。過去に捕殺されたクマの肉片も使ってDNA分析を行いましたが、十分な成果は得られませんでした。同支部は「高純度のサンプルが得られず分析不能」と判断。県に提出した報告書では、別な調査手法を組み合わせるなどの改善点を指摘したうえで、「15年前の『100頭程度』を当面の生息頭数として扱うこともやむを得ない」と記述するにとどめています。

なお、ヘアトラップ法とは、野生動物の生息数をDNAレベルで推定する際、体毛を採集するのに用いる調査手法の一つです。立ち木などを支柱にして有刺鉄線で囲いを作り、中心に誘引物(リンゴなど)を置いたワナ(トラップ)を設置。ワナに侵入した動物の体毛が有刺鉄線に引っかかる仕組みを使い、体毛を採集する。そして、体毛の毛根からDNAのサンプルを採取しDNA分析を行う。下北半島では、国有林内の計337か所にワナが設置されました。(引用記事:平成20年5月24日 読売新聞)

2008/06/06  
交尾を拒否された雄グマ、雌グマを惨殺(韓国)icon   韓国(大韓民国)の智異山で飼育されている雄のツキノワグマが、交尾を拒否する雌のツキノワグマを飼育場の中で噛み殺してしまう事件が発生しました。

智異山ツキノワグマ種復元センターが5月15日に明らかにしたところによると、昨年11月にソウル大公園が種復元センターに寄贈した北朝鮮産の雌のツキノワグマ(8歳)が5月13日、飼育場に一緒に入っていた雄のツキノワグマ(4歳)から顔や性器などを噛みちぎられ、その場で死亡しました。

種復元センターのイ・ベグン・チーム長は、「若いツキノワグマは今まさに交尾の時期だが、雄が雌から求愛を拒否されるや突然性格が荒くなり、雌を攻撃したものと見られる。こうしたことは、野性の状態でもしばしば起こっていることが分かっている」と説明しています。

この雄のクマは、2005年4月に北朝鮮から連れてこられ智異山に放獣されたが、山の中に置かれた養蜂箱や近隣の農家の鶏小屋を襲うなどしたために、再捕獲されて昨年から飼育場に入れられていました。詳細は
朝鮮日報(JNS)のウェブサイトchosun Onlineをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月16日 chosun Online)

【備考】
お隣の韓国には日本と同種のツキノワグマが生息しています。かつて大陸と日本列島が陸続きだった時代に、ツキノワグマのあるグループは韓半島から日本に渡ってきたと考えられています。ただし、朝鮮戦争での米国軍による空爆や高額で取り引きされている熊の胆(熊胆/クマの胆のう)を狙った密猟などの影響で、韓国(大韓民国)の野生ツキノワグマはほぼ絶滅に近い状態です。

そこで、同種のツキノワグマが生息しているロシアや北朝鮮から導入したツキノワグマを、韓国南部にある
智異山国立公園に放し、個体数を増やす計画が国の政策として行われています。その一環として智異山に「智異山ツキノワグマ種復元センター」が設立され、ロシアや北朝鮮から導入された子熊の飼育や、野生に放獣するまでの教育、放獣後の調査や研究などがツキノワグマの研究者らによって行われています。

なお、智異山ツキノワグマ種復元センターの研究者は平成18年10月に長野県軽井沢町の星野リゾートで開催された国際クマ会議にも参加し、多くの研究発表を行っています。さらに、昨年11月にメキシコのモンテレー市で開催された国際クマ会議で、参加した私や日本の研究者と智異山ツキノワグマ種復元センターの研究者は再会し、飲食を共にし、意見交換を含め、熱い交流を図りました。

今回の事故に関して。野生の状態でも交尾期(5月上旬〜8月上旬)は雌のツキノワグマは雄のクマの危険にさらされています。特に子熊を連れた雌グマ(母グマ)は、交尾を狙った雄グマに自分の子供を殺される危険性がとても高いので、この時期は警戒心が特に高いと言えます。このことが、交尾期に子連れのクマによる人身被害が最も多い理由の一つに挙げられます。


2008/06/06  
クマによる人身被害情報(岐阜県)icon   5月28日午前11時半ごろ、岐阜県下呂市小坂町の国有林で、間伐作業を終えて下山中の同町在住の男性(47)が、突然現れたツキノワグマに左腕をかまれ、全治約2週間のけがを負いました。

岐阜県警下呂署の調べによると、男性は同僚と2人で林道から約3キロ奥の山林で作業をして、昼食のため下山する途中だったとのことです。詳細は
毎日新聞のウェブサイト毎日jpをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月29日 毎日新聞 地方版)

2008/06/06  
ミズバショウ落果直後7〜8月にクマ出現ピーク(長野県)icon   観光客の目撃例が目立つ長野県長野市の戸隠森林植物園に出没するツキノワグマは、ミズバショウの実が落ちた7月から8月に最も多くなることが研究者の生態調査で分かりました。松本市で開かれたNPO法人ツキノワグマ研究会の総会で、信州大教育学部の渡辺隆一教授らが報告しました。渡辺教授は「観光客が最も多い時期と重なる。関係機関による詳細な調査や対策が必要だ」と注意喚起しています。

渡辺教授と大学院生らが2006、2007の両年、ツキノワグマの痕跡や食性、自動撮影装置による調査を実施した結果、クマの足跡や糞は7月に多く見られました。6〜7月に採取した糞はミズバショウ種子の出現頻度が90%で、夏季にミズバショウの実の採食のため、同植物園を集中的に利用している実態が浮かび上がりました。

ミズバショウを調べたところ、実の落果は7月がピーク。自動撮影の結果と比較すると、落果終了直後の7月下旬〜8月初めにクマの出現が最多となる傾向が認められました。

この時期の園内のクマの動きを見ると、人が多い中心部の木道周辺では深夜に、人が少ない外周路周辺では朝方と夕方に活発に活動し、クマは人が多い時間帯を避けていることも分かりました。出現個体は「数頭から十数頭」と推定しています。
渡辺教授は「植物園を訪れる人の半数はクマがいることを知っており、魅力にもなっているが、情報提供が不十分」と強調。クマとの共存のため、出没時期・時間などを含めた注意の呼びかけ、クマの行動調査や監視などの対策を提言しています。詳細は
毎日新聞のウェブサイト毎日jpをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月16日 毎日新聞 地方版)

2008/06/06  
「ツキノワグマ出没警報」を発令(富山県)icon   5月8日に富山県南砺市の山林で作業中の男性がツキノワグマに襲われて負傷したことを受けて、富山県はツキノワグマ出没警報を出すとともに5月9日ツキノワグマ緊急対策会議を開き、被害防止策を話し合いました。

5月8日午後、南砺市の山中で、造林のため測量していた男性(67)がツキノワグマと遭遇、左の頬をひっかかれる大けがを負いました。

9日の会議で、県は男性を襲ったクマは子を持つ母熊だった可能性が高いと報告しました。また、クマが人を襲うときは頭を狙う傾向があるため、ヘルメットの着用を徹底するとともに、新たに市町村で唐辛子の辛味成分を使ったクマ撃退スプレーを準備してもらい、希望者に貸し出すなどの対応をとってほしいと要請しました。

山菜取りのシーズンを迎える中、県は8日夜、「ツキノワグマ出没警報」を発令し、山に入る際は、ラジオや鈴を携帯する、グループで行動する、ツキノワグマの活動が活発な朝夕は避けるなど十分注意するよう呼びかけています。詳細は
KNB NEWS(北日本放送)のウェブサイトKNB WEBをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月9日 KNB WEB)

2008/05/15  
入荷情報icon   熊撃退スプレーの最高峰『カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)』が入荷しました。

2008/05/15  
クマによる人身被害情報(秋田県)icon   5月11日午前9時半ごろ、秋田県横手市山内黒沢字上黒沢の山林で、同市平鹿町在住の男性(71)がクマに襲われ、首や胸に軽傷を負いました。

秋田県警察横手署の調べによると、男性は午前7時ごろ妻と2人で入山し、山菜採りをしていました。男性はささやぶの中から突然現れた体長約1メートルのツキノワグマに2回ほど引っかかれたととのことです。妻は離れたところにいて無事でした。男性は妻と一緒に林道に止めていた車に自力で戻り、2キロほど離れた民家から119番通報しました。

現場付近では、他にも山菜採りの入山者がいたため、同署と市山内地域局が注意を呼び掛けたほか、地元猟友会が警戒に当たっています。詳しくは秋田魁新報社のオフィシャルサイト「
さきがけon The Web」をご覧下さい。(引用記事:平成20年5月11日 さきがけon The Web) 

2008/05/15  
クマによる人身被害情報(秋田県)icon   5月2日午前11時半ごろ、秋田県大仙市協和中淀川の山林で、山菜採りをしていた秋田市在住の男性(69)がツキノワグマに腕と脚をかまれ、重傷を負いました。

秋田県警察大仙署の調べでは、男性は同日朝に1人で入山し、ワラビを採ろうとしゃがんでいたところクマに遭遇したそうです。とっさに頭を守ろうとかざした右腕を噛まれ、次に腹を蹴ろうとして右脚を噛まれました。

クマは体長約1メートル。男性は自力で下山し、車で自宅に戻った後、病院に入院しました。詳しくは秋田魁新報社のオフィシャルサイト「
さきがけon The Web」をご覧下さい。(引用記事:平成20年5月2日 さきがけon The Web) 

2008/05/7  
クマによる人身被害情報(岩手県)icon   5月4日午前10時半ごろ、岩手県八幡平市松尾の山林で、山菜採りをしていた同市松尾寄木在住の女性(67)が子グマに襲われ負傷しました。女性は右腕や顔に怪我を負い、盛岡市の県立中央病院に搬送されました。

岩手署の調べによると、現場は国道283号線から1キロ市道を北進した山林で、女性は1人でタラノメを採っていました。女性は自力で下山し、国道沿いの親類宅に助けを求めました。クマと遭遇した場所から約200メートルの距離に民家、国道沿いにドライブインがあり、市が防災無線で注意を呼びかけるなどをしました。(引用記事:平成20年5月5日 岩手日報)

2008/05/7  
クマ情報詳細地図に9月からインターネット公開(福井県)icon   ツキノワグマの出没状況などの情報を共有して被害防止を図りたいと、福井県はインターネットを利用した情報収集配信システムの整備を進めています。クマの目撃情報を詳細な地図で確認でき、検索も可能な仕組みで、9月から本格運用を始める予定。

整備中のシステムは、航空写真96枚を使用。住民から市町に寄せられた目撃情報に基づき、場所などのデータを地図上に反映させます。地図も、詳しい場所がわかるように縮尺1万5000分の1まで拡大できるという。既に昨年6月から県や市町などで試験運用しており、現在は掲載するデータの項目や内容などについて検討しています。

福井県によると、昨年度における県内でのツキノワグマの目撃情報は174件。大量出没が問題になった2004年度(1333件)、2006年度(1553件)に比べると少なかったが、多く目撃される場所や時期のパターンなど、不明な点が多いそうです。福井県自然保護課は「最新の情報から出没傾向が予測でき、地域ぐるみで対策を講じられるようになる。さらに、データを蓄積することで、不明な点の解明につながれば」と期待しています。記事の詳細は
読売新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月6日 読売新聞)

2008/05/7  
国道に出没したクマを猟友会が駆除(山梨県)icon   5月3日午後4時過ぎ、山梨県身延町小田船原の国道52号で、男性がツキノワグマ1頭を発見し町に通報しました。町から連絡を受けた町猟友会員11人が、近くを流れる波木井川の河川敷でクマを見つけて駆除しました。山梨県内でのクマの駆除は今季初めてとみられます。

南部署の調べでは、ツキノワグマは2歳くらいの雄で、体長約1.5メートル、体重50キロ。現場付近は民家が点在する山あいの地域で、毎年5〜6月にクマの目撃が増えるとそうです。同署はパトロールを強化するなど警戒を強めています。記事の詳細は
毎日新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月4日 毎日新聞/地方版)

2008/05/7  
市道にクマ出没(兵庫県)icon   兵庫県朝来市和田山竹田の市道で5月1日午後7時50分ごろ、道路を横断しているツキノワグマ1頭を通行人の男性(52)が目撃し、朝来署に通報しました。クマは立雲峡の山中に立ち去ったそうです。同署員が付近をパトロールしています。今のところクマによる被害は出ていません。記事の詳細は毎日新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月3日 毎日新聞/地方版)

2008/05/7  
ヒグマ目撃情報相次ぐ 釧路市(北海道)icon   3月下旬から今月初旬にかけ、北海道釧路市近郊でヒグマの目撃情報が相次ぎ、その数が13件に上ることが、釧路警察署のまとめで分かりました。春の山菜シーズンはこれからが本番で、近年は人がヒグマに襲われる事故も起きており、同署では「危険な場所には立ち入らないで」と注意を呼び掛けていいます。

釧路警察署によると、ヒグマの目撃情報は3月18日から5月2日にかけ、釧路町で8件、鶴居村で3件、釧路市阿寒町で2件それぞれ寄せられています。記事の詳細は
釧路新聞社のオフィシャルサイト ON THE WEB SITE をご覧下さい。(引用記事:平成20年5月5日 釧路新聞 ON THE WEB SITE )

2008/05/7  
宇都宮に出没 猟友会が射殺(栃木県)icon   5月2日午前6時ごろ、栃木県宇都宮市大網町の男性(65)が、自宅北側の竹林でツキノワグマ1頭がイノシシ用のくくり罠にかかっているのを見つけ、地元の猟友会に通報しました。クマは駆けつけた猟友会によって射殺されました。

捕獲されたツキノワグマは推定年齢2、3歳の雄で、体長は112センチ、体重約39キロでした。栃木県自然環境課によると、宇都宮市内でツキノワグマが捕獲されたのは初めてとのこと。現場は、東北自動車道宇都宮インターチェンジから北へ約2キロ離れた山間部。宇都宮市は同日、クマ出没注意のチラシ約70枚を周辺住民に配り、注意を呼びかけました。記事の詳細は
毎日新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月3日 毎日新聞/地方版)

2008/05/7  
クマによる人身被害情報(秋田県)icon   5月2日午前11時半ごろ、秋田県大仙市協和中淀川の山林で、秋田市の男性(79)がツキノワグマに襲われて足などに1カ月の重傷を負いました。

大仙署の調べによると、男性はワラビを採るために入山。体長約1メートルのクマと遭遇し、右腕で頭を隠したところその腕をかまれました。そこでクマの腹を蹴ろうとしたところ、今度は右足の臑(すね)をかまれたそうです。男性は自力で下山した後で入院しました。記事の詳細は
毎日新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月3日 毎日新聞/地方版)

2008/05/7  
冬眠中のクマ生態をGPSで解明の試み(石川県)icon   石川県は、ツキノワグマに全地球測位システム(GPS)発信機を取り付けた生態調査で、冬眠中のクマの心拍数や呼吸数などのデータ採取に成功しました。冬眠中の生理状態が分かるデータは全国的にもほとんどなく、石川県白山自然保護センターは、「クマの季節ごとの生態を解明していきたい」としています。

石川県は、クマの生態を探るため2006年9月に白山市内で捕獲したメスのツキノワグマ(当時10歳)にGPS発信機を装着し、追跡調査を始めました。昨年末に発信機の電波から白山市の白抜山付近で冬眠穴を発見し、冬眠中のクマの心拍数や呼吸数を計り、血液の採取も行いました。同センターは、血液や心拍数などのデータを詳しく分析することにしています。

発信機で、2006年9月から約1年間の3時間おきのクマの位置や5分ごとの活動量のデータも取ることができた。2006年9〜11月のクマの行動データを分析したところ、行動範囲は約20平方キロで、冬眠場所は2006年と2007年では7キロ離れていたことも分かかりました。

白山自然保護センターは、季節ごとの位置情報や行動様式、活動量を詳しく解析して、1年間のクマの行動などを明らかにすることにしています。記事の詳細は
読売新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月3日 読売新聞)

2008/05/7  
冬眠中のクマを“健診” 白山自然保護センター(石川県)icon   石川県白山自然保護センターは5月2日、白山市の山中で冬眠していたツキノワグマから、心拍数などのデータを得ることができたと発表しました。同センターによると、自然状態で冬眠中のクマの生理状況を調査した例は全国的にほとんどなく「冬眠中の生態を知る貴重な資料」と話しています。

クマは12歳のメスで、2006年9月に捕獲され、行動範囲などを調べるため、衛星利用測位システム(GPS)機能や発信機が付いた首輪を装着して山に放されました。首輪には時限落下装置が付いており、回収するはずだったが、今回は何らかの理由で外れず、クマが昨年12月に冬眠するまで装着されたままでした。

白山自然保護センターは発信機を元に冬眠場所を突き止め、今年3月に冬眠中のクマを掘り出し、心拍数や呼吸数を測定したほか、血液を採取しました。クマには新しい発信機が取り付けられ、4月下旬に冬眠していた穴から出て活動を始めたことが確認されています。(共同)

記事の詳細は
中日スポーツ新聞のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月2日 中日スポーツ新聞)

2008/05/7  
ハリウッドの有名スターのクマ、調教師を誤ってかみ殺す!?(米国)icon   4月22日に『俺たちダンクシューター』(原題『Semi-Pro』)でウィル・フェレルと共演したブラウン・ベアの「ロッキー」の一撃で、調教師のスティーブン・ミラー氏が死亡するという悲しい事故が発生しています。

ロッキーの体長は約2.3メートル、体重は約317.5キログラム。プロモーションビデオの撮影中、スティーブン氏は首をかまれた。かまれたところがちょうど急所にあたり、死に至ってしまった。目撃者によると今回の件は事故で、クマにとっては遊びの一部だったといい、それまでは、ロッキーがスティーブン氏の顔をなめるなど、和やかな雰囲気で撮影が進んでいたという。ロッキーを知る人々は、ロッキー自身も驚いているはずだと口をそろえています。

現在、ロッキーの飼い主であるランディ・ミラー氏が、ランディ氏の保有する調教施設や保護施設が、野生動物の生活には適していないなどの理由で、動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)」の調査を受けているそうです。記事の詳細は「おもしろいニュース」を中心としつつ、世界をより広い視野で、また「違う切り口」で見ることを目的とした情報サイト
Web-Tab(ウェブタブ)をご覧下さい。(引用記事:平成20年5月5日 Web-Tab)

※同事故に関して、2チャンネルにも書き込みがありました。 
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1209004627/l100

※映画でウィル・フェレルと共演したロッキーが写っている貴重な画像は
こちらをご覧下さい
 

2008/05/7  
クマに指かまれ登山男性が滑落して負傷(神奈川県)icon   5月2日正午ごろ、神奈川県清川村煤ケ谷のハタチガ沢付近で山登りをしていた藤沢市の男性(40)が、子グマ2頭を連れたツキノワグマに遭遇しました。男性は指をかまれ、はずみで約20メートル下に滑落。全身打撲などの怪我を負いました。

神奈川県によると、男性は自力で避難し、村に連絡したという。村はクマ注意の看板の設置や住民への注意喚起を行っています。記事の詳細は
産経ニュースのオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月3日 産経ニュース・オフィシャルサイト)

2008/05/7  
クマによる人身事故情報(岩手県)icon   5月1日午前11時ごろ、岩手県奥州市江刺区米里の県有林で、近く住む男性(63)がやぶから飛び出してきたクマに襲われ、右ひざをひっかかれるなどの軽傷を負いました。岩手県内でクマによる被害は、今年初めてです。

江刺署の調べでは、男性は山の状況を見て回る県の監視員を務め、雑木林などを巡回していました。クマはツキノワグマとみられ、体長約1メートル。記事の詳細は
毎日新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月2日 毎日新聞/地方版)


2008/05/7  
クマによる人身事故情報(長野県)icon   5月1日午前8時半ごろ、長野県小川村瀬戸川の山林内に山菜採りに来ていた神奈川県相模原市の男性会社員(51)が、ツキノワグマに襲われ、顔や頭などをつめで引っかかれるなどの軽傷を負いました。男性は自力で村の診療所へ行き、助けを求めました。地元猟友会が出動、クマの行方を追っています。男性は帰省中でした。記事の詳細は毎日新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月2日 毎日新聞/地方版)

2008/05/7  
帰省中の男性クマに襲われ軽傷(長野県)icon   5月1日午前8時半ごろ、長野県小川村瀬戸川の山林で、帰省中の神奈川県相模原市の男性会社員(51)が山菜を採っていたところ、ツキノワグマに襲われ、頭や顔などに軽傷を負いました。

長野中央署によると、クマは体長約1メートル。ツキノワグマの成獣とみられ、地元猟友会が捜索しています。会社員はクマにつめで引っ掻かかれ、自力で村の診療所まで逃げました。

長野県内の今年度のクマによる負傷者は2人目です。長野県野生鳥獣対策室は「冬眠から覚めたツキノワグマも芽吹いた山菜類を探して動きまわる」と指摘しています。大型連休で山林を散策する人が増えるため、山林には鈴やラジオなどの音の出る物を持って入ることや、子グマであっても近くに母グマがいるので絶対に近づかないことなどを呼びかけています。記事の詳細は
産経ニュースのオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月2日 産経ニュース・オフィシャルサイト)

2008/05/7  
民家の軒先にクマ出没(福島県)icon   5月1日午後7時30分ごろ、福島県二本松市永田の民家の軒先に体長約1メートルのツキノワグマがいるのを家人が見つけ、二本松署に通報しました。

同署の調べによると、クマは縁の下にあったハチの巣を狙ったらしい。同署はパトカーを出動させ警戒、二本松市の要請で地元の駆除隊が出動しました。記事の詳細は
KFB福島放送のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年5月2日 KFB福島放送のオフィシャルサイト)

2008/05/7  
例年より1週間早くクマ目撃、事故防止へ冊子を作成(石川県)icon   冬眠から目覚めたとみられるツキノワグマが石川県内で目撃されていることなどから、県はクマの出没に注意を呼びかけるリーフレットを計5000部作成。4月21日に各市町などに配布しました。

大型哺乳類や猛禽類を自然の状態のまま観察できる白山市のブナオ山観察舎では、4月4日、例年より1週間以上早くツキノワグマが観察されました。雪解けが早かったことが原因とされ、4月16日までに3回目撃されています。

リーフレットには、やぶの存在やゴミなどがクマを引き寄せていることを解説。山歩きの際は、鈴やラジオを使ってクマを遠ざけることや、もし出合っても刺激しないようあわてず静かに立ち去ることを呼びかけています。

さらに、本州に生息するツキノワグマの特徴のほか、目撃したり、農作物が被害に遭った場合の各市町の連絡先なども記載。石川県では、ホームページでも出没情報を提供しています。

また、石川県宝達志水町の宝達山中では、4月20日、かほく市の男性(65)から「クマの足跡を見つけた」と羽咋署に通報が寄せられています。同署などが現場周辺を探したが発見しておらず、山菜採りなどで山に入る際に警戒を呼びかけています。記事の詳細は
毎日新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年4月22日 毎日新聞/地方版)

2008/05/2  
定休日および臨時休業のお知らせicon   お世話になります。以下の日程で業務をお休みいたしますので予めご了承下さい。

                              
定休日:2008年5月3,4日(土、日)
                              臨時休業:2008年5月5,6日(月、火)
                              なお、5月7日(水)は午後1時からの営業とさせていただきますので宜しくお願い申し上げます。


2008/05/2  
在庫切れおよび入荷予定のお知らせicon   熊撃退スプレー「カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)」の在庫が切れております。次回入荷は5月中旬の予定です。なお、「カウンターアソールト(CA230)」は在庫しております。


2008/04/18   TV番組案内(NHK)icon   2008年4月18日(金) NHK総合テレビ 「スタジオパークからこんにちは」内にて、午後1時39分頃〜7分間、『暮らしの中のニュース解説 〜野生動物と出会ったら〜』が、生放送になる予定です。

2008/04/18  
岩手県、クマ出没注意を呼びかけるicon   岩手県は4月16日、山菜採りや行楽シーズンで入山機会が今後増えることから、ツキノワグマへの注意を住民に促すよう市町村に通知しました。今年のクマの出没は平年並みとみられています。

冬ごもりを終えたクマは食べ物を求め、行動が活発になります。岩手県は●鈴、笛、ラジオなどを携帯する●クマの活動が活発になる明け方と夕暮れ時は入山を避ける●子グマを見たら静かに立ち去る●足跡やふんを見つけたら引き返す・・・などの対策を促しています。あわせて、クマが生ごみや残飯を食べると、味を覚えて里に出没し、人身被害を発生させることもあるため、生ごみの適切な管理も呼び掛けています。

2007年度は、県内で7人がクマと遭遇し重軽傷を負っています。渓流釣りやワラビ採り、伐採作業中などに突然襲われたケースが多くみられました。クマの出没件数は2007年が345件、餌となるブナの実が凶作だった2006年は585件、2005年は260件でした。県自然保護課の立花良孝総括課長は「クマの生活圏に入るという意識を持ち、十分注意してほしい」と呼び掛けています。詳細は
岩手日報社のオフィシャルページをご覧下さい。

なお6月17日に、平成20年度のツキノワグマ保護管理検討委員会が盛岡市のエスポワールいわてで開催される予定です。(引用記事:平成20年4月17日 岩手日報)

2008/04/18  
福井県、今秋からネットでクマ情報提供icon   福井県は4月10日、2008年度初めての「ツキノワグマ出没対策連絡会」を開催しました。その中で、過去の出没地点を地図上にプロットし、人身被害が予想される地域にインターネットで情報提供する「出没情報収集配信システム」を今秋から運用することを明らかにしました。

連絡会には県内各市町の担当者や猟友会関係者約40人が出席。県自然保護課の夏梅孝夫課長が「4月に入り今日までに、県内でクマの目撃情報が5件あった。クマへの注意を農村部だけでなく、都市部の住民にも呼びかけたい」と注意喚起を要請しました。

また、同課の松村俊幸主任は2007年度の県内のクマ出没状況を説明しました。高浜町の出没総件数が19件と福井市(20件)に次いで多かったことを報告し、「クマが人里近くで夜行性になるのはGPS調査からも明らかになった。夜間の目撃情報が少ないのは人間も活動しないからであり、注意が必要だ」と述べました。詳細は
毎日新聞(福井県版)のオフィシャルページをご覧下さい。(引用記事:平成20年4月11日 毎日新聞 地方版)

2008/04/18  
クマ目撃情報(新潟県)icon   4月13日午後5時半前、新潟県長岡市栖吉町の鋸山山中でツキノワグマ1頭を目撃したと、下山した同市内の男性から市に通報がありました。長岡市危機管理防災本部によると、男性は鋸山花立登山口から1時間ほどの場所で、清水が流れる約50メートル先の水場付近にいるクマを見つけたそうです。体長は不明で、成獣とみられます。男性の話では、クマはゆっくりと歩き去ったそうです。

同市内でのクマの目撃情報は今年初めてです。春の入山シーズンを迎えたことから、市は登山者らに注意を呼び掛けていますので、この方面に行かれる方は十分注意してください。詳細は
新潟日報のオフィシャルページに掲載された記事をご覧下さい。(引用記事:平成20年4月14日 新潟日報)

2008/04/18  
絶滅寸前の四国のツキノワグマ、実は独自に進化!?icon   絶滅寸前の四国のツキノワグマは、5万年前から本州のツキノワグマとは違う進化をしてきたことが遺伝子レベルの最新の研究で明らかになり、調査と研究をサポートしてきたWWF ジャパン(財団法人世界自然保護基金 日本委員会)が4月10日に発表しました。

四国のツキノワグマの推定生息数は、数十頭と考えられています。本州産のツキノワグマと比べて小柄で、月輪の模様が不鮮明などの特徴があるとされています。約1万2千年前、四国が本州と分断されてから独自の進化をしてきたと考えられていましたが、詳しいことは不明でした。

ツキノワグマが絶滅を回避し、個体群が健全に存続できる頭数(最小存続可能個体数)は100頭と考えられており、その頭数を大きく下回っている四国では、ツキノワグマが絶滅する可能性が非常に高いと言えます。環境省の編集したレッドデータブック(日本の絶滅の恐れのある野生生物)には、四国山地のツキノワグマは「絶滅の恐れのある地域個体群」と掲載されています。

四国山地のツキノワグマの調査研究を独自に続けてきたNPO法人四国自然史科学研究センター(高知県須崎市、町田吉彦理事長)では、2005年より
WWF ジャパン(東京都港区)の助成を受け剣山山系に生息するツキノワグマの調査研究を実施、5頭を学術の目的で捕獲・放獣しました。その内の4頭に電波発信機を装着して、生息数や生態の明らかにするための調査研究を現在も継続しています。

その調査の一環として、九州大学大学院比較社会文化研究院自然保全研究室の小池裕子教授に協力を求め、捕獲、採取したツキノワグマ4頭の血液サンプルと、7頭分の保存試料の計11個体からDNAを抽出し、遺伝子解析を行い、ミトコンドリア遺伝子の型を調べました。その結果、四国産ツキノワグマからは本州産ツキノワグマでは見られない、四国独自の遺伝子タイプを確認することができました。

解析を行った九州大学自然保全研究室の安河内氏によると、現存する4個体および過去に捕獲された2個体から、本州産とは異なる遺伝子タイプが共通して検出され、現存固体は四国固有のツキノワグマであることが示されたとしています。さらに、本州産ツキノワグマの解析結果との比較により、四国のツキノワグマ個体群はこれまで考えられてきたよりも早い段階で独立し、独自の遺伝的特徴を保持してきたことを表しています。

詳細については
WWF ジャパンのオフィシャルページに記者発表資料がアップされいるのでそちらをご覧下さい。また、朝日新聞社のオフィシャルページのasahi.comに掲載された記事もご覧下さい。
なお、当社はWWF ジャパンの法人会員として、WWF ジャパンの活動をサポートしております。(引用記事:平成20年4月11日 WWF ジャパン 記者発表資料、平成20年4月10日 asahi.com)

2008/04/18  
【続報】ヒグマに襲われ山菜採りの男性死亡(北海道)icon   4月6日に北海道北斗市峩朗(がろう)の山林で起きたヒグマによる死亡事故に関して、その後判明したことをお伝えいたします。

死亡した男性(50)は山菜採りの最中、ヒグマと出会い頭に襲われたとみられています。男性が所持していたと思われる袋には、ギョウジャニンニクが入っていたことから、(ヒグマもギョウジャニンニクを食べるので)ヒグマの餌場に男性は入り込んでしまったのではないでしょうか。

次に、昼休みが終わっても男性が戻らないため、同僚ら5名が付近を捜していたところ、ヒグマが現れ襲ってきたそうです(注1)。同僚らは大声を上げるなどしてクマを追い払い、幸い2次災害には発展しませんでした。

同僚らは事務所に戻り、猟友会などに連絡しています。駆けつけた猟友会員によってヒグマは射殺されましたが、射殺されたヒグマの近くで行方不明だった男性の遺体が発見されたことから、射殺されたヒグマが男性を襲い、死亡させたと考えられます。現地調査をした北海道環境科学研究センターのヒグマの研究者からの私信では、遺体には土や枯れ葉などが被されていたとのことです(注2)。

射殺されたヒグマの胃の内容物については、北海道警察が持ち帰り調べているので、食害されたかについては現時点では不明です。

(注2)ヒグマはとらえた獲物を土に埋めるなどして隠す習性があります。ヒグマは自分の獲物(専有物?)に執着心が強く、(注1)隠した自分の獲物に他の熊や動物、人などが接近した場合、それを排除しようとします。
付近を捜していた同僚らが襲われたのは、自分が隠した遺体(獲物)に接近したために、それを排除しようとしたヒグマの攻撃行動だった可能性があると、前述の研究者もコメントしております。

なお、1999年5月8日に北海道木古内町の山林で、
渓流釣りをしていた函館市役所の男性がヒグマに襲われ死亡する事故が起きています。この時は、死亡した男性はヒグマに食害を受けていて、遺体は土に埋められ状態で発見されています。さらに、8日から行方不明になっていた男性の捜査が行われていましたが、その最中に付近で山菜採りをしていた女性2名がヒグマに襲われ負傷する事故が発生。女性らは捜索隊に保護され、ヒグマは捜索に参加していた猟友会員によって射殺されました。そして、女性らが襲われた現場付近で、捜索していた男性の遺体が見つかったのでした。このケースも、自分の獲物(土に埋めた遺体)に接近したため、それを排除しようとして女性2人がヒグマに襲われたと見られています。

2008/04/07  
ヒグマに襲われ山菜採りの男性死亡(北海道)icon   4月6日午後2時20分ごろ、北海道北斗市峩朗(がろう)の山林で、山菜採りをしていた渡島管内七飯町桜町、会社員の男性(50)がクマに襲われたようだと同僚から119番通報がありました。北斗消防署員が捜索し、約1時間後にささやぶの中で倒れている男性を発見しましたが、すでに死亡していました。函館中央署は死因などを調べています。地元猟友会のハンターが、男性を襲ったとみられるヒグマ一頭を付近で射殺しました。

同署などによると、男性の遺体には全身に爪痕や噛まれたような傷があり、顔や太ももから激しい出血がみられました。ヒグマは体長1.2メートル、体重約70キロの雄で、5歳くらいの成獣とみられます。死亡した男性は、石灰石を採掘する峩朗鉱山で使う重機の管理会社に勤務していました。6日は出勤日で、昼休みに同僚と2人で山菜採りのため事務所から約1キロの山中に入り、別々に行動を取っていました。昼休みが終わっても男性が戻らないため、同僚らが付近を捜したところ、ヒグマを目撃。このヒグマに襲われた可能性があると判断して、同僚らは午後1時45分ごろ、知り合いの地元ハンターや北斗市に連絡し、119番通報しました。

現場は北斗市市街地のJR上磯駅から約8キロ北西の峩朗鉱山付近の山林。男性が倒れていたのは石灰石の運搬に使う作業道の斜面のささやぶの中で、付近に民家はありません。

北海道内でヒグマに襲われて死亡した事故は、2006年10月に釧路管内浜中町で、ヒグマの駆除に出た男性ハンター(62)が逆に襲われて以来。2006年6月にも、日高管内新ひだか町で、山菜採りに出かけた男性(53)が襲われ遺体で発見されています。詳しくは
北海道新聞社のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年4月7日 北海道新聞)

2008/04/07  
北斗市でヒグマに襲われ山菜採りの男性死亡(北海道)icon   4月6日午後1時45分ごろ、北海道北斗市峩朗の峩朗鉱山付近の山林に山菜採りに出掛けていた七飯町桜町、建設会社作業員の男性(50)が戻らないと、近くにある勤務先から北斗市役所などに通報がありました。連絡を受けた地元のハンターらが山林を捜索したところ、同2時ごろ、付近でヒグマを見つけて射殺、同2時半ごろ、近くであおむけに倒れている男性の遺体を発見しました。遺体には頭や顔など数十カ所に深い傷あとが残されており、函館中央署はヒグマに襲われたとみて調べています。

函館中央署の調べによると、死亡した男性は6日午前11時半ごろ、同僚の男性(43)と2人で入山。下山予定の午後零時半を過ぎても戻らなかったため、同僚男性らがヒグマに襲われた可能性もあると思い、同市の有害鳥獣駆除協議会に連絡。駆け付けたハンターが同鉱山入り口のゲートから約1キロ離れた地点でヒグマを見つけて駆除しました。男性はクマから約15メートル離れた地点で見つかったが、既に亡くなっていました。

見つかったヒグマは、体長1.2メートル、体重約70キロの雄で、推定年齢は5歳。ハンターらによると、現場付近では2日にも雌のヒグマ1頭(推定年齢4歳)を捕獲したばかりでした。現場はささやぶで視界が悪く、突然鉢合わせたためにヒグマが驚き、襲い掛かった可能性が高いとみられています。詳細は
函館新聞社のオフィシャルサイト「函館新聞 NEWS WEB」をご覧下さい。(引用記事:平成20年4月7日 函館新聞 NEWS WEB)

2008/04/07  
ヒグマ注意特別月間に死亡事故発生(北海道)icon   北海道北斗市峩朗(がろう)の山中で、山菜採りをしていた七飯町の会社員の男性(50)がヒグマに襲われて死亡した事故は、道の「ヒグマ注意特別月間」が4月5日に始まったばかりの惨事でした。山菜採りや渓流釣りなどのシーズンは、これから本格化するだけに関係者は改めて注意を呼びかけています。

北海道の渡島半島は、人とヒグマの生息圏が一部で重なるため、道内でも特にヒグマと接触する危険性が高いとされています。平成に入ってから道南でヒクマに襲われた死亡事故は、1999年5月に木古内町で川釣り中の男性(当時47)、1990年9月に森町で山菜採りの男性(当時75)、同年10月には、上ノ国町で花を摘んでいた男性(当時85)が命を落としています。

ヒグマの目撃例は毎年夏に多いのですが、死亡、負傷事故は4〜6月、9、10月に集中しています。そのため道では、毎年春と秋にヒグマ注意特別月間を設定しています。この春は5月11日までで、出没地域に住む人のほか、山菜取り、登山、渓流釣り愛好者にヒグマとの遭遇事故をなくすため注意を促しています。主にヒグマに出会わないため出没情報に気をつけたり、危険なヒグマを作らないためにゴミを捨てないなどを呼びかけています。

道南で道アウトドアガイド(山岳ガイド)として活躍する函館山楽クラブの丸岡進一会長は「道南の山に入る時は、常にヒグマと出会う危険性があることを認識しなければならない。最大の予防法は、鈴やラジオなどの音がする物を必ず持参し、人間が近くにいることを知らせることで危険を回避できる可能性は高い。山菜取りや、登山の時にゴミを放置しておくと、それを目当てにしたヒグマが現れやすくなるので、必ず持ち帰ってほしい」と訴えています。詳細は
函館新聞社のオフィシャルサイト「函館新聞 NEWS WEB」をご覧下さい。(引用記事:平成20年4月7日 函館新聞 NEWS WEB)

2008/04/07  
ヒグマに襲われ山菜採りの男性死亡(北海道)icon   4月6日午後2時半ごろ、北海道北斗市峩朗の山中で山菜採りをしていた七飯町桜町、会社員の男性(50)がヒグマに襲われたと119番通報がありました。函館中央署員や地元のハンターらが捜索し、倒れている堀抜さんを発見したましたが、頭などをかまれ、間もなく死亡が確認されました。ハンターが付近にいたヒグマを射殺しました。

死亡した男性は午前11時半ごろから、同僚と一緒に山中に入り、別々に山菜採りをしていました。同僚が堀抜さんの叫び声を聞き、そのまま山を下りて助けを求めたそうです。ヒグマは雄で5歳ぐらいとみられ、体長1.2メートル、体重70キロでした。詳しくは
読売新聞のオフィシャルサイトをご覧下さい。(引用記事:平成20年4月7日 読売新聞)

2008/04/07  
ヒグマに襲われ山菜採りの男性死亡(北海道)icon   4月6日午後2時半ごろ、北海道北斗市峩朗(がろう)の峩朗鉱山付近の山中で、山菜取りをしていた渡島管内七飯町桜町の会社員の男性(50)がヒグマに襲われたと、一緒に山に入っていた同僚から119番通報がありました。男性は顔に噛みつかれたような跡があり、間もなく死亡しました。地元猟友会のハンターが近くで男性を襲ったとみられるヒグマを見つけ、射殺しました。

函館中央署の調べでは、ヒグマは体長1.2メートル、体重70キロ、5歳程度の雄とみられる。男性は近くの鉱業所で働いており、この日午前11時半ごろから会社の昼休みを使い、同僚と別々に山菜取りに入っていました。男性が昼休みが終わっても戻らなかったため、同僚が知り合いのハンターらに連絡し探していました。

別の同僚によると、付近はヒグマがよく出没する場所で「危険なことはよく分かっていたはずだ」と話していました。しかし、死亡した男性はクマよけのラジオなど音の鳴るものは持っていなかったそうです。

北海道内では一昨年10月に釧路管内浜中町でハンターがクマに襲われ死亡するなど、1989〜2006年度に7人が死亡しています。4〜5月は冬眠明けしたクマが食料を求めて活発に活動する時期で、道は4月5日〜5月11日を「ヒグマ注意特別月間」として注意を呼び掛けていました。詳細は
毎日新聞のオフィシャルサイト「毎日jp」をご覧下さい。(引用記事:平成20年4月7日 毎日新聞)

2008/03/27  
カウンターアソールト・ストロンガーが入荷!icon   熊撃退スプー「カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)」が本日入荷いたしました。

2008/03/25  
熊撃退スプレーの入荷時期についてicon   熊撃退スプレー「カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)」の在庫を切らしております。次回入荷時期は3月末の予定です。
なお、元祖熊撃退スプレー「
カウンターアソールト(CA230)」は在庫しております。皆様のご予約・御注文をお待ち申し上げております。

2008/03/25  
札幌市内でクマ出没(北海道)icon   3月18日午前10時10分頃、札幌市手稲区手稲金山の採石場付近で、採石場従業員がヒグマ一頭を目撃し、札幌手稲署などに通報しました。

札幌市によると、市内のクマ出没情報は今年初めてとなり、例年より一カ月ほど早いとのことです。また、手稲区役所などによると、目撃場所は採石場に隣接した林の中で、体長約1メートルのヒグマがエゾジカを追いかけていたそうです。なお、現場は採石場関係者しか出入りできない場所です。詳しい記事は
北海道新聞社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年3月19日 北海道新聞社オフィシャルサイト)

          
札幌市手稲区手稲金山の付近の地図

2008/03/13  
サル追い払い中に轟音玉が手中で破裂、男性重傷(埼玉県)icon   サルやクマ、トドなどを追い払うときに投げて使用する、株式会社小原商店(北海道札幌市)製の火薬玉(製品名「轟音玉(ごうおんだま)」、直径約4センチ)が手の中で破裂し、使用者が重傷を負う事故が、昨年初めから4件起きたことが経済産業省の調べで分かりました。導火線が約10センチあり、破裂までに約10秒かかるが、導火線からの煙が見えにくいといった特徴があり、点火後に投げるタイミングを誤り持ち続け、手の中で破裂する事故が起きたとみられています。

同省は6日、経済産業省原子力安全・保安院のオフィシャルページに
『(株)小原商店製動物駆逐用煙火「轟音玉」の取扱に係る注意喚起もゆいて』を掲載しました。そして、製造・発売元の株式会社小原商店に、「轟音玉」による事故防止の対応策を講じ、その実施内容を平成20年3月19日までに同省原子力安全・保安院に報告を求める通達を、火薬を扱う業界団体と各都道府県知事には「轟音玉」の取扱に関して注意を喚起するように同省原子力安全・保安院長名でそれぞれ通達を出しました。

経済産業省によると、今年2月29日に群馬県高崎市で、サルを追い払おうとした男性(67)が持っていた(株)小原商店の「轟音玉」が投げる前に破裂し、男性は右手の指を失う重傷を負いました。以前にも昨年1月10日に群馬県においてサルの駆除中に、轟音玉が手の中で破裂し1名が重傷を負い、8月9日にはサイパン沖の船上にて、シャチなどの駆除のために轟音玉を使用中、手中で破裂し1名が重傷しています。さらに、10月9日には、北海道においてヒグマ対策パトロール中にヒグマと遭遇した男性が、轟音玉を使用として手の中で破裂、重傷を負っています。

製造元の(株)小原商店は、「
点火後に直ちに投げる」などと記したシールを製品につけるなどの改善をする方針です。詳しい記事の内容は朝日新聞社のウェブページ、asahi.comをご覧ください。(引用記事:平成20年3月6日 asahi.com)

2008/03/13  
第145回日本獣医学会学術集会のご案内icon   2008年3月30日(日) 午前9時〜12時(3時間)、麻布大学8号館7階 百周年記念ホールにて、シンポジウム『野生動物個体群の評価・管理と獣医学』が開催されます。このシンポジウムは、同校で開催される第145回日本獣医学会の学術集会における「野生動物医学会企画」として開催されるもので、一般公開となっています。日本獣医学会の会員でなくとも参加可能ですので、参加希望者は直接会場に出向き、会場前で受付をしてください(参加費無料)。

また、午後には同会場にて獣医学会の獣医繁殖学分科会により「我が国における動物園などの希少野生動物の繁殖の現状と展望」というシンポジウムも開催されます.こちらも一般公開となっていて、日本獣医学会の会員でなくとも参加可能。
詳しくは第145回日本獣医学会プログラム(PDFファイル)のURLの26ページをご参照ください.

          
・第145回日本獣医学会プログラム(PDFファイル) http://www.gakkai.co.jp/jsvs145/145program.pdf


シンポジウム『野生動物個体群の評価・管理と獣医学』
座長:鈴木正嗣(岐阜大学応用生物科学部)・須藤明子(イーグレット・オフィス)
プログラム:
9:00-9:05 趣旨説明                      鈴木正嗣(岐阜大学応用生物科学部)
9:05-9:35 サル・クマ問題と保全遺伝学の視点から        森光由樹(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所/森林動物研究センター)
9:35-10:05 カワウの保護管理 〜エアライフルによる個体数調整の可能性〜      須藤明子(イーグレット・オフィス)
10:05-10:35 野生動物管理の現場における獣医師の役割     濱崎伸一郎(株式会社カ動物保護管理事務所関西分室)
10:35-11:05 鳥獣法・動物愛護法が獣医学に期待していること      東海林克彦(東洋大学国際地域学部)
11:05-11:35 野生動物の生息域内保全と獣医師の役割       林良博(東京大学大学院農学生命科学研究科/兵庫県森林動物研究センター)
11:35-12:00 総合討論 (各講演時間には5分間の質疑・討論を含む)


2008/03/12  
クマ目撃数が前年度の半分以下、駆除数増加を懸念(青森県)icon   青森県下北地域県民局は3月4日、地元市町村や専門家などで構成された「ツキノワグマ被害防止対策協議会」をむつ市で開催しました。平成19年度は、下北半島地域でクマの目撃件数が前年度の半分以下に減ったことが報告されました。駆除数が2年間で約80頭に上る状況に、専門家からは駆除の在り方を見直す必要性も指摘されました。

青森県下北地域県民局によると、平成19年度に下北半島地域でツキノワグマが目撃されたのは57件で、前年度の123件と比較して46.3%にとどまった。人的被害は1件(軽傷)発生、農作物の被害金額は前年度の364万円から67万円に大幅に減少しました。

青森県の許可による有害駆除は22頭で、前年度の57頭と合わせると79頭に上る。この2年間だけで、2001年〜2005年の5年度の合計数67頭を大きく上回っています。下北半島のツキノワグマ個体群は、下北半島に孤立した本州北限の個体群で、生息数は多くて200頭程度と推定されており、絶滅が危惧されています。環境省のレッドデータブックの中で下北半島のツキノワグマ個体群は、「絶滅の恐れのある地域個体群」とされています。また、狩猟禁止や非殺傷的手法による被害防除による個体群の保全と環境改善を図る必要があると、特記事項として記載されています。(環境省編「改訂・日本の絶滅の恐れのある野生生物〜レッドデータブック〜1.哺乳類」2002年3月発行/(財)自然環境研究センター・発行より)

なお、下北半島地域のツキノワグマの生息数は、具体的には把握されていないのが実情です。青森県が2005~2006年度に実施したツキノワグマ生息数調査の分析結果を、現在待っている段階にあります。

青森県むつ市にある下北野生生物研究所の森治所長は、餌となる木の実の生育とクマ出没の関連を指摘し、電気柵など被害防止策の重要性を協議会で強調しました。そして、多くて200頭とみられれている下北半島のツキノワグマのうち、約80頭が駆除されたことは相当な痛手であり、生息数を把握し、駆除の在り方を考える必要があると訴えました。詳しい記事の内容は
河北新報社のウェブページをご覧下さい。(引用記事:平成20年3月6日 河北新報)gif

2008/03/7  
クマ出没・駆除ともに2006年度から半減(青森県)icon   下北地域県民局と地元市町村、野生動物専門家などでつくる「下北地域ツキノワグマ被害防止対策協議会」が、3月4日に平成19年度2回目の会合を開きました。この中で本年度のクマの出没などに関する報告があり、全県で168頭、うち下北が57頭を確認、駆除は全県53頭、うち下北が22頭で、いずれも前年の約半分でした。詳細は東奥日報のウェブページ Web東奥をご覧下さい。(引用記事 平成20年3月6日 東奥日報)

2008/03/04  
新製品「クマコネジャー」のご案内icon   屋外設置型の動物追い払い装置、『クマコネジャー』の輸入販売を始めました。

クマコネジャーは約13.5メートルの範囲(保護区域)をカバーします。クマコネジャーはモーションセンサー(熱線センサー)で、庭や畑などに侵入した動物を検知し、驚異的な高ピッチ音と激しく点滅巣光りを発し、侵入者を威嚇・追い払います。
詳細はこちらをご覧下さい

2008/03/04  
野生動物対策専門技術者養成研修のご案内icon   日本獣医生命科学大学野生動物教育研究機構(東京都武蔵野市)では文部科学省の「社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業」として、社会人を対象に野生動物対策専門技術者養成研修を開始します。

野生動物対策の計画と実践には、野生動物への専門知識と技術が要求されますが、対策の実施主体である地方自治体や民間団体には、その専門職は殆んど配置されていません。例えば、クマの研究者グループは野生動物保護管理の専門職員の養成と、各自治体への専門職員の配置の必要性について、長年各方面に訴え続けてきましたが、野生動物保護管理の専門知識を持った専門職員を配置している自治体は、島根県や兵庫県、北海道など一部のみです。 また、農学系大学でも専門職の養成も殆んど行われていないのが現状です。 そこで、日獣大野生動物教育研究機構が実施する研修では、短期間に現場で必要最低限の野生動物対策技術を習得できる教育プログラムを提供し、社会ニーズに応えることを趣旨としています。

なお、この研修プログラムにおける取得単位は、2010年度を目途に設立する「野生動物管理士(仮称)」認定機関(専門家を中心とした民間団体を想定)において、資格認定の所要単位として認めることとしています。

本研修事業は、日本獣医生命科学大学野生動物教育研究機構が事業主体となり、(株)野生動物保護管理事務所、群馬県、神奈川県の学外連携機関が連携して実施されます。

研修プログラムは現場体験実習を主体ですが、野生動物被害対策の専門技術者が最低限、身に着けておくべき知識と技術を習得することを目標とした講義が約20時間行われます。その他、野生動物管理の基礎理論、合意形成技術、生態調査の理論と実践、被害対策の調査法と指導法、捕獲に関わる技術と調査手法、等で研修プログラムは構成されます。本研修プログラムの詳細については、
日本獣医生命科学大学野生動物教育研究機構にお問い合せください。

          
●日本獣医生命科学大学
          180-8602 東京都武蔵野市境南町1-7-1 0422-31-4151(代) 
http://www.nvlu.ac.jp/

2008/03/04  
鳥取県でツキノワグマ被害防止対策専門員を公募icon   鳥取県ではツキノワグマ被害防止対策専門員(非常勤職員)を1名、公募しています。勤務地は鳥取県生活環境部 公園自然課で、任用期間は平成20年6月1日〜11月30日 (月17日勤務)です。応募期間は平成20年3月1日〜3月14日まで。

職務内容は、(1) 学習放獣個体の監視(モニタリング調査)(2) 出没等への対応(3) 被害防止対策等の技術指導 (3) 学習放獣時の初動対応(放獣作業者到着まで)(4) ○ 職員への技術指導等です。

応募資格 (次のすべてに該当)は次の通りです。(1) クマの被害防止対策や保護管理等について、業務経験を有していること。(2) 獣医師免許を取得していること、又は大学で専門分野(森林動物に関する研究)の修士課程を修了していること。(3) ラジオテレメトリー機器の操作に習熟していること。(4) 普通自動車運転免許証(オートマチック限定免許を除く)を所持していること。

応募方法や選考方法等の詳細については、
鳥取県のホームページにある「採用試験実施要領」を御覧ください。

          
●鳥取県の公式サイト http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx

2008/02/14  
クマ遭遇情報icon   取引先の店長から、昨日寄せられた情報です。そのお店の秋田店の店長が、先週 ジュネス栗駒スキー場(秋田県)の裏山でツキノワグマと遭遇したと言うことです。クマは仁王立ちになっていたとか。幸い、離れていたのでトラブルはなかったそうです。クマを見たご本人は、冬でクマは出ないと思っていたので、とても驚いたという話でした。

2008/02/01  
価格改定のお知らせicon   本日、諸般の事情により以下の商品の価格を改定いたしました。お客様にはご負担をお掛けいたしますが、ご理解の上今後ともご協力を宜しくお願い申し上げます。

カウンターアソールト」と「カウンターアソールト・ストロンガー」は、原材料(カプサイシン)費の国際的な高騰により製造コストが増え、米国の製造メーカーが輸出価格を値上げしたことと、航空ジェット燃料の値上げによって輸送コストが上昇したことが主な値上げの理由です。また、「熊よけリンリン・大」は、原材料(ブラス)費の国際的な高騰により製造コストが増え、製造元が出荷価格を値上げしたことが理由です。
熊鈴クラシック」と「熊鈴クラシックW」については、これまで輸入していたカナダのメーカーと昨年から連絡が取れない状態が続いており、新規の仕入れが不可能なため、現時点で当社がストックしている製品しか出荷できません。これまで熊鈴クラシックをご愛用いただきましたお客様に対してのお詫びと感謝の意味で値下げいたしました。

             商品名                 改定前の価格(税込)  
改訂後の価格(税込)
          ・カウンターアソールト(CA230)         10,290円      
10,710円
          ・カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)  11,800円      
13,020円
          ・熊鈴クラシック                  1,155円        
945円
          ・熊鈴クラシックW                 1,680円       
1,470円
          ・熊よけリンリン・大                4,410円       
4,620円

2008/02/01  
東京都 クマの狩猟禁止の方針決定icon   東京都は都自然環境保全審議会が3月までにまとめる答申を受け、新年度中に改正予定の「鳥獣保護事業計画」に、都内でのクマの狩猟禁止を盛り込む方針を決定しました。東京都内にもクマが生息していることは、あまり知られておりませんが、「奥多摩ツキノワグマ研究グループ」の山崎晃司調査員(茨城県自然博物館学芸員)によると、都内には奥多摩町、檜原村、日の出町、青梅市、あきる野市、八王子市の山地に数十頭のツキノワグマが分布しているということです。

全国各地でクマの大出没が起きた2006年度には、全国で4,000頭以上のツキノワグマが駆除され、それまで言われていたツキノワグマの推定生息数を15,000頭とすれば、4分の1強のツキノワグマが駆除された計算になります。2006年度は都内でも2頭が駆除されています。ただし、正確なツキノワグマの生息数は不明です。ツキノワグマは本州の山間部に広く分布していますが、近畿や中国、四国では絶滅寸前、九州では既に絶滅したとみられています。

クマが人里に出没したり、人に危害を加えたり農作物などに被害が発生した場合、捕獲して駆除する方法も採られていますが、東京都は「このままでは絶滅の恐れもある」として、都内でのクマの狩猟を全面禁止とする方針を固めました(ただし、住民が危険にさらされた場合の有害駆除は容認)。西日本の多くの県では既に狩猟禁止措置が取られていますが、東日本では「計画があっても狩猟自粛か捕獲数制限」(都環境局)で、「禁止」を明確に打ち出すのは異例とのことです。鳥獣保護法では、都道府県が禁止した鳥獣を捕獲した場合には罰則規定もあります。

有害駆除を避け、被害も防ぐための指針づくりが今後の東京都の課題となります。都はクマを人里に近づけない工夫や、山際で早期発見して追い返す手法、発見時などに市町村や警察と連絡する体制整備などを検討したいとしています。詳しい記事は平成20年1月30日付の
東京新聞のウェブページ「TOKYO Web」をご覧下さい。(引用記事:平成20年1月30日付 東京新聞のウェブサイト)

           
●東京新聞のウェブサイト「TOKYO Web」:http://www.tokyo-np.co.jp/
           ●「奥多摩ツキノワグマ研究グループ」の山崎晃司さんが運営している「東京のクマ」のウェブページ:
http://www.asahi-net.or.jp/~xi1k-ymzk/japanese.htm

2008/01/29  
熊撃退スプレーの価格改定のお知らせicon   1月8日にお知らせ(予告)を致しました、熊撃退スプレー「カウンターアソールト(CA230)」と「カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)」の販売価格を、平成20年2月1日より以下の通り改訂いたします。お客様にはご負担をお掛けいたしますが、ご理解の上 ご協力をお願い申し上げます。

なお、1月31日までの御注文に関しては、現行価格で出荷いたします。

            商品名                    現行価格(税別)    改定価格(税別)
          
カウンターアソールト(CA230)           9,800円        10,200円
          
カウンターアソールト・ストロンガー(CA290)    11,800円        12,400円

2008/01/24  
クマ本ライブラリーに3冊蔵書が追加になりましたicon   クマに関わる書籍を紹介しているグマ本ライブラリーに、クマ本が4冊追加になりました。1月24日時点での蔵書は105冊です。詳しくはクマ本ライブラリーにお越し下さい。

2008/01/23  
新製品 『LIFESAVER』 入荷しましたicon   突然の衝突事故や横転事故、車の火災など自動車事故やトラブルでの緊急時に、シートベルトが解除できないために車外に逃げ出すこともできず、命を失う場合があります。

そのような緊急時に、素早く簡単にシートベルトを切断できるサバイバルグッズが『
LFESAVER』です。『LFESAVER』は丈夫なプラスチック製で、軽量コンパクトなのでかさばらず、車内に常備しても邪魔になりません。今回数量限定で米国より輸入いたしました。詳細はこちらをご覧下さい。

2008/01/23  
日本クマネットワークの HPがリニューアルicon   日本を代表するクマに関わるNGOである日本クマネットワーク(JBN )のホームページがリニューアルしました。

日本クマネットワーク(代表 坪田敏男 北海道大学大学院教授、事務局長 淺野 玄 岐阜大学応用生物科学部)は、日本における人間とクマ類との共生をはかるために必要な様々な活動、調査・検討および情報交換をおこなうことを目的として作られたネットワークです。国や地方自治体、大学、研究機関、民間で活躍中のクマの専門家や研究者が多数その活動に参加し、核となって日本クマネットワークを運営しています。

日本クマネットワークの人的ネットワークは全国各地におよび、
IBA(国際的なクマの研究者の団体)の活動や国際クマ会議の開催(2006年10月長野県軽井沢町で開催)などを通し、極東アジア・東南アジア・ロシア・北米・中南米・EUなど地球規模に広がっています。また、シンポジウムやワークショップの開催、国や地方自治体への助言や提言など公益活動の実績も多数あります。

日本クマネットワークには一般の方や主婦、学生も参加しています。現在日本クマネットワークでは、入会キャンペーンを実施中です。入会すると、クマ情報が満載の冊子2冊が無料(送料は個人負担)でもらえる特典がついています。1冊は2006年に開催された国際クマ会議にあわせて発行されたアジアのクマ情報が満載の「アジアのクマたち−その現状と未来−」(全146ページ)。もう1冊は、2006年のクマ大量出没後に対応して開催されたシンポジウム&ワークショップの報告書「JBN緊急クマシンポジウム&ワークショップ報告書−2006年ツキノワグマ大量出没の総括とJBNからの提言−」(全109ページ)です。

入会方法や冊子の詳細については
日本クマネットワークのホームページをご覧下さい。日本クマネットワークに関するご質問・お問い合せはJBN事務局まで直接お願いいたします。

2008/01/20  
山の実りが良くクマの出没も減少か、昨年は!?icon   平成20年1月17日のasahi.comに『人里へのクマの出没激減 山の木の実豊作が一因?』という記事が掲載になりましたのでお知らせします。

昨年度は全国で約4,800頭のツキノワグマが人里に出没するなどして有害捕獲されましたが、今年度は各地でツキノワグマの出没が激減しています。環境省の統計によると、昨年10月末時点で有害捕獲されたツキノワグマは923頭(前年同期4,169頭)で、人身被害は36人(前年度のクマによる死傷者145人)。

環境省の委託でツキノワグマの出没メカニズムを研究している森林総合研究所関西支所の大井徹・生物多様性研究グループ長は、「ミズナラやサルナシなど、全般的に山の木の実が豊作で、餌を求めて里へ下りるクマが少なかったのではないか」と分析しています。特に東北地方ではブナの実の豊凶がクマの出没と連動しており、2006年はブナの実は凶作で、多くのクマが里に下りて駆除されています。

大井徹さんによると、「動物や昆虫に実を食べ尽くされないために、凶作(餌不足)で捕食者の数を減らすという説もある」と説明しています。
以上のことなどから、山の木の実の豊凶は、自然界で樹木が生き残るための戦略かもしれないと指摘しています。詳細は
asahi.comの記事をご覧下さい。(引用記事:asahi.com 平成20年1月17日)

          
●asahi.com http://www.asahi.com/
          
●asahi.comの掲載記事 http://www.asahi.com/national/update/0110/TKY200801100065.html

2008/01/08  
鳥獣被害防止特措法のパブコメ募集中(環境省)icon   平成19年第168回国会において、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律(平成19 年法律第134号。以下「鳥獣被害防止特措法」という。)が成立しました。鳥獣被害防止特措法に基づき被害防止計画を定めた市町村は、被害防止計画の対象となる鳥獣について、農林水産業等に係る被害の防止を目的とする鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律(平成14年法律第188号)第9条第1項に基づく捕獲等の許可の権限を行使することができること、また、当該被害防止計画に基づく被害防止施策を適切に実施するため新たに鳥獣被害対策実施隊(隊員として鳥獣被害対策実施隊員及び対象鳥獣捕獲員を置く。)が設けられることとなりました。
これをうけ、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律の実施に当たり必要となる命令等を行います。

鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律(鳥獣被害防止特措法)の実施に当たり必要となる命令等の内容について、環境省では広く国民から意見(パブリックコメント)を募集しています。期間は平成19年12月28日(金)から平成 20年1月26日(土)までの間です。詳細は
環境省のホームページをご覧下さい。

          
●鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律の実施に当たり必要となる命令等の内容に関する意見の募集について
           
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9221

2008/01/08  
価格改定の予告icon   国際的な原料・資材の高騰を主な理由として、熊撃退スプレー「カウンターアソールト」(CA230)及び「カウンターアソールト・ストロンガー」(CA290)の仕入れ価格が2008年から値上がりになると、昨年12月に米国カウンターアソールト社から通達が届きました。実は、主原料である唐辛子エキス(カプサイシン)の国際価格は2006年から徐々に値上がりしており、カウンターアソールト社はこれまで企業努力で価格の維持に努めてきたそうです。しかし、その企業努力も限界に達したので値上がりに踏み切ったとCEOのブライド・ジョンソン氏は述べております。

仕入れ価格の値上がりに伴い、2月1日から「カウンターアソールト」(CA230)及び「カウンターアソールト・ストロンガー」(CA290)の販売価格を改定いたします(今月中は2007年の価格で販売)。正式な改定価格については後日改めてWEB上でお知らせいたします。

なお、カウンターアソールト社は世界で初めて唐辛子エキス(カプサイシン)を使用した熊撃退スプレーを開発・販売した企業であり、世界中で最も実績のある熊撃退スプレー業界ではトップリーダー企業でもあります。
使用している唐辛子エキス(カプサイシン)は最高品質のものを使用しておりますので、コストもそれだけかかってしまう。安い低品質の唐辛子エキス(カプサイシン)を使用すれば、コストも安く済み、価格の安い熊撃退スプレーを製造販売できるが、それでは効果が弱くなるので、カウンターアソールト社はコストが高くなっても高品質の唐辛子エキス(カプサイシン)を使用し、高い効果が得られる高品質の熊撃退スプレーを製造しているというお話しを、米国のモンタナ州にあるカウンターアソールト社を視察した際に、CEOのブライド・ジョンソン氏から聞いたことがございます。

ただし、護身・防犯用スプレー「OC-10M」、「OC-10S」に関しては、カウンターアソールト社との交渉の結果、2008年は輸出価格を現状のままで維持するとの回答を今朝得ました。「OC-10M」と「OC-10S」は、当面は販売価格も現状通り据え置きます。

皆様にはご負担をお掛けいたしますが、ご理解の上、どうか宜しくお願い申し上げます。

2008/01/03  
謹賀新年icon   新年明けましておめでとうございます。本年も代わらぬご愛顧をお願い申し上げます。
なお、1月7日(月)より平常通り営業いたします。




gif. Old Bear Information 2-10-2 (2007.07.03~2007.09.21)

gif. Old Bear Information 2-10-1 (2007.01.02~2007.06.13)

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gif. Old Bear Information 2-2 (1999.10.04~1999.12.24)

gif. Old Bear Information 2-1 (1999.01.17~1999.09.28)

gif. Old Bear Information 1-1 (1998.03.06~1998.12.14)

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